悪餓鬼日記帖:なにぃ、文句あっか! |
01.02
2001.02.28:
雨の月末、ひところのような寒さはゆるんだようだ。マフラーも手袋も遂に外した。
あと1〜2回は寒さがぶり返すかもしれないが、次第に春は近づいている。それに伴って花粉情報が天気予報に含まれるようになったが、私は花粉とは無関係にアレルギー性鼻炎を持っているので、毎日の鼻の掃除(別名「煙突掃除」)は欠かせない。
2001.02.27:
日曜から出張に出たが、えらい目にあった。出張中のことではない、出かける直前のことだった。
関西空港で飛行機に搭乗する前、通路の角のところで眼鏡がちょっと柱に触れた。その途端である、左のレンズが外れて床に落ちた。そして軽い音とともにレンズは割れてしまったのである!!!
そもそも私の眼鏡は何年か前のもので、当時はド近眼用のプラスチックレンズはなく、重いガラスしかなかった。プラスチックだったら軽い傷だけで済んだろうに、ガラスレンズは見事に割れてしまった。
レンズが外れた原因は以前の同様のショックか何かでフレームに傷が入っていたのだろう。それが徐々に進行し、今回のショックで最後まで繋がっていた部分が一気に破壊したものと推定される。
さて、左目がぼやけた状態のまま三日間を過ごすことになり、極めて不自由な生活を強いられた。やはり残っている右目だけで字を読むのは非常に辛い。打ち合わせも気が散って仕方なかった。
それで今日は帰宅する途中で眼鏡屋に立ち寄り新しいものを買った。しかしこれも難儀した。というのもド近眼用のレンズは在庫がなく、メーカーから取り寄せて加工するだけで1週間近くかかる。それでは不便でたまらないので何とかしてくれと平身低頭して何とか旧タイプの売れ残りを臨時に入れてもらった。しかしそれだって加工に数時間待つことが必要だった。何とか夜までに仕上がったもののそれまでの時間の長かったこといったらありゃしなかった。
2001.02.24:
新しいマシンになって1ヶ月近くなるが、やっと使い勝手が良くなった、というか私自身が環境に慣れてきた。
デスクトップのアレンジは一部を除いて古いものを踏襲しているのだが、何が違うといって17インチのディスプレイはやはり見易い。それからWindowsMeは滅茶苦茶リソースを喰うのだが、Windows95と違って触るのもおぞましいレジストリエディタでなく、ウィザードを使って常駐ソフトを外せるのがうれしい。
プラグアンドプレイの暴走(?)は困ったものだが、それでも全体としてはまとまっている。そしてWindowsMeはWindows2000が出たときのような出荷直後からバグを指摘される不手際はなかったようである。もっともWindows独特の「不正な処理・・・」は性懲りもなく出ることがあるのだが。
2001.02.23:
いきなりであるが、銀行はえげつないと思う。サラ金の取立ての比ではない。
ある倒産企業にまつわる話である。私の知っている小企業が倒産した。当然倒産と同時にその企業から振り出された手形は紙切れ同然になると同時にその債権をめぐって死闘が始まる。
どういうことかというと、倒産企業が清算されてその債権をきちんと返済すれば問題ないのだが、まずもって借金を抱えずして倒産する例はごく僅か、残りは「ババ抜き」すなわち誰が債権を取り戻し、誰が紙切れを掴むかという争奪戦になる。そうなると誰が一番強いか、言うまでもなく銀行である。
大抵の場合、銀行は借金のかたに抵当権を設定する。例えば不動産、預貯金などで、それも第一優先権を持つのが通常である。やはり金を一番持っているものが権力を持つわけだ。
倒産すると銀行は真っ先にこれら価値のある財産を差し押さえる。さすがである。そしてそれに飽きたらずたとえ一銭でも取れるところからは取ろうとし、そのためにはあらゆる手を使う。その中の一例はこうだ。
倒産した企業の手形を「以前」持っていたある工事業者、倒産よりもずっと前に銀行へ持ち込んで現金化していた。もちろん裏書はしている。しかしこの裏書が思わぬ出来事を呼ぶ。倒産後のある日、銀行から呼び出されて「手形を全額買い戻せ」という要求を受けた。こんな無茶な要求の上に業者はさらに目を剥いた。「買い戻さなければあなたの預金を差し押さえる」というのである。
手形は裏書した全員が連帯して責任を負う。しかし誰がどれだけ負担するかの一般的ルールはないし、もちろん法的な規制はない。従ってどんな悪どい手を使ってもかまわない「ババ抜き」になる。こうなったら99%銀行の勝ちである。とうとう業者は泣く泣く紙切れを買わされた。というのもツケを回すべき倒産企業の管財人からは「返す財産はなくなった」と通告されたからである。
