悪餓鬼日記帖:なにぃ、文句あっか!

13.02


2013.02.28:

「2月は逃げる」と言うが、やはり28日しかないのでそれは実感でもある。
今日も温かい一日で、出退勤に被っていた帽子を脱いだ。明日はまた寒さが戻りそうだが、3月は寒暖を繰り返しながらやがて温かい日差しが勝つようになる。
桜の便りが待ち遠しい。

2013.02.27:

久しぶりに最高気温が10度を超えた。そのせいで鼻水も止まった。
歯医者通いもはや10ヶ月近く、だいぶ入れ歯にも慣れてきた。その一方で脱落したブリッジ部分の治療はまだ終わらない。
常々思うことだが、歯科治療というのは1回で済む治療でも何回にも分けて行う。
時間を分けて患者数を多くこなすのかと思っていたらそうでもないようだ。一説によると、厚労省あたりの指導で高い保険金請求を認めないからだという。もしそうなら患者を馬鹿にした話。患者の気持ちとしては1回の時間が長くても早く終わらせたいのに、金のことを優先させる神経は常識外れもいいとこ。そういう悪弊はやめてもらいたい。

2013.02.26:

22日の日米首脳会談、大手マスコミは「TPP交渉参加に際し、一方的に全ての関税を撤廃することをあらかじめ約束することを求められるものではない」ということを強調して絶賛しているが、これは片手落ちの報道である。
実はこの文の前に「TPP交渉に参加する場合には,全ての物品が交渉の対象とされる」となっており、自民党の選挙公約である、「6項目は交渉の対象にしない」ということになっていなのである。
つまり交渉の中で「関税撤廃はやめてくれ」と主張ができることは認められるが、結論は交渉で決まるということである。
だからこそJA全中の会長は「公約違反だ」と怒っているのである。
こういう、意図的とも思える肝心の部分を欠落させた報道はすべきでない。

2013.02.25:

今朝も寒さに震えながらの出勤。花粉症でもないのに鼻水が止まらない。
2月末でこの寒さは異常。聞くところによると、東北はここ数日の降雪で列車が軒並み運休とかベタ遅れの連続。2月の積雪としては観測史上最高を記録したところが複数出ている。
話は変わってネットでの珍事。
メンバー制限の掲示板に新しい人が加わることになったのだが、電話でIDを伝えたところ入れないという。IDをちょっとばらすと、「コスモス」。
一体何を入れたのか、確認のため綴りをメールで書いてもらった。
すると"kosumosu"とローマ字で入れていることが判ったのである。私としては想定外。てっきり英語の綴りである"cosmos"を教えたつもりだったのでこの答えは意外だった。
電話で「コスモス」と言ったときに、相手が英語はからっきしだめだということを想像できなかった。
それにしてもローマ字というのは罪作り。日本の教育でローマ字を教えているのが仇になって、英語の綴りを正しく覚えない原因になっているのではないか。

2013.02.24:

今日は確定申告の休日の受付日ということで出かけてきた。もちろん申告書はネットのサイトを使って作成してある。
朝から会場は満員。平日に税務署へ出向くことのできない会社員などが集中しているのだろう。
私の場合は例年のごとく医療費の還付申告。昨年は歯医者にも通ったので医療控除は大きく膨れ上がり、還付額は3万円を超えた。
計算ミスは考えられないので、間違いなくそのまま戻ってくるだろう。

2013.02.23:

ドイツのことについていくつか書いたので、ついでだから若い頃に1年間滞在したときの話を書く。
レストランに行くとメニューにdeutsches Beefsteak(直訳するとドイツステーキ)というのを良く見る。実はこれ、ハンバーグステーキのことである。
日本ではハンバーグ専門のレストランが存在するが、ドイツでは考えられない。というのもこの料理、メニューの中でも「老人用」のカテゴリーに入っていて、普通の人はまず食べないからである。
おわかりのようにハンバーグはひき肉を使っているから、歯の悪い老人にも噛みやすいという意味が込められていて、そんなものは健康な歯の持ち主の趣味ではないのである。
一度ドイツ人数人と日本人数人で会食をしたとき、日本人はこぞってハンバーグを頼んだのでドイツ人が怪訝な顔をした。日本人のハンバーグ好きを知らなかったためである。
ちなみにドイツ人は茹でた肉を食う。茹でた後の汁はデミグラスソースのようにして肉にかける。食べると判るが、肉がカスカスで非常にまずい。はっきり言って日本人の好みではない。

