悪餓鬼日記帖:なにぃ、文句あっか!

09.12


2009.12.31:

今年も残り10時間を切り、カウントダウンは一つづつ減っていく。
さて、我が家の今年の重大ニュースは何と言っても裁判所がらみ(実際に法廷に立つことはなかったが)が2つもあったこと。もちろん息子の退職強要と、私の離婚調停である。
一時は越年も覚悟したが、何とか年内に基本合意ができた。これで精神的プレッシャーからは解放された・・・。
と言いたいところだが、息子はプータローになってしまったため、彼はこれから苦労することになる。年が明けたらハローワークに通って、失業保険を貰いながら職を捜すことになる。だがご存知のごとく不況とデフレで新卒ですらろくに就職先がないので、彼には険しい人生が待ち受けている。
そう言えば私も来年は給料が下がる。そして別れた元ヨメには「財産分与」という名の手切れ金を渡さねばならない。
いずれにせよ、年が明けても何もかもがハッピーとはいかないが、いずれは時間が解決してくれるだろう。

2009.12.30:

無事携帯電話を回収した。ということでこの話は落着。
さて、今年も鬼籍簿に入った人達のことを。
注目すべきはやはりマイケル・ジャクソン、森繁久弥、平山郁夫だろう。
特に平山郁夫画伯は、自らが被爆者として平和の大切さを生涯訴えた人であった。次第に少なくなる被爆1世は貴重な存在になりつつある。残念だが原爆の恐ろしさを語ることのできる人達は次第にこの世から消えていく。だからこそ残された人間は「核抑止力」などという幻想を克服する必要があるのである。

2009.12.29:

今日で仕事納め。毎年ろくなことがなく、後片付けもままならないまま帰ることを続けている。
今年だけはかなり余裕を持って終りになると思っていたら、終業10分前、とんでもない電話が入った。
「のぞみシステム」に登録してあるジョブ番号が2つ存在していて、どちらを使えばいいのかわからないという質問である。「えっ!2つ???」。
調べると確かに2つある。しかもこれは受注システムからの転送データではなく、両方とも納期がないために用意してある事前登録のものである。誰かが間違えて2重登録したようだ。しかも受注システムで正式登録されれば事前登録のデータは自動的に消えるはずだが、正式登録は受け付けられず、事前登録がそのまま残っていることがわかった。
情シス担当者は既に休暇モードで帰省中。年明けに気の進まないメールを打つことが決まった。
さらにこれが影響して気分がすこぶる滅入ったせいか、更衣室に携帯電話を忘れて帰宅。
明日会社に取りに行くことになった。愕然・・・・・・・・(×_×;)

2009.12.28:

午後、会社を休んで新しいパスポートを取りに行った。10年前と比べて大きく変わったのはICチップが組み込まれたこと。
26−27ページの間に固いプラスチックの厚紙が挟んである。この中にICが埋め込まれているというわけだ。
偽造対策も随分進歩したものだが、偽造屋との熾烈な戦争はこの先どうなるのだろうか?
野次馬的発想がふと頭をよぎる。
−−−−−−−−−−
その後時間があったので家電店で買物。
子機がおかしくなった電話/FAXを買い換えた。たった4年でサイズが小さくなった。もちろん紙のトレー幅だけは例外である。
次に買ったのはPCのヘッドセット。誤って足で踏み潰したのである。息子のことを「鈍臭い」と笑えなくなった。

2009.12.26:

昨夜は職場の忘年会で、今年も最終盤。
明けて今日は台所周りの油落し。これで残るは再度の掃除機かけとPCのホコリ落とし。
今年の年末年始は一番短い6連休である。ウチの会社は伝統的に29日まで働かせる。官庁をはじめとする多くの会社は28日までで、今年は今日から休みのところも多いのだが。
年末までのスケジュールは、27=友人HPの忘年会、28=パスポート受け取り、29=仕事納め、30=掃除&買物、31=買物&おせち(?)料理となる。

2009.12.23:

今日は部屋の掃除の第2弾。ガラス拭きと網戸の水洗いである。水をかけた「ヤニ部屋」の網戸からは当然茶色く濁った「汁」が流れる。しかもベランダは道路に面しているから、茶色プラス黒。一体どういう環境に住んどるんや!と思ってしまう。
さて、今日は掃除に加えてルーターの更新。
先日友人の家のルータを無線に変えたというから古いものをタダで貰ったものである。
今のところ順調に運転中。

2009.12.22:

近所の銀杏並木はやっと丸坊主になってきた。先週からの寒さと強風で枯葉が飛ばされ、例年のごとく道路は黄色い絨毯。
こうなると、これまた年中行事だが、市の清掃局が枯葉の掃除をする。たぶん下水管を詰まらせないようにするためだろう。
クリスマスが近くなった。

2009.12.20:

書き忘れていたが、先週パスポートの更新手続を行った。現有のものは来年2月で切れるためである。
期限はもちろん10年もの。運転免許を持っていないから、本人確認の証明書類として重宝している。気が向いたら海外旅行に行けばいい。申請料として16000円かかるが、1年当たりにすれば1600円。決して高くない。
さて、今日も迎春準備の一環で室内の雑巾がけ。「ヤニ部屋」を拭くと雑巾の絞り汁は猛烈な茶色に変色する。一方、「ゴミ屋敷」(?)の息子の部屋も大掃除したが、鈍臭い性格のため、掃除機を壊してしまった。慌てて家電店に走る始末。余計な出費は8000円。嗚呼・・・

2009.12.18:

またもや経理ともめごと。しかも工務が余計なことを言うからややこしくなった。
あるジョブ番号での話だが、機械を2台作るのに最初はひとつのジョブ番号だったのを納期が1年以上ずれるからと2号機を新しいジョブ番号に変更したことに始まる。
ところが部品の一部に1、2号機まとめて買ったものが存在した。もちろんジョブ番号は1号機用で、しかも1号機用は既に納品され、支払も終わっているのでシステム上は2号機用のジョブ番号は途中で変更できないのである。
さあどうするか。
これに対して工務は恐ろしいことを言い出した。1号機の決算で未納の2号機用を1号機の原価未計上で残しておいて、納品が済んだら経理で「これは2号機用です」と原価の付け替えをやれと言ったのである。
一見何でもないように見えるが、いくら理由があるとはいえ、会計監査や国税監査が入ったら「不正な経費の横流し、利益隠し」と疑われるのは必至である。経理は怒った。
そこで私が呼ばれた。お知恵拝借というわけだ。
私はいきさつを聞いてからこう答えた。
「1号機の決算では2号機用を未計上として残すな。未納の2号機用は後日納品されたら一瞬は1号機用としてシステムに原価計上されるが、直後にそれを返品扱いでマイナス原価を作ればよい。そしてその不良在庫は続いて2号機用に使ったとして原価を計上したら痛くもない腹を探られることはない。」
これにて一件落着である。工務の担当者よ、初めてシステムを使ったわけではないのだからもう少し頭を働かせてくれ。

2009.12.16:

最近経理とちょっともめている。
原因は「のぞみシステム」から経理のシステムに買掛金(支払)のデータを渡す時の、下請企業のコード体系が2種類存在することである。
片方は純粋に企業の名前、住所などを入れたもの。もうひとつは銀行口座を入れてある。
しかし経理側担当者は銀行口座の入ったコードのことしか言わない。というか、本当は2種類あるのに片方しか存在しないがごとく話をする。しかも「のぞみシステム」側もそのコードを使うのは当然とばかりに、時として文句をつけるのである。しかし「のぞみシステム」側はもう一方のコードしか使わず、支払の際は経理システム側で自動的にコードの変換とチェックを行うのである。
経理担当者はこのことを知らず、一方的に決め付けるから困る。
「のぞみシステム」側が銀行口座の入ったコードを使わないのにはわけがある。
初めて取引を行う下請の場合は、銀行口座はまだ登録されていないが、契約・注文は当然先行して行わねばならない。そうなると銀行口座の登録を必須にされると、未来永劫新規取引は出来ない。そこで銀行データの入ったコード登録は契約成立から検収・支払が発生するまでの間に行えば済む話である。
それを経理は理解しようとしない。よってもめるのである。
システムのあり方を考えるとき、実務の流れがわかっていないとこういうことが起こる。

2009.12.13:

息子の退職強要に対する最終決着が決まった。会社側が出勤していない分の賃金(8月から11月まで)を支払うとともに解雇予告手当てとしてさらに1か月分支払うというものである。当然会社都合による解雇である。
息子も私も会社側の謝罪を得られなかったことに不満はあるが、ここで幕引きせざるを得なかった。会社側のガードの固さと、弁護士の腰が引けていたからである。
だからといってこれ以上引き伸ばしても益がないので、ここで終りである。今夜は息子とささやかな終結の宴を開いた。
この宴は同時に、息子には話していないが、私自身の離婚問題の終結を含んでいる。どちらも越年することはなかったので、落ち着いた新年を迎えることができる。

2009.12.12:

迎春準備の一環(?)として散髪に行った。ズボラな性格で髪を切るのはいつも先送りである。頭の裾が少し賑やかになったなと感じたら理髪店に行くという習慣だから、3ヶ月は経っている。カットしたら髪の毛が山のようになるから理容師泣かせである。

2009.12.08:

今日は言わずと知れた日米開戦の日。日本の中国侵略に対する国際的非難を背景に日米交渉が続いていたが、日本側は遂に戦火の火蓋を切ったのである。
それに対して、現在は嘉手納基地移転の日本側回答が先延ばしになったことに、米側がいらいらしているようだ。だからといって戦争になるような雰囲気はない。日米安保締結以来、自民党は徹底してアメリカの言うことに逆らわなかったのが、民主党政権になってわずかな優柔不断の態度を見せたからといって大騒ぎするような話ではない。アメリカ側もそのことは承知でゆさぶりをかけているに過ぎない。
そういう意味で世界大戦が再発する情勢は今はない。むしろ大規模な戦争の火種を摘み取るためにも、核兵器廃絶が急がれているのである。それは日米開戦で泥沼化し、多くの命が失われたことをひとつの教訓としているからではないだろうか。

2009.12.07:

来年度の会社PC更改の話が舞い込んできた。
職場では私のPCも含めて約10台が該当する。確かに考えたら私のも5年近く使っていた。
新しいPCのスペックはデュアルコアでWindowsXPである。Windows7はまだまだ。アプリがまだ対応し切れていないためである。そしてデスクトップのみ。ノートだと勝手に自宅へ持ち帰る可能性があるため。ニュースにも出るように、規則で禁止しても無視する輩が後を絶たないので、強制手段になった。
少々話がずれるが、自宅から持ってきたソフトを勝手にインストールする例も少なくない。自宅用と会社用に2本もソフトを買うヤツはまずいないだろうから、明らかな違法コピー。当然(?)ゲームが多い。
しかしもっと不思議なのは自腹を切ってVistaを入れたヤツ。仕事で使うのにはXPでも十分なはずだが、何が不満なのだろう。自宅と同じ環境でないと気がすまないとでも言いたいのだろうか?

2009.12.06:

若者はクリスマスに目が向いているが、私はそろそろ迎春準備が気になりだした。
昨日はお歳暮の発送、そして今日は年賀はがきと、正月用の金箔入り日本酒を買ってきた。
今年の会社のカレンダーは最も短く、年末は30、31両日だけであるから、それ以前に掃除をやってしまい、買物も日持ちのする真空パックの餅などを手に入れてしまおうと思う。
今年から、子供が食べないのでおせち料理は中止。でも色蒲鉾くらいはそろえようか。
話は変わるが、デパートが売り上げの落ち込みを食い止めるために年末に福袋の受付をするという。せっかちになっても、財布にある金額は変わらないのだから無駄な努力にしか見えないのだが。

2009.12.05:

大阪府の橋下知事、この男は救いようのない発想でものを言う。
いつもながら暴言を吐くことで有名だが、神戸市民にとっても害を及ぼす話が出てきたので徹底して粉砕する。
ことは彼の関空・神戸空港での米軍誘致を容認する発言に始まるのだが、これに対して神戸市が抗議したら、3空港(関空・伊丹・神戸)の協議から神戸を締め出すという脅しをかけたのである。もちろん神戸市側は、神戸空港は商業空港であるとして反論した。
以前から気になっていたのだが、橋下知事は最悪の新自由主義者である。しかも自分が気に入らなければ暴言を吐いて恥じない。
現実問題として、米軍が来ることは騒音のみならず、治安問題などでリスクは大きい。地位協定が持つ治外法権の性格が障害となる。だからこそ沖縄県民は普天間の基地と代替地とされる辺野古に米軍が居座ることをを嫌っているのである。それを関西に持ってきても解決はしない。だが橋下知事は米軍の存在を優先し、それを神戸市が難色を示したら脅しで応えた。
そうでなくても彼にはいくつもの暴言の前科がある。彼は知事としても、また人間としても許せない性格の持ち主である。大阪府民でもない私が言うことではないのだが、次回の知事選挙では彼は落選するだろうし、落選させて欲しい。

2009.12.03:

12月に入って、街角にはクリスマスの飾りつけが賑やかになった。色とりどりのランプ、しかも鋭いLEDの光があふれている。
昔ヨーロッパで見た道路をまたぐ電球の飾り付けとは一味違う感じがする。
そんな中、今日から神戸ルミナリエが始まった。苦しい財政で何度も危機を迎えながら綱渡りの開催である。しかし市民の思いとしては存続を強く希望する。今年も募金は欠かさない。

2009.12.01:

遂に12月。今年もこれで終り。でも私のこの1年を振り返ることはまた後にする。
今年の流行語大賞は「政権交代」。民主党が何度も何度も繰り返す言葉だったが、マスコミも一緒になって「政権交代」を連呼した。
どの程度投票に影響を与えたかは不明だが、自公政権のあのデタラメさに、国民が「中身は不明だが、一度やらせてみようじゃないか」と心を動かされたことは間違いないようだ。さもなくばあれだけの議席が取れるわけがない。
もちろん実際の行動はまだ端緒に付いたばかりなので、評価にはもう少し時間がかかるだろう。特に沖縄の米軍基地問題への対応が一つの試金石である。ただ、これまでのところ、暴走したかと思えば、のろいところもある、足元が定まらない政権ではある。原因は「どういう国にするのかのコンセプトがないこと(曖昧にしているとも言える)」である。