悪餓鬼日記帖:なにぃ、文句あっか!

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2010.03.31:

今日で月末。と同時に官公庁をはじめ、多くの企業は年度末。
ということで人事異動や組織改正がにぎやかでもある。職場を去る人、転勤になる人の送別会があちこちで開かれているかも知れない。
そして一夜が明けると、緊張した顔と縦縞スーツ(いつから縦縞ばかりになったのだろう?)姿の新入社員が通勤ラッシュにもまれてやってくる。
こうして世代交代が行われるのだ。
しかしその一方で、少なくない若者は4月1日に会社の門をくぐることはない。高止まりをしている失業率を何とかしないといけない。

2010.03.29:

桜の開花を宣言しても、この寒さでは満開にはなかなか到達しない。夕方帰宅途中の電車のホームで、わずかながら雪が舞った。
4月目前で雪が降るのは何十年ぶりだろうか。
今夜はファンヒーターが活躍。先週末で片付けようと思っていたが、天気予報を見て撤回したのは正解だった。

2010.03.28:

再び友人HPの話。携帯用HPを作る方向で話が決まった。
もちろんコンテンツ作りは私におんぶにだっこ。
しゃあないな、と思いつつも調べると結構気を使わねばならないようだ。狭い画面に合わせること、画像はなるべく減らすこと、屋外で見ることもあるので配色に注意すること、等々・・・
しかし一番の難関は私の携帯電話からネットに接続できないので、テストができないこと。もちろん友人たちにテストを依頼するのだが、わけのわからんことを言い出すリスクがつきまとう。
まあ、期限はないのでゆっくりやるか。

2010.03.26:

友人HPのリーダー格が心筋梗塞で入院した。心筋を取り巻く血管に2箇所細いところが見つかったという。心停止に至らなかったことが不幸中の幸い。
本人は腹が飛び出るほどの超肥満。考えられる原因は運動不足、高脂肪の食事、遅い夕食が主なところ。結果として脂肪肝のみならず脂肪心にまで進行している可能性が高い。そうでなければ2箇所も血管の「詰まり」が見つかるわけがない。
私も以前頚動脈のエコーを撮ったことがあるが、やはり糖尿病の影響で年齢よりもコレステロールの沈着が多い。同年代での不養生は恐ろしい結果を招くことは明らかである。
肥満大敵。長寿の人達を見ればわかるように、肥満は誰一人いないのである。

2010.03.25:

雨は降るわ、寒いわで、冬に逆戻りしたようだ。
今日の午後雨が上がったので、久しぶりに会社から駅まで歩いたが、耳が痛くなるような寒さで身震いした。
明朝は最低気温が一ケタとの予想。週末に職場の花見が計画されていたが、ちょっと無理だろう。

2010.03.24:

決算が近いので、私は所属部署の利便のために決算資料、特に未計上の発生予定を作って配付しているのだが、これがあちこちにばら撒かれているようで、今日は「残っている在庫をどうすればいいの?」と知らない人が聞いてきた。
冗談ではない、在庫を客先の指示が出るまで置いておくのか、不要だからスクラップとして売却するのかはこちらの知ったことじゃない。決めた指示は倉庫に伝えればいいだけのこと。
単なる生データなので、煮て食うか、焼いて食うかは見た人の勝手だが、想定外のことを質問されると一瞬面食らってしまう。

2010.03.23:

薬で発熱を防いだまでは良かったが、喉を痛めてしまい、強烈なしわがれ声になった。
咳は出ないが、とにかく普通に喋っても「ハスキー」を通り越して紙をくしゃくしゃに丸めるような音。
今日会社で電話したら、相手は私が名乗るまで一体誰かと思ったという。いやはや、いつ回復するやら・・・
ところで禁煙はしていない(笑)

2010.03.21:

午前中は空が黄色く濁っていた。言わずと知れた黄砂である。
こちらでも強い風が吹いたが、物が倒れて下敷きになり、亡くなる人も出たようで、痛ましい限りである。
こういう天気で寒暖差が大きいせいか、少し風邪気味。だから薬を飲んで熱が出るのを予防した。
今夜は「ナイトキャップ」を自粛する。

2010.03.19:

