悪餓鬼日記帖:なにぃ、文句あっか!

06.01


2006.01.30:

昨日は親しくしている会社の友人の送別会。50歳も過ぎてからまったく新しい事務所・職場に転勤となったのだ。
今時は若かろうと年をとっていようと、突拍子もない転勤が増えた。とにかく今までとは何の関係もない仕事に付かされるのである。高齢でも新しい仕事に挑戦することは不可能ではない。だが若いときと違って慣れるにはかなりの時間がかかる。しかし会社は適性とか能力など、そんなことは斟酌しなくなった。とにかく暇なところから忙しいところへポンポン飛ばすのである。それがてきないのは能力が低いからと本人のせいにしてしまう。何でもかんでも「自己責任」にしてしまい、会社の責任は免罪するのである。
こんなことは欧米では通用しない。能力主義というが、本人の意向や適正を無視した異動は違法行為なのである。ただ、合意すればあとは本当の自己責任となる。この違いは大きい。
さて、昨日はとりとめのない話をしながら痛飲し過ぎて、今日はひどい二日酔いとなった。丸一日アルコールが体の中を巡っていた。ちょっと飲みすぎか・・・

2006.01.27:

今日は2回目の新年会。やや時期遅れの感はあるが、どのみち何か理由を付けての飲み会であったことは間違いない。でもそれでいいのだ。しゃちこばった堅苦しい挨拶など不要である。
ある職場での話。毎年忘年会を開催するが必ず特定の若者1名は絶対に出席しない。理由は部長が必ずウルサイ説教を垂れるからで、嫌気が差して出なくなったのである。私は思うのだが、些細なこととは言えここまで嫌われるようなことをする上司は失格だろう。
ま、それはともかく少し陽気になりながらの日記更新である。

2006.01.26:

いつの間にか1月も残り少なくなった。とにかく月日の経つのが早く感じる。どうしてこうなのだろう?
厳しい寒さもややゆるみ、家を出るのが夜明け前だったのが東の空がやや青くなりかかるようになった。まだ通勤にマフラーは必要だが、昼間は汗ばむ感じだ。
あと少なくても2、3度は寒波が襲うだろうが、日照時間が次第に長くなるのを実感し始めるこの頃である。

2006.01.25:

今日、ちょっとした私のトラブルを息子に話した。実は数十年ぶりに「お漏らし」をしてしまったのである。
やはりショックである。いい年をしたオッサンがやることではない。だがヨメハンには話せない。馬鹿にされるだけだからである。そこで信頼する息子に聞いたら、次も起こるなら病院で診断してもらえというものだった。極めて的確な指摘である。
今後どうなるか、それは私も含めてどうなるかわからない。だが息子が放った言葉は多くの示唆を含んでいる。

2006.01.23:

「ホリエモン」が遂に逮捕された。結局は株価操作である。
ニッポン放送株買収の時に感じた、マスコミというものに対する見識と方針のなさに呆れたが、やはり彼の本心は金儲けしかなかったと断定できるだろう。いくら東大を出ようとも、人生観や方針が不純ではどうしようもない。
何度も繰り返すが、「勝ち組・負け組」の論理と金儲けのためには何をやっても構わないという政策がモラルハザードを生みやすい土壌になっていることは明らかだ。
それにしても、このような人間を選挙の候補者として応援(実質は「刺客」として公認)した自民党と小泉総裁の責任は一体どうなるのだろうか?

2006.01.22:

「お母さんはしつけをしないで」(長谷川博一著)という本を読み始めた。
原因は受験を迎えた息子の問題が表面化したためである。詳細はここでは書けない。
しかしヨメハンの息子に対する過干渉は甚だしく、黙って見過ごすことが私には出来なくなった。そのことの詳細についてはやはりここでは触れないことにする。事態は深刻で、私もその責任を問われているからであり、中途半端な思い入れを公開するわけにはいかない。
しかしいずれは「古びた本棚」に紹介することになるだろう。
だが、もしここで最小限の報告をするならば、ヨメハンの息子に対する過干渉を断たねばならなかったということであろう。

2006.01.21:

予想に反して関西はそれほど気温も下がらず、雪も降らなかった。しかし関東は雪に見舞われているようだ。
ところ、昨日書いたセンター試験のことだが、毎年出題が新聞に掲載される。時として問題に挑戦を試みようとするが、所詮は無謀なこと、ほほ全滅状態である。学生時代の受験知識はほとんど役に立たないまま放置されてきたからである。
特に英語はひどい。文章は読めても出題の意図が難解すぎて答えが見つからないのである。同時に日常では使わない単語や表現がいやというほど出ている。反面、専門用語は説明がなくても理解できる。
要するに私の英語の知識はいびつなのが原因で、仕事で始終使う専門用語は達者でも、世間話が苦手という傾向が如実に現れているせいである。だが、あの受験英語は何とかならないものかとつくづく思う。今年からヒアリング問題を出すようになったそうだが、日常会話からは程遠い内容では世間では通用しない、というか必要がない。
欧米の人間と昼飯を食いながらシェイクスピアのことを話題にする馬鹿はいない。

