悪餓鬼日記帖:なにぃ、文句あっか!

14.06


2014.06.30:

6月も今日で終り。
珍しいことに月末・決算処理は100%今日で終了。実はデータ入力救済日として翌月第一労働日にも入力を許可しているのだが、今回は一切なかったのである。
最近、私も手配師稼業にだいぶ馴れて、納期の設定は月末を避けるようにしている。
どんぴしゃの月末労働日にすると、納入先の受領書の回収に苦労するので、2〜3日前にするのである。すると1日くらいの納期遅れにも対応できるようになる。いわば生活の知恵。
決算ジョブ番号の出し入れも営業に指示して完了したし、今夜は高いびきで寝られる。

2014.06.29:

友人HPの更新が立て続けに来て、今日は大忙し。
そんな中で一番てこずるのが画像のサイズ・配置の処理。
配置の悪いのは、画像を縦に並べるのはいいが、本文中に無造作に貼り付けてあるので本文が短いと画像の位置がぐちゃぐちゃにずれてしまい、補正するための無駄な改行を増やしていること。
こういう場合はテーブルを一つ作って、その中に画像を並べればすっきりする。
サイズで困るのはデジカメ画像のRAW DATAをそのまま貼り付けていること。生データは1枚だけでも数MBあってHTMLに収まりきらない。それでHTML上で表示サイズを縮めているのだが、それだと画像が荒れる。要するにJPEG圧縮を知らないのである。
よってレタッチソフト(私はIrfanViewを使用)でサイズ縮小とJPEG圧縮をする。これで画像が荒れるのは解消。
ということで素人の記事をHTMLに変換する作業はやたら時間がかかるのである。後継者が欲しい!

2014.06.28:

午後から雨の予報だったが、明け方に少々降っただけ。しかし湿度が高いので汗が引かない。沖縄が梅雨明けしたのでいよいよこちらに雨雲の主流がやってくる。
ところで我が家にはエアコンがないが、私の年齢も考えたらそろそろ買わないとまずいような気がする。
そうでなくても我が家は非常に風通しが悪い。真夏は当然窓を全部開けるのだが、何故か風が通らない。外に強いかぜが吹いていてもまったくだめ。
ただエアコンで心配なのが乾燥によって喉を痛めること。元喘息患者だから乾燥に弱い。発作に至ることはまずないが、風邪気味のとき、ごくまれに気管支が動いているのがわかるときがある。
いずれにせよ、来月はボーナスが出るから家電店を一度物色しよう。

2014.06.27:

手配師の仕事のひとつとして、ジョブ番号が完了したことを証明する書類を営業、管理に提供する必要がある。
物品の納入ならば受領書に捺印またはサインを貰い、SV派遣を含む請負工事関係は客先に完了証明書を出して捺印またはサインをもらって、それらを送る。輸出の場合はB/Lのコピーを乙仲から貰って提出。
その場合に問題になるのが物品の受領印入り受領書の返却。客先あるいは客が指定する場所に物品を送るのだが、受領書を返却してくれないことがしばしば起こる。督促しても無視されることがある。
それでは困るので何度も頼んで受領印を貰うが、神経が磨り減る。
しかし最近は受領書が戻ってこない場合の秘密兵器を利用するようになった。何かというと、宅急便などの運送業者がネットに提供している荷物追跡システムである。
このサービスの最初はたぶん国際宅急便だと思うが、最近は大手の運送業者もこぞって始めるようになり、今は郵便小包でも存在する。
これを受領書代わりに使うのである。送った品物を書いた送付伝票に、追跡システムの配達済み記録のコピーを添えて提出したらOKである。
これで受領書督促の時間が省けるようになった。

2014.06.26:

公正取引委員会が妙な勧告を出した。
自治体が保育所に株式会社を認めないのは不公正だというのである。
この話を最初耳にしたときは「あれ?」と思って、ネットのニュースを拾い読みしたが間違いない。
こういう勧告が出る背景には待機児童の多さにあるのだが、だからといって金儲けのための企業を参入させていいのだろうか。
ご存知のように金儲けのための医療法人とか学校設立は法律で禁止されている。質の低下を防ぐためである。では保育所はどうか。私はやはり教育機関ではないが、「子育て」という色彩の強い施設であると考えている。単に子供を預かるというのならばベビーシッターで充分である。
横浜市が待機児童ゼロになったと喜んでいるが、単純には評価できない。株式会社を積極的に入れたのはいいが、園庭がないなどの詰め込みが目立つという。質の低下を招いているひとつの例である。
そのことを知ってか知らずか、公取委が企業間の競争を妨げているという視点でしか保育所を見ていないのはやはりおかしいと思う。

