悪餓鬼日記帖:なにぃ、文句あっか!

08.11


2008.11.30:

ちょっと時間遅れになったが、このホームページ開設から10年になった。
感慨深いという気持ちはあまりないが、ここまで良く持ちこたえた、といったところだろうか。
ネット仲間の多くが心境の変化、あるいは家庭・職場の環境が変わって更新ができなくなったなど、次第に閉鎖し、あるいは更新を停止するなどしている中で、私は日記ばかりしつこく更新を続けている
もちろん私自身の環境も変わった。日記も毎日とはいかなくなったが、何故かキーを叩き続ける根性(?)は一向に衰えない。そして昔に比べてアクセス数も減ったし、どちらかというと単調な論調に飽きられた方は正直多いと思うのに、寝る前に更新しないと一日が終わった気がしない。何故だろう?
私自身も良くわかっていない、というのが正直なところである。誰かおせーて(笑)

2008.11.27:

初めて「おでん」を作った。息子はいたくご機嫌で、私の作った出し汁の味が気に入ったようだ。
だからといって凝った作り方はしていない。粉末出汁、醤油、酒、味醂、塩、砂糖だけで、分量の比率も極めて大雑把である。しかしいちばんのポイントは、ネットで調べてわかったのだが、出し汁を濁らさないことで、これは沸騰させなければ実現できる。
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さて、麻生首相という男、数々の暴言を連発するが、国民感情がまったく理解できていないし、また感覚からは程遠い生活をしているとしか考えられない。自宅に帰って家族団らんということにもまったくないようだから、輪をかけて人間性が失われている。
それにしても健康保険制度を否定する発言には、さすがの私も怒りで震えている。誰が好きで病気になるものか!!!
彼の発言の根底には、それがどういう意図であったとしても、社会保障制度や共済制度の全面否定がある。
「困ったときはお互い様」という精神が理解できず、ひたすら自己責任にしがみつくのではもはや救いようがない。首相としての資質は欠落していると断定せざるを得ない。

2008.11.26:

最近また内部統制の季節になって、せっせと書類作りや証拠集めで走り回っている。
今週がヤマ場で、今日何とか準備が終わった。社内監査の調書もほぼ完成。次は来週に行われる監査法人の外部監査。
とにかく3月決算分から正式な法律の施行だから、もはや待ったなし。実情はどうあれ、これで形だけは整ったことになる。
これから先、もし事件が起こってもそれは私の管轄外。そもそも会社幹部自身の監査を第三者がきちんとやらなくては、見かけの書類だけさも違法行為がなかったように作っても効果は薄い。談合の深部では書類は作らないだろうから。

2008.11.24:

どうもわからないのが元厚生事務次官宅を襲った小泉という男。
そもそもマスコミ報道が中途半端なため、動機がわからない。46歳の無職の男がどうしてレンタカーを借りたりできるのか、どうやって金を稼いでいるのか、暴力団員でもなさそうだし、そこのところが解明できなくては動機が見えない。犬を保健所に持っていかれたくらいの単なる恨みが、どうして高級官僚殺害につながるのだろう。
大学を出てまともな仕事もしたことがあるようだが、そこからどのように粗暴な性格に変わって行ったのかが見えない。
これはどう考えても何かが隠されているとしか考えられない。そうでなければ病気か?
いずれにせよ人の命を奪うことは許されないが、彼の言い分さえ曖昧にしか報道されない(警察が隠している?)のではどうしようもない。

2008.11.23:

休日の昼飯は即席ラーメンなどが多いのだが、味がマンネリ化するのでちょっと工夫してみた。
まず即席ラーメンはチャンポン風に。具は野菜やベーコンなどを炒めて味付けと片栗粉でとろみをつける。麺は別途茹でるが、具の味付けで濃くならないように粉末スープは半分にする。麺が茹で上がったらスープを入れて丼に移し、その上に炒めた具を乗せるのである。これで自分好みの味が出せるのである。
次は即席焼きそば。今まではフライパンの湯の中に具を入れ、熱が通ってから麺を入れてほぐしていたが、これを分離して調理した。具は先にフライパンで炒める。同時に麺は別途鍋で茹でてほぐす。ほぐれたらフライパンの具と一緒に焼き、添付のソースを入れるのである。
こうすると以前は具が湯の中でヘタっていたのがシャキっとなり、また麺の中に含まれていたスープ分と油が抜けてすっきりした味に変化した。
ちょっとした変化でこれほど味が変わるとは思わなかった。
「同じ味に飽きた」と言っていた息子にも喜ばれている。

