悪餓鬼日記帖:なにぃ、文句あっか!

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2010.02.28:

今日は丸一日津波報道が氾濫して、スピードスケートで日本チームが銀メダルを獲得したことはどこかへ飛んだかたちになった。
それにしても思い出すのは50年前にやはりチリから襲ってきた三陸海岸の大津波。記憶はかすかだが、新聞には倒壊した家並みの写真などが紙面を覆っていたと思う。
チリ国内ではもちろん甚大な被害が出ている。死者も300人を超える模様だ。TV映像を見ると橋の崩壊が写っていたが、明らかに強度不足。チリも地震が多いので耐震設計が必要だが、金がないので安普請をしたのだろうか。トルコでも同様の問題があった。
もっとも日本もあまり人のことは言えない。「規制緩和」を引き金に耐震偽装をした建築士がいたのだから。

2010.02.27:

先日から急に気温が上って、もはや寒波が来ることは考えられないような天気になった。
連日最高気温は10度を超えるようになり、通勤時のマフラー、帽子は脱ぐことになった。家でももちろんファンヒーターを点けることはない。
来週も雨の日が多いものの、気温はこのまま推移するようだ。本格的な春が待ち遠しい。

2010.02.25:

今日は2題。

1.冬季オリンピックもたけなわ、その中で過熱報道が目立つのがフィギュアスケートの浅田選手。
毎日のように記者会見を開かせ、いちいち決意を述べさせるのにはうんざりする。いよいよゲームに入ったのだから、試合に集中できるよう配慮が必要に思う。

2.財界が政党を評価し、企業に政治献金をうながす、いわゆる「通信簿」をやめるそうだ。政党に点数をつけるなどという財界の傲慢な態度はそれ自体として問題だが、自民と民主を競わせて財界に有利な「2大政党」を作ろうという目論見は外れてしまった。
というのも、先の選挙で自民党は惨敗した上に今も立ち直りができない状態だからである。
そりゃそうだろう。戦後の自民党政治は民主政治の基本、すなわち国民の意見を吸い上げて政治に反映させるということをせず、ひたすら財界やアメリカのいいなりを続け、国民の声を徹底して無視してきたからで、その結果として国民の「退場!」という意思が示されたのである。
その意思を財界が勝手に覆すことは不可能である。

2010.02.23:

あるサラ金の車内広告。「急に飲み会に誘われたが金がない。だったら昼に予約を入れて夕方に引き出せるシステムが便利」という宣伝。
考えたら飲み会に行く1、2万円の金すら現金でも、また銀行口座にもないという前提になる。だからサラ金で借りなさいということになるのだろうが、それほど逼迫した状況になるまで放置してきたことが本人の問題とされるべきである。
しかしサラ金は「借りる前にちょっと考えてみよう」などとは言わない。逆にやせ細ったシマウマに群がるハゲタカのようにたかり、金利をむしり取る。しかもサラ金には多くの大銀行が資金を出している。こんなシステムを許している国って他にあるのだろうか?

2010.02.22:

今日は「平成22年2月22日」のぞろ目日という。しかし私は元号を捨てることにしたので、むしろ2022年2月22日に期待する。
とはいっても、何かイベントがあるのかどうかは知らないが。
それにしても元号は不便。国際的には西暦が常識だし、社内も2000年問題以降、すべてのシステムは西暦に統一されたので、元号は邪魔になるだけである。
しかし役所から来る書類、あるいはホームページは元号のみ。いちいち西暦に変換する必要があるのでやりにくくて仕方がない。

2010.02.21:

冬至から2ヶ月も経つと、出退勤時は暗闇の中ということはなくなった。
まだ2月ということで空気は冷たいが、昼間の日差しは次第に強くなっている。日向の部分を歩くとマフラーが少し汗ばんでくる。
天気がよければ観梅というのも可能だが、何せ息子は部屋を閉め切ってゲームなりSkypeでおしゃべりしていて、とても外へ出ようという意欲はない。しかも彼は繁華街の雑踏も嫌う。
彼のプー太郎生活はまだ続く。ハローワークからも呼び出しもない。耳にしたところでは、中小企業の事務員を1名募集したら100人が殺到したという。こんな異様な大失業時代は経験がない。誰がこんなことにした!