2014.06.25:

サッカー日本代表のワールドカップが終わった。コロンビアに惨敗である。これが実力だと知るしかないだろう。
公明党がアベットラーと一緒になって「集団的自衛権」という名のルビコン河を渡った。
自らの結党の理念とされる「平和主義」を完全に投げ捨て、憲法9条を破壊し、国民を裏切り、名実共に「自民党公明支部」に成り下がる道を選択したのである。
しかしこれから公明党はどこへ行くのだろうか?解党して自民党に合流するのか?そして公明党を支持してきた善意の創価学会員は?
多くの政党が自民党の亜流となり、公明党も完全に撃ち落された今、これからの日本を考えるとき、誰がいちばん国民のために働いてくれるのか、この日記を読んでいただいている人に聞いてみたいものである。

2014.06.24:

ちょっと興味があって、私が品物を送っている工場の航空写真をGOOGLE MAPで調べてみた。もちろん世界中である。
大抵の場合、空から見ただけで何の工場かを判断するのは非常に難しい。だが、私が関係するところは99%察しが付く。なぜかというと、工場の近くに地面を削った鉱山があることと、装置の配置に特色があるからである。
鉱山が近くにない場合は、工場から出ているコンベヤ、一直線の道路、線路などをたどるとわかる。鉱山から工場まで5キロ以上離れている場合もあるが。
いちばん困難なケースは海沿いで原料は船で運んでいる場合。これだけは手を焼く。
私が利用している業界のデータベースは工場がどの国のどの町に工場があるかが書いてある。よってGOOGLE MAPに地名を入力するとほぼ間違いなくヒットする。いやらしいのは同じ土地の名前が数箇所存在すること。典型はアメリカである。
このデータベース、正確な住所は書いてないので困ることがある。その場合、工場を所有する企業のHPを調べるのだが、意外と工場がどこにあるを書いていないものが多い。
理由は不明だが、テロリストの標的にされることを恐れているのだろうか?

2014.06.23:

今日は太平洋戦争での沖縄の主要な戦闘が終わった「慰霊の日」である。沖縄で式典が行われたが、そこにアベットラーも顔を出した。しかし戦争の匂いを強烈に発している彼が出席するのは最もふさわしくない。
アベットラーは政治・経済・外交などで次々と日本国民を窮地に陥れる政策を打ち出しているが、今日は経済、その内の年金に関する話を紹介しよう。
最近になって年金積立金管理運用独立行政法人=GPIF(Government Pension Investment Fund)に対して、運用する金額のうちの株式に割り当てる比率を高めるよう、さらにそれを早めて実施するよう指示した。
GPIFは我々の年金を運用・管理する組織。総額は130兆円に近い。
これだけの巨大な金額だから一部を株式購入に当てるだけでも影響力は小さくない。諸外国では株式への積極的な投資を禁止しているが、アベットラーはこの「禁じ手」を平然と使うつもりである。意図は極めて単純。株価の吊り上げで見かけの経済を上昇させることと、同時に来年の消費税10%増税の理由付けのためである。
しかしサルでもわかるように、そんなことをしたらリスクが高くなるだけである。もしバブル崩壊とかリーマンショックのような暴落が起こって大きな損失を出したら誰が責任を取るのか。そうでなくてもこれから高齢者の増加で年金が減らされる方向で動いているのに、まるで追い討ちをかけるようなもの。
しかも政府が株価の変動に関わることになれば、市場原理の原則は崩れることになる。つまり政府の方針そのものが二律背反になるのである。
当然のことながら普通の神経を持つ論者はこのような行動に反対している。
「アホノミクス」の象徴のようなこの政策、何とか引っ込めさせないと大変なことになる。

2014.06.22:

国会は終わったが、集団的自衛権の話は与党協議で継続されている。アベットラーは集団的自衛権行使の閣議決定をするまで手を緩めないつもりだ。
そんな中で自民党側から不穏な話が出ている。今まで公明党との協議にはなかった集団安全保障、すなわち国連加盟国が侵略を行った国へ制裁を行うというものも含めると言い出した。これは必然的に軍事行動を含む。
そうなると集団的自衛権のような特定の国との協定に基づく軍事行動だけでなく、国連加盟国全体に対する責任分担を追うことになり、さらに適用範囲が拡大することになる。当然軍事行動の範囲を狭めようとしていた公明党は、逆に広げる話が出てきたことで反発している。
自民党は「今まで出てこなかったほうがおかしい」と居直っているが、この際限のない軍拡路線はまったく言語道断だ。
先日も書いたように、世界の流れは「紛争には平和的な解決を」という方向である。今問題になっているイラクの内戦でも、アメリカは軍事顧問を出すのが精一杯で、再びの派兵はできない状態である。
それを日本一国だけがひたすら派兵を目指しているのは異様でしかない。
もしこのまま海外派兵を認めるならば、9.11のように日本も爆弾テロの標的になる可能性はきわめて高くなるだろう。
改憲論者でさえ改憲の正式手続きを踏まない閣議決定には反対している。そうした多数の声を無視して、さらに軍事拡大路線を突っ走るアベットラーには、それこそ「制裁」を加えねばなるまい。

2014.06.21:

今日は夏至。1年でいちばん昼が長く、夜が短い日。もちろん夏至といっても我が家では特別な行事は何もない。
さて、この日記でも何度か取り上げた「成果による労働時間規制」、すなわち「残業代ゼロ」について、再び触れたい。
「産業競争力会議」が提案したこの制度については、大手マスコミも批判的であるが、そもそも労働時間とは何かについて書いておきたい。
土地や道具、すなわち労働手段を持たない労働者は誰かに雇われて報酬を受け取り、それで生活する以外に方法はない。資本主義の発達と共にその数は増えていき、今は国民全体の大多数を占めている。
その労働者は今、法律によって原則1日8時間資本家に労働を提供する仕組みになっている。
江戸時代の日本では、夜明けと共に朝食を摂ったあと仕事を始め、日が暮れる前に帰宅するのが普通だった。ろくな照明もない時代ではそうするほかなかったのだが、これが必然的に8時間労働とほぼ一致していたのである。だから過労死など生まれる素地はなかった。
しかし産業革命後のイギリスに見られたように、労働者は暗い照明の中でも長時間労働を強いられることが多くなり、それが労働者の不満を呼んで機械の打ちこわしなども起こるようになった。このことは同時に労働者の健康問題から規制が必要との声が大きくなり、10時間労働が法制化された。現在のような8時間労働制は成立直後のソ連で始まったといわれる。その後ILOによる世界的な標準が定められ、8時間労働は世界的標準となっていくのである。(日本は悪名高い「三六協定」によって厳密な8時間労働になっていない)
従って8時間労働は本来の人間的な生活の自然な姿であり、それが資本主義の発達で壊されたために強制力をもって是正せざるを得なくなったのである。
私が若い頃、アフリカ某国で工場建設の仕事をやっていたとき、工場で雇われることになった近所の農民からこんな言葉を聞いた。
「何で1日8時間工場に縛られなきゃいけないんだ」
彼にとってははじめての賃労働の経験であり、働き方を自由に処分できる(とはいっても実際は季節・天候などに縛られる)農民との違いに戸惑ったのである。
資本主義における労働者の立場は、自ら所有する生産手段で生産を行いそれを売ることで生活するのではなく、原則8時間他人が所有する生産手段によってこれまた他人の所有になる生産物の生産を行い、労働の対価によって生活するのである。
もし8時間を超える労働を強制される場合はその代償として残業代を貰う。しかし残業も人間の肉体的・精神的限度を超えるようになっては過労死など破滅的な結果を招く。それは産業革命後のイギリスで経験済みである。
もしその限度さえも外され、資本家が勝手に決めたノルマを達成するまでは残業代も出ないとなったらどうなるか?
その結果は説明するまでもないだろう。
安倍内閣はそういうことを平気でやろうとしている。
「労働者との合意が前提」というが、そんなものは歯止めにならない。強制的な首切りがなくても生産性向上によって恒常的に人が余る傾向があり、また生産手段を持たない労働者は会社から要求されるノルマを固辞すれば翌日から食うに困るという恐怖が頭をよぎりるのである。よって圧倒的に労働者は弱い。
人間は古代から地球の自転と共に生活する生活を自然な形として受け入れてきた。それが資本主義によって壊されたためにそれを是正してきたのである。その是正を破壊したら、人間そのものの破壊につながることは明らかである。