2013.02.22:

一昨日になるが、2月20日は作家小林多喜二が警察で虐殺されてから80年目の日である。
没後80年ということは大手マスコミでも取り上げられた。というのも5年前に多喜二の小説「蟹工船」がブームを呼んだからである。
ちょうど非正規労働が蔓延し、日雇い派遣まで現れた時期、すなわちその苛酷な労働条件と低賃金に、「蟹工船」の世界とダブって見えた多くの若者が共感した。
私も「蟹工船」を読んだことがあるが、強制収容所のような船に押し込められ、苛酷な労働を強いられ、病気になっても助けられずに死んでいくという現実は心を揺さぶる。
最後は、集団でストを起こせば軍隊が出てきて弾圧するというシーンであるが、現代は目に見えないものの、雇い主に逆らえば即刻解雇が言い渡される派遣労働者と同じである。
4月1日から労働者派遣法が改定されるが、派遣期間の最大を5年としただけで派遣労働を廃止したわけではない。労働者の3分の1を占めるような、派遣を含む非正規労働を欧米並みに廃止しない限り、「蟹工船」の世界はなくならない。

2013.02.21:

以前三国間貿易の話を書いたが、今日もそのことを知らない韓国メーカーの代理店の営業マンが電話をかけてきた。
「パッキングリストだけ出してもらえばいい」と何度言ってもわからないのである。ウチの会社が東南アジアから受注したもので、品物は韓国から東南アジアへ送る。だから客先へはウチの名前の書類を出すから、韓国では積み込みまでやって貨物の明細だけもらえばいいのである。それをやれインボイスはどうなるだの、通関書類は何を使うのかだの、しつこく食い下がる。
これまで直接輸出しかやったことがないから感覚的にわからないのである。しかしこれは一度経験しないと難しいかも知れぬ。この日記を読んでもなお理解できない人もいるだろう。
こういう三国間貿易が未経験で、直接輸出の頭しかないのは中国、韓国に圧倒的に多い。しかもそれまでの経験に固執してしまって、こちらの言うことを理解しようとしないというのも共通している。
まあ、今月末に船積してしまえばすべてオーライ。無茶を言ったり船積に支障が出るようなことがなければ何を言ってこようと気にすることはない。相手が事情を理解するまで気長に待とう。

2013.02.20:

ウチの会社の複数の事務所ビルで、ひと頃階段で捻挫したり骨折したりすることが続いた。特に女性が多い。
と、ここまで書いたら多くの人は原因が靴にあると気付くだろう。そう、サンダルとかハイヒールで転んだためである。
続く労災事故に会社も対策に乗り出した。労災だから労基署にいやな顔をされるし、その分翌年の労災保険料率が上がるからである。
ということで会社が打ち出したのは靴に対する規制の強化。
まず、かかとが安定しないサンダル・ミュールなどは禁止。男性が靴のかかとをつぶすことも含む。夏の駅の階段でオネエちゃんがサンダルをガチャガチャ言わせながら歩いているのは誠に見苦しい。本人も歩きにくいと思うのだが。
次は3センチ以上のハイヒールも禁止。ハイヒールはそもそも無理して背を高く見せるだけの効果しかなく、体の重心を前に移す極めて不安定な姿勢を強制するものでしかない。だから登りはともかく、階段を下りるときは前のめりの姿勢になって危険なのである。
以前にもこの日記で女性の身に着けるものの実用性の乏しさを指摘したことがあるが、会社が労災保険の負担を減らしたいと言う目先の利益はともかく、怪我を誘発しやすい履物は問題だろう。

2013.02.19:

