悪餓鬼日記帖:なにぃ、文句あっか! |
03.03
2003.03.31:
決算処理が終了した。
今回の決算は20日ころからずるずる、だらだらと続き、もうひとつすっきりしないものだった。原因はイギリスの仕事がやっと終って決算になったのだが、赤字の上にまだちまちました残務があって、そのための予算申請が目白押しになっているからである。
しかしそれも今日が最後、やっと解放された気分になった。
2003.03.30:
ブッシュ大統領があつかましくも「イラクの解放」ということを言っている。
23日の日記にも書いたが、フセイン政権を変えるこができる唯一の権利はイラク国民が握っている。ブッシュ大統領は戦争でイラク国民が蜂起することを期待したようだが、見事に当てが外れた。
アフガニスタンで味をしめたのかもしれないが、イラクとの比較はできない。そもそもはアフガニスタン攻撃も理不尽な攻撃だった。ビン・ラディンをかくまっているとの口実でタリバン政権を潰しにかかったが、肝心のビン・ラディンは行方不明のままである。たまたまタリバンが虐殺とか女子を学校へ行かせないとかの弾圧があまりにひどかったので倒れただけだ。だから基本的には国民の力で妥協的ながら暫定のカルザイ政権ができたのである。
一方のフセインだが、確かに一族で政権を固めたりクルド人を弾圧すために毒ガスを使ったりもした。またクウェート侵略で国際的な制裁を受けることにもなった、だがイラク人がどう考えているか、そこの問題を見ずに自分達の論理を振りかざして「解放」などという言葉を口にするのは許せない。
もし「正義の味方」ヅラをするなら、年金や健保をはじめ、次々と国民に犠牲を押し付けている小泉政権を攻撃し、日本国民を「解放」してみればいい。
2003.03.28:
今回の決算は何故か猛烈に忙しい。今日でほとんどの作業は終了したが、月曜日には最後の「虫潰し」がある。特に出入りの電気工事屋の検収書類作りはいつも難物で、小学生に教えている気分がする。それでも肩書きは「社長」だから始末が悪い。しかし会計士あたりからはいいカモと思われているに違いない。
決算はいつも悩ましいが、2004年度からは法改正で四半期決算となる。しかしウチの社内では「試行期間」としてこの4月から先行実施される。つまり6月末に次の決算が来るのだが、これは情シスでのプログラムのテストと、経理部門の練習なのだろう。
2003.03.27:
昨日のサーバートラブル、ソフトのバグによる一部のメールの処理に失敗することが原因で、夜10時に回復した。
連日イラク戦争の報道があるが、だんだん飽きてきた。理由は戦況ばかりで、「どうしたらこの戦争を終らせることができるか」という視点はほとんどないからだ。ニュースソースもアメリカ中心で、いくら報道管制がきついとしても、他に多種のソースを見つける努力がなされていないように見受けられる。ニュースをまったく見ないわけではないが、同じシーンが何回も出てくるとうんざりする。犠牲者のことを考えると軽率な発言はできないが、画面から人に訴えるものがあるものは少ない。
2003.03.26:
今日はNotesの私の個人メールが入っているサーバーがダウンしてしまい、メールを見たのはわずか数十分だった。
幸いにして社内メールでやりとりする仕事がほとんどなかったために被害はほとんどなかった。だが本社情シスのメンテ部隊は徹夜だろう。掲示板(こちらは生きていた)によると、明朝6時に回復予定だそうだから。
原因は聞いていないが、まさか電子爆弾の影響が日本にまで及んでいるということはあるまい。
2003.03.25:
決算が近づいて忙しさに目が回っている。先の日曜にはついに出勤した。2年ぶりくらいの休日出勤である。やはり1人が辞めた負担をモロに被ってしまった。
米英が対イラク戦争で「重大な局面」と言い出した。バグダッドに100Kmまで近づいたということから、真意は「沢山人が死ぬ」ということなのだろう。それはイラクの兵、一般市民、そして米英の兵士も含むことになる。
戦争は指導者同士がやる。そして傷つき倒れるのは、今は軍服を着ているがそれ以前は罪もなかった人をも含んだ、名も無き一般の民である。
フセインもあまり誉めた人物ではない。何度も言うが、それ以上にこの戦争を起こしたブッシュ、ブレア両指導者は、自分たちが起こした冒険主義に対してどう責任を取るのか。
2003.03.23:
「民族自決権」という言葉がある。記憶ではロシア革命を指導したレーニンが提唱したように思うが、はっきりしない。しかし第2次大戦後は60年代にアフリカ諸国の独立などで、この概念が国際的に認められるようになったのではないか。
要するに「その民族がどうのような政治を行なうか、どのような政府を作るかは自らの手で決める」というのが民族自決権の基本である。それはまた、いかに悪どい政権であっても、それを変えることができるのは自国民であって、他国が手出しするものではない、ということも含む。実はアメリカ合衆国憲法にも似たような条文があって、国民の権利として「政府を変える要求」というのが含まれているのである。民族自決権の立場から言えば、今回の戦争は明らかにこの精神に反する。
戦争で解決したことがベストとは言わないが、湾岸戦争はまさにクウェートの主権を侵害したイラクを制裁するという目的があった。だが「無実」(少なくとも現時点ではそうである)のフセインを、自国民でもなくかつ国連も許可していない他国が引き摺り下ろすことは民族自決権の侵害以外の何物でもない。
第2次大戦は日独伊ファシズム3国の、対外的には侵略の政策、国内では独裁政治と、あらん限りの悪政を布いてきたことに対する国際的な制裁、というのが基本的性格である。負けたのは無法者であって、主権の侵害ではなかった。
今アメリカはフセインを追放したあとの戦後処理の話を勝手に描いている。だが顧みて戦後の日本はどうだったか。一応軍国主義が一掃され、民主憲法が成立した。その際、旧政府による憲法草案が不十分だとしてGHQから修正を求められ、現在のものになった。そのことをもって自民党は今でも「押し付け憲法」というレッテルを貼り、改憲のもくろみを捨てていない。その政府が一方でアメリカによる他国の政府転覆戦争を「全面的に支持」している。
これだけの支離滅裂は聞いたことがない。
2003.03.22:
昨日「大本営発表」の問題を書いたら、早速情報操作のほころびが出てきた。昨日バスラを占領したという話が間違いであるとわかったのである。湾岸戦争のとき以来、アメリカは報道陣を巧みに誘導して自分達に都合のいいニュースを流させる戦術を多用するようになった。
最近の戦争はこういう「大本営発表」、それも非常に手の込んだ手口が使われる。もちろんそれは民間人の犠牲者を強調するイラクも同じだが。
さて、アメリカの軍事戦略について少しだけ触れたい。
1991年の湾岸戦争およびソ連の崩壊以来、唯一の超大国として残ったアメリカは、地域紛争を理由としてそれまでの軍事力を保持させるとともに、「力の政策」をずっと続けてきた。つまり世界の平和を維持するためには引き続き巨大な軍事力が必要だとして、自分達の「自由」なるものを押し付ける政策を進めてきたのである。その際、最も問題になったのが国連との関係である。
第2次大戦の教訓として、戦後は国際紛争を国連を中心として解決するということが基本として合意されてきた。もちろんすべての紛争がすんなりと解決したわけではない。場合によっては国連軍が紛争の当事者になってしまうということもあった。
だが、特に湾岸戦争以降のアメリカはこの国連中心主義が気に食わないと見えて、軍事戦略の中に「国連での決議がアメリカの利益にかなわないものであれば無視してもかまわない」ということを公然とかかげ出したのである。
それ以来アメリカは軍事力の積極的行使を次第に強めていったのである。その一例がユーゴ紛争であった。そして今回はまさに国連中心主義を敵視し、自らの石油戦略の野望を剥き出しにしたのである。この公然たる武力行使の政策は現ブッシュ大統領になってからは特に顕著になった。「悪の枢軸」発言はまさに挑戦状であったの。
しかしこのようなアメリカの身勝手を未来永劫続けることができるとは思えない。もし国連での合意を超越して何をやってもいいというであれば、強い軍事力を持つものは国連とは別のところで行動してもかまわないということになるし、つまるところ国連は形骸化するからである。
もし後になって国連の決議違反をアメリカが問われることになったら、ブッシュ大統領は戦争犯罪者として国際裁判にかけられることになるだろう。彼はその責任を負うことを覚悟しているのだろうか?
2003.03.21:
戦争関連のニュースを見ていたが、まだ考えがうまくまとまらない。しかしふと思いついたことがある。
まず「フセイン親子を殺せばそれでいい」という理屈のおかしさだ。大量の武器を持った大国が、「相手の政府が気に入らない」ということで勝手に攻撃するというなら、それはあのヒトラーの発想と同じではないか?