2010.02.19:

インシュリンの注射量を増やしても食前の血糖値が下がらない現象がここ1年ばかり続いていたが、医者から注射量を減らすように指示され、ここ一週間ばかり続けてみた。
すると血糖値は注射量を減らしてもそれほど上昇しないことがわかった。不思議としか言いようがない。
医者の見解では、注射量に合わせるようにヘモグロビンA1cが下がっているのに血糖値が下がらないのは、インシュリン抵抗性が強く出ているのではないかと。しかも注射によってここ数年間膵臓が休んでいるので、注射量を減らしたら能力が回復する可能性があるという。つまり注射をやめて飲み薬だけにできることもあり得るという見解である。
インシュリン注射をやめるまでに至るかどうかは???であるが、医者は「あかんかったらやり直したらええやないか」と極めて楽観的。
ということで、ここしばらく注射量を減らして様子見である。

2010.02.17:

前期のGDPが上ったとしてマスコミが騒いでいるが、結局は政府がてこ入れした一部の業種、そして輸出企業が潤っただけのこと。
しかも世界一米国債を保有しているのが中国から日本に入れ替わった。すなわち余った金が国内に回らずにアメリカに回っていることも明らかになった。これでは国内の個人消費が伸びるわけはなく、デフレでガタガタになるだけのこと。
しかも給与所得はこれまた下がるばかりで、輸出大企業の懐ばかりが膨らんで、貧乏人は死ねと言っているに等しい。
おりしも春闘のシーズン。労働組合さんよ、「賃上げは無理だから定昇だけ確保」などとみみっちいことを言っている場合ではないことを認識してくれ。大企業は有り余る内部留保でゲップをしているのだから。

2010.02.14:

明日から出勤ではあるが、今日は会社OBとの飲み会だった。
OBからの話を聞いていてわかったことだが、世間の情勢は総選挙を機にかなり変わってきたこと。そしてこれは重要なことだが、そういう情報は「会社という窓」からでは絶対に見えないということだ。
私のような大企業の、しかも転職をしたことのない人にとっては、国内平均レベルの生活でさえわからない立場にいる。会社の中には「日経」しか読まない連中もいるようだが、それを続けていては必ず世間から孤立する。

2010.02.13:

バンクーバー冬季オリンピックが始まった。
そんな中、選手の一人がネクタイを緩め、Yシャツの裾を出していたことから、国内から出場させるなという指令が出た。しかし選手団長はこれを拒否して試合に出させる予定だ。
今の若者の目立ちたがりを象徴する行為だが、だからといって出場させないというのは明らかに行き過ぎ。
ただ、これは選手自身で考えて欲しいことだが、国内ならいざ知らず、国際舞台に出るのだからそれにふさわしい、恥ずかしくない行為をすべきだということだ。残念ながら国際的には「裾出しルック」を個人の好みとして理解してもらえる雰囲気はない。

2010.02.12:

小沢幹事長の元秘書、石川衆議院議員が民主党を「離党」した。議員「辞職」ではない。
昔から保守系議員は離党しても辞職はしない。どんなに世間の批判を浴びても議員に固執するのは何故だろう。
個人的見解だが、利益誘導型の政治がなせる技に見える。地元からの「要望」に応える形で公共事業を取ってくれば献金はしっかりもらえるし、地元ボスにとっては金儲けのための陳情の窓口が失われることに危機感を感じる、そういうところではないか。
どちらも「金の切れ目が縁の切れ目」、議席がなくなればただの人。そこには民主主義の発想はない。

2010.02.11:

今日は言わずと知れた「建国記念日」、戦前の「紀元節」である。
会社は夏休みを多くしたことと引き換えに、天皇誕生日とこの日を出勤日にすることが多い。ガチガチの右翼なら「非国民」として怒鳴り込んできそうだ(笑)
私個人としては世間の大多数に合わせて休暇を取った。しかし会社にとって「国民の祝日」の存在は極めて低い価値しかない。夏休みを長くしても年間出勤日数は絶対減らないように、必死に抵抗するのである。
昔聞いた話だが、どこかの大企業が休日調整で、工場地元の祭りの日に出勤日を設定し、周囲から顰蹙を買ったことがある。さすがに庶民の重要なイベントを会社が奪う権利はないといえよう。

2010.02.09:

