悪餓鬼日記帖:なにぃ、文句あっか! |
01.06
2001.06.29:
職場のF子が退職することになった。社内結婚であるが、まずはめでたい。彼氏も職場サポート副幹事長として若手の中でも頑張って仕事をする男だから言うことはあるまい。
ただ気になるのは、彼女がせっかく覚えた仕事をパァにすることで、本当にもったいない。
実はF子は「職場サポーターのつぶやき・其の六拾」で書いたWindows95をお釈迦にした当人である。その時のことについて送別会の席で「私は再インストールに手間がかかっても何とも思わないが、あなたがそれで教訓を得てくればそれでよかった」と正直に話した。それに対して彼女もわかっていてくれたようで、安心した。
二人の将来に栄光あれ!
2001.06.28:
昨日の話ともからむが、時代が変わると共に人間社会、またそれを構成する個人の考え方も変わる。良くなった面もあれば悪くなったことも含むだろう。だから何もかも「昔は良かった」という風に捉えてはならない。
しかし私が感じるに、90年代から急激に日本社会が悪い方向へ転落しているような気がしてならない。それはバブル崩壊と一致していると同時に、その解決が多くは個人を犠牲にした形になっているからだと思っている。
ひとつの典型は食生活である。
最近は若者を中心に夜型の生活がだんだん強くなっている。もちろんオヤジの世代も「セブン・イレブン」と言われるほどに長時間、それもタダ働きさせられ、一家団欒の食事ができなくなってきている。最近特に感じるようになったのは、子供の帰宅時間が6時くらいになっていることである。私の子供時代は5時が普通だった。学校でも5時までは校庭で遊ばせてくれたが、チャイムが鳴って帰宅を命じられた。6時になった原因はやはりオヤジの帰宅が平均的に遅くなっていることと、子供の塾通いが根底にあるようだ。
夕食が遅くなると就寝時間は遅くなるし、それだけ朝も寝坊をすることになり、朝食を抜く子供が増える。
大人は大人で、食事時間が遅くなっただけ食生活が乱れる。典型は夕食が毎日9時以降になることで、これを続けると吸収された栄養は消費されないまま肝臓あるいは皮下脂肪に蓄積される。
なおかつ長時間労働は日常の運動不足と疲労の蓄積で休日はごろ寝になりやすく、さらに運動不足になる。こうなると本当は摂取するカロリーを押さえねばならないのだが、「グルメブーム」とやらであれも食え、これも食え、と催促され、運動不足とは逆にカロリーは増える。つまり肥満になる要因はあちこちに転がっているわけである。
私は「サザエさん」一家のような生活のリズムが、時には飲んで帰ったりもするが、適度ではないかと思う。しかし今時あんな生活をしている人は少数なのだろう。そう考えると食生活の面では「昔は良かった」と言えるのかも知れない。
2001.06.27:
阪急電車でケータイに夢中になっていた高校生が電車と接触して死亡した。このようなケースは若者だけでなく過去に数件あるという。
電車でなくても、街角でよく見かけるのがケータイの画面を見ながら横断歩道を渡る姿だ。はっきり言って死にたいのかと思う。もし交差点を曲がってくる車に轢かれそうになっても避ける暇はないだろう。電車での事故といい、公共の場にいるという意識が欠如しているとしか思えない。それは何も若者だけではない。大人でも時々見かける。
TV番組でやっていたが、最近の電車内でCDカセットやケータイの音による迷惑を注意したら殴られた、というトラブルが増えているらしい。公共の場でのマナーよりも自分の「プライバシー」(そう呼ぶかどうかは若干議論があるだろう)を優先させ、それが通らないと激昂する(「キレる」)というパターンが見られるという。
ある識者に言わせるとプライバシーに関しての価値観が変わってきたというが、他人との接触が不可避である公共の場で「他人が近づくことを拒否する」というのは矛盾している。どこかで妥協しない限り折り合いのつけようがない、と私は思うのだが。