私はこの話を聞いて唖然とした。もうこれ以上説明の要はあるまい。
2001.02.22:
女子高生の化粧が急速に広まっている。多分ここ1年くらいの間であろうか。
以前小学生の化粧について書いたが、やはり親も寛容なのだろう。だが私にすれば誰がその金を負担するにしてもやはり「もったいない」である。だから「禁止せよ」と声を荒げる気持ちはないが。
それから茶髪であるが、これは別な意味で「もったいない」と感じる。というのは茶色に染めるためには一旦髪を脱色しなければならず、その分髪の毛を傷めることになるなるからである。逆に金髪を黒く染めるには脱色の手順は不要である。
不思議なことにというか、白人系はアジア系のしっとりした黒髪に憧れる。ご存知の方もいようが、金髪というのは細くてパサパサというのが多い。また色素が少ないので日光などにやられやすい。だから黒髪は羨ましく見えるのである。そのことを若者が理解しているのかどうかは知らないが、化粧も含めて敢えて肌や髪を傷める行為をするのは何故だろう。ある中年男性に言わせると、「街を歩いているとここは一体どこの国なのか疑問に思う」との感想。これはまた別の視点であるが。
もうひとつ付け加えると、「肌に水分を補給します」とかいう宣伝文句の化粧水、ヨメハンに言わせると「肌が死ぬ」そうである。外部から水分や脂分を与え続けると皮膚は自らの再生力を失っていき、ザラザラになっていくそうである。
2001.02.21:
例の「えひめ丸」事件、随分とひどい話だ。予想通りだがちゃんとソナーに検知されていた。今まで明らかにならなかったのが意図的なのかどうかは知らないが、どちらにしても「気付かなかった」では済まされない話である。
現時点での公表された事実からすると、多分海軍が民間人を招待しての「潜水艦による港めぐりツアー」という気分だったと思われる。そういう安易さが思わぬ事故を招いたのだろう。
しかし問題はもっと深刻なところにあるようだ。ざっと気付いた点を上げると、
(1)何故潜水艦の乗組員は救助活動をしなかったのか?
(2)訓練海域の外で無謀な行為をしたのことへの責任はどこにあるのか。米海軍はホームページ上で、言われている訓練海域は昔のものと言っているようだが、変更したのならもっと早く公表すべき。第一こんな言い訳を何故今ごろやるのか。
(3)次にこれが最大の問題なのだが、日本政府の対応は首相を頂点としてとても独立した国としての態度になっていない。ゴルフ場であったことについては私にはどうでもいいことのように思えるのだが、それにしても一報から2時間も放置しておいた姿勢は異様である。
その後の対応も、目立つのはアメリカに対する遠慮(というよりも卑屈なまでの従属的態度)ばかりである。とにかく抗議はもとより、謝罪や真相究明の要求すらしない。「船体を引上げてくれ」というのは日本人的情緒主義であって、とても外交の常識的対応の範疇には入らない。
以前から気になっていたが、沖縄基地問題以来さらに顕著に目立つようになったこのような対米外交の問題点は今回も遺憾なく発揮されている。
要求すべきことははっきり要求すべき。そうでないと相手は事の重大性が認識できない。
これ以上の日本外交に対する批判の詳細は「常識・非常識」で書くつもりだが、今回の事件から正しい教訓を引き出すためにも、日本政府はアメリカにもっとはっきりとものを言うべきだ。
2001.02.20:
会社で大掛かりな違法コピー一掃キャンペーンが始まった。もともと以前からソフト会社には睨まれていた。購入したハードの数よりもソフトのほうがずっと少なかったからである。私自身も最近は注意しているが、昔は仕事で使う特定アプリを1本買って数台にインストールすることもあった。
違法コピーはなかなか根絶しない。古くは音楽テープ、それからTVで放映される映画の吹き替えやアニメの再放送に対して著作権料が払われていないことなど、法的にもまた個人の意識も低いからである。最近はCD−RWの普及によってCDのコピーがやりやすくなった。
1月7日の日記にも書いたが、子供にも著作権のことを教えていない。だから違法コピーは子供たちによって次々と再生産されているといっていいだろう。
また、会社でも平然と自宅のソフトを持ち込んでサーバーに入れ、他人にインストールを奨める人がいる。おまけにインストールしてもアンインストールの知識はなく、フォルダーだけ消して「これでいんでしょ」とけろっとしている。レジストリは残っているから「頭隠して尻隠さず」である。こんなことでは子供に手本が示せない。