おとといジーメンスの話を書いたことから、それをきっかけにベンツのことを思い出した。
日本では乗用車としての「メルセデス・ベンツ」のことを単に「ベンツ」と呼んでいるが、ドイツでは「メルセデス」と呼ぶ。そもそもは「ダイムラー・ベンツ」という会社が「メルセデス・ベンツ」のブランド名で乗用車を売り出したことが始まりで、本来この会社はバス、トラックなど、幅広く製造している。それが乗用車だけ超有名になったためにヨーロッパでは広く「メルセデス」の愛称が定着しているのである。
なお、ダイムラー・ベンツは一時期米クライスラーと合併してダイムラー・クライスラーに社名変更したがその後解消して、今は「ダイムラー」という社名になっている。
「ベンツ」と「メルセデス」の呼び方の違いは「フォルクスワーゲン」にもある。ドイツ人は頭文字の「VW」をドイツ語の発音通り「ファウヴェー」と呼ぶ。
「BMW」は「ベーエムヴェー」である。正式社名は"Bayerische Motoren Werke"(発音はバイエリッシェ・モトーレン・ヴェルケ)、「バイエルン発動機」である。
ドイツ人に向かって「ベンツ」と言っても絶対に通じない。変な顔をされるだけである。

2013.02.18:

東南アジアのさる客先から、壊れたから新品を送ってくれとの依頼で1台6トンもある変圧器を2台航空便で送ることになった。
それでウチの職場の担当者から飛行機のスケジュールを関係者に流したら、設計のある管理職Nが文句を言ってきた。曰く「そんな大きな品物が1日で着くわけがない!」
まったくのバカ丸出しである。ヨーロッパ向けなら日付を越えても不思議はないが、東南アジアなら当日中に着くのは当たり前。
この管理職N、こういう発言をするのには背景がある。
先日、船便である大型機械を送った。その時に予告したスケジュールは、あちこちの港に寄り道するだろうという前提で20日くらいの航海日数を見込んであちこちに連絡していた。ところが出航直前になって寄り道は一切なし、1週間早く着くとの連絡が船会社からあり、それで到着日訂正の連絡を入れたのだが、これが客先から早すぎるとして営業が怒られたのである。
これは確かに申し訳ない話。というのも、巨大な荷物で普通のトラックでは運べないから、港から送り先までは大型トレーラーとクレーン車を準備する必要があったのである。ところが1週間も早くなってはこれらの手配の段取りが狂う。もし手配できなければ岸壁に1週間留置することになり、目が飛び出るほどの保管料を取られるのである。客先はそれでスケジュール変更の連絡が遅かったことにクレームしたのである。
そのことを短絡的にとらえたNは、船便と航空便の違いを冷静に判断することもなく、わめいたのである。
そもそもこの男、前の職場で実務能力の低さ故に左遷されて今の職場に来た。やることは部下を他人の面前で罵倒することくらい。パワハラしか能のない下らない人間である。
私はウチの担当者に「またNが無知をさらけ出したか」とつぶやいた。彼は何も言わずに苦笑いしていた。

2013.02.17:

先に富士電機の話を書いたが、ちょっとそこから派生する話。
富士電機は古河電工と独ジーメンスの合弁会社としてスタートしたが、そのこともあって昔のロゴマークは"f"と"s"を組み合わせたものだった。
さて、ジーメンスのことだが、実は若い頃にドイツへ駐在したことがあって、主にあるプラント建設工事に関するジーメンスとの打ち合わせ、検査などをやっていた。
当然ながら毎週のようにジーメンスの各地の工場を飛び回っていた。何しろ巨大電機メーカーだからあちこちに工場がある。最も訪ねることが多かったのが、ニュールンベルグの北にあるエアランゲンという田舎町。ここはジーメンスと大学しかなかった。次はハンブルグ。
他はベルリン、ニュールンベルグ、フランクフルト、ミュンヘン、シュツットガルト、カールスルーエ、トリアー、ブレーメン、オランダのハーグ、など多岐その中で印象に残っているのはニュールンベルグ工場の玄関に展示されていた、ジーメンス製モーターの6号機。確か明治維新よりも前に作られたはずで、鉄心からコイルが大きく飛び出している構造だった。今でもあるだろうか?