オーストリアを併合し、ポーランドを武力で占領したことと、石油の利権を目当てに傀儡政権を作りたいということのどこに違いがあるのか。実際、イラクが油井をいくつか燃やし始めたが、それを真っ先に守りに行くのは、環境汚染を防ぐためでなく、「俺たちの石油だ」と言いたいように見える。
それから日本のマスコミは湾岸戦争の時と変わらず、アメリカが流す「大本営発表」を中心に据える。おまけに「軍事評論家」が、軍需産業のCMよろしく武器の詳細な説明とか作戦方法を予想する。これでこの戦争の本質はどこかにやられてしまうのだ。
2003.03.20:
とうとうアメリカの無法な攻撃が始まった。
インターネットで攻撃開始のニュースが流れたとき、何とも言えない空しさ、悲しみが頭をよぎった。あまりにもひどい、歴史に逆行する蛮行に、後世の人たちは嘆き悲しむだろう。それと同時に現代に生きる我々は、やはり一日でも早く戦闘を止めさせる努力をしないといけないのだろう。
色々な思いが巡るので、今日はこれだけにしておく。
2003.03.19:
会社でもイラクをはじめとする国への出張禁止の通達が出た。さらにアメリカのみならず戦争に加担する国々へ「やむを得ず」(ということはほぼ禁止に近い)出張する場合は政府機関へ近づかないなどの指令が出ている。その戦争に加わる国とは、以下である。
アメリカ合衆国
イギリス
スペイン
ブルガリア
オーストラリア
勿論日本もこの中に入るべきものである。全世界で百数十か国や地域の内で、わずかこれだけの国がイラク攻撃を是とした。この事実をどう見るか、これ以上多くのことを語る必要はあるまい。
2003.03.18:
とうとうブッシュ大統領が戦争開始のための口実を口にした。それにしても妙な論理である。
国連安保理で多数派工作に失敗し、それが自らの強硬で理不尽な姿勢であることを反省せずにフランスなどの反対派のせいにする。なおかつイラクに対しては、絶対に受けいるはずのないフセイン亡命を命じるという始末である。
また、今までのアメリカの言い分の流れを見ていてもヘンな感じがする。最初は大量破壊兵器を問題にし、イラクがしぶしぶながらも査察に応じ始めると次はフセイン政権の転覆を要求する。その一方でアフガニスタンで使ったクラスター爆弾よりもさらに強力な兵器を開発している。
そしてそのブッシュの上を行く悪質な追従者が日本にいる。それも「実際に戦闘に入る前に言っておかないと遅い」と、早々と戦争支持を宣言した小泉首相である。
「国連での流れを見てから」と言いつつアメリカの戦争論のために各国を説得しようと努力し、「戦闘には参加しない」と言いながら既にイージス艦を送っているのである。空母を持たない国が空母を守るためのイージス艦を買い、それを海外に派遣するということが何を意味するのか。事実に反したウソを平気で言う神経には呆れるというか、怒りを感じる。
戦争で誰が得をし、誰が損をするのか。最も悲惨な犠牲を強いられるのはイラクの一般市民である。フセインは確かに誉められた人物ではない。しかしそれをイラク国民の血によって償えというのはあまりにも相手を愚弄した論理である。
2003.03.17:
イギリス出張はなくなったが、FAX・TELによるリモコン操作が忙しくなった。何年かぶりに、ヨーロッパと始終やりとりしていた頃のような「5時から仕事」の再来である。
加えて現在の情勢では米英によるイラク単独攻撃の可能性が高くなってきただけに、会社からは海外出張禁止のお触れが出そうな雰囲気である。
2003.03.16:
久しぶりに床屋に行って、少し長く延びた髪の毛を落としてもらった。3か月分である。
若い頃から私は長髪気味で通してきた。ハイティーンの頃一番長かった時は肩まであった。さすがにここまで来ると重い。さらに枝毛が多くなる。洗うのも手間がかかった。
ところでふと鏡を見て思ったのだが、いいトシをしたオッサンが細眉(私は「への字眉」の方が適切に感じる)をしたら一体どんな顔になるだろうと、想像してみた。しかしどうもイメージが湧かない。そのうち何かおかしさがこみ上げてきそうになったので、それ以上考えることを打ち切った。
そういえばオバチャンの釣りあがった描き眉は見たことはあるが、眉をいじったオッチャンというのはついぞお目にかかったことがない。
2003.03.14:
今週になってなにやら怪しい雲行きになってきた。イギリス出張の話である。
イギリスでの仕事はほとんど終り、結局大赤字になったまま今度の決算を迎えることになった。そんなさ中、数百万円の仕事に関して客との揉め事の火種が発生したのである。こちらとしては高い旅費を使ってまで解決するのはもったいないと、何とか出張せずに済ませたかったのだが、いかんせん上の方まで話が広がりかかったので重い腰を上げる直前にまでなったのである。
