悪餓鬼日記帖:なにぃ、文句あっか! |
09.06
2009.06.30:
今日で1年の半分が終り。同時に本格的梅雨のシーズンでしのつく雨が降ったり止んだり。九州では豪雨だし、全国的に有名になった四国の早明浦ダムは取水制限が緩和されたようだ。
土砂降りは自然だけではない。麻生内閣は自力で解散することもままならないし、小手先の改造人事の意向も評判が悪い。もはや前にも後にも進めなくなって立ち往生。ひたすら深まる泥沼に埋まっていく姿だけが見える。
2009.06.28:
まさに「巨星墜つ」というべきマイケルジャクソンの急死だが、死因はまだ謎に満ちている。
本日現在、薬の飲みすぎ説が一部で出ているが、まだ流動的とみていいだろう。
マイケルのことは衝撃的デビューとして私の記憶に残っている。何しろあの大人顔負けのボーイソプラノにはあっと驚いた。しかも一流歌手の中でも超一流といえるリズムアンドブルースのフィーリングを持っていた。
彼の出現をきっかけに、アンディーウィリアムズショーのレギュラーだった「オズモンドブラザース」が「オズモンズ」として「ジャクソンファイブ」の向こうを張ったり、日本でも「フィンガーファイブ」がもてはやされたりしたのである。
今の若者の間でも著名な彼の名前、その彼を襲った突然の死は、プレスリーの急死と並んで多くの謎を呼ぶ出来事になるのだろう。
2009.06.26:
やはり東国原知事は本気のようだ。ということは権力の座を登りつめたいということだ。そのためには宮崎県民と自民党を踏み台にして権力をふるいたいということに尽きる。
だから私は「独裁者の資質」と書いた。
かといって彼が容易に総裁になれるとは思わない。何よりも彼の本性を知った県民・国民が黙っていないからである。
2009.06.24:
驚いたというか、末期的事態だと思うのは、自民党の古賀選対委員長が東国原宮崎県知事に衆院選立候補を要請したことに加えて知事も人を食った回答をしたこと。
自民のタレント候補探しもここまできたか、という感じがまずひとつ。
それを見透かしたように「だったら総裁にさせろ」と見返りを要求する厚かましさも、これまた人を食ったもの。
知事の発言はどこまで本気なのか、可能性はほとんどゼロだろうから単なるパフォーマンスに見えて仕方がない。もし本気だとしたら、彼は独裁者の資質があるように思う。
求心力を失った自民党の発想がここまで落ちたかと思うと同時に、こういうことが起こる背景に自公政権の行き詰まりが見えてくる。
2009.06.23:
今日は沖縄の「慰霊の日」。
今までこのことは取り上げてこなかったが、あれから64年経っても沖縄は戦争との関わりから抜けさせてもらえないという現実に、これはやはり正常な暮らしはできないとつくづく感じる。しかも米軍のグアム移転で楽になるかと思えば、逆に強化される動きになっていることは危険ですらある。
不発弾が今も出てくることと合わせて、沖縄に武器の音が聞こえなくなる平和な日が来ることを望まずにはいられない。
2009.06.22:
いよいよ梅雨らしい感じになってきた。
会社の方では事務所内に冷房が入り始めてしのぎやすいが、一歩外に出るとむっとした生暖かい空気に包まれる。
夜も気温、湿度ともに下がらないから、布団では汗をかく。かといってタオルケットにするにはまだ早い。下手をすると深夜に猛烈なこむら返りが足に来る。糖尿病患者にはこれがいちばん辛い。
2009.06.21:
先週から今週にかけてソフトのバージョンアップやPCのバックアップ作業をやっていたのだが、やたら時間がかかってしまった。
バージョンアップは「窓の杜」などを使って毎日監視しているが、それでも定番ソフト以外は半年くらい放置していたので、更新すべき量が非常に増えた。特にCD・DVDドライブのファームウェアと焼付けソフトが更新のオンパレードで、立て続けにPC再起動を余儀なくされた。