確かに今の若者の公共の場での身の処し方は下手糞である。というか教えられないまま子供のレベルから一歩も出ていないような気がする。そしてそういう社会性の部分は家庭も含めてちゃんと教えられていないとしか感じられない。どうやらその背景の一原因に自家用車の影響が出ているのではないか。小さい時から車の中で勝手気ままに過ごせたのが、高校生くらいになっていきなり電車・バス通学になり、何やら今までとは180度違う環境、それも汚らしいオッサン、オバハンがうようよいる。そうなると不満が溜まるのはやむを得ないようにも見える。
一例として自家用車の問題を出したが、私がいちばん気になるのは、親、そして学校、地域社会も含めて社会との接触が非常に少ないように感じること、そして現在の日本がそういう経験を意識してさせないといけないほどに孤立化が進んでいる社会であることを大人の側も気付いていないように見えることである。つまり自分たちが育ってきた時代とは全く違う時代背景があるという認識が弱いのではないかと思う。
極端な例だが、子供は毎日「家−学校−塾」から一歩も出ず、親父は毎日会社と家との往復だけで近所づきあいもしない。こんな公共の場とは縁もゆかりもない生活をしていては親子共に社会から切り離されるしかない。もし外に出たらストレスが溜まるだけだし、こんな生活を強いられているとしたら、これはもう異様な社会と言えるだろう。
2001.06.26:
京福電鉄での列車正面衝突事故には唖然とさせられる。といっても何も信号を見落としたと見られる運転士のレベルを論じているわけではない。未だに正面衝突などということが起こっている事実である。
新聞報道などによると、前回の事故以来ブレーキ整備などとともにATSの必要性が言われていた。しかし苦しい台所の経営側も、またそれを援助すべき行政側も、最優先すべきことを実行しなかった。もちろん運転士の責任は免れない。しかしATSがあっ「たら」(「たられば」は言い訳にならないが)、運転士のミスはリカバーできたのではないか。
私がこの思いを強くするのは、先月に書いたイギリス日記では書かなかったが、実はイギリスには未だにATSが設置されておらず、今回と同じような信号見落としから大事故に発展するケースを今日でも起こし続けているからでる。それで運転士の側からもブーイングが起こっているという。
高度成長と共にモータリゼーション政策が取られて以来、地方鉄道はいずこも経営が苦しい。しかしこういう公共性が重視されるところをちゃんとしておくのが住民サービスというものだろう。
2001.06.25:
22日はバリウムを飲んだ他、健康診断もあった。昨年にも書いたと思うが私はとにかく超痩せ型、昔で言う「骨皮筋衛門」である。私の「実物」を見られた方はご存知だと思うが、「そんなに痩せていて大丈夫?」との質問がしょっちゅうある。
これに対しての私の答えはきわめて明確。「これ以上太ると医者に怒られるんです」。
身長177cm、体重49kg、体脂肪率9%が私の「ベスト」である。ひところは52kgまで「太った」。冗談ではなく、これ以上の体重増加は血糖値とグリコヘモグロビン(HbA1c)が上昇してしまい、体に悪影響が出るのである。
2001.06.24:
クイズ番組を見ていたら韓国ではワリカンの習慣がないという。つまり一緒に食事をした時は目上・年上が払うのが当然であるという。
確かに韓国ではそういう年齢による上下関係が非常に幅を利かせているとは聞いていたが、こんなところにも反映しているようだ。
そういえば向こうへ行った時に何度か年齢を聞かれたことがあって、何故なのか半信半疑だったが、これで謎は解けた。
2001.06.22:
今年もまたバリウムを飲んだ。相変わらず空腹にバリウム、そしてその後の下剤というのは拷問に近い。
空腹と言えばイスラム教の「ラマダン」、つまり断食を思い出す。
断食といっても仏教でやるものを想像してはいけない。イスラムのものは年に一度28日間、夜明けから日没までの間一切のものを口にしない。水はもちろんタバコも厳禁である。但し、病人や旅行者は免除される。
聞いたところでは最初の1週間は苦しいが次第に慣れてくるそうである。断食は妙な効果を生み出す。ひとつは仕事が極端に遅くなるというか、仕事をサボる絶好の口実になるのである。チンタラ仕事をしているので文句をつけたら「俺たちは何も食っていない」と反論する。しかし実態はどうかというと、昼間の反動で毎夜ここぞとばかりに飲み食いし遅くまでドンチャン騒ぎするという。だから眠いのである。一月間の「ラマダン景気」ということが言われることもある。それでも昼間はやはり辛いようで、やりたくないと思うこともあるが、他人から白い目で見られることを考えるとやらないわけにはいかないらしい。
バリウムは一日だけのラマダン、しかし宗教行事とはいえ彼らにとっては年に一度の一ヶ月の「試練」である。外野からの軽々しい発言は慎もう。
2001.06.21:
ネットで検索していたらポータブルのケータイを妨害する機器が売られていることを知った。要するにケータイと同じ周波数を出して「圏外」にしてしまうものである。以前にも同様の機器を見たような気がするが、それは図書館とかホールに設置する据置型で、今度見たのは個人用のポケットサイズのものである。周囲数メートルに対して効果があるらしい。
JRでは例の「ペースメーカーに影響するなど周囲に迷惑がかかるので電源をお切りください」とのアナウンスが続いているし、最近では神戸市バスでも説明なしの「電源を切ってください」とのテープが流れるようになった。
しかし実状は老いも若きも無視する人が多い。
基本的にはマナーの問題なのだろうが、自分が気に入らなければ無視、それに対して文句はつけないがその代わりにこういう妨害機器を黙って買う、という風潮にこの国の人達は会話を忘れてしまったのだろうかとふと思った。これは何も若者だけではない。大人も最近は議論を戦わすということを避けている。
言いたいことを言って互いに合意できる接点を見出す、というのが理想なのだろうが、最近は電車の中でクレームをつけると殺されることもあるなどと報道されると、ますます縮こまってしまうのかも知れない。会社でも話題になったが、最近の高校生は何するかわからないので恐いという人が結構いた。
間違ったことには正論で対抗するのが本当だとは思うのだが、ケータイを妨害する機器が売れるという背景には、腹が立ったら黙って包丁で人を刺す行為と変わらないのではないかとふと思った次第である。ただ、そうは言いつつも宣伝記事を見て何となく興味を持つ自分の姿にもこれまた疑問を感じるのである。
2001.06.20:
イギリス人との会議があったが、私の関係する話は数時間で終り、梅雨に着いての質問はできずじまいだった。ただ、今日は雨も上がってそういう質問をする雰囲気でもなかったようだ。
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シリーズ2作目の「ハリーポッターと秘密の部屋」を読み終えた。2冊を読んで感じたのは、子供向けとあって筋書きがシンプルなこと、それとストーリーの展開として「起承転結」というのが一般的なのに対し、この小説は「転転転転」という印象が強いことである。いわゆる中世の魔術を題材としているのだが、魔術の詳しい説明とか各種の呪文を並べたりすることがないのも読み易さの原因だろう。
明日から3作目の「ハリーポッターとアズカバンの囚人」に入る。日本語版が来月12日に発売されるが、それまでに読み終えているだろうか?