2014.06.20:

集団的自衛権行使の閣議決定を今国会中に行う、という安倍内閣の目論見はとりあえずなくなったが、たとえ遅れてでも決定に持ち込むことは離さない。
公明党に一部妥協はするが、あきらめてはいない。わずか一つでも容認できたら、その先は実績ができたことを理由にどんどん拡大することが可能だからである。
この手口は消費税の導入以降、次第に税率が高くなっていくことや、労働者派遣法を一旦入れたら、裁量労働制とか、今回のように残業代ゼロ法案を提案しようとする動きへ進めることなどと似ている。「小さく生んで大きく育てる」のである。
こうした自民党の動きに対して公明党は非常に狡猾な方法で手助けをする。
そもそも自民党と組んだ最初から、自民党の低落を食い止めるために、選挙協力などで恩を売り、その代償として政権にありつくことを求めてきた。彼らは「連立の中に入って自民の暴走を食い止める」などと支持者に説明してきたが、実際は麻薬の濃度を薄めて効果が出るのを遅らせるだけで、歯止めにはまったくなっていないのである。
今回の集団的自衛権の問題も、適用できる範囲をできるだけ狭くしようという動きをするだけで、集団的自衛権の行使自体は止めようとしていない。そこには協議が決裂して政権から追い出されることを恐れる姿勢が見える。自民党は国会での多数があるから、公明党を切っても怖くないのである。

2014.06.19:

外交問題はさておき、最近仕事では韓国・中国で物を作ることが多くなった。しかも交換部品で、新品のときは日本製だったものを、安いからという理由でどんどん作らせるのである。しかも日本国内に納入したものにまで。
数年くらい前までは韓国・中国というと客はいやがった。質の悪さを懸念したからである。もちろん委託を始めた当初は時として錆びたものが混じっていることもあったが、ウチの会社の人間が駐在して目を光らせたことからずいぶん進歩した。そうしたことから日本の客もウチの会社が必ず保証し、粗悪品は交換するという条件で、しぶしぶ認めるようになった。何しろ日本製と比べて安いのだから。
大企業がこんなことをやるから日本の産業が空洞化するのだ!と言われそうだが、質の高いもの、精度の高いものは日本でしか作れない。逆に少々質が悪くても問題ないものは既に韓国・中国製が堂々と出回っている。
典型は薄い鉄板で、長方形を買っても微妙に平行四辺形になっていたり、厚さも全体に均一ではないことがある。それらは強度を必要としないのぞき窓のふたなどに使われるのである。

2014.06.17:

そろそろ6月決算の準備に入る。
考えたら今回は極めて平穏。20日に船積を終えたら、国内外ともに月末までの出荷はゼロである。仕事がないわけではない。それなりの受注はしているのだが、納期がたまたま夏から秋にかけて集中しているだけである。
決算とは別に6月末は株主総会。
会社は予想を超える利益を上げたが、ほとんどは内部留保と株主配当に回る。配当は昨年度よりもプラス。我々に対してはスズメの涙の賃上げだった。もちろん増税分にも満たない。
我々は何のため、誰のために汗水流して働いているのか?

2014.06.16:

「産業競争力会議」が法人税減税とか、残業代ゼロの働き方を法制化する提言を出した。
NHKの問題でも明らかになったごとく、安倍首相の「お友達」ばかりのメンバーだから、予想通りの内容である。
だがそれは「企業が活躍しやすい国」ではあっても、「国民には最も過酷な国」でしかない。過労死を強制され、福祉は削られ、消費税増税で家計を破壊されるのだから。
戦後日本は戦争のない、民主主義が花咲く国としてスタートした。ところがわずかな期間ではあるが高度成長やバブル経済の時期はあったものの、次第に憲法の理念を忘れ、遂には憲法そのものを一内閣が勝手に骨抜きにしてしまうことも辞さないところまで来てしまったのである。
世界の趨勢は平和で人々が暮らしやすいことを追求して動いている。アメリカでさえイラクやアフガニスタンでの失敗を受けて、シリアにちょっかいを出すことができないでいる。また、経済的な理由が大きいとはいえ中国に対しても事を構えるような言動は控えている。
ところが、前述したように、安倍内閣はひたすら国民よりも大企業の利益追求のみを追い、かつ自衛隊が全世界に展開できる道をひたすら走っている。
国民はこうした動きを許すべきではない。そうでなければ奈落の底に突き落とされるだけである。