ただ、ひとつだけソフト会社に提言したいのは、ソフトが高すぎることである。昔からそうだが、せめて書籍くらいのレベルであってほしいと思う。もちろん並行して著作権の重要性を訴えていくことも大切なのだが。
2001.02.19:
いよいよ今月で家のローンが終了する。
20年間払い続けて、晴れて「自分のもの」になるのである。もちろんマンションだから真の個人所有ではない。しかし「ローン地獄」(ちとおおげさか?)からは開放され、ほっとした。元利合計で借りた金の2倍を払った勘定であるから、なおさらである。
今日、家の抵当権を解除するための手続き案内が届いた。
2001.02.18:
TV番組で生命保険会社がやっている「サラリーマン川柳」を紹介していた。
私の記憶にある過去の逸作といえばやはりPCに関するもので、
ウィンドウ 開けてはみたけど 閉められず
というものである。ちょうどWindows95になって、企業でも1人1台の時代が始まりかけた頃の作である。
今回で笑えたのは、
ドット・コム どこが混むのと 聞く上司
である。しかしこれは一般の人には難解かもしれない。マスコミは「ドット・コム」のことをセンセーショナルに取り上げるが、そもそもドメイン名のルールとかをちゃんと説明しないからである。当の発祥の地アメリカでも「ドット・コム」と名前がついていたら何でもいいから投資してしまい、今になって泣きを見たということもあったそうだ。
私も最初はわからなかったが、横文字に慣れていたせいですぐにルールが理解できた。例えばcoはcomapny、orはorganizationの意味であり、また国を区別するのにjpは日本、gmはドイツ、frはフランスとなっている。
ところでドメイン名に漢字を使えないかという意見があるそうだが、ちょっと首をひねる要求である。インターネットは国際的に公開されてこそ意味がある。コンテンツなら漢字を使うのも仕方のないところではあるが、それをわざわざ文字化けを起こすようなキーワードを世界に披露する神経は理解に苦しむ。実際問題、URLに漢字が混じっているとFTPでファイルをやりとりしたり、もっと根本的にはメールアドレスが化けてしまって、国際的な情報交換ができなくなるだろう。
2001.02.17:
暖冬の予想が見事に外れて正月以来寒い日が続いている。
まあ寒いのは当然といえば当然なのだが、ここしばらく暖冬が続き、なおかつ地球温暖化が加速している話も出ていたので「意外な」展開である。どうやら今月一杯は寒さから逃れられないようだ。
私はこの冬から股引(こちらでは「パッチ」)を穿くことにした。やはり足が冷えない。いつまでも若いつもりで我慢していたが、限界である。もう格好にこだわる年でもなかろう、と勝手に達観している。
2001.02.15:
結婚した直後の話だが、ヨメハンの衣服を見て驚いたことがある。
とにかく下着からコートに至るまで、見た目は華やかだがどれもこれも生地はペラペラで薄いのである。私には姉も妹もいなかったせいでそんなことは全く知らなかったから、「よくもまあこれで寒くないものだ」とつくづく思った。ヨメハンは「いくら女性のほうが皮下脂肪は厚いといっても、やはり少し寒い」と、重ね着の傾向が強くなることを説明した。
どこの商店街へ行っても女物の店は沢山あるが、あれでよく共倒れしないと不思議に思っていた。しかし女性は着る物をコロコロ変えるというだけでなく、厚着を強制されるのも一因ではないかと考えるのは、私のうがった見方なのだろうか。
2001.02.14:
昨日から突如としてある特定のウィルスが会社のサーバーを攻撃し始めた。その名も"Anna
Kournikova"(アンナ・クルニコワ)。
ロシアのテニス選手の名前が付いたAnnaKournikova.jpg.vbsという添付ファイル付きメールが来るのである。昨日から今日にかけて約20本ものウィルス入りメールが来た。ちょっとただごとではない本数、世間、特に日本国内を飛び回っているようだ。
最近出現したウィルスの特徴として、個人のアドレス帳を利用して大量にばらまくものが目立つ。ハードディスクを破壊するような過激なものではないが、大量に出回ることを目的とした愉快犯的な傾向が強くなったと見るべきだろう。しかし許せない反社会的行為であることはどれも同じだ。
2001.02.13:
ヨメハンが子供に渡ったマシンに興味を持ち始めた。子供のローマ字入力が上達するのを見て、自分も刺激されたようだ。
それでパソコンショップに行ってソフトを買い求めた。ちょうど今ラジオの英語講座を聞いているので、「英検3級」のつもりで英語の練習用CD-ROMを持って帰った。ところがである。よく見るとそれは「児童英検3級」だったのである。(大爆笑!)