2006.01.20:

今夜は冷え込むだろう。深夜からは雪の予報である。
そして明日はセンター試験。多くの受験生が団地近くの大学へ向かう。既に多くの受験生が近所のホテル・旅館に集結していて、夕方の駅は混雑していた。
そういえば息子も高校受験で追い込みに入っている。毎年この時期には受験の風景が目立つようになるのだが、わが身に振りかかることは今年が初めて。親の気持ちは別として、本人がどう考えるか、それがすべての世界である。

2006.01.19:

今日、帰りの電車の中で驚く光景を見た。
30代と思われる男性、リュックを背負い、カートを持っていてドアの横に立っている。彼は駅を発車するといきなり手に提げたポリ袋を開いた。
まず出てきたのはコンビニで買ったと思われるおでん。まずそれを食い始めた。そしてそれが終わると、今度はパックに入った白いごはんを出したのである。ごはんだけでどうするのかなと見ていると、別の小さな袋からふりかけの袋を開けてごはんにサッとまぶした。そしてまたもや箸を動かしたのである。
この間約10分、ずっと立ったままの食事である。
ホンマ、ようやるわ(T_T)

2006.01.17:

今朝はいつものように5時前に起きて、朝食後5時46分に黙祷した。
さすがに11年目となると私自身も恐怖の記憶が少しづつ薄れていく。だからといってあの日何があったかまでは忘れてはいない。しかしその一方で震災の恐怖の記憶を強烈に思い出すようなことはさすがに薄れた。そんなわけで「神戸の街から」に改めて何かを書くことはしなかった。
ところが、今朝アクセスログを見るといつもより訪問者が多いことがわかった。それもMASAYOさん(「お気に入りリンク」参照)のサイトからが大半である。
彼女のページで私が打ち込んだオルゴールのメロディーが紹介されていたことからこちらへたどり着いたわけである。
アクセスがいつもより多いということは、私の薄れてきた記憶とは関係なく、多くの人達が今も関心を持って1.17を迎えているということだ。私は多少の恥ずかしさを覚えた。

2006.01.15:

もうすぐ神戸ならびに淡路阪神大震災の被災者に人達にとっての1.17がやってくる。
昨年は新潟での震災があり、今日行われた京都の女子駅伝でも新潟県チームには今も仮設住宅に住む選手がいたという。神戸ではさすがに仮設住宅はもうないが、いろんなケースでの復興をなし終えていない人達がまだ残っており、見た目での普通の生活の裏でまだ問題は残っている。
問題の典型は私が利用している六甲道周辺で、高層ビルは完成したものの人口の回復はほとんど進まず、ビルのテナントは空き家が多いし、すぐに閉業してしまうケースが多い。原因は庶民レベルでの所得の回復が遅いことと高齢者を中心とした住民が戻ってこないことにある。
景気回復と言われるが、高齢者の生活環境は回復していないし、何よりも企業の収益は増えても庶民の所得回復はおろか増税や社会保障での負担増が家計を圧迫し、消費が増えないからである。
こうした全国的な傾向、すなわち企業収益と個人所得の乖離は、震災弱者に大きく影響を与える。だから天災の被害者に「個人責任」を適用されてはたまらないのである。

2006.01.14:

最近の異常な豪雪、既に85名の方が犠牲になったと聞く。それも高齢者が7割、今の日本の過疎地で苦労しながらこういった災害で命を落とす人がいることは本当に悲しい。
異常なことといえば、今日目にしたのは銀杏の葉が道路に散っていたことだろう。本来なら秋に紅葉を迎えて散っていくものが、十分な杠葉を迎えずに一気に冬に突入してしまったために、残った枯葉が今日の風雨で飛ばされた結果なのである。
明日は天気が回復すると言うが、今日の気温上昇で雪崩が発生したりしている。豪雪地域の方々は気が休まることがない。野菜の高騰、灯油の値上がり、異常気象がもたらすものは単なる地理・気象学的なものに限らない。

2006.01.11:

ちょっとシモネタというか、ややびろうな話。
私が糖尿病であることはこれまで再三話してきたから説明の要はあるまい。ただ、インシュリン注射と共にある飲み薬を服用している。実はこいつが曲者なのである。
この薬、食前に飲まないといけない。というのも食事を摂る前に腸に送り込んで、後から来る消化物に含まれる糖分が小腸に吸収されるのを阻害するのである。ということは血糖値が急激に上昇するのを抑える役割をする。
ただこの薬には2つの副作用がある。ひとつはオナラが頻繁に発生すること、もうひとつは便秘になりやすいことである。患者によっては下剤を処方されることもあるが、私には何もない。よって非常にきつい便秘になる。5日間くらい便通がないこともある。しかし出れば大量になることは必至で、場合によってはトイレが詰まってしまう。さらに何日も出てないから水分はかなり失われ、やたらと硬い。
こうなると家族からはクレームを受ける。
そうでなくてもオナラが多いから顰蹙を買う。しかしこれは諦めてもらうしかない。私だって重たい腹を抱えているのだ。ただ敢えて便秘薬を使うことは考えていない。

2006.01.10:

321系昨年末あたりからJRの普通電車に色の変わったものが走り出した。調べてみると321系という新しい仕様の電車である。
一度乗る機会があったのだが、今まで通路にあった吊広告の部分が液晶パネルになっていた。通路は広い感じがする。そのかわり座席の奥行きが非常に狭い。従って私のように長身の身には非常に座りにくい。
この321系、当初は207系と同じ青色が基調の塗装の予定らしかったが、例の福知山線の事故で急遽写真のような色に変えたという。さらには207系自身も321系と同じ色に順次塗り替える。被害者からの強い要望で、事故を思い出させる色はやめたらしい。こういうところにも事故による思わぬ経費が発生する。安全をないがしろにし、儲け第一主義で金をケチった結果のツケが回ってきているのだ。

2006.01.07:

3連休に突入した。それにしても寒い朝である。早朝には道路にうっすらと雪が積り、やや凍り気味だった。日中は晴れながら雪がちらつくこともあった。
日本海側、そして北国の人達は大変だろう。雪に関する事故で死者も多数出ている。雪国のお年寄り達でも12月からのこんな大量の雪は見たことがないというから、半端なレベルではないようだ。
ところで明日はネット仲間との新年会。寒空の中を出て行くが、暖かい雰囲気でひとときを過ごす予定だ。従って明日の日記の更新はないだろう。

2006.01.06:

世界中には小泉首相と劣らぬ愚か者がいるようだ。それはイランのアフマディネジャド大統領だ。
よりによってイスラエルのシャロン首相が重体であるところを、「祖先と再会を果たすことを願っている」と死ぬことを望む発言をしたのである。人間としての品性に欠けるし、一国の指導者としては失格だろう。
いくら宗教上の「敵」であるとしても、他人の死を喜ぶ権利は何人にもない。そこのところを弁えないようではどうしようもない。それと問題は彼個人の発言というだけでなく、イスラム社会の人々を悲しませる。そうでなくてもテロ問題でイスラム過激派の反社会的行動が批判を浴びているのだから、彼の発言は明らかに偏見を助長するのである。
くれぐれも言っておくが、指導者というものは個人という存在だけでは済まされない存在である。何故なら多くの一般大衆を指揮する権利を有するからだ。謙虚さが足りない指導者は去るべきだ。

2006.01.05:

明日は初出勤。会社としては今日なのだが、仕事にならないので毎年休みを取ることにしている。
ということは明日出勤してまたもや3連休となる。これも休むつもりだったが、必要な仕事が滞って他人に迷惑がかかるのでさすがに出ることにした。

2006.01.04:

小泉というのは本当に馬鹿な男だ。
戦前の靖国神社の役割、またA級戦犯が祀られていること、靖国の資料館に見られるような「英霊」を美化する論調を無視して憤慨してみせる態度は、まったく一国の首相としてふさわしくない。
それは意図的であろうとなかろうとまったく関係ない。とにかく靖国神社の公的役割を私的な問題にすりかえる卑劣な手法は国際的恥でしかない。それが理解できない、あるいは理解しないのであれば即刻退場願うしかない。日本国民にとって迷惑でしかないからだ。

2006.01.03:

昨日から今日にかけて実家へ行った。例年は日帰りだったが、今年は珍しく一泊した。
ところで正月3が日は血糖値の上昇を無視する期間となる。餅の入った雑煮は猛烈にカロリーが高い。かつ極端な運動不足になるから結果は明白である。これはもはや目をつぶるしかない。言い訳がましいが、4日から普通の生活に戻って帳尻を合わすことにする。

2006.01.01:

皆様、明けましておめでとうございます。本年も「落書帖」をよろしくお願い申し上げます。

昨夜から今朝にかけては除夜の鐘を撞いた後、住職より新年の祝いの席に招待された。ほとんどが親戚や熱心な信者ばかり中、私だけが門外漢。住職と親しくしているネット仲間ということは既に知られていたようで、親切な方ばかり。やや緊張しながらも酒・雑煮・おせちをいただいた。