悪餓鬼日記帖:なにぃ、文句あっか!

08.07


2008.07.31:

昨日、一昨日と、「のぞみシステム」の上流との夜間転送が続けておかしくなり、その対応と後始末で忙しかった。
原因は上流からの異常に大きな転送データが下流側に用意されているバッファからあふれてしまい、その後の各種転送作業も将棋倒しで止まったのである。
さて、その上流からのデータだが、巨大というだけでなく完了したのでオンラインからは削除されたものに対する変更データも含まれていた。さすがにこれは「のぞみシステム」側でエラー処理されたが、どういうわけか上流側で無条件に変更が効くようになっていた。これはさすがにプログラムの不備なので、直してもらうことになったが。
では誰が巨大な変更データを打ち込んだのかということが問題になった。実はそのデータはすべてコスト管理に関するもので、アクセス権は特定の部署に限られている。ただ、上流システムのIDとパスワードは個人ベースではなくグループなのでなりすましは非常に簡単。とはいえどの部署用IDかは特定されているので、上流側のキーマンが犯人特定に乗り出した。しかし犯人ならびにその意図は不明だった。自首することに期待するのは無理だったようである。
しかも今日、上流キーマンをあざ笑うようにまたもや誰かが大量の変更データを作成していると、システム管理者から連絡があった。さすがにキーマンは頭にきて、パスワードを変更し、そして関係者には「仕事に必要なためにパスワードが聞きたかったら私に申し出るように」とのお触れを出した。もしお触れを受け取っていない部外者が犯人ならばデータの大量入力は即座にストップするだろうという目論見である。
昨今は社内データの漏洩などがマスコミをにぎわしているが、コスト管理データ(コストそのものではないので帳簿には影響はない)を改ざんしようとしたことから、嫌がらせ、愉快犯の類のようだ。
まだ真の原因や犯人などは特定できていない。そして社内だけのカスタムアプリだから、このような事態は想定外だった。しかし内部統制の観点からIDは近いうちに個人ベースになるだろう。
月末の忙しいときに、冷や汗が出る話につき合わされるとは思わなかった。

2008.07.29:

昨日の午後、自宅からそれほど遠くない都賀川で鉄砲水によって死者4名、行方不明1名が出た。
確かにものすごい雷雨だった。落雷で帰りの電車のダイヤはボロボロ。そして六甲山から一気に下ってきた雨水は尊い命を奪った。
六甲山の鉄砲水、大水害は昔から有名である。標高5〜600mから海までの距離は非常に短い。だから時として思わぬ結果を生むのである。何年か前も湊川が氾濫した。神戸では水害対策で砂防ダムが多いし、何箇所かでは河川の流れを変えている。有名なのは生田川で、布引の滝の下、新神戸駅から三宮へ南西へ流れていたものを、現在はまっすぐ南へ流れるようにした。
洪水の危険性を事前に察知するのは難しい。治水対策が整ったとはいえ、自然は何をするかわからない。地元の人でも都会化した現在の六甲山系の川の癖を知る人は少なくなっている。

2008.07.28:

連休後の出社であれこれドタバタさせられると思ったが、それほどでもなかった。
それよりも帰宅後、一瞬冷や汗が出るような事態が発生した。サーバーが外から見えない!
それで調べた結果、どうやらグローバルアドレスが変わったと同時に、ルータ自身のDHCPも更新されてしまい、サーバーのローカルアドレスが変わって、ポートフォワードがサーバーに行かなくなってしまったのである。
慌ててポートフォワードをサーバーのローカルアドレスに割り当て直して回復したが、こんなトラブルは初めてで、うまくいかなかったらどうしようと非常にあせった。

2008.07.27:

今日で連休は終わる。
ドタバタしながら、毎日のように洗濯に終われ、気が付いたら1週間が過ぎていた、という感じである。洗濯が多いことに理由がないわけではない。
とにかく8月並みに猛暑日が続き、エアコンがない我が家はひたすら自然の風だのみ。よって夕方になると下着は汗でベタついてしまう。場合によっては上半身は裸。逆に職場にいる間は冷房が効いた部屋にいるから汗はかかない。むしろ長袖シャツでないと腕と肩が冷える。
ということで連休はおしまい。明日は机の上に書類が溜まっているに違いない。

2008.07.26:

おとといに日本の新卒雇用の問題点を書いたが、今日友人に会ってそんな話をしていたら、ILOの話になった。現在のILOは昔よりもさらに労働者の権利について水準が上っているという。彼の説明によれば、従来からのものも含めていくつかの原則に要約できるという。その中で私が注目したのは、「人間としての尊厳をもって自由に働く権利」と「人たるに値する生活を営める労働条件で働く権利」である。
最初の言葉で「人間としての尊厳」というのが私の心に響いた。低い労働条件で働く人達が良く口にする「仕事があるだけマシ」というのがあるが、だからといって会社の言うがままに、法律も無視して奴隷のように働くことを強制されるいわれはないと思った。もちろん働く彼らに罪はない。そもそも法律がきちんと適用され、違反がないように監視されていればこんな言葉は出てこない。ところが日本では法律そのものが国際レベルよりも低いし、「サービス残業」のようにそれすら守られていないことが「仕事があるだけマシ」という人間として屈辱的な言葉を吐かせるかされる原因になっているのである。
次の「人たるに値する生活」は説明の必要がないだろう。「ワーキング・プア」という言葉がまさにそれを物語っている。また、「日雇い派遣」も「人たるに値しない生活」の究極の姿だ。もしこんな生活を一生続けるなら、もちろん結婚はできないし、病気にかかっても病院にすら行けない。従来の「日雇労働」でも雇用保険と健康保険があるのに、「日雇派遣」はそれさえない。つまり社会保障の枠から完全に除外されているのである。
こうした国際レベルからも外れた日本の労働条件の存在は、先進国の名前に値しない。友人と私はそのことについて意見が完全に一致した。

2008.07.24:

友人HPの手伝い、それもちょっとした力仕事をやっていたら、日記が2日間途切れた。
息子はいよいよ就職戦線。ということは本人は大学進学を諦めたということである。私は大学に行けとは一切口にしていない。ただ一言、「行きたいなら行くことに反対はしない。また不可能ではない。しかし今の成績では並大抵の努力では済まないから、そのことを考えて決断しなさい」と言っただけである。
ここ数年は2007年問題があって、バブル以来のものすごい売り手市場である。大学が「3年生からアプローチするのはやめてくれ」と企業側に申し入れるほど過熱している。
しかし私に言わせれば「何を今更」である。
ベテラン社員がどんどん減っていくのに、60過ぎで再雇用には給料の激減(現役の6割!)。人を入れても賃金の安い非正規雇用ばかり。景気が良くても賃上げはせず、好景気に湧く企業業績とは反対にモノづくりのレベルはどんどん低下している。
それを今になって大騒ぎをして人材漁りに走る姿は無様だ。今新人を雇ってもどうにか仕事を任せられるようになるには最低でも3年必要。そんなことは言われなくても判っているはずだが、金儲けに目がくらむと、火がついてからあわてて人を補充している。
日本企業は昔からそういう体質だったが、改善されない。
社会に出てくる若者にはその分の食い口を用意せねばならない、そういうことも企業の社会的責任に含まれるのだ、ということを法律的にも倫理的にも認識されていないのが日本社会の現状だ。

2008.07.21:

本当に久しぶりに石鹸を買った。
そもそも石鹸なんぞ何かの景品や葬儀の香典返しなどでしょっちゅう貰っていたから、おそらく10年単位で買っていない。しかし昨今は貰うことがめっきり減った。カレンダーも似たようなところがあって、経費節減の傾向と比例している。
そうしたことから需給バランスは崩れ、在庫はついに底をついた。それで石鹸を買うことになったのである。これも時代の流れなのだろう。

2008.07.20:

昨日、今日と洗濯に明け暮れている。
連休だし天気がいいから洗濯物は半日あれば乾く。息子は例によって汚れたものを溜めており、「全部出せ!」と一喝したらゾロゾロ出てきた。Yシャツに作業服、今年度はもうやっていない柔道着。
明日は明日で布団カバーが待っている。本格的夏が始まったので、掛布団をしまってタオルケットを出したからである。
いやはや兼業主夫は忙しいこと・・・

2008.07.18:

ISOの定期監査の準備をやっていると、時としてとんでもないことに気が付くことがある。
最も始末が悪いというか、取り繕いに苦労するのが社内の規定同士の矛盾。意外とこれが何年も放置されていることがある。
今回も5年間矛盾に気付かなかったものが見つかった。もちろん監査では見つからないように工作した。どのような工作かはさすがに言えない。
で、どのような矛盾がわかったかというと、採算が赤字になるジョブについて誰が決裁をするかの規定が2つの基準の間で違っていたのである。
事業部規定では赤字の金額に関わらず一定の受注代価を超えると事業部長。つまり1円の赤字でも事業部長の判がいる。ところが我々の部の規定では受注代価に関係なく赤字の幅が一定額を超えると事業部長の判がいるとなっていたのである。
こんなことになった理由は関係者が異動してしまったために明確ではないが、噂によると当時の事業部長が独断で「1円たりとも赤字は許さん!」との姿勢で事業部規定を勝手に変えてしまったようである。今規定の来歴を調べているが、部規定の方はずっと変えていないのに、事業部規定だけが5年前に該当部分を変えていることから、ほぼ間違いないようだ。
一箇所を変えると他にも影響が出ることはよくあること。法律なら矛盾は絶対に許されないが、社内規定はこのようにいい加減なところがある。監査の前に慌てて見直しをするから抜けが出るのだが、だからといって処分されるわけでもないから、このようなことが起こる。

2008.07.17:

梅雨明け宣言、祇園祭、そして息子がセミの声を聞いたと、夏の風物詩が揃いはじめた。
明日は息子の終業式、来週一週間はウチの会社の電気代節約休暇と、これまた夏の行事が続く。
もっとも休みの間に出かける予定はない。

2008.07.16:

ISO9000の定期監査が入るので大忙しである。
この頃は多くの会社が認定を取っているが(欧州への輸出には必須である)、日本人にとっては苦痛としか言いようがない。
簡単に言うとIOS9000は欧米式仕事のやり方をそのまま規格にしたものである。だから指示したことや合意したことを示す証拠としての書類を山ほど作らされる。そして決められた仕事のやり方を示す基準類もたくさん作り、製品が変わったり組織編成を変えたりすると、その度に改正版を作り、管理職の認印(またはサイン)を取る。しかもこの認印は毎年の定期監査の前に必ず行われる全基準の「定期見直し」の度に必要になる。たとえ変更がなくても「変更なし」と履歴に書かないといけない。非常に面倒である。欧米式の仕事のやり方を知っている私でも、根は日本人だから書類の洪水にはやはりウンザリしてしまう。
このISO9000の監査で検査会社は大忙しである。もちろん認定のための検査料を取るから貴重な収入源である。また、ある人に言わせると、世界中で約150万人の雇用が増えたそうである。
こういう仕事の手順を規格化したものには「環境ISO」と呼ばれるISO14000があるが、このような規格は今後も増えていくようである。

2008.07.15:

今週に入ってから会社からのネット接続が早くなった。
昼休みは特にその速さを感じる。今までの倍以上はあるだろうか。
噂によれば、本社にあるネット出入口専用のプロキシサーバーを新しいものに交換したという。
去年はファイルサーバーをブレードに変えたことだし、次第に環境は新しくなっていく。そういえば次世代「のぞみシステム」はホストから卒業することが決まっているし、全社的にも時間をかけて脱ホストを図るそうだ。

2008.07.14:

昼間は30度を超える暑い日が続く。
もうすぐ梅雨明けなのだろうが、昼に比べて夜はかすかな風が吹く。しかも湿度は低い。
梅雨最後の豪雨もなく、セミの声もまだわずか。
本当の梅雨明けはいつになるのだろう?

2008.07.13:

今日は母の3回忌法要。寺での読経の後、親族そろって会食した。
この1年の出来事というと、甥のひとりに女の子が生まれたこと。
母がなくなって以後、親族それぞれの家庭にはそれぞれいくらかの変化がある。そして変化の中には母がいない生活が含まれる。
ひとつの命が去り、ひとつの命が生まれる。その繰り返しの中で、生きている人達の生活のリズムも変わり、そして人生観も変わっていく。
世の中に永久不変のものはない。

2008.07.11:

「のぞみシステム」で必要な操作をせず、危うく経理から怒られそうになった。
ことの発端はあるジョブが製作途中で客先からキャンセルが出てしまい、大量の余剰材が出たことに始まった。余談だが不要になった材料は客先が買い取る方向で決着しようとしているのだが、同時に「欲しけりゃ他に持っていっていい。但し払う金はその分減額する」という極めてリーズナブルな話である。
さて、そうなると設計とかは余った材料を急ぎの仕事に回そうと「ハゲタカ族」と化する。そして工務とか倉庫に指示してどこかに持ち出していく。さて、問題はその後である。
持ち出しそのものに対してはちゃんと書類が出ていて、倉庫でも出庫の処理まではきちんと行われていた。だが、肝心のことに誰も気付かなかったのである。つまり、元のジョブ番号のまま出庫したらその費用はやはり元のジョブ番号の経費として処理される。当たり前だ。だが本当は他のジョブに回したのだから、ジョブ番号は変更しないといけないのである。それを誰もが忘れていた!!!
そのことに最初気付いたのは私で、キャンセルジョブなのに連日倉庫から出庫・原価計上されるので不思議に思い、倉庫担当から事情を聞いたら「他に流用するから出してくれ」と言われていたことを知った。それでこれはおかしい!と関係者にメールを回して確認したら、すべてジョブ番号の付け替え依頼を忘れていたのである。要するに流用元の費用は減額されず、流用先は「タダ」の材料を使ったことになったのである。こんなことが経理に判ったらただではすまない。会計監査、税務調査で指摘されることは疑いない。
あわてて関係先に番号の振り替え依頼を書かせた。
さて、実際の「のぞみシステム」の処理はこうである。一旦出庫したものをジョブ番号なしの不良在庫に見かけ上戻す。次に改めて実際に使ったジョブ番号で払い出すのである。ちょっと面倒だが、そういう処理をするようにシステムは作ってある。
今までの分は私が手伝ってきちんと処理し、関係先に「ハゲタカ」をやったらその依頼を必ず出せとわめいておいたが、どこまできちんとやってくれか、ちと心配である。

2008.07.10:

息子のバイト先でのちょっとした問題。
ある日、息子が出勤していて仕事が終わる夜10時直前、交代で夜勤の青年一人が来て間もなく気分が悪いとへたり込んでしまった。さあ大変、夜勤の店番は他に一人しかいない。それで他の店にいたオーナーに電話して代理を探してもらった。しかし誰とも連絡が付かない。そこで息子が当面そのまま店にいることになった。もちろん彼は未成年だから違法である。
時は過ぎて夜の11時、まだ交代要員が見つからないので息子は私に電話してきてこう言った。「いつまでだったらこのまま店にいていい?」
事情を聞いた私はこう言った。「既に違法労働になっているのだからすぐに帰りなさい。」
息子は驚いたように「ええっ、そんな無茶なことを・・・だって一人気分が悪くて倒れているのに、放っておけないよ」と反論した。
私は少し考えてから、「違法であることを許すことはできない。もしそれでもいたいのなら勝手にしろ。それはお前の判断であり、お父さんは知らない」、と締めくくった。
結局息子はそのまま未明出勤組が来る午前2時まで働いた。
翌日、私は何故私が冷たいとも思える言葉を吐いたか、こう説明した。

1.どういう理由であろうと違法行為は違法であり、許されるべきではない。
2.何故一人が倒れたらすぐに交代要員が手配できないのか、そのような勤務体制を組んでいる店側に問題がある。しかも交代要員がいないからといって、息子に帰宅を命じず、そのまま未成年を10時以降に働かせる違法行為をしている。これは明らかに店の責任であり、息子がそのような違法な超過勤務を選んだことを制止しなかったことはさらに許されることではない。
3.息子の心情として、一緒に働いている店員に対して冷たい態度を取ることはできなかった。そのことは理解できる。しかし違法行為は違法行為、それを単純に「仕方がないこと」とするようなことは私としては絶対に賛成できない。
4.だから私は人情と違法行為を天秤にかけるような選択をお前に迫ったが、2.の説明のように、そのような苦渋の選択をお前にさせた原因はまさに店側の勤務体制に対する認識の甘さにある。そのことは分かってほしい。
5.今は組合の力が弱体化していることもあり、また学校でも若者に働くことの権利・義務関係がまともに教えられていない。だから新入社員からサービス残業が強制され、それがまた当然のことのように若者に植え付けられ、へとへとに働かされて体を壊したりすることが少なくない。親としてそのような無知・無権利状態の若者を世の中に送り出すことはしたくない。
6.だから自らの力でどのような選択をすべきか、自分で悩み苦しみ、決断をする訓練をあえてお前にさせた。ちょっと辛かっただろうが私の本意はそういうことだ。

私は口にこそしなかったが、結局仲間を見捨てることができなかった息子の選択は正しかったと思っている。
労働基準法違反であることは間違いないのだが、違法行為ということを知らずに、また違法であってもそれは仕方がないこととして唯々諾々と雇う側の命令に従うよりも、自分が置かれた環境を正しく理解した上で自己の責任において行動するということがいかに大切か、そのことを体験することが必要だったと思っている。
これはエライ人達が口にする「自己責任」とは違う。彼らの言う「自己責任」とは、自分たちにとって都合の良い条件、例えば緊急事態に対応できないような少ない人数で働かせて人件費を安上がりに済ませる状態をそのまま放置しておきながら、後は俺の知ったことではないという、身勝手な意図から来た言葉だ。
勤務体制の不備ということに疑問を持ち、言うべきことは言いつつ、同時に人間としてのいたわりとやさしさも身に着けてほしい、これが私から息子に伝えたい言葉である。