Gumblerウィルスのあおりを受けて、我が家のサーバーにも影響が出ている。
友人HPの情報交換のために、サーバーには物置用FTPサーバーと掲示板用HTTPサーバーが入れてあるのだが、掲示板が「ウィルスバスター」に「問題のあるサイト」と認知されてしまった。それで例外設定を余儀なくされたのだが、オッサン、オバハン連中にとっては警告が出るわ、例外設定が必要になるわで、パニックになる人が続出した。
しかも例外設定のやり方をメールの文章だけで送ったら、これまた自分勝手な解釈をしてでたらめなURLを書いたからちっとも解決しない。
仕方がないので電話サポートで解決したが、やはり文章だけでなく、画像入りのマニュアルにしないと理解してもらえないようだ。
それで今日は詳細なFFFTPのバージョンアップ手順のマニュアルを「会社で」書いた(笑)

2010.02.08:

民主党の小沢幹事長が不起訴になったからとして辞任しないと言っている。鳩山首相も続投を認めた。
しかし世論はまったく納得していない。アンケートの結果では大多数の国民が説明不十分としている。
そもそも収支報告書の嘘の記載は「秘書がやったこと」などというのはふざけている。もちろん証拠は残さないだろうが、「秘書任せ(つまり盲判を押した)」などという見え透いた言い訳をするのなら、その厚かましさは救いようがない。本当にチェックしなかったとしたら、それはそれで監督者としての責任放棄でしかない。ちゃんとした会社なら、経理担当重役と経理課長は即刻解雇である。
国民の常識を無視できる人達が政治家として通用するなら、民主政治は死ぬ。

2010.02.05:

昨日の訂正。
朝青龍は親方になれない。条件である日本国籍を取得していないためだ。当の本人は知っているはずだが、今後の身の振り方はまだ語られていない。他人事だが、これからどうするのか関心がある。まさか人気が下がっているプロレスに行くことはないと思うが。
さて、トヨタの「プリウス」の話。どうやらリコールを宣言する前に無償修理を始めていたようで、重大な欠陥という認識はあったようだ。それにしても問題は全世界に波及してしまい、トヨタの名前は深く傷ついた。大胆な発言をする経団連会長の出身母体としては「団の面目丸潰れ」である。だが、どれだけ金がかかろうとも責任は取ってもらわねばならない。
そう言えばウチの東芝製電子レンジもリコールがかかった。家電店から電話とはがきによる丁寧な連絡があり、来週に一部の部品交換を行う。

2010.02.04:

トヨタの「プリウス」の話もあるし、小沢幹事長不起訴のニュースもあるが、引き続き角界の話。
貴乃花に投票したことで親方の一人が詰め腹を切らされた。意見の違いが「規律を乱した」ということになるのでは、自分の意見を述べることは不可能になるし、解雇を覚悟しないといけないのではこれまたヤクザの世界と同じである。
一方で朝青龍は「現役」引退。度重なる不祥事は彼の未熟さにあるのだが、それを放置した親方ならびに協会に責任はないのだろうか?
それと彼が年寄として活動するにしても、彼を信頼して指導を受けたいという力士はいるのだろうか?
野球界で問題になった「江川−小林トレード」でもわかるように、江川氏は引退後球界から呼ばれたことはない。その名前に重大な傷が付いた彼を迎えることは、誰しもためらったのである。いかに彼個人に責任はないとしても。
それを考えると、朝青龍は彼自身の責任が重いだけに辞めて新規まき直しというわけにはいかないだろう。

2010.02.03:

最近Gumblerウィルスというのが出回っているようだが、これによってFTPクライアントソフトが軒並み弱点をつかれ、IDとパスワードが盗まれる事態になっているという。
私はFFFTPを使っているが、例外ではなく、作者のHPには対処法が出ている。私ももちろん対応をしたし、ウィルス対策ソフトを入れてあるので滅多なことは起こらないだろう。
だいいち、「落書帖」はそんなに有名どころではないから、実際にクラッキングを食らっても大したことはないはずだ(笑)

2010.02.02:

昨日は月末締切データの確認で昼間は忙しかったし、夜は夜で友人HPの技術的トラブルでメールと電話が飛び交うことになった。よって日記の更新をせずにそのままダウン。
しかし世間では驚くことが起こっていた。貴乃花親方が理事に当選したのである。やはり旧態依然の角界に一石を投じてやろうという人が少なからずいたのだろう。もちろん「改革派」は彼一人だから苦労するだろうが、世論が後押ししている限り孤立することはあるまい。