モナコによるクロマグロの輸出禁止提案は否決された。
日本政府の心配ならびに危機感を煽るマスコミの危機報道はとりあえず収まった。客観的には国際的な合意を得られる提案でなかったこと、およびワシントン条約の協議の場という筋違いの提案が共感を得なかったことが原因のように思える。
それにしても、マグロの輸出の大半を日本人が食べている現実には考えさせられる。
日本における「ブーム」の現象は世界からは異様に見える。
古くは石油ショックのときのトイレットペーパー騒ぎがあるが、最近では納豆の売り切れがある。
私は日本人の作られた歴史的な付和雷同性向(自分の考えを持ってはいけない、他人と違う行動をしてはいけない)に加えて、マスコミがそれを煽って消費を上昇させようという意図が背景にあると見る。
現在の典型は毛染めと女性のマスカラだろう。
ブームが限定的なら問題はないが、国際的な批判を浴びるほどに日本の寡占がひどいならば、これまでの行動を考え直す必要があるだろう。クロマグロの話はひとつの問題提起ではないか。

2010.03.17:

医者の指示でインシュリンの注射量を減らしてから1ヶ月少し過ぎたが、思ったほど血糖値は上昇しない。ということは、外からのインシュリンに抵抗する傾向があるのかも知れない。場合によっては自力更生の可能性も考えられる。
まだ1ヶ月程度しか経過していないのでうかつな判断は禁物だが、もし注射から解放されれば「ラッキー」、注射器を常に持って歩く面倒さからは逃れられる。

2010.03.15:

最近異常な言動を行う地方自治体の首長が目立つ。その三羽烏は橋下大阪府知事、河村名古屋市長、竹原阿久根市長である。
まず橋下知事だが、以前から暴言を繰り返すことで有名だが、直近の発言は朝鮮学校に対して高校無償化を適用すべきかどうかの問題で、親北朝鮮の学校には適用すべきでないと差別的発言をした。
そうでなくても朝鮮学校を除外することについては、国際機関の人種差別撤廃委員会が条約違反として日本政府に勧告を行うことが報じられている。それに輪をかけて北朝鮮に理解があるかどうかを判断基準にすることは、教育の場に思想信条の違いを持ち込み、教育の中立性を冒すものである。
次に河村市長だが、議会の議員定数を半減させる条例案を提出する予定である。
地方自治に関しては、首長と議会の2つの選挙を通じて牽制しあう仕組みを用いてバランスを取るようにしている。ところが議員定数半減案は実質的な小選挙区制であり、議会を市長の親衛隊で占めようという意図である。これでは民主主義が死ぬ。
最後に竹原市長だが、彼は民主主義と法の破壊者と言っていいだろう。
ブログでの差別発言、議会に対する暴言のみならず、批判的な報道陣が傍聴席にいるからとして議会に出席せず、市役所の課長には発言禁止を命令するわで、冷静さを欠いたものである。
また、職員に対する処分が重過ぎるとして裁判所が処分無効の判断を下しても従わず、逆に独断的な司法批判までやり始めた。

結論として、いずれのケースも選挙で選ばれたことを拡大解釈して自らが全能の神でもあるように振舞っていることにある。
しかし民主主義の真髄は全権力を一人の人間に集中させ、その個人がすべての決定権を掌握することではない。それはヒットラーの再来に過ぎない。多数決を基本としながらも、いかにして少数意見をうまく取り込むかが本質である。彼等はそれに反して、多数派でさえ眉をひそめるような言動で住民を恫喝することさえやってのけるのである。

2010.03.13:

核密約の次はドル密約、呆れてものが言えない。
1972年の沖縄返還の時に得たドルを無利子でアメリカに預け、その運用益は全部アメリカに渡ったという明らかな利益供与である。アメリカに対して次々と「貢物」を出してきた戦後保守政権の卑屈な態度がまた見えてきた。
そうでなくてもこれまで「思いやり予算」などやグアム移転経費の負担、インド洋での給油活動など数々のアメリカ支援を続けていたが、それに加えて秘密の協定まで作ってアメリカを援助するその意図は何なのかと言いたい。
こうなると日米安保の本質は、日本が徹底してアメリカに奉仕する体制を作ることと断定せざるを得ない。しかも密約を作るということは、それを国民に公表できるような性質のものではない、すなわち公表すると国益に反するとして国民の反発を買い、政権党が倒れかねないものであったということを意味する。
もちろんそのことはアメリカも知っていたはずで、アメリカの対外戦略を遂行するためには日米安保の存在は「脅せば必ずいいなりになる」根拠として必要だったのである。
しかし密約問題でもっと不思議なのは日本政府の態度。
実は私が9日の日記に書いた「有識者委員会」の報告は、今になって私も理解したのだが、「広義の密約」というのは、「証拠はないが密約だったのだろう」ということで断定はしていないのである。これによって政府は公式に密約の存在を認めなくてもよいことになった。肝心なことは、もし密約と断定されれば、政府はその密約の破棄をアメリカに通告する必要が生じるが、断定しなければ通告しなくても良いのである。実際問題、政府は密約を破棄する申し入れはしないという!!