またテスト中のソフトも何故か増えてしまって、Cドライブの使用済み容量は12GBにまで膨らんだ。以前はいくら多くても8GB。これでHDのバックアップにかかる時間は40分を超えてしまった。
ちょっとソフトを見直して整理せねばなるまい。
2009.06.18:
10日に書いた息子とのいざこざ、実はその後本格的な戦闘状態に入ってしまい、お互いに口を利かなくなっていた。
それがやっと昨夜停戦合意ができて、正常化された。
戦闘により息子は何らかの教訓を得たようで、自分のことは自分でする方向を見つけたようだ。例えば「食事は自分でやる」と言い出した。但しちょっとこれは飛躍しすぎの感じがする。というのも、良く聞いてみると、当面は自分の金で弁当を買ってくるようで、あまり褒めた解決ではない。
弁当・外食は脂肪が多いこと、野菜不足になることは注意しておいたが、これからどうなるか、親は黙って見守るしかない。ここであれこれ指図することは最悪である。
2009.06.13:
週末に日経平均株価が1万円を超え、政府も景気の底入れと喜んでいるようだが、国民は逆に苦しみが増すことに絶望感を抱いている。
そもそも企業業績悪化が鈍化してきたのは、大企業を中心に在庫調整が進んだだけでなく、猛烈な派遣・非正規切りで人件費を大幅に削減したからである。
このような事実を無視して、政府は数回にわたる経済対策で財政再建を先延ばしにし、しかも消費税増税、いわゆる「毒饅頭」をその穴埋めに使おうとしている。消費税は弱者に相対的負担が強くなる明白な国民いじめでしかない。
CO2削減目標で「国民にも負担を」と述べた麻生首相は、以前イギリスの新聞が書いたように"trickle
down"(企業利益のおこぼれ)ではなく"tricke pain"(痛みの押し付け)を実践し続けている。
2009.06.12:
日本郵政をめぐる鳩山総務相の闘いは終わった。彼が辞任することでとりあえずは決着した。
しかし国民の立場で言えば西川社長はふさわしくない。何より国民の貴重な財産を二束三文で売り払おうとしたことは事実なのだから。
自民党内部の問題は国民に関係ない。それをあえて首相がOKしたのには、国民の声に逆らってでも押し通したい理屈があるのだろう。だがそれは選挙にストレートに反映するに違いない。
あけすけに言えば、政府与党にとって財界の意向は国民感情に優先するということだ。
2009.06.11:
8日に書いた郵便割引不正事件、どうやら裏には国会議員あるいはその秘書がいるようで、逮捕・略式起訴された郵便局の担当は上からの命令に従っただけのようだ。
詳しくはわからないが、不正を行ったDM発行業者からの依頼を厚労省や郵便局に働きかけたのが、スピード認可の理由に思える。
こういう場合、役所の下っ端が犠牲になり、大物は涼しい顔をして生き残るといのが図式のようだ。昔松本清張がよく取り上げていたが、疑獄の真相を闇に葬るために役所の課長クラスが自殺する。本人も板ばさみになるのだろうが、上からの「責任を取ってくれ」のようなささやきもあるのだろう。本当にどす黒い世界だ。
2009.06.10:
本当は他に書きたいことがあるのだが、無性に腹が立つことがあったのでそれを書く。
息子が働き始めてから2ヶ月を過ぎたが、一向に自立に向けての行動をしようとしない。昨日から部屋の片づけをさせ、山のように溜まったペットボトルを今朝出す予定になっていたのだが、私が出社した後、息子はそのまま放置した。
カン、ビンの収集は2週間後だからそれまでは専用の袋に入ったまま彼の部屋に置くことになった。
他にも家事はほとんど手伝わない、洗濯は自分のものだけ洗って私の下着は放置、家には金を入れない、まったくの寄生虫である。
一体いつまでこんな生活をするのか、いつになったら私を解放してくれるのかと聞いたら、「まだわからない」との回答。
「寄生虫」のための「奴隷」生活なんてまっぴらごめん。早く出て行け!!