2008.07.09:

サミットは結局、温室効果ガス削減の長期、中期両方の目標を明確に示さずに終わった。
福田首相は「合意された」みたいなことを言っているようだが、公式文には「目指す」ということだけで「合意」はない。嘘を言ってはいけない。G8としてのイニシアチブを取り、まずは何らかの目標を示した上で国連の場でも共同して他国を引っ張っていこうというのならともかく、最初からG8内部での合意ができないのでは救いようがない。
他にも食糧危機では輸出規制を緩めろとか、投機マネーの規制は打ち出さずに「透明性」にとどまるなど、世界をリードするような内容は見られないままである。毎日贅沢な食事をして結果がこれか、という印象はぬぐえない。

2008.07.08:

洞爺湖サミットが開催中だが、最近のサミットは本当に警備がエスカレートしてしまっている。
昨年のハイリゲンサミットでもそうだったが、テロ対策とかで一般人は警備に伴う不便を強いられ、首脳たちの顔をかすかに見ることさえも許されない。
このことが意味するものは、先進資本主義国の首脳達はいずれもテロリストから憎まれ、標的になっている、つまりテロリストを支援する少なくない人達には、彼らが自分たちの苦しみの根源に見える(実態はどうあれ)のである。
これと比べ、もしパン国連事務総長がテロリストの標的となって国連本部前で襲撃されたらどうなるだろうか。
おそらく実行犯のテロリストと所属団体は世界中から爪弾きにあうだろう。
ということは、国連は全世界の平和のための組織であり、サミット参加国は後進国を苦しめている一部の金持ちの国の組織とみなされても仕方がない現状にあるということだ。

2008.07.07:

息子が「PCが時々起動しない」と言ってきた。見るときれいなブルースクリーンである。
ここ数日前から起こったらしい。ということは温度上昇によるものと思えた。幸いにしてBIOSを抜けてWindowsの起動途中でブルースクリーンになる。ということはマザボでなくHDDである。PCのカバーを開けるとやっぱり・・・埃だらけである。明らかに換気が悪い。エアスプレーで掃除した。
とりあえずは起動するようになったが、これで真夏が乗り切れるだろうか?
HDDをバックアップしてWindowsの再インストールも考えるが、それでも再発すればHDDの交換となる。
お〜〜い! HDDが買えるくらいのバイト代残っとるやろな!

2008.07.05:

最高気温が30度を超えるようになって来た。しかし梅雨にしては湿度が低い。
友人HPの更新も終わったので、ちょっと気分は楽になった。
また今日は月に一度(正確には28日)の通院で、小さなレジ袋にしこたま薬などを詰めて持ち帰った。袋の中身は飲み薬2種類、インシュリン注射器本体2本、ディスポ針、血糖値計の針とセンサーである。主治医に体脂肪率の話をしたら、やはり笑っていた。どうして笑い話で終わるかというと、血糖値もヘモグロビンA1cも安定しているからで、もし血糖値が上っていてやせ始めたら、これは重症化を意味するからである。

2008.07.04:

バリウムを飲んだので腹の調子が悪い。毎年バリウムに泣かされるので会社の定期健診は気が進まない。胃カメラのほうがよっぽどましだ。
今年の特筆すべき結果は、何と言っても体脂肪率が5.3%になったこと。検査担当のおねえちゃんは「アスリート並み」と評した。昨年は8.5%だったから、今年も新記録更新である。
ただ、喜んでばかりはいられない。やはり微妙に血糖値が上がり気味で、それに対抗するために注射量もやはり微妙に増えた。
このイタチごっこはいつまで続くのか、少し気になる。

2008.07.03:

今週に入って公私共に忙しく、月末の前後の日記更新ができなかった。
「公」は四半期決算で疲れ、「私」は友人HPの更新、しかも今回は表紙のリニューアルだから手間がかかっている。自分のHPの表紙もままならぬのに他人のものまで、と思われるだろうが、そこは人のいい私のこと、全面的に頼られてしまうと断れない。
表紙のデザインは意外とむつかしい。コーナーや写真の並べ方もあるが、いちばん難儀するのが配色。これだけはセンスがいるので、友人の中でも配色に詳しい人の知恵を借りた。