2013.02.15:

ロシア、チェリャビンスク付近に落ちた隕石と見られる物体、早速ビデオカメラの動画がネットに投稿されていた。見ると猛スピードで斜めに落下し、着地寸前で巨大な火の玉になってその後消えた。
原爆ではないからきのこ雲は出ない。ほぼ燃え尽きたと考えられる。しかし落下したときのエネルギーは相当大きかったと見えて、空気の振動でガラスが割れて怪我をする人も出たようだ。
○○流星群のように小さな粒が大気圏の上層で燃えるうちは天体ショーで済む。しかし今回のようにサイズが大きくなるにつれて話は深刻になってくる。恐竜が絶滅した原因も超巨大な隕石が地球に落下し、急激な気象の変化によるものと言われている。
地球温暖化は我々人間が生み出したものであるが、地球外からの招かざる客はまさしく想定外である。

2013.02.14:

大阪市立桜宮高校での体罰問題、自殺した生徒の遺書の一部が公表されたが、それを見ただけでも今回の事件の性格が垣間見える。
大雑把な見方だが、「暴力教師によるパワハラ」と言えるだろう。教育の名には値しない。
教える側と教えられる側の力の差を利用したパワハラは大人でもきつい。高校生ならなおさら。それを教師は「行きすぎ」と語っているようだが、暴力に対する根本的な理解が間違っていると言えよう。
以前から私が書いているように、スポーツ界における暴力の問題は根が深い。美空ひばりの歌「柔」の歌詞にあるように、「口で言うより手の方が早い」という風潮を容認する雰囲気が昔からある。高校生についても親が暴力を容認する場合があるくらいだから根本的解決なしにはこの事件の再発は防げない。
暴力教師の処分はとりあえず下されたが、女子柔道での問題を含めて、暴力の根絶は待ったなしの課題である。

2013.02.13:

遠隔操作ウィルスの容疑者逮捕で、色々なことが見えてきた。
簡単に言うと容疑者は稚拙である。最初の犯行が成功したことを何度も誇示し、数多くの証拠を残した。もちろん警察が見逃すわけはない。証拠を分析し、犯人像を絞り込んでいったはず。特に犯罪心理学については膨大な過去のデータの蓄積があるはずだから、30歳の若造が考えるよりも1枚も2枚も上である。
しかも容疑者は派遣先の会社のPCから掲示板への書き込みを行っていた。近頃はどこの企業でもネットへのアクセスログを保存している。ウチの会社などは永久保存である。
会社のPCを犯罪に使うことなど証拠の山を築くだけであり、愚の骨頂。本人は犯行を否定し続けているようだが、いくつもの物的証拠を法廷で並べられたら、裁判官は間違いなく有罪を選ぶ。しかも何の反省もなしに無罪を主張するなら、情状酌量なしの重罪が科されるだろう。

2013.02.12:

北朝鮮が3度目の核実験をやった。威力の向上と小型化に成功したと自画自賛している。
彼等の目標は米本土に届く核ミサイルを作って、アメリカとの単独交渉を有利に進めようということにある。韓国はおろか、国連も眼中にないという姿勢である。
残念ながらそのような独りよがりの目論見が通用するほど国際社会は甘くない。国連安保理の緊急会議が開かれて何らかの追加制裁が出るだろう。北朝鮮に甘かった中国もいずれは見限るときが来るかもしれない。
制裁には色々な方法がある。
軍事的制裁はかなり困難だろう。湾岸戦争前のイラクのようにクウェートを軍事侵攻したのなら対抗措置は可能だが、核実験だけでは無茶はできない。一番効果的なのは兵糧攻め、つまり食料の供給を断つことであるが、無辜の国民を巻き込むので簡単にはやれない。国民が困難の原因を政府に求めるようになればいいが、弾圧と情報操作で抑圧されている現状ではかなり期待薄である。
ではどうすればいか。ここまで来ると私の浅はかな知恵では思いつかない。だが少なくともいえることは、中国が一切の応援をやめ、国境を封鎖すればかなりの打撃になるだろうということである。

2013.02.11:

ビーフストロガノフに初挑戦した。材料は私流である。
ややとろみは少ないが上出来。息子も合格点をつけた。
いつも初めてのメニューは緊張する。だが、ネットのレシピで傾向はおおよそわかるので極端なハズレはない。包丁さばき、フライパンさばきが上達したのだろう。プロではないから万人向けの味にするには専門的な訓練がないとダメであるが。
それはともかく、3連休にはこういうことが落ち着いてできる。