はっきり言おう。日米安保はもはや百害あって一利なし、第10条に基づく破棄を宣言すべきである。当然駐留米軍基地は一切必要がない。「米軍のプレゼンス」は所詮虚構である。国の防衛は一から作り直せばよい。自衛隊は今のままでは米軍の補完組織だから一旦解体して国民の希望するものに作り変えることになろう。

2010.03.11:

茨城空港が開港した。国内で98番目の空港だという。
そもそも狭い日本に98もの空港があることが驚きだが、いかに無駄なものを沢山作っているかが良くわかる。大手ゼネコンは喜んだことだろう。
空港そのものもまた問題だ。自衛隊の百里基地と共用しているのは信じられない。滑走路を増設したから安全という屁理屈は話にならない。そうでなくても成田空港が出来たときに管制域が百里基地と一部がかぶるので危険と指摘されたことがあるくらいだ。いつ自衛隊機が発進するかわからないのでは安全性に不安がある。
また、空港に乗り入れる便数が多くなるとは思えない。すぐ近くに成田があるのにわざわざ空港を作っても乗り入れる会社がそう簡単に出てくるとは思えない。最近開港している空港は軒並み予想乗降客数を水増ししたものばかりだ。先に空港建設ありきで採算の取れる数値から逆算しているとしか思えない。神戸空港が典型だ。
そういえば兵庫県には無駄遣いの典型である豊岡の但馬空港がある。飛んでいるのは伊丹との間にJACが日に2往復だけ。
コウノトリならぬ閑古鳥が鳴いている。

2010.03.09:

今日もまた寒い。冷たい雨に強風が加わって、冬に逆戻りだ。この寒さは明日まで続くという。

さて、安保がらみでの日米密約の存在が「有識者委員会」で認定された。
合意文書そのものは出てこなかった(隠したor焼却した?)が、「暗黙の合意」が存在することはほぼ断定された。要するに核兵器を搭載した艦船が日本に寄港することは黙認されていたわけで、政府が主張してきた非核三原則のうちの「持ち込ませず」は嘘だったのである。
これについて自民党は相変わらず密約を否定しているが、もはやこれまでといった感じである。もっとも、自民党が密約を認めたら再起不能どころか自身の存在そのものが危うくなるだろう。
それにしても、こうなってくると日米安保の役割そのものが問われることになる。
日本国民に事実を隠してまでアメリカの軍隊を支援することの本当の意味は何か、という疑問はぬぐえない。というか、国民が望む、日本が平和国家として生きることを、これまでの政権がことごとく踏みにじったという事実が明らかになったのである。しかも今回の軍事基地の移転問題で、鳩山政権が沖縄県内の移転を選択すれば、これは戦後続いてきた保守政権そのものの本質が見えてくることになる。
そこまでしてアメリカの軍事力を支援する意味、すなわち日米安保の存在意義は厳しく問われざるを得ない。

2010.03.08:

米軍基地の移転問題で、鳩山政権はあくまで沖縄県内の移転を目指しているように見える。
地元では何度も県内移転に反対の決議がなされ、候補地の名護市長選挙では反対派が当選したのに、それでもまだ辺野古の選択肢を残すことに固執している。特に官房長官の発言は繰り返し沖縄県民の気持ちを逆なでするものばかりで、県民の意見を徹底して無視しようという意図がありありである。
また、アメリカの高官も「基地問題が解決しなければ、他の問題にも影響が出る」と発言していて、これもまた恫喝に等しい。
これだけアメリカが強気に出るのは、日本政府の姿勢を見透かしているからに他ならない。そうでなくても今までの政府はアメリカが何かを要求するたびにひれ伏してきたのだから、今回も沖縄県内移転を要求すれば必ず落ちると見ているのだ。
だが今は国民の目が光っている。「アメリカの言うことだから仕方がない」とはならない。沖縄県内移転に決めると参議院選挙の惨敗が見えるからである。

