悪餓鬼日記帖:なにぃ、文句あっか! |
09.09
2009.09.30:
月末になって、決算に加えて内部統制の資料作りがあり一日ドタバタした。
明日はデータの最終インプット。DBの中に手を突っ込んでスクラッチする仕事もあり、システム外棚卸データの入力もある。
決算の金額としてはこの半期は大したことがないが、今回は細かい虫つぶしの仕事がいつもより多い。
2009.09.29:
JR西日本のエライ人が鉄道事故調査委員にアプローチして、自分の立場が悪くならないように工作していたこと、モラルハザードもここまで来ると、人間はここまで堕ちていくことができるのかと思ってしまう。
100人を超える犠牲者を踏み台にしてまで自己保身を図ろうとする神経はどこから生み出されるのか、金儲けと出世に目がくらんだ人間の最後の姿を見ると、今の世の中の悪いところを一手に引き受けた感じがしてならない。
彼にはもう将来はないだろう。しかしこれまで彼を野放しにしてきた会社の金儲け優先の体質が彼を作った気がする。
今は本当に諫言を吐くブレーンが少なくなったし、わけても辛口の対応をする組合が少なくなって歯止めがなくなってきた。特にJRの場合、民営化のときに闘う組合を徹底的に排除してしまったことが大きい。
2009.09.27:
息子の話が続くが、急激な心境の変化に驚くばかりなので報告しておく。
家の手伝いを積極的にするようになったことは先の通りだが、先日からは食事の後片付けをやりたいと言い出した。その理由を問いただしたが、本人もわからない(言えないというのが本心だろうが)という。
同時に、小学生の頃私が自室でネットに入り浸りになって相手をしなかったことへの不満も漏らした。もちろん私は素直にわびたことは言うまでもない。
このことから言えることは、息子は今になって本格的な反抗期を迎えたということだ。
こういう遅れた反抗期が出てくる最大の原因はヨメハンの抑圧である。息子から聞かされていたのは、小さい頃から「反抗しようものなら倍になって叱責の言葉が返ってくる」こと。それは今でも引きずっていて、ヨメハンと会う(私はそれを拒否していない)時に説教されたら逆らうことが出来ないと告白した。つまり息子にとってはヨメハンの命令はトラウマのように残るのである。これでは反抗期は形成できず、自立の道も閉ざされることにならざるを得ない。今更ながらおぞましいことと思いつつ、別居して正解だったと確信した。
息子は、私が退職強要に対して毅然たる態度を取り、全面的に支援していることに信頼感を得たと思う。同時に今まで言えなかった不満も吐き出すことで互いに自立した人間として対峙することの重要性を感じたようだ。
もちろん彼には人生経験の浅さがある。しかしそれをことごとく指摘し否定しては成長を妨げることにしかならない。人が人として生きていくために必要なことを学び、それを一つづつ自らの力で克服していくしかない。それを妨害する権利は親にもないということだ。
2009.09.26:
いつもの通院だが、えらく混んでいる。どうやら連休で来られなかった患者が集中したようだ。
血圧は薬を増やすことで次第に下がりつつある。ところで、血圧は自宅でも測っているのだが、どういうわけか病院で計ると低い。
主治医曰く、白衣高血圧ならぬ「白衣低血圧」らしい。病院で医者や看護婦の姿を見ると血圧が上る「白衣高血圧」というのは有名だが、私の場合自宅での血圧測定に緊張感があるということのようだ。
2009.09.25:
2日間だけの仕事というと、やはりあっという間に過ぎてしまう。
職場の中には休暇を取って9連休にしている者もいた。脱帽である。
2009.09.23:
5連休は今日で終り。終日雑用で追われていたら夕食を作る気力が失せ、寿司屋に出かけた。
男所帯だから最低でも月数回は弁当または外食となる。しかし意外と惣菜を買ってきて米だけを炊くということはほとんどない。確かに弁当より安くはなるのだが、食事を用意する時間はあまり変わらないので採用しないのである。
さて、明日から2日だけ出勤してすぐに週末になるのだが、決算が近いのでドタバタになるだろう。
2009.09.22:
今日の息子のノルマはそうめんの茹で方、野菜炒めである。
その・・・何というか・・・学校の家庭科は何の役にも立たない!