2008.11.22:

今日は私の5○歳の誕生日。奇しくも初級シスアドの合格証書が届いた。
ボジョレ・ヌーヴォーは高いのでパスしたが、安物ワインを飲みながら息子と二人でちょっとだけ贅沢な夕食を済ませた。
大袈裟だが、私の人生の転機かも知れない。

2008.11.20:

ここ数日は真冬のように冷え込んでしまい、朝家を出るのが億劫になってしまっている。だから駅から会社まで歩くのもちょっとお休み。
しかしここで服装を完全装備の冬物にするにはためらいがある。陽気が戻っても脱げなくなるからである。
部屋のファンヒータもここはじっと我慢。
う〜ん、悩ましい・・・

2008.11.19:

ちょっと出遅れた話になるが、自衛隊幹部が「先の戦争を侵略戦争と呼ぶのは濡れ衣だ」という論文を書いて解任された。
しかし彼は国会で「私にも言論の自由はある」と突っぱねた。ここには恐ろしい文民統制無視の論理がある。二・二六事件を彷彿させるような居直りである。
やせてもかれても自衛隊は政府の一機関でしかない。なのに政府の見解と異なることを、それも幹部自衛官が何の後ろめたさもなしに堂々と主張することには、背筋に冷たいものが流れる感じがする。しかも彼は自衛隊内部で隊員に同じような教育を受けさせていたフシがある。
すべての公務員は憲法を守り、国民に奉仕する義務がある。しかも公務員は同僚とか上司に関係なく法律に反することを見つけたら告発する義務もある。今回の場合は違法行為ではないが、政府の方針に反し、場合によっては国際問題に発展するものである。
自らの反動・封建的な思想を貫くために、なりふりかまわず行動する、しかもそれが軍人だとすると、これは銃をもって相手を脅す可能性も否定できない。だから恐ろしいのである。
それにしても、彼のような戦後生まれが戦前の時代をよしとする思想にまみれて、自衛隊の幹部として存在していたことは、問題の根の深さを感じさせる。それだけ戦前回帰の勢力が今も力を持っており、その思想を次世代に再生産していることは重大である。

2008.11.17:

「のぞみシステム」を共用しているある事業部から、ややこしい話が持ち込まれた。
それまで使っていた大きな金属素材、例えば鉄板、アルミの鋳物、配管材などの伝票を処理するシステムを、それまでの「のぞみもどきシステム」による運用から「のぞみシステム」本体に乗り換えたいというものである。
乗り換えるだけだから表面上はややこしいようには見えない。しかし落とし穴が待っていた。
伝票を書いて発注するまでに大きな差はないのだが、倉庫での入出庫の処理方法がまったく違う上に担当者も違うのである。もっと困ったのは保管場所コードが2桁から5桁に変わること。これは致命的である。マスターDBの作り直しになるからだ。
そしてもっとひどいのは現在ある在庫のうち、長期に保存されている不良在庫も「のぞみシステム」に移動するかどうかを決めてなかったのである。近日中に使う予定の在庫はそのうちデータから自然消滅するが、不良在庫はそうはいかない。
もしそのまま半永久的に残るのなら旧システムの使用料が発生する。相手は乗換えによって使用料がゼロになることを目論んでいたらしく、私の話にびっくりしていた。あまり大きな声では言えないが、不良在庫の量はハンパではない。これを全部「のぞみシステム」に移すとなると猛烈な手作業となる。似た話は2年半前に私自身が経験している。
さあどうするか、答えは今週金曜日の関連会議までに出さねばならない。どんな答えが出てくるか、それは後ほど。

2008.11.16:

金融サミットが終わった。十分とは言えないまでも、金融システムの監視強化を打ち出したことは大きい。裏付けのない、破裂するまで風船を膨らますような、見かけ倒しの資産価値の規制がやっと世界的に認知され始めたのである。
だが、アメリカは相変わらず規制強化に反対の立場だし、日本も小判鮫よろしくその後にへばりついている。そしてドルの基軸通貨としての立場を支えるために10兆円もの金をIMFに出すという。もしここまでやってもドルの価値が下落を続けるなら、10兆円は紙くずとなるだろう。そのリスクを抱えるのは一体誰か?
心ある識者は、アメリカべったりをやめて独自に世界経済に貢献する道を模索するべきだと言っているのだが、「定額給付金」程度の愚策を打ち出すしかない麻生政権が居座る限りは、発想の転換は望めないようだ。

2008.11.15:

あの「定額給付金」というのは何なんだろう?
ちゃんとした減税もやらず、1回限りの話。しかも後からの消費税増税が仕込まれた「毒入り饅頭」。おしまいにはその配分を高額所得者にも回すかどうかですったもんだした挙句に、国レベルで決められないからと自治体へ責任転嫁。
当然世論は「こんなものは役に立たない」という声が過半数を超えることとなった。
根本的な解決にもならない「定額給付金」という名のバラマキ。公明党が言い出した話だが、冷静に考えたら結局は選挙目当て。そして右往左往しているうちに選挙は先延ばし。もし実現するとしても来年度予算が待っているから実際の支給は遅れるだろう。するとますます評判は落ちるはずだから、選挙にも経済にも効果はさらになくなる。
先細りの愚かな政策を出すしかないのは、この政権の先行きを象徴するようだ。

2008.11.13:

今日は初級シスアド試験のネットでの合格発表。さて、結果はいかに・・・
\(^O^)/!!!合格!!!\(^O^)/
ということで、オヤジの面目は保たれた。

2008.11.12:

腕時計の電池が切れたので交換した。
これでいよいよ30年目に突入である。長持ちするものだ。時計屋はめったに見ない時計だと言っていた。
「おじいさんの古時計」ではないが、電池を交換し続けたら、私が死ぬまで動くのだろうか?

2008.11.09:

この週末は2日とも肌寒い曇り空。風も出て何となく初冬の雰囲気だ。街路樹も色づき始めて、わずかだが枯葉が風に舞っている。
日が暮れると冷たい風が部屋に入ってきたので、昼間開けていた小窓を閉めることにした。もっとも、今頃まだ窓を開けることができるというのが異常ではあるのだが。
そういえば私はまだ夏物のズボンを穿いて、出勤時に駅から会社まで20分の道のりを歩いている。

2008.11.07:

給付金の話で所得制限をやるのかやらないのかの議論が出ているが、どうせ一回限りの焼け石に水の金額だから庶民にとっては重要ではない話。高額所得者にとってもはした金に過ぎないから貰ってもありがた味はない。
よってこういう制度そのものの導入が間違っているのだ。所得の低い人達に手厚くするのなら、恒久的な減税、例えば基礎控除額のアップのようなものにすればいい。それと消費税引き下げあるいは廃止。
社会保障国民会議が、最初から消費税増税ありきの結論をまとめたが、この会議のメンバーたちは庶民が苦しんでも、自分たちは高みの見物ができる立場にあるから平然としたもの。
いずれにせよ、大企業に対する大盤振る舞いには積極的な政府だから、給付金についてみみっちい議論しかできないのだろう。
そういえば自動車メーカーの経常利益が軒並み大幅に下がるとマスコミは大々的に書いていたが、「減益」ではあっても「赤字」ではない。景気が悪いときは利益が減るのは当たり前で、倒産しない限り大騒ぎするような話ではない。それよりも毎年のように1兆円を越える経常利益を上げていたトヨタのその利益はどこに消えたのだ?

2008.11.06:

アメリカの次期大統領がオバマ上院議員と決まった。
大統領が誰であろうと私にはあまり興味がないが、今日のニュースで目を引いたのが株価の急反落。ここ数日は値を戻しつつあったのが、選挙翌日にまたもや大幅下落。
アメリカ経済の現実から考えたら景気はよくないということの反映でしかなく、大統領が変わっても、政府としてこれまでとは180度違う政策も取れない現状では、株価が低迷することに何の不思議もない。経済にとってもやはり大統領が誰になるかということの影響は小さいのだ。
さて、これからのアメリカの動きで注目されるのは、これまでどおり日本への圧力を続けるのか、日本政府がこれまたアメリカべったりの姿勢を変えるのかどうかである。
今のところ日本政府はアメリカの顔色を窺うという卑屈な行動が相変わらず目立つ。軍事貢献もそのままのようだ。
イラクやアフガンからの撤退については、ブッシュ時代のようにズルズル先延ばしすることなく、アメリカ国民や世界の世論に押されて相対的に早く実現する可能性はある。だが、「力の政策」はそう簡単に転換することはないのではないか。最近は話し合い路線もしぶしぶながら取らざるを得ない状況ではあるが、さりとて核兵器廃絶に一気に進むとは考えられない。
ということで、ここしばらくはオバマ氏の腕がどのようなものか静観しよう。