2010.03.07:

また少し寒くなった。
今日は丸一日青空も見えず、時折氷雨がぱらついた。所用で外出したが、マフラーを復活させ、ポケットに手を入れて体を縮めながら歩いた。
どうやら今週前半は春はお預け。桜の蕾はとても顔を出しそうにない。

2010.03.04:

子供を虐待死させたニュースが時々流れる。
いつも思うことだが、親はどのようにして子供をいとおしいと感じなくなっていくのだろうか?
もちろん個々のケースで違うだろうか、私は2つの側面、すなわち金銭的にも精神的にも追い込まれ、出口が見えないまま「子供は邪魔」という思いに変わっていくのだろうと想像する。
ニュースなどでは金銭的問題をあまり強調せず、また街の声の内の「子供を可愛いがらないのは親として情けない」みたいなことばかりを強調するが、今のように失業や不安定雇用が多い時代、先が見えない親の苛立ちが子供にストレートに当たってしまうことは不思議ではない。
私自身を振り返れば、息子が赤ん坊の頃、不思議にも垂れ流した大小便を触っても汚いとは思わなかった。私にはまだそれだけの余裕があったのだろう。
だが残念ながら元ヨメハンは息子が物心ついたあたりから四六時中ガミガミ言うようになった。一人っ子だったから子育てがパーフェクトにいかないことの苛立ちを100%ぶつけてしまったのだろうと思う。そのあたりは私にもいくらかの責任はあるだろう。
さて、子供を虐待して何かいいことがあるわけはないことは明白だ。だが実際に虐待してしまう人がいることも事実で、これをいかにして救うか、社会として迷える子羊を救う仕組みと、安心して子育てが出来る環境を作ることが今最も優先すべきことのように思う。

2010.03.02:

今日は会社でマジ切れしてしまった。
原因は工場内の電話交換機(PABX)の設定に関するもので、総務の担当者の失言が私の怒りを買ったのである。
そもそもは5〜6年前くらい間の話だが、工場から外線に電話する際、それまでナンバーディスプレイが非通知だったものを通知設定に変えたのだが、驚くなかれ各部署のダイヤルインの番号ではなくて、すべてが私のいる部署の外線番号が表示される仕組みにしていたのである。そのことを総務にクレームしてPABXの設定を変えさせたのだが、実はFAXを中心に一部で設定漏れがあった。
そのことが最近になって誰かが誤ってFAXを社外の電話番号に送ろうとしたことから発覚した。それで再びPABXの設定の見直しをしたが、うっかりミスで設定を忘れるとやはり私の部署がナンバーディスプレイに表示されることは解決しないことが、PABXの保守会社から知らされた。
そこで私は総務の担当者に、PABXかNTTでの基本的設定を変えない限り再発防止にならないと申し入れたのだが、彼はもぐら叩き式に設定を直すことしか頭になく、私が何年も間違い電話に悩まされているのだから根本的解決が必要と言っても取り合わない。しかも捨て台詞のように「問題があっても大したことじゃないんだから直せばいいじゃないか」と言ってのけたのである。
これが引き金になった。「ウチじゃ、女性を中心に番号間違いの火消しに何年も悩まされていたんじゃないか。それを『大したことない』とは何だ!!」とフロア全体に聞こえる声で怒鳴ったのである。
ということで、ここ数日私の怒りは収まりそうもない。

2010.03.01:

バンクーバーオリンピックは今日が閉会式。これでオリンピック一色だったメディアは通常番組に戻る。もっとも、4月からの番組再編にからんで中旬からはこれまた下らない特番オンパレードとなる。
それはともかく、今回のオリンピックはトリノ大会の惨敗を脱してやっと面目を保ったようだ。また、メダルだけでなく入賞も多かったのは良かった。企業に大きく依存した日本のスポーツ界が不景気で低迷を続ける中でも、優秀な選手は努力して世界のレベルに太刀打ちしているのである。その努力は「あっぱれ」である。
私も明日は2月末データの整理。そして中旬からは決算の準備になる。