やはり親がしっかり教えないとどうにもならない。と同時に本人のやる気が大前提なのだが。
前置きはさておき、昼食にそうめんを茹でさせたら、束をほぐさないまま熱湯に入れたので一部は麺がくっついて固いままとなった。次は「びっくり水」と呼ばれる一旦沸騰させたものに冷水を継ぎ足して再度沸騰させることを知らないこと。「びっくり水」は麺がしまるのである。
夕食は野菜炒めで、これまた問題は具材をなでるだけで、掘り起こしてまんべんなく火を通し、かつ味付けの塩・胡椒がいきわたらないこと。
なかなか口だけで説明してもわからないのだが、「どうすればうまい料理が出来るのか」という意欲があれば自分で工夫するようになる。
さて、話は変わって、息子がPCを買い換えた(失業中でもPC本体だけを買い換える金はある)ので、そのお下がりで私のサーバー機を更新した。これで我が家はデュアルコアばかりになった。
2009.09.21:
息子が何か作りたいとしつこく言うので、ハンバーグを作らせた。但し下ごしらえのみである。
案の定牛乳を入れすぎてベタベタになった。皿に置くと自然に平べったくなる。焼いたら何とか形は保ったが、歯ごたえはまったくなかった。でもいいではないか。明日は野菜炒めに挑戦させる。
2009.09.19:
本日から5連休。例によって予定はない。
ただ、頭の中にあるのはかなり汚れた流し台の大掃除である。まあ、それ以外は買物に明け暮れるだろう。何といっても息子のために食事を作る必要があるからだ。本人は一度料理に挑戦してみたいと言うが、もやし炒めか味噌汁くらいから始めないとどうしようもない。
それにしても私はどうして料理を覚えたか。あまり記憶はないが、小学生の頃におせち料理の手伝いをしたのが大きく影響している気がする。
2009.09.18:
日本人には「9.18事変」と言われてもピンとこないだろうが、「満州事変」と言われれば理解できると思う。中国人なら誰でも知っている"ちゅう・いい・ぱあ"、すなわち関東軍の自作自演による柳条湖爆破事件をきっかけに、日本軍による本格的中国侵略戦争が始まった日が1931年9月18日である。
侵略戦争というものは大体言葉のごまかしで始まる。多くは「侵略」を「解放」と言い換える。
話はかなり違うが、米オバマ政権が健康保険制度を民間から公的なものに切り替えようという政策を打ち出したとき、反対勢力はそれを「社会主義だ」と攻撃した。もしそれを論拠にするなら、日本をはじめ公的保険制度を導入している欧州各国も全部社会主義国になる。
我々はそういう嘘を見抜かなければならない。
2009.09.16:
鳩山内閣がスタートした。
これまでの自公政権、それも小泉内閣になってからは悪政に次ぐ悪政で国民はボロボロにされたのだから、今度の政権に期待するところは大きいだろう。
とはいってもまだ走り出したばかり。まずはお手並み拝見というところか。
2009.09.15:
イチロー選手の9年連続200本安打はやはりすごいと思う。
あの粘っこい打法はアメリカでは異質のものであるが、やはり彼にしかできない芸当で、それが認められたのである。
何物にもめげず、腐らず、驕らず、孤高にも見えるあの姿勢は普通の人間にはできない。
私なんぞは「瞬間湯沸器」の性格だから、彼の爪の垢でも煎じて飲むのがいいのだろう(笑)
2009.09.14:
今朝は思いがけない、ちょっと冷や汗が出かかった出来事があった。
電車に乗ろうとして改札機に定期券を入れたが、この切符は使えないというメッセージが出てゲートが閉まったのである。
あれ?と思い、定期券をよく見たら、有効期限が「9月12日」となっていた。えっ!!??