しかしこちらからの矢のような催促でやっと相手も動きはじめたため、どうやら大騒ぎすることはなさそうだ。
しかし相手側は小企業の社長で年中外回りをしているため、不在が多く進みがのろい。だからこれからも電話、FAX、メールの洪水が続くだろう。
2003.03.12:
派遣のY子の2回目の送別会を開いた。
真意は本人の口から出なかったのでなんとも言えないが、「別の仕事をやりたい」ということだった。昨今のことだから自分が希望する仕事に素直にありつけるほど簡単な話ではない。しかし若いのだから何かチャレンジしようというのもまたよしとしよう。それによって何か学ぶものがあればいいではないか。
2003.03.11:
最近になって、以前のようにプロバイダから割り当てられるIPアドレスが数日〜数週間で変わるようになった。しかし昔のようなリンク切れによるカチカチ現象はほとんど見られなくなっている。
局側での機器増設などで接続環境の改善をはかっているのだろう。ただISDNによる干渉と思われるスピードの低下は避けられいようだ。局からの距離も長いのでフルリンクは望めない。
2003.03.10:
会社でこんなことがあった。
事務所の広報的な掲示板に、「喫煙所がオープンでは分煙化にならない、完全に閉鎖した状態にすべきだ」と意見を書き込んだ人がいた。そこへまた診療所の看護士が法律などを引用して賛意の書き込みをした。だが、しばらくしてこれはマズイと思ったのかスレッドそのものを意見交換の場所へ移し、かつ彼女は遠慮して「あくまでこれは私の意見です」と追記をしていた。
それが今日、喫煙所へ行ったらもとの書き込みを行なった男が、自分の書き込みを印刷して喫煙所の机に貼り付けあったのを発見した。
私は喫煙者だが、それなりの意見はあるだろうし、根拠としても納得できなくはないと思った。しかしである。文句を言う相手を間違えてはいないか?と腹立たしくなってきた。設備を改善しろというなら喫煙者にではなく勤労課に申し入れるべきだろう。しかめっ面をして喫煙者に食ってかかるのは筋違いだ。
これに似た話(と私は思うのだが)で、銀行の経営危機にからんで「銀行員の給料は高すぎる」とクレームをつける人がたまにいる。
経営者の無能ぶりと一般社員を混同しては困る。私は銀行員ではないが、彼らの給料は何故高いのか、とはいえ倍以上あるわけでもないが、理由は簡単である。一言で言えば会社の金に手を出さないように余分に餌を与えているだけのことである。もっとも実態は世間の想像をはるかに越える猛烈なサービス残業が蔓延しているのであるが。
ところで両者に共通しているのは、噛み付く相手を間違えて「身内」を敵に回していることである。どんな意見を言っても構わないが、批判する相手を間違えてはいけない。
2003.03.09:
今日はプライベートな話を2つ。
その1:最近になって私のWinMeマシンのHDの残り容量が毎日数十MBづつ減るようになった。どうもおかしいのでよく調べてみたら、「システムの復元をしない」のチェックが外れていた。
原因は何かのソフトをバージョンアップしてからのようだが、どのソフトかは特定できていない。しばらく様子を見るしかないが、こういう手の込んだことをする類のソフトは悩ましい。
その2:息子はもうすぐ小学校を卒業だが、今日何を言い出すかと思ったら、「チ(ピーッ)に毛が生えてきて、うっとうしいから、長いやつを1本切った」とのたもうた。
をいをい、そんなもん切るヤツがあるかとたしなめたが、顔はまだ幼くても体の中では大人に変わる準備が着々と進んでいるようだ。
2003.03.08:
イラク問題が風雲急を告げている。米英が今月17日の期限を切ってイラクに対応を求める提案をした。しかしこれは到底不可能な話だ。ということは17日には国連決議があろうとなかろうと軍事行動を開始するというサインになるだろう。
この実現不可能な要求をする手口は以前にもあった。ユーゴ問題でアメリカ中心のNATO軍が空爆をする際も、相手が絶対に呑めないような要求を出しておいてわざと拒否させ、攻撃を開始した。
こういう米英などの戦争優先策に対して、査察委員会のブリクス委員長が牽制球として面白い発言をしている。昨日の査察の追加報告の中で、日本語訳では「今後数カ月間必要だ」と査察継続を要請したとの発言をしたことになっているが、正確には"Neither
years nor weeks, but
months"(数年でも数週間でもなく、数ヶ月だ)と言っており、つまり戦争派の求める数週間以内では解決しないと婉曲に批判しているのである。