2001.02.12:
今ごろになって思い出したのだが、去る2月2日は98NXを買ってから3年目の記念日だった。
あれからもう3年、ちょうどタイミング良くマシンが新しくなったが、3年後にはどうなっているだろう。
2001.02.10:
ちょっとCGIに挑戦(といっても一からプログラムを書くわけではない)してみた。実はジオシティーズ以外にも個人用ウェブスペースを持っているので掲示板の真似事をやってみようとしただけであるが。
何事も最初は鈍臭いもの。フリーの掲示板用CGIを拾ってきて環境設定をし、FTPでアップロードするだけのことでも何度かは失敗する。「一発で成功!」と淡い期待をしたのだが、やはり問屋はおろしてくれない。失敗してナンボとは思ってもやはり悔しい。
2001.02.09:
今日は何故か仕事がバタバタ、その割にはやる気がなかって午前半分、午後半分はネットを覗いてばかりいた。最近は会社の規則がうるさくなって「業務外のアクセスは原則禁止」ということになっているのにである。うるさくなった理由は、もし問題が起こった場合に、会社として厳しくしているのに本人が規則に違反したということをアピールするためである。
しかし実態としては昼休みにはアクセスがドッと遅くなるほど皆が外に繋いでいる。私も無茶はしていない。しかし時として度を越すアクセスをし、会社をクビになった若者もいるのは悲しいながら事実である。会社としてそのあたりの線引きが難しいので原則禁止ということにせざるを得ないのだろう。
2001.02.08:
カスタマイズもほとんど終わって、ニューマシンの本格稼動に入りだした。それで落ち着いて新旧マシンを比較してみた。
新(私) | 旧(子供) | |
---|---|---|
本体 | FMV ME5/657 | NEC PC98NX VS20C |
拡張メモリ | ノーブランド 128MB | MELCO 64MB |
プリンタ | CANON BJ F360 | CANON BJ-15v Pro |
拡張ドライブ | HDx2, ZIP100(パラレルタイプ) | |
ターミナルアダプタ | NEC Aterm IT21L | OMRON MT128B-D(未結線) |
3年の間にCPUは3倍、HDDは10倍になった。プリンターはモノクロからカラー、それと表には出ていないが、プロバイダの料金が2.5分の1になり、電話代は15%減った。
ところでハード的にはNECのほうが優れている点がある。ひとつは本体のカバーのねじだ。NECはローレットを切った頭の大きい2本のねじで、手で回せるが、富士通は小さなプラスねじ3本でドライバーが必要である。もうひとつ、これはちょっと気になるのだが、拡張メモリの取り付けはNECの場合、上からすんなり差し込めるのだが、富士通のは何とソケットの真上を電源ユニットからの電線が横断していて横からメモリをくぐらせてからソケットに押し込まないといけない。こんなところは技術の差を感じる。
また、本体の余裕だが、これは富士通のものが拡張性を重視したモデルであるだけに、増設できるスペースは十分広い。
2001.02.06:
昨日の朝だった。通勤電車に乗ってふと満員の席の窓際に一人のゴマ塩頭で初老の紳士が目に付いた。目立った理由は手にゲームボーイカラーを持っていたからであった。それも派手な印象を受ける。というのも透明モデルだったからである。
そして次にもっと驚くことが起こった。彼は手提げ鞄の中からマニュアルらしい小冊子を取り出したのだが、タイトルは何と「ドラゴンクエストIII」と書いてあったのである。
私は笑いをこらえながらそっと見守っていた。彼は途中の駅で降りたのだが、私にはやたら印象が強かった。
私自身も初代「ザウルス」を持っていて、この日記のネタを貯めたりしている。もちろん老人だからといってモバイルを持とうがゲームボーイを楽しもうが一向にかまわない。しかし「ドラクエ」にはまるとなるとこれはもうマニアでも希少価値だろう。
もちろん私が年老いてVAIOを持つとかH”(エッジ)入りモバイルを持つということは十分ありうる。だからこれは希少価値ではない。しかしもし杖をつきながら片手にモバイルを持って、東風荘に夢中になっているとしたら、これはもう爆笑ものだ。
2001.02.05:
1月29日の日記で安いメモリーを諦めたと書いたが、未練が残っていたのでネット仲間に相談したら「店としてはそう言うしかないが、そんなにひどいことはないよ」と聞き、結局物欲に負けて128MBのものを買った。買うときに「Gigabyteで認識しないことがありますよ」とのアドバイスが店員からあって、逆に安心した。「FMV」という名前が出なかったからである。
不安ながら早速取り付けてみたらちゃんと認識したので、正直なところホッとした。今夜はぐっすり眠れる(爆笑)。
2001.02.04:
今日初めて新しいマシンに付いているCD-RWの書き込みテストをやってみた。結果としては成功したが、そこに至るまではイライラの連続だった。
何しろ最初目に付いたのはマシンに付属している書き込みソフトのCD-ROM1枚とユーザー登録はがきだけ。これでどうやってCDを焼くのか皆目わからなかった。
それで仕方なしにCD-ROMの中身を覗いて調べたら、マニュアルと思しきpdfファイルが見つかった。しかし中身を読んでも下手な翻訳(アメリカの日本法人のため)だけが目立つだけで、表示されるメッセージを含めた具体的手順がさっぱりわからない。readme.txtも同じ。おまけにどうやらフォーマットの規格が2種類あるらしいのだが、これの説明もちんぷんかんぷんである。
まあ、そんなことで堂々巡りをしてもしょうがないので、まずはソフトをインストールした。そして平行して本体のマニュアルのページをめくっていたら、Q&Aを集めた冊子の中にわずか数ページ、それも「元に戻す」、すなわちシステムの再インストールを説明した項目の中に、CD-ROMに含まれている書き込みソフトのインストールプログラムを動かせと書いてあるだけだった。
これではどうしようもないと思いながら藁にもすがる思いでヘルプファイルを見たら、やっと具体的手順が見えてきたのである。ここに来るまで丸1日を費やした。おまけにフォーマットの違いはネット仲間に質問せねばならなかった。
どうも最近、大手の新製品は超初心者をターゲットにしているように感じる。というのも、詳細なマニュアルはCD-ROMで代用する例が多く、また初心者が喜びそうなソフトをメニュー形式で提供していたり、大手プロバイダの宣伝的性格が強い加入手続きウィザードがデスクトップに並んでいるからである。
私のような自分なりにカスタマイズをしたいと思うユーザーは自作に走れと言うのだろうか。しかしビンボーサラリーマンにとって、マニアックでない限り自作には簡単に手出しできない。手頃なソフトがプリインストールされている大手メーカー品は貴重な存在である。
初心者にはどうせ役に立たないといっても、技術的仕様とか各ソフトの基本的説明は、紙であろうとCDであろうとちゃんとフォローして貰いたいものだ。読む、読まないはユーザーの責任だからである。
2001.02.03:
新しいマシンになって1週間、WindowsMEの操作にも慣れてきた(基本的にはWindows95系列だから初心者のようにおろおろしはしない)し、ソフトの入れ替えもほとんど済んだ。ただ、一部のソフトには動かないものもあって、それらはあきらめるしかなかったのだが。
それで、マシンの全景を公開する。
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私が横取り(?)したFMV、および新プリンタ | 子供に回った98NX。帆船はヨメハンが置いた |
どうか笑わずにご覧いただきたい。
2001.02.02:
暖冬の予報が外れて正月以降寒い日が続いている。
今日の昼にもちらほらと雪が舞っていた。県北でも雪が多いし、加えて余震がまだ小さいながらも時折やってくる。
日没の時間は次第に遅くなり、退社してバスを待つ間も明るさが戻ってきた。しかし、景気の明るさは戻らず、今日も倒産情報が職場に流れた。
2001.02.01:
今朝、雨の中を会社に行くバスを待っていたが、なかなか来ない。冷たい雨に打たれること15分、やっと乗れたが今度は会社の手前の信号から長い渋滞が続いていた。
結局30分遅れで会社に着き、渋滞の事情を聞いたら、わが社に納入される鋼材を積んだ大型トラックが4台も始業を待って路上駐車していたとの話だった。ちょうど出勤の時間帯と重なるわけで道路は大渋滞、マイカー通勤している人達もあおりを食ったらしい。
迷惑な話だが、自分の会社がからんでいるだけに文句を言うに言えないとボヤく人が多かった。