悪餓鬼日記帖:なにぃ、文句あっか!

12.11


2012.11.30:

今日もメールの話題。
最近は多くの会社でロータスノーツを使って社内メールをやりとりしている。この「ノーツ」は極めて優れたデータベースソフトで、個々のファイルの設計次第で、書き込み掲示板、メールボックスとしても使えるのである。
しかもメールについては、サーバーの設定で社外とのE-Mailのやりとりが可能。そのことからウチの会社では当初ノーツによるメールとE-Mailのサーバーを分離していたものを、ここ10年くらい前からノーツサーバーのみにすることを基本としてきた。
サーバー統一の話が来たとき、アンケートが来て「統一しない方を希望しますか」の設問に「イエス」と答えた。自宅でも会社でもOutlookExpressに慣れ親しんでいただけに、メールアドレスの表現や添付ファイルの扱いなどが違うノーツを共通で使うことなど、私には考えられなかった。
前置きが長くなったが、このメールアドレスの表現の違いが、最近E-Mailを使い始めた人間には理解できないためにおかしなことが起こったのである。
社外からのメールで、Toを社内のある一人に、ccをこれも社内の複数の人間にしたものが送られてきた。
これに対してToの人間はノーツで単純に「全員に返信」とすればいいものを、ccのアドレスをE-Mailアドレスではなく全部ノーツのアドレスに変えて返信を打った。
これがどうなるかは明らかで、社外の相手が再び「全員に返信」をしてもノーツアドレスのccには届かなかった。
ccの一人である私は、いつまで待っても返信が届かないのでおかしいと思い、元のメール調べていて異常に気付いたのである。
結論:社外に対してのメールのccにはノーツアドレスを使うな!

2012.11.29:

メールについてのちょっとした話。
仕事で付き合っているある会社では、メールの添付ファイルはすべてパスワード付きZIPになっており、後で別途パスワードが送られてくる。
聞いてみたらサーバーにそういうソフトが仕込んであるという。私が付き合っている会社ですべてのメールにこの方式を使っているのはたったの1社だけ。
ウチの会社では特定のメールだけにメールそのものをスクランブルしてしまうことができるが、社員全員を対象に暗号化をしているというのは聞いたことがない。
情報漏えいを防ぐ方法はさまざまだが、何でもかんでも投網をかけるようなやり方はあまり感心しない。本当に漏れては困るような情報は極めて限られているものだ。

2012.11.28:

会社でネットを見ていたら、変わった話題が載っていた。9÷0はいくらか?という、ある小学校での出題である。
正解は0としていたらしいが、これは明らかに出題者の誤りである。
調べたら、数学的な正解は「無意味または未定義」ということである。直感的には、答えは∞(無限大)に思えるが、そうではないという。
そういえば0による除算の場合、電卓ではエラー、Excelでは#DIV/0!というエラーメッセージが出る。
そもそも小学生に対してクイズのような問題を出すことがおかしいが、教える側もちゃんと勉強すべき。くだらないことに集中するよりも、四則演算をきちんと覚えさせることを最優先すべきである。

2012.11.27:

紅白歌合戦の出場者が決まったが、年寄りには理解を超えた顔ぶれとなった。
まず奇怪な芸名。「ポルノグラフィッティ」などは合成語だからまだわかりやすいが、「きゃりーぱみゅぱみゅ」とは一体何なのかもはや想像がつかない。
それと歌手のパフォーマンス、「売り」は何なのかもわからないのが「AKB48」。幼稚園のお遊戯でもなく、ただきゃーきゃー騒いでいることのどこに人気があるのか、もはや論理的な理解はできなくなった。
一時噂が流れたのが「初音ミク」の出場説。しかしバーチャルな「歌手」の持ち歌ってどれなんだろう?無限に作れる歌には個性もへったくれもない。しかも姿はないのでる。
さて、今年寂しくなったのが小林幸子の選考漏れ。所属事務所との軋轢が影響したのかどうかはわからないが、あの大仕掛けな衣装が今年は見られないのはやや寂しい。
ともあれ、今年も紅白を見た後で新年を迎えることになりそうだ。