しかし根本的には、この「国連の決議があろうとなかろうと攻撃する」という論理は重大な問題を含む。つまり国連が何を決議をしても無視して戦争をしてよい、という恐ろしい前例を作るからである。こうなると国連が崩壊しかねない。そのことは国連のアナン事務総長も認めており、米英のやり方に不満を述べている。
ともあれ戦争勃発の危険性は更に増した。これは絶対に許さざることである。戦争突入は必ずや世界の歴史に禍根を残すことになるだろう。それは戦前の日本が中国侵略にのめり込んでいった歴史が示す通りだ。
2003.03.07:
職場に派遣で来ていたY子が辞めることになって第1回(身内だけ)送別会を開いた。ところがメンバーの1人が職場の現状についてのあれこれを語り始めたので、彼女の立場はなくなってしまい、「ご苦労様でした」というねぎらの言葉もないまま終ってしまった。
来週改めて送別会をするが、あまり本人の心境とは関係のない話にのめりこむのはどう見ても気持ちのいいものではない。
Y子とは2年足らずの付き合いだったが、彼女の前途に希望あれと望みたい。
2003.03.06:
この頃冷たい雨が降る日がある。三寒四温という言葉でくくってしまえばそれまでだが、温かい日と寒い日が目まぐるしく変わるとまたぞろ鼻がムズムズしてくる。昨夜なんぞは寒くて乾燥肌による痒みまで加わって寝不足になってしまった。
最近、JRの運転士で睡眠時無呼吸症候群(Sleep
Apnea
Syndrome)を患っていて、トラブルを起こした例が注目されている。本人も原因がわからないまま、また自覚がないまま意識を失うので非常にやっかいな問題である。
原則として運転士としての仕事からは外れてもらうしかないだろう。ただ厄介な問題はこの病気の診断に金と時間がかかること、問題を起こすまで本人も周囲もほとんど気付かないことだろう。電車、バス、タクシーなどを含めたすべてのドライバーの検査をやるとなると気が遠くなる。
そこで現実的な対応として、超肥満の人だけを優先的に診察するという方法が有効かも知れない。
2003.03.05:
またまた小泉首相の驚くべき発言が飛び出した。「世論に従って政治をすると間違う場合もある。それは歴史の事実が証明している」というものである。これでは「私は民主主義を否定します」と言っているのと同じことにしかならない。戦争反対が85%もある国内の世論調査が示しているように、また国際的にも戦争は避けるべしとの意見が多数を占めていることを知りながら、敢えて真っ向から国民に敵対する彼のものの考え方は、もはや国民から選ばれた議員としての資格さえも失いつつあるといっていいだろう。
非常に独善的で、かつ時として自らの責任が問われいていることを他人事のように鼻であしらう態度がしばしば見られた小泉首相、ついに口にしてはならないことを言ってのけたが、その結果は民意によって下されるだろう。
2003.03.02:
今日突然OCNから電話がかかってきた。ADSL8Mの勧誘である。3ヶ月無料サービスだという。
私としては局からの距離と損失が大きいので1.5Mのままでいいと断ったが、相手のセールスの女性の態度は非常に丁寧で、技術的なこともある程度知っていた。電話での勧誘としては及第点を上げたい。
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さて、自民党の麻生太郎政調会長がNHKの討論番組で、国連安保理決議なしで米国がイラク攻撃に踏み切った場合、「日米安全保障条約は大きな要素を占めざるを得ない。支持という形でも、理解という形でもいい」と発言した。また、同じ自民党の高村正彦元外相も民放テレビ番組で、「日本は支持する以外の選択肢は考えられない」などと語っている。
一体いつから安保条約が日本の憲法の上に存在するようになったのか?
そうでなくても違憲の「法律」である「周辺事態法」などを成立させている実態があり、また国連のお墨付きがあったとしても簡単に軍隊を派遣することが憲法に抵触するにもかかわらず、平然とアメリカに追随する発言である。こんなことは絶対許せない。
アメリカの勝手な行動に唯々諾々と従い、日本を世界から孤立させるような存在ならば、もはや日米安保条約は不要だ!
2003.03.01:
月末締め切りの仕事が終ったのでほっとしている。しかし来月は決算、今から準備をしておかないと大変なことになる。
決算といえば再来年度からは商法の改正で四半期決算となる。つまり3ヶ月に1回決算の書類を書かねばならない。これは大変だ。おまけにウチの会社では試行期間として今年から実施することになった。これによる「のぞみ化プロジェクト」への影響はないのだが、下流にある経理がからんだプログラムとのインターフェースを早くチェックしておかないと6月に間に合わなくなる。情シスは追い込みに必至である。