2001.06.19:
朝からムッとした空気だと思ったら雨になり、午後には雷も鳴った。湿度の高い南の風が吹き込んだのだろう。
そしてこの梅雨のさ中、3人のイギリス人が打ち合わせのためにやって来た。日本の梅雨をどう思うか、一度聞いてやろう。
2001.06.18:
一昨日のネタを引っ張る。
うちの息子は「父の日」どころか、「母の日」にも何もしない。ヨメハンも私もその日に何かを要求したことはないのだが、さりとて息子も「何かせねば」という気にはなったことがないようだ。それでこちらからも何かほのめかす様な言葉は口にしないし、する気もない。それでいいのだ。
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授業参観の当日。小学生となると父母ともに30代が圧倒的に多い。そうした中でごく少数ながらも茶髪・「へ」の字眉の母親がいた。そろそろそういう世代が登場してきたかと妙に感心した。ただ、廊下でケータイをごそごそやっていても、教室にまで持ち込む姿は見なかったが。
2001.06.16:
今日は「父の日」の前日ということで例年の父親参観があった。
今回は家庭科の授業で裁縫の一からを教えていた。その中で一人、ロシア人の男の子が大人顔負けの手つきであっという間に波縫いを完成させた。どうやら普段家庭でやっているとしか考えられないように見えた。現代日本の家庭ではまずあり得ないだろう。
うちの息子はといえば、これはもう見ていられないくらいの鈍くさい手つきで、針の穴に糸を通すのも苦労していた。あろうことか針をしっかりと固定せずに、糸を右手で押さえたまま左手で針をごそごそ動かそうとするからいつまでも糸が通せず、なかなか縫う方に進まないという体たらくであった。
2001.06.15:
今朝出勤したら後輩が大きなイギリス地図を広げてマークを入れていた。
何をしているか聞いたら、イギリス国内での物作りの場所と建設現場との位置関係を調べて輸送ルートや費用の検討を調べているという。現場はロンドン郊外なのだが、何しろ遠いところは500Kmくらいあるし、各地に散らばっているので段取りが大変なのである。一部の品物はドイツ、オーストリアからも運ぶ。もちろん日本から船便で送るものもあるし、まだ未定だが東南アジアも視野に入っている。
これだけ大掛かりな国際プロジェクトは久しぶりである。
それに合わせて私も飛び回ることになるのだろうか。今のところ6月の出張はなさそうだが。
2001.06.14:
次第に梅雨らしい雨になりつつあるようだ。
そんな中、雨の日の通勤で困ることがある。それは車内で女性が傘を持つときの姿勢である。長い傘の柄をちょうどハンドバッグのように二の腕にぶら下げられると石突が座っているこちらを向くからである。最近は尖った石突はなくなった(殺人事件が続発してからメーカーが先を太くするようになった)が、先からしたたる露が飛ぶし、ナイフを向けられているようで気持ちのいいものではない。このことに意外と無神経な人がいるのである。
リュックをしょったまま通路に立たれるのも邪魔だが、傘の置き場所も他人の邪魔にならぬように気遣って欲しいものだ。
2001.06.13:
今年もバリウムを飲む日が近づいてきた。定期検診は40歳以上になると必ず胃の検診をやるように決められている。しかしあのバリウムは本当に気持ち悪い。というか、同時に飲む炭酸で胃が膨れ上がってもゲップができないことと、検査の後で飲む下剤が私には相性が悪くて猛烈に気分が悪くなることに恐怖を感じるのである。
一度だけ再検査で胃カメラを飲んだが、こちらの方が若干マシだった。
胃カメラを嫌う人もいるが、どうしてこんな個人差が出るのだろう。
2001.06.12:
今の工場・事務所にある2ヶ所の食堂が集約されようとしている。それも7月1日からという突然の話である。
「経費節減」と聞こえがいいようだが、早い話ドケチにも程がある。確かに集約することで厨房の人員と光熱費は助かるだろう。しかし社員を犠牲にしてまでやるような話ではない。おおまかに言って2つの大きな問題が生じる。
ひとつは閉鎖される食堂を使っていた人間は片道5分もかかってもうひとつの食堂まで雨の日も風の日もトボトボと歩くことになる。従って休憩時間がそれだけ短縮されたことと同じ効果が出しまうのである。