2012.11.26:

休み明けで、今度は出港した船の船荷証券(B/L)回収作業で忙しい。
今日、突如として職場のITまとめ役から一言、「来年のPC更改ですが、デスクトップ機でいいですね」。
通常は4年に1回の更改だが、私の現在のマシンはXPで2010年のもの。しかし2014年春にはXPのサポート切れになるから、一年早く来年度に"7"に更新となったのである。
こうなるといよいよ自宅も真剣に更改を考えねばなるまい。しかしディスプレイは流用するとしても、本体は最低5万円プラスOfficeを覚悟せねばなるまい。しかも3台分!!
来年は水だけを飲んで暮らすことに・・・(??!!・・・まさか)

2012.11.25:

世間はいよいよ選挙モード。
そんな中でもマスコミは相変わらず民主VS自民VS第3極というパターンでしかものを見ない。第3極とはもちろん石原・橋下新党である。それ以外は最初から無視している。
しかし海外メディアには日本の右傾化を危惧する論調もあると聞く。
理由がないわけではない。安倍自民は祖父ゆずりの右翼で改憲論者、わけても自衛隊を国防軍にせよという方針を打ち出している。石原維新の会はもちろん、代表自身が極右であることは本人も認めている。先日も「日本は核兵器保有のシミュレーションくらいやったらどうか」と発言して物議をかもしている。
これに対して日本のマスコミは紹介だけして批判しない。海外なら袋叩きだろう。そもそも今の平和憲法に対して真正面から攻撃していることに対して何らかのコメントが必要だと思うのだが、70年代のような一定程度の歯止めを今のマスコミはまったくできないのである。
海外メディアにとっては、それが日本人の意思のように見えても仕方がない。しかしそれは我々庶民の意思ではない。ということは庶民の味方をするメディアを我々自身の手で育てる必要があるのではないだろうか?

2012.11.24:

今日は久しぶりにおでんを作った。
出汁が濁らないように超弱火で炊くのだが、それでもやはり沸騰させてしまった。
味は勿論自分好みにするために自分で出汁を作る。市販のものはやはり甘めになっている。
さて、近所の街路樹の銀杏が本格的に落葉を始めていて、晩秋を感じさせる。ただ、商店街などは既にクリスマスの飾りつけが始まった。以前なら12月になってからというのが通例だったが、年々早くなる。不景気を何とかしたいという思いはわかるが、庶民の財布は相変わらず固く、ない袖は振れない。最近の経済統計はいずれも不景気がさらに進行していることを示している。
そういえば最近の電気会社のリストラ、人減らしは激しくて、大手だけでも13万人が職を失うという数字が出ている。生活保護受給世帯も上昇中。この事実を真剣に考え、行動する政党はどこなのか、よく観察しよう。
但し、大企業優遇で、そのおこぼれを期待せよという考え方は論外である。これまでの事実として、実際に「おこぼれ」などなく、逆に人減らしで儲けを増やしているケースがいかに多いことか。

2012.11.23:

昨夜は誕生日ということで、例年のごとくボージョレヌーヴォーを飲みながら腹一杯食った。ただ、私はワインに対しては酔いが回るのが早くて、横になったらそのまま朝までバタンキュー。
今日も今日とて親友Oとしこたま飲んで帰宅。
今日のメインの話題は「説得力」。別に仕事に限らず、他人を動かすにはそれなりの説得力が必要である。そのためには「事実と道理に基づいた話」が必須であるというのが私の持論。もちろん彼も同意した。
以前もこの日記に書いたが、人が動くにはそれなりのモチベーションが必要である。そのためには「事実と道理」が理解できなくてはどうしようもないのである。
仕事の場合は実に簡単で、「命令だからやれ」では誰も真剣に動かない。だらだらやるか、不服従になるだけである。それを「何故言うとおりにやらない」と叱責しても何の効果もない。しかし実態としてそのことが理解できない管理職の何と多いことか。
さて、話は変わって、昨日は年金事務所に出向いて年金請求の手続を行った。だからといってそこそこの給料をもらって現役で働いている現状では年金は1円たりとも出ない。しかし万が一の場合に備えて年金給付の権利宣言をしておくことは無意味ではない。後から請求手続をしても、時効になるために遡って給付はできないことがあるのだ。
それにしても年金事務所で見た電算システムは、あの悪名高き富士通製。個人PCからエミュレーターを使ってホスト機のデータを操作する方式である。私が開発に参加した「のぞみシステム」と同じ。
ただ、驚いたのはアクセスの認証は指紋照合で、かつ数分間アクセスがないと接続が切れるのである。そして画面遷移のたびに年金番号や名前を入力しないといけない、ユーザーから見れば恐ろしく操作性の悪いシステムになっていた。この程度の開発に莫大な税金を使った無駄には呆れるしかなかった。

2012.11.21:

船積がまた2つ増えて、21月上旬まで6連発となった。
そんな中、乙仲からの質問。
税関に対する輸出申告でHS CODEという国際的な品名コードの問い合わせである。その際に多いのが、通関士がHS CODEを決める基準となる「どんな機械に使いますか?」、「材質は何ですか?」、「ポンプは回転式ですか、レシプロですか?」、「軸受は転がり式か、すべり式かどちらですか?」等々。
技術屋出身の私はほぼ即答できるが、私の職場は事務屋出身が多いのでいちいち設計などに聞いている。
しかしいちばんの難物はどんな機械かを電話で説明すること。通関士はものづくりを知らないひとが圧倒的に多いから説明を聞いてもわからないことが多い。こういう場合は図面を送ったり、ネットから機械が動いている動画を拾ってきて送ったりする。
専門家が素人に説明することほど難しいことはない。

2012.11.20:

選挙が近くなって、民主党からは櫛の歯が抜けるように離党者が続いている。敗色の濃い民主党にいても当選できないということが主な原因だが、原発とかTPP参加で党の方針に従わない候補は公認を認めないとしたことから加速している。
今しがた鳩山元首相が立候補しないことを宣言した。理由はTPPである。
今JAを初めとしてTPP反対の声が大きくなっている。医師会関係も反対である。「自由貿易拡大」と言うが、実態はアメリカのやり方をそのまま日本に持ち込むことになる。というのも、現在協議に参加している国はほとんどが輸出国。アメリカはもちろん有数の食料輸出国だしオーストラリアしかり。ブルネイは石油である。
こういう状態で日本が参加したら農産物を中心に、一気に関税ゼロになった商品・サービスが流れ込んでくる。しかもGDPは圧倒的に日米が大半を占めるから、あっという間にアメリカのものが日本国内にあふれることになる。
TPP推進を唱える財界は流通で儲けるだろう。自動車輸出増加が例に挙げられているが実態は違う。日本車のアメリカの関税は今でも2.5%しかなく、しかも米国内の日本車の多くは地元製。よって輸入量は知れているのである。
TPPはアメリカにとってだけ利益があるもので、他の参加国は付け足し、隠れ蓑である。

2012.11.19:

ドタバタ仕事のピークが過ぎたと思ったら、何のことはない週明けで4連発の船積準備が待っていた。
こんなことになった原因は、梱包屋の仕事が混んでいて私が担当する小口の仕事が後回しにされたことにある。これまで溜めていた仕事を一気に・・・というわけである。
こんなことをされたらたまったものではない。とにかく月末までに全部放り出さないといけないから、船の手配、船積書類の準備の集中攻撃となった。いや、マイッタ。

2012.11.18:

「ボジョレ・ヌーヴォー」が解禁になったが、店先には以前のような派手な品揃えはなくなった。
どうやら今年は天候不良でぶどうが不作とのこと。農産物はこういうことがあるから難しい。
一方、衆議院解散で政党は合計15。このうち、新党はいずれも自民党や民主党から分裂した、または維新の会のように右翼的な新党、あるいはそれらの混成部隊である。だから新鮮味はまったくないと言っていいだろう。スローガンははどれも似たり寄ったり、原発や消費税問題で明確なアンチテーゼを掲げるところはないからである。
「レイムダック」野田首相は今頃アセアンの会議に出て、ついでにオバマ大統領と会談する予定。相手は適当にあしらうだけになるだろう。

2012.11.17:

昨夜は職場のボウリング大会。
10年以上のブランクがあるから点数はボロボロ。おまけに年だからあっという間に疲れてくる。ということで昨夜は帰宅したらバタンキュー。
今朝も体のあちこちがだるい。しかし、これも歳だから、明日はもっと痛くなるだろう。
そうしうてまでボウリングをやる理由は何か?
やはり同じ働く仲間と一緒に何かやるのは楽しい、それに尽きる。

2012.11.15:

私が仕事をやっている事業部では今、非常に危ない仕事を取ろうとしている。製品の品質ではない、受注金額である。
どういうことかというと、年間売り上げに近いような受注金額の仕事を取ろうとしているのである。これには色々な危険が伴う。
まず設備と人員の問題がある。大きな仕事になると納期まで数年はかかるが、その間に増える仕事量をどうやってこなすか。わずか数年の間だけ設備を増強するわけにはいかないし、数年間だけ人を雇って後はポイというのは無責任のそしりを免れない。
安易な方法は仕事の一部を外部に丸ごと委託する方法。しかしこれも非常に危ない。細かいところまで自らの目の届かないところへ仕事を任せるのだから、トラブルが起こっても手が付けられない。もし不良品が発生したり納期遅れになったら身動きができなくなるのである。しかも客からは管理責任を問われることになる。下請への責任転嫁はまず認めてもらえない。「そんなところへ仕事を出すからだ」と一蹴される。
そもそも自分の手に余る仕事を取ろうというのが間違いなのである。
その昔私が調達の仕事をやっていたとき、年間売り上げに匹敵する仕事を受注しようと必至になってきた下請には仕事を出すなというのが鉄則だった。良心的な会社は適当に理由をつけて断ってきた。無理してでも受注しようという会社は起死回生を図っての一発勝負に出ていると見てよい。
ウチの会社はもちろん経営が行き詰っているわけではない。しかしそれでも突っ走ろうというのは経営陣の頭の中がどうかしているとしか考えられない。

2012.11.14:

衆議院解散がほぼ決まった。
しかしここに至るまで、非常に重大な問題が起こっている。それは民自公の談合政治である。消費税増税の時、解散の話が出る直前の2015年度までの赤字国債垂れ流し法案、そして今回の解散の条件として首相が持ち出した比例区の定数削減である。
いずれも、それまではもめにもめて審議が進まなかったものが、談合で決めた合意案について改めて国会で審議することなく、さっさと採決してしまうというのは民主主義の破壊である。
マスコミもこの問題について批判も加えずに、談合を一種のショーのように扱っている。
それともう一つ、定数削減と解散とは全く関係のない話である。議員数は民意を正しく反映した配分になるべきものであって、政党の利害で決めるものではない。
私の意見では、議員定数と議席配分は議席の多い政党の意見がに有利になる国会で決めるのでなく、国勢調査に基づく有権者数を元に、選挙管理委員会のような第三者委員会によって決められるべきと考えている。また、理想的な議席配分をするには全国で一つの比例区にすることである。これまでの中選挙区、小選挙区では、選挙区内での利益誘導型政治を生みやすいのである。
これから選挙活動が活発になるが、選挙カーの音を「うるさい」などというような狭い了見で考えるのではなく、政策をじっくり見極めた上での投票行動をすべきであろう。

2012.11.13:

ものづくりにはミスが付き物だが、ウチの会社でも時として信じられないことが起こる。
例えば、穴を開けてはいけないところに開けてしまった。センサーの取り付け位置を間違ったために、機械を回転させたら突起物とぶつかって壊れた。溶接中にホルダを落として、機械仕上げした面に溶接痕ができた、等々。
いちばんひどかったのは、タンク内のゴミ掃除が不十分だったために、運転中に配管に流れて詰まってしまい、引き出したらウエスやガムテープがぞろぞろ出てきたこともある。さすがにユーザーから怒鳴り込まれた。
中には人身事故寸前も。やはりあるタンクで漏れを検査するために徹夜でタンク内に水を張っていて、夜が明けて様子を見に行ったら土台のフレームがへしゃげてタンクが転がっていたというのもある。原因は水の重量を加えずにタンクの重量だけに耐えられる華奢な台車の上にタンクを乗せたことにある。
トラブルにならないためにはどうするか、シンドラー製のエレベーターが問題になっているが、要因をつぶさに調べてミスにつながるような仕組みを見出すことが重要である。その場合、人間の注意力に頼るようなやりかたは厳禁である。
経営陣は「再発防止に努めます」と軽々しく言うが、そんなにたやすくできるものではない。

2012.11.12:

政治の方はどうやら解散の方向で動いているようだ。NHKの世論調査では野田内閣の支持率は発足以来最低。
今選挙をやったら民主党は大敗するだろう。何しろ政権交代以降公約を次々と投げ捨て、野田内閣になってからは消費税増税を始め、自民党もやらなかった悪政を次々と続けているからである。
だから解散をいつやるかは何とかごまかしで先送りにしようとするが、引き延ばせば延ばすほど支持率はさらに低下することは間違いない。
そんな中、マスコミは「第3極」と称して橋下維新の会や石原新党を注目株として持ち上げるが、実態は寄合所帯の野合勢力。しかもその野合の目的は政党助成金の獲得にあるから底が割れている。
だが彼等の政治理念には要注意である。あれこれアドバルーンを揚げているが、共通することは極端な新自由主義、戦前回帰の憲法改正、民主主義の否定である。
国民は既に彼等に期待することを見限っており、維新の会の支持率はあっという間に下がった。
いずれにせよ、現在の民主党政権にはもはや能力がないことは明らかなのだから、即刻解散すべきである。後のことは国民が自ら考え、判断すべきなのである。

2012.11.11:

大根を買ったら大きな葉が付いてきた。捨てるにはもったいない気がしたので炒め物にしたがものすごいボリュームになってしまって、かなり腹が膨れた。
昔から大根の葉はよく漬物にされることが多いのだが、生憎私は糠漬が苦手である。よって炒めものなら・・・というわけである。
大根の葉はそのままではあの漬物の匂いが漂う。しかしニンニクを僅かに入れて食べるとほとんど無味である。
不思議な食べ物だ。

2012.11.10:

Windows8がリリースされたが、息子と話をしていて気付いたことがある。
息子が、これまでのPCのまま"8"に変えたのにスマホのようなタッチパネルの機能が働かないとクレームする人が既に出ているという。その話を聞いて息子と一緒に笑ったのだが、考えたら2人ともタッチパネルの何たるかを知っているから笑ったのであって、今まで使っていたディスプレイでは使えないことを知っている人は少ないのである。
そもそも自分のOSが"XP"なのか"Vista"なのか"7"なのか全く知らない人はわんさかいる。先日もトラブルで悩んでいる人から相談を受けたのだが、OSのバージョンを知らないために対処に困ったことがある。また会社でも、Office2000の人が社外からOffice2007のファイルをメールで送りつけられて、「読めない!」と騒ぐ人もいる。
こういう温度差はいつになったら解消するのだろうか?