2014.06.14:

ちょうど1ヶ月前に書いたダダッ子営業のY、信用状問題の回答が来ないので催促したら、積み替え問題は訂正したものの、今度は勝手に「宅急便でも構わない」という文言も入れたと言ってきた。
宅急便のことは私は変えろと言っていない。何故か。
船荷証券の代わりに宅急便の伝票を許容しても、その上に書くべき文言が指定どおりにできないからである。船荷証券では必ず荷主(SHIPPER)と受取人(CONSIGNEE)という決まり文句のタイトル欄があって、信用状ではこの欄に何を書くかが決まっている。ところが宅急便の伝票にはそのようなタイトルの欄はないのである。だから「宅急便の伝票でもOK」と訂正されても銀行は受け付けない。
しかももうひとつの問題があって、これも以前書いたが、宅急便の伝票は有価証券ではないから、買主が金を払わない場合の抵当となり得ないのである。実際、銀行が宅急便の伝票を許容することを信用状に書くことを拒否したことがある。
Yはこういう話をまったくわかっていない。営業失格と断定していいだろう。頼んでもいないことを、上司にも相談せず勝手にやったからである。
偶然、この話のメールのやり取りを出張中の上司が見ていた。何と出張先はウチの職場で、部長と打ち合わせをしていた。
打ち合わせが終わったら、彼は私の席に来て開口一番、「申し訳ない」と謝罪した。
私は苦笑いしながら、「お互い苦労しますね」と言った。
上司曰く、Yはいずれ異動になるという。異動先は閑職ではないから左遷とは言えない。
しかし私が気になるのは、Yのような生半可な知識でもって「俺が正しい」というようなことを再び行うことである。やったら当然叩かれるし、その職場でも嫌われるだろう。そうなったら本当に将来がなくなることは疑いない。

2014.06.13:

昨日の続き。
自民党が今日公明党に示した武力行使の要件のひとつにこんな文言がある。
「我が国に対する武力攻撃が発生したこと、又は他国に対する武力攻撃が発生し、これにより我が国の存立が脅かされ、国民の生命、自由及び幸福追求の権利が根底から覆されるおそれがあること」
72年の政府見解に「他国に対する武力攻撃」が加えられたのだが、明らかに日本に他する攻撃だけでなく、外国であっても「自衛権」が行使できることになる。
しかも「他国」ということは地域的限定はないわけで、世界中のどこにでも自衛隊が行けることになる。しかしこれを公明党が一蹴できないところに重大な問題がある。
自民党はとにかく集団的自衛権を認めさせることに徹底して執着しているわけだが、公明党はこの点をなんとかはぐらかし、しかも連立政権にとどまるという、狡猾な戦術を使っている。
しかしここに至ってはもはや1か0しかない。なのにあれこれ逃げ回っているのは、この党には何ら理念も国民を代表する力も持ち合わせていないことを証明するものである。
だが多くの国民にとっては、アンケートでも明らかなように集団的自衛権は「ノー」である。

2014.06.12:

政府自民党は色々な屁理屈を持ち出して、何とか集団的自衛権を持ち込もうとしている。
先日は1959年の砂川事件判決で個別的自衛権行使を認めたことに便乗して、集団的自衛権も許されると曲解しようとして失敗。そして今回は1972年の政府見解で「必要最小限度の範囲で」自衛権を行使できることを、集団的自衛権も含めることが可能という話を持ち出してきた。
要するに個別的自衛権容認の話に集団的自衛権という質が違うものを密輸しようとしているのである。
こういうでたらめな解釈を一旦許すと後は一気に城壁は崩れる。
ところが公明党の中に、さらに厳密化した条件をつけて認める話が浮上している。72年の「急迫、不正の事態」に限って容認するというのである。
こういう発想が出てくるところに公明党の弱さがある。「急迫、不正の事態」には具体的なことが何も含まれていない。素人にでもわかるこんなトリックに引っかかるのが、連立政権を壊したくない、すなわちあくまで権力にしがみつこうとする彼らの本質である。
どんな理由をつけようとも、脅されようとも、ほんのわずかでも集団的自衛権を認めたらおしまいである。必ずや自民党は容認の範囲を広げていくだろう。
集団的自衛権は絶対に認めてはならない!