2008.11.05:

大阪梅田でのひき逃げ事件、やっと犯人が捕まった。防犯カメラや目撃証言があったから車種はすぐに割れただろう。警察は馬鹿ではない。犯人は突き止められた。
警察の発表だから100%鵜呑みにはできないが、犯人は被害者をひきずったまま走ったことに「死ぬかも知れないことはわかっていた」と証言したという。明らかに未必の故意で、殺人罪を適用される可能性がある。
しかも飲酒、無免許だから、ただごとでは済まない。彼の人生はこれでほとんど終わりだろう。
しかし、どうして彼の判断は狂ったのか?
瞬時の判断というものはその人間の本心に近いものが出る。だから今まで、どちらかというと自分勝手な生活を続けていた、あるいは続けることが可能だったのだろう。これ以上勝手な想像はやめておくが、人をはねた瞬間から「正常な」判断は失われ、彼がその時点で持っていた「自分に最も有利と思われる」選択をしたことが考えられる。
説教めいたことを言うつもりはないが、やはり普段から人間としての理性を磨いておくのが大切ということだろうか。地震、火事、交通事故などでパニックに陥ったとき、人はとっさの判断を迫られる。あれこれ考えをめぐらす余裕はない。ひらめきに近いものが要求される。その瞬間、それまでの人生で培った最適解を出すことになるのである。
但し、それが他人にとってどうかということは、思考から消えている。だから人間の行動は恐ろしいのである。

2008.11.04:

連休明けと月末データの最終入力日が重なって今日は一日ドタバタ。しかも納品されてから注文金額を変えたいというおまけまで飛び出して(露骨な下請法違反!)、それを拒否するのに電話にかかりきり。
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さて、例の給付金の話はやはり非難の火の手があちこちに上っている。そもそも首相が給付金と同時に消費税アップをぶち上げたことが発端なのだが、後で「経済が回復しているだろうという前提」と下手な言い訳をしても誰も信じない。本命が消費税であることは誰もが気付いている。
よしんばそういう前提が当たったとしても、やはり給付金は1回きりで、消費税は半永久的に続き、かつ1年で給付金分を上回るのだから、誰だって「毒入り饅頭」を食いたくないと思うだろう。
この程度の発想しかできない、また誤魔化しと知りつつ出してくる首相以下の政府・与党の連中は、国民のことを無視するように日々教育されているのだろう。

2008.11.02:

幹部自衛官が先の戦争に対する無反省の論文を書いていた話、やはり今の政府の本音がどこにあるかを如実に示している。
もちろん政府としては村山談話がある以上更迭するしかないのだが(しないと大変なことになるのは小泉首相で経験済み)、深く根付いている体質はそう簡単に変わらない。よって時々衣の下の鎧が時として見えるのである。
この国に民主主義が定着し、侵略戦争への心からの反省が国として表明できるのはいつになるのだろうか。
念のため言っておくが、麻生首相に限らず、保守政権の時代では絶対に無理である。

2008.11.01:

3連休の最初が土曜日とあって、外に出ると行楽客がたくさん駅にいた。私は駅を通り過ぎて、いつもどおり買物に向かった。そして・・・
銀行のATMで金を下ろそうとカードを入れた途端、画面に「インターホンで呼び出しを」というメッセージが出て先に進まなくなった。
電話をすると、「カードが詰まっていますね」という係の声が・・・ (☆-◎;)ガーン
しかも保守担当者が到着するのは30分後。えらいこっちゃがな。
しょうがないので買物を先に済ませて約30分後にATMに戻ると警備会社の保守担当者が待っていた。「機械だから壊れないという保証はないけど、まさか自分が当たるとはね」というと、彼は笑っていた。