慌てて自動券売機に走り、クレジットカードで定期券を購入、無事電車に乗れた。
それにしてもこんなことは初めてである。いつもは期限が切れる1週間前くらいに気付き、時間を見つけて買い換えるのだが、今回は期限が迫っていることすら頭になかったのである。
やはり頭の中はやや冷静さを欠いているようだ。
2009.09.13:
慰謝料請求という「宣戦布告」は遂に出された。もう後戻りはしないし、できない。息子も覚悟を決めた。
今日はそういう意味で落ち着いた一日となった。最近は友人HPの手伝いも一服。
しかし週明けから私の仕事の方は決算の準備に入る。
2009.09.11:
"9/11"は今も忘れることが出来ない。
当日アムステルダム・スキポール空港のトランジットロビーのTVで見た光景は、最初何のことだからわからなかった。
やがて搭乗にするにあたっての物々しい警備、イギリスに着いてからTVで見た光景はあまりにショックだった。
以後米ブッシュ政権が誤った政策で事態を複雑化し、それをオバマ政権が軌道修正し始めているのだが、あまりにも長い遠回りは長すぎると思える。日本でも鳩山政権の誕生で一定の改善が図られる印象だが、自公政権の悪しき伝統がどう払拭されるか、国民の監視は続く。
さて、息子の退職強要、弁護士との協議で私からの宣戦布告は不可避となった。
2009.09.09:
今日は"090909"のゾロ目特異日。とはいえ何か特別なイベントがあるわけではないが。
ふと思い出したが、9年前は2000年問題でどこの会社のシステムでも徹夜体制で問題が発生しないか緊張の一瞬を迎えた。あれから9年、誰ももう思い出すことはない。
しかしそれがきっかけで多くのシステムは西暦に切り替えられたと思う。ウチの会社でもあれ以来新システムはすべて西暦にするという規則が出来た。とはいえ、今でも一部の人の頭の中は元号にこだわっている。ファイル名の付け方でもその人のこだわりが見える。
私の場合、入社以来の記憶はすべて西暦で固められた。だから何かの拍子で「昭和」を使われると年数計算が必要になる。「グローバル化」と言われるが、経済活動だけでなく、年号も西暦一本化の方が相手に理解されやすいと思う。
2009.09.08:
臨時国会での首班指名選挙だが、自民党は党首に投票できないという過去に例のない状況に陥っている。
当初は白紙投票案まで出た。それほど人材不足ということだ。
党の再建を口にするが、過去の政策の失敗を根本的に改めない限り無理だろう。だが現状は極めて悪い。例えば先日の討論会で民主党の鳩山代表が外交政策の論文を書いてアメリカの一部から批判が出たら、自民党は「アメリカと対立するなんてとんでもない」と血相を変えていた。日本がアジア外交に軸を移すからといってアメリカに敵対するわけでもなし、いつまでも古い発想にしがみついていては国民の支持は得られまい。
2009.09.06:
今日は何故か少し気持ちが落ち着いている。
理由は多分友人たちに今の息子の現状を話したからだろう。しかも彼らは息子と私の行動に「そこまで無理をしなくても」とは言わなかった。
世間の多くは会社の脅しに対してあまり抵抗せず、泣く泣く退職届を出した例で満ち溢れていると思う。しかし我々親子は頭を下げない。不当なことに対しては正々堂々と対峙する、それが誠実な生き方だと信じているからである。
もちろん結果がこちらの思い通りになるとは限らない。しかし主張すべきは主張する。そうでないと負け犬根性が身についてしまうと考えるのである。
2009.09.05:
総選挙は民主党の圧勝。自民・公明は大敗と予想通りの結果になった。もちろんマスコミによる「政権交代」キャンペーンも影響しているとはいえ、自公政権に嫌気がさした国民の選択である。だが公明党の場合、自民が支援しても小選挙区は全敗しているから事態は深刻である。選挙動員に疑問を感じた創価学会員が脱会してくことも考えられるからである。
さて、私の頭の中は今も息子の退職強要問題で一杯である。
弁護士のアドバイスも踏まえて会社との交渉に臨んだが、会社側は前回の経験から訴訟に持ち込まれる前に和解案を提示してきた。とはいえ退職強要そのものの事実、すなわち「経歴に傷がつく」と言ったとは認めていない。白々しい限りである。ここをどうするか、弁護士と相談するつもりである。