2014.06.11:

管理に入った新入社員から電話で質問。
ジョブ番号が完了したことを証明する書類を提出することはウチの部署の仕事だが、その書類に客との間に入っている仲介商社の名前が入っていないのは何故か、と。
ジョブが終わるにはいつも客先か客が指定する場所に納入した後、日付の入った受領書の類を証拠として使うのだが、そこに仲介商社の名前が入っていようといまいと一切問わない、つまり納入先が受け取ったかどうかがキーポイントであるとして運用されてきたのだが、新入社員にとっては不満のようである。
しかし管理としてのルールになっていない以上、私に理由を聞かれても答えられない。文句があるならルールを変え、上司を通じて通達を出してくれと言った。
ところが彼は納得せず、何度も電話をかけてくる。しまいに私が一喝。「何度聞かれても答えはひとつ。納得しようとしまいと私には関係ない。現在のルールを作ったことについては先輩・上司に聞け。」と最後通牒を突きつけて電話を切った。私は彼の教育係ではないのである。
さて、集団的自衛権の閣議決定をどうしても今国会中に行うことに固執する政府自民党、公明党の揺さぶりに必死である。
一方の公明党は態度を明確にしないまま、決定の先延ばしをだけを図ろうとするから揺さぶられる。
それで出てきたのが、政府関係者から「公明党と創価学会との関係を、政教分離を定めた憲法に違反しないとのこれまでの政府見解を見直す必要がある」との発言。これは脅迫以外の何物でもない。私も両者の関係は正常ではないと見ているが、これを脅迫のネタに使うという発想には付いていけない。

2014.06.10:

兄夫婦が来宅。
食事をしながらひとしきりおしゃべり。互いに年をとってきてあちこちガタが来ていることを報告。誰が先にくたばるかというところまでは行かなかったが、どれだけ問題があるかを自慢している感じがして可笑しかった。
そういう意味では、この日記もいつまで続くか、私自身もわからない。

2014.06.09:

途中入社だが新入りの営業マン、客先との価格交渉に手間取って希望納期が間に合わなくなる事態に陥った。
こういう場合客に「交渉が長引いたので納期も延ばしてくれ」といってもいいはずだが、押し切られてしまった。
それで私に電話で泣きついてきたのはいいが、先にメールを入れておけばいいものを、「ジョブ番号の入力など、営業関係者に回したメールを今から流します」という。だったら「下手な鉄砲も数打ちゃ当たる」と、最初から一斉に設計とか私のような手配師など関係者に流せば早く手が打てる。先輩社員もそうしていたので「メールを見たことがあるだろ」と聞いたら、こんな答が返ってきた。
「見ましたが、まずは営業関係に発信すべきと思って・・・」
そこで私は一喝。
「先輩がやってきたことを新入りが勝手に解釈するな。まずは先輩の真似をしろ!」
そうでなくても急いでいるのだから電算I/Pとか上司のハンコを待っている余裕はない。そのあたりの判断は新入社員には無理な話。だったら先輩の真似をすることから始めるのが仕事の基本。何度かやってみて、おかしいと思ったら改善すればいい。
新入社員が先輩を乗り越え、自分流を発揮するなど10年早い!

2014.06.07:

恒例の糖尿病通院。主治医は休診で代理の医師が担当。
代診だから双方共に細かい話はせず。こういう場合、医師の側は辛いだろう。これまでの経緯がわからないから下手なことは言えないし、主治医の見解に異議を言うこともできない。
よって二言三言交わしただけで、薬の処方も変えずに終了した。

2014.06.06:

昨日の質問に対する答えはまだ来ない。
しかしボルトの話とは別に、今日は実際に送り漏れた品物を宅急便で発送する準備に追われた。
船便にするほどの大きさでもなく、引越し用ダンボールよりもひと回り小さい箱に品物を詰め、Packing Listを作るまでの作業には結構手間がかかる。小さいとはいえ16Kgもあるのだから。
若い頃なら20Kgのスーツケースを持って海外出張しても平気だったが、今は16Kgでも疲れる。
月に1回程度はちゃんとした注文品であっても国際宅急便で送る仕事が発生する。大抵は5Kg以内なので鼻歌交じりでやれるのだが、今日はいつもと違ってそこそこの重さがあるので勝手が違った。
週明けには宅配業者に品物を渡すことになる。