2012.11.09:

今週は何故ずっとバタバタ仕事になるのか気付かなかったが、改めて調べてみたら来週は船積が6回あることに気付いた。平均して毎日船が出て行く勘定になる。
私がやるべき主な仕事は、梱包屋から出てきたPACKING LISTと客先注文書の照合、乙仲を通じての船の手配、海上保険の申し込み、船が出た後の船会社からの船荷証券の回収と船積完了報告作成などである。
場合によっては先日のタイの話のように日本での通関手続き、相手国での通関のアシストも加わる。
来週以降も月末までに少なくとも3件の船積が待っている。
もはや私の頭の中はぐちゃぐちゃである。それでもどこかの部長はこれをどうなっているか口頭で即答せよという。しかし内容はすべてファイルに一覧表にしてあるから心配ない。だから「いちいち覚えていない」と答えたら怒っていた。しかし私も若いときのような記憶力はない。それが気に入らないなら若い人にやらせればいい。
まるでジグソーパズルのような内容を個人の頭の中でぐるぐる回る、8ビットCPUのレジスタの動きを全部記憶出たような時代は終わった。

2012.11.08:

アメリカの大統領はオバマ氏の再選と決まった。
これまでの4年間の実績を見てきたアメリカ国民にとって、ロムニー候補より多少はまし、という判断なのだろう。他国の人間がこれ以上あれこれ言う権利はない。
ただ、日本にとって欠陥機オスプレイを強行配備をしたことは評価できない。軍需産業からの圧力に負けて、できの悪い製品を買い、既に色々な問題が明らかになったことを知りつつ日本に持ってくる神経は容認できるものではない。
我々が彼に期待するのは、核兵器廃絶への積極的な提案や、イラク撤退などの平和への貢献である。

2012.11.06:

ある中小鉄鋼加工業の会社社長と電話で話していたら、こんなことに気付いた。
きっかけはちょっとした機械部品の製缶・機械仕上げの見積を頼んでいたのだが、加工工程の途中でどうしても自社ではできない機械加工があって私に相談があったこと。その仕事ができる他社に声をかけたが、「大きすぎる」として断られ続け、ウチの会社でできないか頼みに来たのである。ウチの会社なら大きな工作機械がいくつもあるので、私が工場に声をかけて見積もってもらった。
その結果、素人の私でさえ目をむくような金額が出てきたのだが、くだんの社長はその金額を聞いて「えっ」という声を上げた。世間の工賃のレベルの2倍以上だったからである。
無理もない。中小企業の世界でしか生きてこなかった社長にとって、ウチのような大企業の工場がどうやって世間を生き抜いていくのかということがわからなかったのである。
理由は簡単である。
いくら給料が違うといっても大企業の一般社員が中小企業の社員の2倍の給料を貰うわけではない。ということは工場の建物、工作機械、各種設備の規模も量も大企業の方がはるかに金がかかるということなのである。つまり機械の維持費、減価償却費を含めて工場を運営する費用がコストとして販売価格に反映されるから、トン単価で比較するとどうしても世間相場よりも飛びぬけて高くなってしまうのである。
どはどうやって大企業の工場が食えるのか、それは中小企業などでは絶対に作れない大規模、大量の製品を手がけることで可能になるのである。実際、工場には日本中に数台しかない工作機械がゴロゴロしている。
そんな話を中小企業の社長に説明したら、いたく感心していた。

2012.11.05:

休み明けの今朝は平穏・・・と言いたいところだが、あるメーカーからの書類が届いてなくて電話しまくり。
というのもその書類を含めて1式を午前中に官庁に提出する約束になっていたのである。しかし現実はメーカーからの郵送は今朝とのこと。このままでは午前中どころか今日中も危ない。
よって大阪府北部にあるメーカーの工場から営業マンに車を飛ばしてもらうことになった。
役所には午後になることで了承してもらい、午後になって届けてもらった書類その他を抱えて今度は私がタクシーを飛ばすことになった。
役所のビルは神戸市内だったので半日のドタバタだったが、今日は他の仕事があまり手付かずのままで結局疲れただけ。

2012.11.04:

今日はユネスコ発足の日(1946)。
ユネスコ憲章の前文の冒頭はこう書かれている。「戦争は人の心の中で生まれるものであるから、人の心の中に平和のとりでを築かなければならない」。そして終りは「世界の諸人民の教育、科学及び文化上の関係を通じて、国際連合の設立の目的であり、かつ、その憲章が宣言している国際平和と人類の共通の福祉という目的を促進するために、ここに国際連合教育科学文化機関を創設する」と結んでいる。
無知と偏見の中で育った人間と、そういう環境で育てられた子供はそれを再生産する、それがナチスドイツの狂気を生んだとも受け取れる文章である。
戦後、民族をめぐる対立で今も続くのはパレスチナ。2千年以上も前の「約束の地」をたてにパレスチナ人を迫害しているのは狂気としか考えられない。そしてそのことめぐって大人が対立し、子供を巻き込んで犠牲者が出ているのは悲しいこと。
また貧しさゆえにろくな栄養も与えられず、病気になっても治療の手も届かない子供が今も死んでゆく。
ユネスコが高らかに宣言した理念が世界中にあまねくいきわたり、平和な世界が来るのはいつだろうか?

2012.11.03:

友人HPのログを見ていると、最近はケータイからのアクセスが減り、替わってSPモードによるアクセスが多くなった。
そういえばスマホの登場で電車内で画面を見ている人が以前にもまして増えた気がする。確かにスマホはよりモバイルPCに近くなった。それに伴ってウィルスの入ったアプリも出てきているのだが。
スマホと同時にiPADも増えてきた。ウチの会社のある子会社では、管理職全員にiPADを持たせている。こうなると個人のプライベートな時間はなくなってしまう。明らかにやりすぎだ。
私個人は相変わらずプリペイド携帯。使う頻度は極端に少ない。2ヶ月に1度は料金をチャージしないと番号が消されるのだが、使わないので毎回キャリーオーバーになっていく。
私が携帯を持つようになったのは約8年前、母が亡くなる1年ほど前である。何となく「Yデー」が近い感じがしたので、緊急連絡用として買ったのである。
何故か私は第6感のようなものがあるらしく、「Xデー」が近いことも予測した。きっかけは親父が我が家で1泊したとき、その寝顔が仏様の顔をしていたのである。

2012.11.02:

先月末に書いた東南アジア某国への輸出に関するトラブル、実を言うとタイである。「技術資料」とは安全データシート(MSDS)のこと。
やはり技術屋の良心として、タイの対応は事実とかけはなれたことを要求していると、実名を明らかにして批判する。
タイ工業省の規制として、MSDSには物質の成分全部の含有量が合計100%でないといけないとしている。しかしこれは事実に反する。
すべての物質について、その成分すべてが有害物質であるとは限らない。というかそういう物質は極めて稀である。だから日本の法律あるいは国連の指示では100%とすべきことを要求していない。MSDSには有害物の含有量を記載するが、有害でない物質について記載する義務はない。よってMSDS記載の成分を合計しても100%にはなり得ないのである。
ひとつの典型例はエタノールである。エタノールの大半は水である。一定の濃度以上については危険物としてMSDSを発行する必要があるが、それでも表示についてはエタノールの含有量だけを表示するのが世界的な標準である。
だがタイの規制は危険物の合計を100%にすべきとしているのである。私見だが、タイの規制は勝手な先入観に基づいて「危険物と名の付くものはにはすべて有害物質が含まれている」と断定しているとしか考えられない。
エタノールに限らず、多くの製品のすべてが有害物質で構成されているとは考えにくい。しかもこの規制はタイ国内でも適用されると聞く。
このような異様な規制は他国ではないという。事実に基づかない規制はタイのためにならないと考える。

2012.11.01:

11月に入って、ちらほら「今年も残り2ヶ月」という声が聞こえる。今日から年賀状の売り出し。お歳暮商戦もこれまた始めているところもある。しかしもっと驚いたのはおせち料理の予約を始めてたこと。
年々年末商戦の開始が早まっているが、ずっと不景気からの脱却ができていないのに、売上の回復を図ろうとあれこれ作戦を立てても庶民のない袖は振れない。
私自身は最低限の年末年始の義理は果たすが、プータロー一人を抱えたまま給料だけが下がる事態に備えて、そろそろ老後の家計収支を超概算でも試算せねばなるまい。