2009.06.08:
原因がはっきりしない事件が2つある。
ひとつは山口県のホテルでのCO中毒。塞がれた煙突と不完全燃焼を起こすボイラの組み合わせで大量のCOが発生し、室内に充満するまではわかったが、では何故事故当日だけ犠牲者が出たのか、そこはまったく不明であるし、報道もされない。マスコミの追求の目はどうしてそこに向かないのだろう?
次は郵便局が不正に障害者団体用の格安料金を適用した問題。犯行に関わった局員は業者からわいろなどを貰っていないというが、では何故利益供与を行ったのか不明である。不正に加担して、相手から見返りなしの共謀なんてあり得るのだろうか?
2009.06.07:
GMが倒産したが、その日の株価は下がるどころか上った。これは何を意味するのか?
私見だが、国有化することで増資その他の負担は投資家ではなく、政府のカネ、すなわち税金でまかなうので「ババ」は引かずに済むから安心して株に手を出せる、ということではないだろうか。
ではどうやって政府はその負担をまかなうのか、その多くは国債になるだろう。ということはその国債は誰が買うのか?
ターゲットのひとつは最大の債権国である中国。そのために政府高官が訪中した。だが中国はしたたかだからそう簡単にはOKしないだろう。もうひとつは日本。ここは何も言わなくてもひたすらドルを買い支えてくれる。
そうなると日本が買った「ババ」はどうなるか。言わずもがな消費税増税である。日本は経済対策(それも大企業向けが中心)に加えて米国債を国民のツケとして回すことが考えられる。
ついでに言うと、高速料金の値下げはETCを買うことを前提とし、「エコポイント」も別の家電製品を買うことを前提とした、大企業の売り上げ増加のヒモ付きである。
そもそも私はポイント制に批判的である。何故なら、単なる値下げならばその分をどこに回すかの裁量は100%消費者にゆだねられるが、ポイントならば必然的に買った商品または販売店のヒモ付きになるからである。
いずれにせよ、「経済対策」のために使った税金を消費税増税で穴埋めしようと、政府は走り始めた。
しかし庶民はだまされんぞ!!
2009.06.06:
そろそろアジサイの季節。アジサイは雨とつながっている気がする。
どんよりした雲の下で、鮮やかな色を見せる花はやはり象徴的。ここ数日梅雨の走りを思わせる天気で、民家の植え込みに咲く花が目に付くようになった。
ところで息子は上司のイジメにもめげず、毎日会社に通っている。話を聞くと新入社員に対しても自ら会社を辞めていくように誘導しているフシがある。自己都合なら会社は手を汚さずに済む。ならば何故会社は新人を雇うのか。今は新人を育てて戦力にしていくという姿勢が薄れたのか?
これに対して息子は、「せっかく就職したのに、何で辞める必要があるのか」と鼻息が荒い。頼もしい限りだ。
2009.06.03:
山口県のホテルで発生した一酸化炭素中毒、色も臭いもないから非常に怖い。
私自身も小学生のときに練炭火鉢による軽い中毒と思われる経験をした。
冬の季節、我が家ではずっと練炭火鉢を使っていたのだが、私は帰宅すると火鉢の上に覆いかぶさるようにして暖を取っていた。
そして夜になると耳鳴り、そしてすべてのものが遠くに見える幻覚を起こしたのである。
それを口にしても、両親は「おかしなことを言う子だ」程度しか受け取ってくれなかった。しかしそういう症状は1ヶ月くらい続いたろうか。それが中毒であることは大きくなってからだった。
中毒を防ぐには換気しかないが、無味無臭なので気付くのは遅れる。ガス漏れならば臭い(意図的に臭いの成分が含まれている)がするのだが、、一酸化炭素中毒は避ける方法が難しい。
2009.06.01:
6月に入った。
五月晴れの温かな日差しから、太陽は少しずつ照りつけるような角度にまで上ってきた。
ところどころの田んぼは水を溜め、田植えの準備に入っている。ということは梅雨が近いことを想像させる。
もっとも今年は遅めの梅雨入りだと気象庁は予想している。