2014.06.05:

ある開発途上国に機械部品を送って、その中にボルトが含まれていたのだが、「ボルトが短い!」とのクレームが来た。
ボルトをを作ったメーカーとも話したが、ウチの図面どおりに作ったので間違いないはずとの回答。同時にあるヒントを寄越した。
実はそのボルトは頭の下から先端まで全体にネジが切ってあるのではなく、途中まではストレートでそこから先にしかネジになっていないのである。ところが客はボルト長さの表示を勘違いして、普通はネジを切っていない部分を含めてトータルの長さを書いてあるところを、ネジの部分のみの長さだと勝手に解釈して「短い!」と言っているらしいのである。
それで、送ったボルトが正しいのかどうかを正確に判断するため、ボルトと物差しを並べた写真を送ってくれと頼んだ。
さて、結果はいかに!

2014.06.04:

トヨタがこれまで5年間法人税を払っていなかったことが話題になっている。
話の火をつけたのは「赤旗」。それがあちこちに広がっていった。
財界は「日本の法人税は高すぎる」との大合唱だが、からくりは簡単。そもそも法人税の実質税率は大企業ほど低くなるのだが、その原因は大企業向けの種々の控除が存在することにある。今回のトヨタの場合、赤字の年度が1度でもあるとその損を8年間にわたって控除が受けられることが大きい。
税率だけを見たら高く見えるのかもしれない。しかし課税対象額が各種控除によって大幅に縮小されていることを頬かむりしてものを言うのだけはやめてもらいたい。

2014.06.03:

集団的自衛権を巡る自公の協議、自民は公明を自分の土俵に引きずり込もうと必死だが、公明も煮え切らない態度のまま。しかしはっきりと断らないからちょっとした油断を突かれて賛成の方向に動きつつある。
ちょうど押し売りと同じ手法で、奥さんが「主人がOKなら・・・」と言おうものなら、「ではご主人と話させてください。了解を取りますから」とたたみかける手口そのもの。
そもそも公明党は権力にありつくことが基本の政党だからおどされると弱い。自民党はその弱点を見抜いているのである。
しかし今回は創価学会が難色を示しているから自民党もやりにくい。とはいっても創価学会も体を張って反対する姿勢ではないから、脅したりなだめたり、場合によっては金で篭絡することもやりかねない。国会で多数を占める今でないと強行突破は無理だから、どんな手段を使ってでも戦争をする国に日本を持っていこうと必死である。
だが多くの国民にとって、時の政権が勝手に憲法を捻じ曲げる、ヒットラーばりのやり方は許すことができないものである。

2014.06.02:

ちょっと雑談。
「まごわやさしい」という言葉をご存知だろうか。食生活の改善に対しておススメの食材を並べたもの。
ま(まめ)=豆類
ご(ごま)=種実類
わ(わかめ)=海藻類
や(やさい)=緑黄色野菜、淡色野菜、根菜
さ(さかな)=魚介類
し(しいたけ)=きのこ類
い(いも)=いも類
お分かりのように糖類、脂質はほとんど含まれていない。実は私の夕食は肉類50g以外はすべてこれになっている。カロリーを抑えるにはうってつけの材料。一度お試しあれ。
こうした合言葉の類には調味料を示す「さしすせそ」とか、貨車の荷重を表す記号「ムラサキ」などが有名どころ。
ウチの会社のある工場では、工程を表すものとして「カキクケコ」という記号を使っている。
カ=製缶(セイン)
キ=機械加工(カイカコウ)
ク=組み立て(ミタテ)
ケ=検査(ンサ)
コ=梱包(ンポウ)
この順番で工程が進むというわけである。生産計画や工程表を作るときにこの略号を使うと簡単に理解できる。
誰が考え出したのかは知らないが、思わずうなってしまう。

2014.06.01:

とにかく暑い。今日はグッタリしていた。
維新の会が分裂した。「分党」などと言うが、所詮はサル山のボス争いで、群れは分裂し、これまた「みんな」から分裂した「結い」という分派とくっつくかどうかで餌(政党助成金)の分配を巡って調整しているだけである。
こうやって見ていると、維新の会以下、上に書いた連中はいずれもアベットラーと負けず劣らずの極右勢力。誰が最もアベットラーと組んで日本を戦争に導かせるほうに引っ張るかが焦点でしかない。