2013.02.09:

昨夜は転入の3名の歓迎会。体の調子が良かったのか、久しぶりの2次会に突入。しかし終わってから足がふらつき始めたので3次会はさすがにパス。
昨日から真冬モードに逆戻り。朝は雪も舞った。
今朝も耳が痛い。洗濯をする手も痺れて痛かった。
近頃は休日の昼食は出来合いのもの、弁当、巻き寿司、サンドイッチ、お好み焼きなどが多かったが、今日は久しぶりにもやし入り即席ラーメン。シャキシャキしていてうまい。気が向いたらチャンポンにもするが、その場合は付属のスープを半分にする。そうでないと具の味付けと混じって味が濃くなるからである。

2013.02.07:

湯沸し器の修理の余談。
工事の前に渡された請求書を見たが、計算ミスで千円安いことに気付いた。だが工事屋は最後まで気付かず、終わってから支払を求めたときも紙に書いてあるままの間違った金額を請求した。もちろん私は知らぬ顔をしてその金額を払った。
間違いについては今日に至るも連絡がない。助かった(笑)
普天間基地から飛び立ったオスプレイから、水の入ったボトルが落下したという。まだ見つかっていない。
非常識もはなはだしい。どんな理由であれ、またどんな物体であれ、上空からものを落とすことがどんなに危険なことかを認識していないのではないか。整備不良の飛行機からボルトなどが滑走路にに落ちたりするのは稀にあるが、今回は水の入ったもの。人に当たれば間違いなく怪我をする。しかもドアを開けたまま飛行していたというから、これもまたずさん極まりない。落下傘の訓練飛行でも通常はドアを閉めているのが当たり前。オスプレイだから閉めなくても良いという論理はどこにあるというのか。
米軍のやりたい放題を象徴する事故である。

2013.02.06:

湯沸し器の修理は無事終了。やはり冬に湯が使えないのは辛い。
さて、中国艦船が海上自衛艦に対してミサイル照準用レーザーを当てた事件、事実と認定して間違いないようだ。中国側も報道機関を通じて事実関係を報道している。
このような対立のエスカレートは非難されるべきである。
事の発端が日本の尖閣諸島国有化にあるとはいえ、中国側の度重なる領海侵犯の挑発を行った挙句に、レーザー照射などというのは言語道断。ひとつ間違えば交戦に至る行為である。一触即発のにらみ合いじゃあるまいし、中国側も戦闘に至ったら困るはずである。日本側から仕掛けたという行為はなかったのだから。
北朝鮮を例に引くまでもなく、国際紛争をエスカレートさせて喜ぶのは誰か、ということを今一度考えるべきだろう。

2013.02.05:

また困ったことが起こった。
昨夜のこと、台所の瞬間湯沸かし器の調子が悪くて湯の出るホースの継ぎ手部分から湯が漏れるので、力を入れて曲げたら、「バキッ」という音がして湯沸し器側の根元が折れてしまった。ジャジャ漏れである。
すぐさま使用を中止して大阪ガスに電話、そして今朝担当者が来て部品交換が必要との結論。昼から電話がかかってきて「明日夕方に交換に伺いますので、1万6千円を用意しておいてください」との話。もちろん会社は休んだ。
2日間だけの我慢で住むことになったが、この出費は痛い。今月の赤字がまた膨らむ。

2013.02.04:

ちょっと専門的になるが、「3国間貿易」について書く。
「3国間貿易」というのは、A国の品物をB国へ送る貿易において、A国でもなければB国でもない、C国の会社がA国の会社の品物を買ってB国の会社へ売るという形態である。商社が介在している場合にこういうことがよく生じる。
さて、問題はA国税関での輸出申告額とB国税関での輸入申告額が違うことに疑問が生じるかどうかである。B=A+Cの諸経費や口銭、すなわちB>Aとなることは自明の理で、そうでなければC国の会社には何のメリットもない。
だが何故このような不合理に見える取引に対して税関がクレームをつけないのか、そのからくりを紹介しよう。現実として「3国間貿易」は決して珍しくないからである。
結論から言うと、A国税関に提出される書類とB国税関に提出される書類は全く違うことが理由である。というかC国の会社は意図的にそうするのである。というのも、A国ではC国への輸出取引しか存在しないし、B国ではC国からの輸入取引しか存在しないからで、しかもそれぞれの税関にとっては、禁輸品とか政府による経済制裁の対象国でもない限り関心を持たないからである。また、そうでなければ自由貿易は成り立たない。
また、A国税関は自国製品が輸出されることによって生じる付加価値税の還付や不出奨励金の査定が関心事であって相手国の税制がどうなっているかは感知しないし、一方のB国税関では申告額に基づく関税と付加価値税の査定が税収に影響するという観点が中心となる。
よってA、B両国税関は共にめでたしめでたしとなる。
ところで船会社はこの問題に全く関心はない。彼等にとっては貨物の重量・容積に基づく運賃収入がすべてである。運ぶ品物の価値については保険会社に頼めという立場である。ただ、船会社は自分の船を傷つけられては困るので,可燃性、爆発性の貨物については割増料金を要求する。他は何もない。よって貨物を引き受けたという船荷証券には重量と容積が記載してあるだけで、それがどれだけの価値を持つものかについては一切記載しないのである。

2013.02.03:

もう歯はボロボロである。
昨夜の就寝前、入れ歯を外そうとしたら別の歯が3本根元から脱落した。よく見ると「ブリッジ」と呼ばれる、抜けた歯の模造を両側の健全な歯にキャップをかぶせて支えるもの2本と合わせて丸ごと抜けていたのである。
原因は、この「ブリッジ」の健全な歯がキャップの内側で腐って折れやすくなっていた。それが入れ歯の位置決めとして使われていたのだが、外す時の横からの力によって折れたのである。
折れた後はデコボコになっていたし、脱落した部分も黒い破片となって崩れていたので、急遽歯科医に行った。
折れたものを見た医者はひとこと、「遅かれ早かれこうなる運命にあった」と、極めて冷静にグラインダで残った部分の掃除をした。
もうすぐゴールかと思った歯の治療だが、延長戦に突入してしまった。

2013.02.02:

最近、朝日新聞が掲載した記事がきっかけで「追い出し部屋」ということが話題になっている。大企業を中心にやられている退職強要の一種で、机と椅子しかない部屋に社員を入れて仕事を与えず、自ら退職するようにもって行くといういわば拷問部屋のようなものである。
こういう非人間的行為は許されるべきではない。身体に物理的行為が加えられないだけで、体罰や暴力によるスポーツ「指導」と同質のものである。諸外国では考えられない。また、労働組合が存在しないか、あっても弱体化しているところで起こっている。つまり社員を守る力が弱いのである。
同様の事件は1970年代、日立製作所で起こった思想差別が原因の「ガラスの檻」事件がある。これも社員をガラス張りの部屋に閉じ込めたものである。
実はウチの会社でも似た事件が起こったことがある。やはりリストラの嵐が吹き荒れた頃、ある管理職が退職強要をした挙句に、退職に応じない社員を屋外に立たせて「そこから一歩も動くな」と命じたのである。これは新聞でも報道され、批判を浴びてその管理職は左遷された。
繰り返しになるが、「追い出し部屋」のような精神的暴力で退職強要するのは許されるべきでない。現在は刑事事件として立件する法律がないようだが、法的な歯止めが必要に思う。

2013.02.01:

今日から2月。不思議なことに昨日の出航以後は船積はしばらくお休み。来週はどちらかというと宅急便中心。考えたら9日は旧正月で、中国などは週明けから帰省ラッシュが始まるからどこの港も開店休業状態に陥るのである。
また、ウチの職場は人事異動で3名が転入。何だかんだで仕事が混んでおり、人員不足だったのである。部長を筆頭に私も含めて世代交代が始まることもある。
さて、高校での体罰が問題になる中、今度は大人のスポーツの世界でも暴力が明るみになって問題化している。選手側の意識も高くなってきたことの反映もある。いずれにせよセクハラ、パワハラの類は根絶すべし、加害者はそれなりの処分を受けるべきという流れである。妥当な線だろう。