なおかつ食堂にたどり着いても座れる保証はない。既に現在でも両方とも満員状態なのであるから、休憩時間をずらさない限り大混乱に陥るだろう。場合によっては席の奪い合いで喧嘩になるかも知れない。
そんなことくらい考えなくても判るはずなのに敢えてそういう提案をする会社幹部の神経はもはや正常とはいえない。
去年から今年にかけて退職勧告と人事異動を繰り返し、以前にも書いたようにものづくりが破壊されるような状況にした上に、社員の士気を奪うようなやり方で経営再建ができるわけがない。本当に最近のリストラは異常だ。価格競争に対して人減らしで応えるというのがあまりにも横行しすぎている。
ちなみにILOの勧告には「低賃金をテコにした国際競争はやってはならない」というのがある。もちろん日本は反対、批准もしていない。
2001.06.11:
5月30日に書いたプログラム、会社のイントラネットに上げられたページにアクセスしてみた。まだ本番ではないがテストでやってみてくれとのことだったが、アクセスした3人の内、私以外はエラーになってしまった。htmlの本文は読めるがJavaで処理された画像の部分が表示されずにエラーメッセージが出てしまう。
よく調べると画像表示にドイツのナントカいう会社が作ったJava
Viewerというソフトを動かす部分でおかしくなることがわかった。
それで本社情シスにヘルプを入れたが、どうやらあちこちで問題を起こしているらしく、「待ってくれ」との返事。しかしケッタクソが悪いのでLANの設定やらIEの設定やらをチェックしたが出る出ないの差がまったく見えない。Virtual
Machineのバージョンが違っているのかとも思い、最新版のものをインストールしてみるがこれもダメ。
完全に「グリコ」(お手上げ=クサイ駄洒落だ)である。
それにしても頭に来るのは、わざわざ画像表示にjpegとかgifなどではなくてJavaを使い、おまけに得体の知れないViewerを使う神経である。情シスからの返事次第ではボロクソに言ってやろうと思う。
2001.06.09:
池田市の小学生殺傷事件には本当に胸が痛む。10年にも満たない生命を一瞬にして絶たれ、黄泉の世界へ飛ばされた無念さはいかばかりかと思う。誰に何の罪もない子供の命を奪う権利があるというのか。弱いものいじめの究極のあり方に愕然とするばかりだ。息子にこの思いを伝えたら「僕もそう思う」と言った。
ところで犯人の動機や精神状態はまだ明らかではない。しかし現時点でも2つの問題が浮かびつつある。
ひとつは学校の安全性であり、もうひとつは刑罰の問題である。安全性については悲しいかな警備を強化する方向の解決しかなかそうである。個人的には、警備の人間がうろうろする中を子供たちが登校する光景を想像したくはない。だが今の日本のアメリカ並みに凶悪化する犯罪にたいこうするにはやむを得ないのだろう。ただ、こうした殺伐とした世の中に変化している原因は追求されていいだろう。
さて、もうひとつは刑罰だが、やはり予想通りというか刑罰の強化論が早速出てきている。特に今回の場合精神病を病んだ人間の再犯だから尚更強硬論が台頭してくる可能性がある。
確かに日本には終身刑がない。無期懲役は服役中に減刑される可能性があるので厳密な終身刑ではない。しかしその一方で精神病患者の措置入院などの制度は欧米に比べて患者の治療を積極的に進めるという観点が弱いということが言われている。
もっとも、私が思うのは、これらの今後の解決策で、刑罰「だけ」強化したらそれで終り、という論にして欲しくないことである。というのも現在の日本の少年犯罪の増加や、犯罪そのものの凶悪化の原因をもっと解明し、社会全体の病理を解決すべきであることを痛感するからである。先に述べたように、今回は弱いものいじめの傾向が際立っているが、これは犯罪先進国アメリカでも見られないそうである。こうした現代日本が持つ問題を、刑法制度などの具体的問題を通じて徹底解明すべきだと思うのである。
2001.06.08:
英語版「ハリー・ポッターと賢者の石」を読み終えた。
約220ページあり、一応おおまかなストーリーは掴めた。しかしである。やっぱり知らない単語があちこちにある。それで気付いたのだが、この物語は小学生向け(どちらかというと高学年だろう)に書いてあるのだから、私の英語の実力は小学生並み、あるいはそれ以下ということがわかったのである!
