悪餓鬼日記帖:なにぃ、文句あっか!

06.05


2006.05.28:

最近は時事問題についての突っ込んだ見解を書いていない。落ち着いて考える時間がないためであるが、それにしても最近の小泉政権が躍起になっている「教育基本法」改悪、「国民投票法案」には我慢がならない。
日本を戦前に引き戻す内容であることは明白で、そのことを徹底的に論じたいのだが、「主夫生活」を優先せざるを得ないのでここ当分は見送ることにする。
さて、今日は友人の光接続・IP電話加入と新しいPC設定に出掛けた。これは私のPCやネットに関する知識のテストも兼ねているのだが、如何せん、相手の知識があまりに貧弱なために、何をやっているかの説明にも時間をとられ、なおかつ私がビデオドライバのインストールに手間取ったがために予想以上の時間を食った。
いずれ「サポート日記」にも書くが、メールアドレス割り当てとプロバイダのPPP接続契約を完全に同一視して、メールアドレスの追加は不可能だと勝手に思い込んでいる誤解を解くにことに非常に手間取った。普段は真面目で、仕事については若手を一蹴できる能力があるにもかかわらず、ことPCに関しては変な固定観念の塊と化してるのである。人間の頭脳の不思議というか、自分の専門外のことになると途端に知識が怪しくなる弱点をさらけ出してしまうことに、自分もそのような弱点があるのだろうか、とふと考えてしまうのである。

2006.05.27:

予想通り?というか、明け方まで軽い飛沫のような雨が続いた。加えてやや強い風。
日中は少しだけ晴れ間も見えたものの、風は相変わらずで出掛けなくて正解だった。
ところで「ゲストのための落書帖」を移設した。IPアドレスなどのアルゴリズムが全く見えない。相手はかなり手の込んだことをやっているのだろう。私の実力では完全なブロックは無理、ということで移設した。
体裁は前と変わらないが、今後ともご贔屓に。

2006.05.25:

息子が再び釣りに行きたいと言っていたのだが、この週末は完全に雨の予報。
だが息子は「もし晴れたらどうする?」と聞くので、それはないだろうと答えた。その根拠だが、半日くらいの雨だったら時間的なずれで雨が降らない間に釣ることもできようが、2日間連続では数時間のずれは釣りをやっている時間にほとんど影響はない。すなわち降り始めと終わりの時間のずれはあっても、土日をまたいで長時間連続的に降るという事実には何ら影響はないのである。
ということで、この週末は家事と友人のPCサポートでつぶれそうだ。

2006.05.22:

自民党の税制調査会がとんでもないことを考えているようだ。
そうでなくてもこの税調は消費税をはじめとする庶民いじめで有名だが、今回はニート・フリーターに対する扶養者控除を、年齢制限を設けるかたちで廃止しようというのである。
こんなことで若者の雇用を促進できるわけがない。本気で考えているとしたら、それは狂気以外の何ものでもない。親に増税を求めることが子供の自立を促すという論旨は、正常な頭脳の持ち主では思いつかないだろう。この税調の連中は人間としての理性を欠いていると断言したい。

2006.05.20:

この頃は公私共に慌しい日を過ごしているが、ストレスが強くなってきたために酒の量が増えた。糖尿病患者の飲酒は控えるに越したことはないが、カロリー全体でやりくりするならあまり文句は言われない。
私も血糖値をながめつつ注射の量を増減させることで調節しているが、さすがに先月はヘモグロビンA1Cがやや上がって飲酒のせいとわかった。もちろん主治医にはとぼけたが。
この飲酒と血糖値の関係だが、飲む量が多すぎると血糖値もドッと上がるが、缶ビール1本程度では顕著な差は出ない。そして面白いことに、焼酎は血糖値を下げる方向に働くようで、飲んだ翌朝の血糖値は飲んでいないときと変わらなくても、昼前までに急激に下がる傾向が見られるのである。他の酒やお菓子ではこの傾向は見られない。
私の場合だけの特異な例なのかどうか、医者に聞くわけにもいかないので、確たる根拠はない。

2006.05.19:

5月だというのに雨が多い。本来なら「五月晴れ」といって紫外線が最も多い季節なのだが、来る日も来る日も雨ばかり。おまけに台風、それも1号がやって来るなどというのは私の小さい頃からの記憶には全くない。
「異常気象」という一くくりで語ることは易しいが、それでもなお納得のいかない気象ではある。

2006.05.17:

これまた「のぞみプロジェクト」の話。
3月に「のぞみシステム」を利用した特殊なデータベースをノーツで開発し、運用を始めた。概略としては、「のぞみシステム」から抽出したデータにその部署独特の付加情報を加え、自分の所で運用するというものである。ということは、こちらはその土俵を用意するだけである。ところが昨日になって別のグループからも似たようなデータベース構築の話があり、それではということで現有のものを共用する話をした。しかし何を勘違いしたのか、データベース運用について「どう運用したらいいのか」と逆に私に質問してきたのである。
こちらは土俵を提供するだけだから、実際の運用方法を決めるわけにはいかない。当然のことだが、運用するユーザーがどう使うかに口を挟む権利も義務もない。と、そう回答したらえらく不満な様子。
こちらのデータを利用するだけだから、付加情報の運用に口を出すことはできないし、するものではない。しかもその部署は最初の話の隣に座っている連中である
隣が何をしているかもわからない、おまけに運用方法を自分の責任で決められない。もっと悲惨なのは話を持ち込んだのがそのグループの管理職ときたから、何をかいわんやである。自分の裁量と責任を他人事にしてしまう感覚には呆れるしかない。

2006.05.14:

「のぞみプロジェクト」の古いデータ整理がいよいよ今週末に実行される。これによってホストからは消えるのだが、もちろんバックアップサーバーには過去のデータが蓄積されているので、一般ユーザーには見えなくても拠点管理者にはサーバーから取り出すことが出来る。
ところが先週末に私がバックアップサーバーを調べたら、「過去帖」の一部が欠けていることがわかった。多分明日には修復されていると思うが、情シスの関係者はそこまで確認してなかったようだ。
今までと違うシステムを動かすときは常に事前のテストを行わないといけないのだが、今回は情シスそのものでぬかりがあったようで、ユーザーからの指摘で初めて気付いた。
以前の「みずほ銀行」のトラブルはその典型だが、システム担当とユーザーとの相互チェックは必要だ。他人任せにすると、必ずといっていいほど盲点が忘れられる確率が高くなる。

2006.05.13:

「主夫」をやっていると、どうしても献立のことが気になって仕方がない。面倒臭いからと出来合いの惣菜ばかりでは金がいくらあっても足りない。昔に比べて安くはなったものの、自前で作るよりは割高であることは間違いないし、外食ばかりだと家計は必ず破産する。
そこで毎夜のように、時には会社の昼休みを利用して、数日分の献立を考えてそれをExcelに記入し、それに合わせて買い物をしているのである。これが結構楽しい。店のチラシも利用して、安い材料を仕入れる、この感覚は完全に「主婦」になりきっている。我ながら不思議に思う。
ただ、店で安い材料を見つけた瞬間にメニューが頭に浮かぶという芸当はまだ無理である。経験が浅すぎるからどうしようもない。
それでも料理の知恵は少しづつ付いてきている。ちなみに今夜はチキンカツだったが、鶏肉は厚みが均一でないので、むね肉などは2枚にした上で、なおかつ包丁の腹で叩いて同じ厚さにするのである。こうすると火の通らない部分が残ることはなくなる。
ところで牛肉・豚肉は切り落とし専門である。とてもじゃないが残業がほとんどできない今の給料では、国産のばら肉でさえめったに口にできない。だが、マクドナルドのハンバーグとか吉野家の牛丼のような徹底したコスト削減の結果で生まれた、あのえげつない味にまで落とすつもりはまったくない。

2006.05.11:

最近ゲストブックの方にスパム書き込みが目立つようになった。
メールでも、このHPで公開しているものとは違うアドレスにスパムメールが毎日20本は来る。もちろんアドレスは偽装だし、そのアルゴリズムがなかなかつかめない。
ゲストブックの方も解析中だが、ブロックできるようになるまで時間がかかりそうだ。IPアドレスを見ると、乗っ取られたPCから無差別に書き込まれているようにも思える。しばらくは手動でせっせと削除するしかない。読者の方々には不快な思いをさせて申し訳ないが、根本的解決ができるまで辛抱をお願いしたい。

2006.05.09:

自民党の派閥の力が弱まっているらしい。
それもそのはず、昔なら派閥の領袖が支持する企業からの献金を配下に支給するという仕組みがあったが、今は政党助成金が自民党の政治資金の半分以上を支えている現状では、派閥の力=資金調達力は必然的に弱まる。
それは同時に、小泉首相を政権から引きずりおろす力もなくなったことを意味する。靖国神社参拝問題でも、あれだけ党内から批判を受けても平然としていられる一因は、小泉外しで結束できる派閥が存在しないからである。
今は政党助成金の他に、財界が点数をつけ、それに応じて企業献金の額を決めるというシステムの存在が指摘されている。こうなるとなおさら派閥の存在意義は薄れる。
私は自民党嫌いだから、彼らの中で何が起ころうと構わないが、ここまで自浄能力が低下したかと思わざるを得ない。そういう意味で政党助成金は政党自らの資金集めの努力を失わせる効果があると言えよう。共産党が政党助成金という「アダムのりんご」を食わない理由はまさにここにある。

2006.05.07:

本日で9連休は終了。明日からはいつもの慌しい生活に戻る。
区切りがいいというか、注射に使う「酒精綿」もちょうど切れた。「酒精綿」とは脱脂綿にエタノールをしみこませたものを意味する病院用語。注射する場所をこれで消毒する。ただ、こいつは市販しておらず、かといってウェットティッシュでは雑菌処理には不十分だし高価なので、自分で脱脂綿とエタノールを買ってきて手作りする。
作り方は、脱脂綿(カット綿)を3センチ角くらいに裁断し、それをこれも小さな5センチ角くらいのタッパに詰め込む。そしてアルコールを中に注いで綿にたっぷり含ませるのである。
最初の頃はアルコールを良くこぼしたが、最近は10分以内で手早くできるようになった。

2006.05.04:

今日は晴れの一日で気温も上昇。よって洗濯と掃除に精出した。そしてふと思いついたのは電気カミソリの掃除。
私はカミソリ負けがひどく、電気カミソリしか使わない。だから汚れも急速に進む。
分解すると垢とひげの混じりあったものが刃の裏にこびりついている。これを掃除機で吸い取るのである。取り除いた後は音も軽やか、使い心地もスッキリするのである。

2006.05.03:

連休中日の今日、息子と釣りに行ってきた。
タバコサイズのガシラを息子が3匹、私はたった1匹。それでも周囲は「ボーズ」だらけの最悪の潮だった。
とはいえ息子は久しぶりの釣りに大はしゃぎ。そして気付いたのは仕掛の作り方、餌の付け方が格段に進歩したこと。中学時代に友達から教わったようで、これには驚いた。
釣果はわずかでも、釣りの醍醐味を思い出したらしく、連休中にもう一度行きたいと言い出したが、私にはこれ以上金も時間もないことを説明して、「行くなら友達とでも行け」と言っておいた。