私は当然ネイティブではない。しかし横文字の世界に多少首を突っ込んでいながら、その程度かと今更ながら思い知らされた。だからといって卑下はしないが、何か実力テストを受けさせられたような気分であった。
と思いつつ、性懲りもなく次の「秘密の部屋」に進もうとしている。
2001.06.07:
うちの息子だが、先日は100点取ったといっては騒ぎ、今度は「塾に行って一生懸命勉強する!」と言い出した。低学年の時はやる気も成績ももうひとつだったが、何があったのかえらく張り切っている。
その意気やよし!ではあるが、いつまで続くか、何度騙されるか、それはまだ誰にも、ましてや本人にもわかるまい。
2001.06.05:
ついに梅雨入りが宣言された。確かに湿度が高くなってじっとりした感じである。
もちろんまだ本格的な土砂降りはない。しかし梅雨入りと聞かされると何となく湿っぽい感じを思い描いていしまう。またパンやご飯にカビが生えるイメージもある。まあ、ここしばらくは降ったり止んだりの天気だろうが、心はもう蒸し暑い夏へ向かっている。ところで今年の夏休みはどうしよう?
2001.06.04:
久しぶりに「別冊落書帖」の方を更新した。
今年に入ってちょくちょく海外出張に出かける。年末までにはイギリスにあと数回は行くだろう。場合によってはドイツ、あるいはオーストリアのウィーンにまで行く可能性も残されている。
ただ仕事の性質上若いときのように1年というような長期はあり得ないし、またそんなことをしたら今の仕事はストップしてしまう。だからどうしても駆け足になるだろう。年齢的に考えるときついのであるが仕方あるまい。
2001.06.03:
一昨日、旧マシンがおかしいと言い出だしたのは息子だったのだが、何をしていたかというと社会科の教科書に出ていたURLを見たいということからだった。今の教科書はそこまで載せている。
しかしよく考えたら家にPCがあって、子供が見たいときに見ることのできる家庭はいいだろう。また、うちでは私が教えることができるし、ヨメハンも興味があるほうだから恵まれている。しかし世間ではまだまだインターネットへ接続できる保護者が多いとは言えない。ましてや家庭の事情で学校以外ではPCすら見られない子供もいるだろう。
そう考えると、教科書にURLを載せることだけで単純に子供たちにネットの世界を教えられると考えるなら大きな間違いだ。今の文部行政にはそういう安易さというかイージーなだけで、いじめとか学級崩壊の問題に本当に取り組まず、子供に基礎的知識をきちんと教えるという姿勢が見えてこない。
断っておくが「URLなんか載せるな」ということを言いたいのではない。URLを載せるなら、家庭にPCもネット接続もない子供のことを考えてそれなりの環境(もちろん予算を含む)を「学校で」整えるべきだということである。
2001.06.02:
今日改めて旧マシンをチェックしたが、やはりFAT部分のクラスタがやられていて、破損したものは3クラスタから20個くらいにまで増えた。
スキャンディスクを何度か繰り返してやっと安定したが、下手をするとHDがいずれ完全に動かなくなるかも知れない。そのことを考えると、万が一に備えてバックアップをきちんと取っておく必要がありそうだ。
2001.06.01:
とうとう6月になった。間もなく入梅になるだろう。
しかし今日などは気温が高くても乾燥しているので、スーツ姿で外を歩いてもじっとり汗をかくということがなかった。むしろ室内にいる方が空気がよどんでいてむっとした感じがしたくらいだ。
さて、今日帰宅すると子供に回った旧マシンがトラブっていた。調べるとHDのクラスタ破損である。それもFATがからんでいるトラック0のかなりの部分がやられている。昔からその傾向が強かったが、場所が場所だけにちょっと修復がやりにくい。システムの再インストールをやると一時的に破損クラスタが回復する癖があるだけになおさら厄介になりそうだ。う〜む、頭が痛い。