悪餓鬼日記帖:なにぃ、文句あっか! |
2014.01.31:
いつの間にか1月も終り、つまり1年の12分の1が終わったということだ。
ということは月末恒例のジョブ番号完了手続きなどで仕事はバタバタ。加えて週末午前の職場定例会議。
しかし昔に比べてコピーすべき書類の量は減った。というのも書類はOfficeのファイルあるいは捺印したものをスキャナでPDFにしてメールで配布することが多くなったためである。経理に提出する書類でさえシステムにファイルをアップロードするようになった。
輸出でもB/Lの原本は銀行に渡すだけでコピー配布はすべてPDF。有価証券としての効力を失わせたSurrendered
B/Lなどは発行元の船会社から貨物の送り先まで、すべてPDFで回っていく。
2014.01.30:
昨年の途中から会社の昼食は単一のランチボックス形式から食堂でのメニュー選択方式に変わった。
定食、麺類、丼など数種類あるのだが、私は専らカロリーの低い魚定食ばかり。しかし時として魚のフライが出るので、その時は別のカロリーの低いものにしている。
その定食だが、最初は肉系の定食を選ぶ人が圧倒的に多かった。だが最近は次第に麺類に人気が出るようになり、長い行列ができる。理由はよくわからない。ボリュームたっぷりで腹一杯になるのかもしれない。
昔から、社員の多数がメニュー選択方式にしてほしいとの要望がずっと出ていたのだが、会社は古い工場で食堂スペースが確保できないと抵抗していた。しかし2つの大きな震災を契機に耐震対策の観点から工場の建屋を次々と更新し、それに伴って大食堂を作ることにしたのである。
冷えたランチボックスよりも皿に乗った暖かい料理のほうが評判がよいのは至極当然。上々の滑り出しのようだ。
2014.01.29:
きわめて平穏な1日。
仕事も、急な国際宅急便の発送を1件やった以外はそれほどでもなかった。ただ月末なので締切に遅れないように書類提出の監視をしていた。
今夜はファンヒーターは稼動せず。それだけ暖かい日ということだ。まるで春先の三寒四温である。もっとも正月前後が寒かったので、今月のガス代の支払いは1万円を超えた。
2014.01.28:
設計の新入社員とのやり取りで笑ってしまう話。
海外の客の大型機械の部品見積をやることになって、社内メールで設計の新入社員から図面が来たのだが、直径4m、数十トンの品物に対しての見積条件でこんなことが書いてあった。
1.納入場所:某梱包会社(注:内陸部にある。しかし大きすぎて道路は走れない)
2.耐摩耗用モルタル施工(注:重くなるから普通は現場に着いてからやる)
3.見積期限:3日以内(注;鋳鋼業者での鋳造の見積が必要なので不可能)
これを見た私は、瞬時にして「こんなことできるかい!」と思ってメールの返信を書いたが、宛先は彼のみ、コピー先になっている彼の上司とかの関係者は全部削除した。何も知らない新入社員にいきなり叱りつけるようなメールを他人に見せるのはまずいと思ったからである。
これに対して彼は図面を訂正して返信してきたのだが、何と私が気を使って彼だけに宛てたメールを引用して、コピーを関係者に送ってしまったのである。
要するに私が彼だけに送った「やり直せ!」とのニュアンスのメールが他人に丸見えになったのだ。
後で彼が別の用事で私の席に来たときに彼に言った。
「折角俺が気を使ったのに、自分の恥を他人にさらすやつがあるか」
お人よしの新入社員である。
2014.01.27:
NHKの籾井新会長が就任の記者会見で暴言を吐いた。曰く「慰安婦のような制度はどこの国にもあった」と。
これは昨年橋下大阪市長が語って物議をかもした発言と同じ趣旨である。もちろん国内外、ヨーロッパなどからも批判が出ている。
籾井氏は安倍首相がNHKの経営委員会に送り込んだ人物の一人。
公平性を問われる報道機関、しかもNHKとあっては、その発言の責任が問われよう。図に乗った政府自民党がマスコミを乗っ取り、いずれは翼賛政治の宣伝部として利用する意図は見え透いている。
戦後保守政治の民主主義敵視の姿勢、特に安倍内閣になってからのエスカレートがここにも現れている。
2014.01.26:
午後から気温が下がると同時に猛烈な風。明日はまた冷え込みそうだ。
今日の「サンデーモーニング」で民主主義のことをやっていた。
言うまでもなく安倍内閣は民主主義の何たるかを理解しない、あるいははなから無視するという態度で一貫している。その最たるものは名護市長選直後に辺野古埋め立ての手続きを開始したことである。
従来から私が言っているように、民主主義は多数決だけに矮小化すべきものではない。また、小選挙区制という虚構の議席配分のまま「国会で決めた」ことが絶対であるという論理を民主主義は含んでいない。
国論を2分するような問題は多数を形成できるような妥協案を追及すべきだし、それが出来上がるまで勝手に政府が先走ってもかまわないものでもないのである。
今度の国会では集団的自衛権の政府によるねじまげた解釈が問題のひとつになるだろう。憲法改正が困難だから政府が都合のいい解釈をするというのは、民主主義の破壊でしかない。
2014.01.25:
朝から気温が上がって、買物に出かけるのも楽だった。最高気温は10度を上回る陽気。
おかげでファンヒーターは最低の気温に設定。
夕食に揚げ出し豆腐を作った。作り方は簡単で、豆腐に片栗粉をまぶして油で焼き、油が回ってから出汁をかけて狐色になるまで煮詰めるだけだが、調理は簡単でも時間がかかるのが難点。よって平日の時間がないときはパス。
調理でもっとも短時間、ずぼらなやり方はもちろん弁当か惣菜を買ってくること。近頃はどこのスーパーでも広い惣菜コーナーが設けられ、夕方には女性の姿が集中する。私も時々利用するが、大抵はフライのバイキングか野菜サラダ。フライは糖尿病には好ましくないが、残業などで帰宅が遅くなる時はやむをえない。
2014.01.24:
今月は年始から船積のオンパレード。内訳は船が4件、飛行機が1件。
来週は船が1件、飛行機が2件。幸いにして船積書類は1件だけ自分で作って、残りは商社か営業。よって仕事は楽をさせてもらった。
2月になったら1週間の休暇を貰う。
勤続40年の特別休暇である。但し有効期限は3月末なので、それまでに消化しないといけない。幸いにして2月は仕事の端境期に入ったため、ここで使わないとチャンスはなくなる。
1週間、別に行くあてはないが、足の治療も兼ねて2〜3日温泉に入って来ようかと思う。息子が一緒について来るかどうかはまだ不明である。
2014.01.23:
今度は物の無駄遣いというか「もったいない!」という話。
20年近く前、フィリピンから、さらに20年ほど前に納入した歯車減速機の点検のために技術者を派遣してほしいとい話が舞い込んだ。
しかし点検とはいえ、実は納入後一度も使っていないので据付ける前にどんな手入れが必要か見てくれということだった。
それを聞いた私は一瞬不安を感じたので、営業を通じて現物の写真を送るように頼んだ。
まだPCもデジカメもない時代、2週間ほどしてカラー写真が届いた。しかしそれを見た瞬間、私は声を上げた。
「こらあかんわ!」
ケーシングから歯車が取り外され、屋外に野ざらしになっていたのである。もちろん錆で真っ赤!!
私が感じた不安は保管状態がどうかということだったが、よりによって分解された上に野ざらしとは・・・錆を落とせば使えるかも、という素人の期待だったのだろうが、そうはいかない。
長期間雨水にさらされると、表面だけでなく奥深く錆が進行する。歯車の錆は歯の強度を落とし、動かすと激しく磨耗したり最悪歯が折れるのである。進行した虫歯と同じである。
ということで事情を説明して技師派遣は断った。
歯車減速機をはじめ、多くの機械がフィリピンに送られたのにはわけがある。太平洋戦争が終わって日本とフィリピンの間で戦後処理の交渉が行われ、日本からは賠償として工場用の機械が無償供与された。だがフィリピン側では不要不急の品物だったためか、約20年放置された。それを再生しようという動きの一環でウチの会社に話が持ち込まれたのだろうが、時既に遅し。
国内の実態を無視した日比政府の交渉が生んだ無駄遣いの結果だった。その後減速機がどうなったかは聞いていない。
2014.01.22:
先日、ある客先から交換部品の見積依頼が来た。ところが設計が調べると50年前に作った機械で、図面がまったく残っていないことがわかった。仕方がないので逆に客から図面を貰ったのだが、これももう古びて色あせてしまっていて、寸法などはかすかに読めるだけ。
でも客先のたっての頼みだから、見えないところは端折って費用を計算することにした。
しかし困ったことが起こった。仕上げ加工できる工作機械が、材料が小さ過ぎて工作台に乗らないというのである。昔は町工場の旋盤のような小さなもので手作りしていたらしいが、今時の大型のマシニングセンターでは間尺に合わないのである。
そこで一計を案じ、中くらいの台を作ってその上に小さな部品を乗せたらどうかと提案した。現場からは金がかかると言ったが、せっかく50年も大事に使ってきた機械なのだから部品が作れなくてそのまま全部を捨てるのはもったいない、多少金がかかっても作る方法を考えろと回答した。
古い機械を50年も使っている例は珍しい。大抵は機械的寿命の前に、遅い、使いにくい、新しい性能のいいものが開発されたなど、技術的寿命が先行して、使えるものでも捨ててしまうのである。
2014.01.20:
足の調子はかなり戻って、わずかに痛みが残るものの、会社への行き来も以前と変わらぬ速度で歩けるようになった。
転んでから約1ヶ月、回復までにこれほど時間がかかるとは思わなかった。やはり年齢には勝てないというのが実感である。
さて、昨日の名護市長選の結果に対して政府はあくまで辺野古基地建設の方針を変えないと断言した。挑戦状である。
アメリカの要求を最優先させて沖縄の民意を一切考慮しないというのだから、これは民主主義に対する挑戦状でもある。
自民・公明に民主主義を語る資格はない。
2014.01.19:
沖縄名護市長選で、辺野古基地反対の現職が再選確実となった。これまでの経緯からして当然の結果だろう。
本来なら知事も基地反対で当選したのだから、辺野古埋め立ては反対してしかるべきだった。ところが自民党などからの恫喝に屈して、公約に違反した。しかし元々沖縄県民は基地に反対なのだから、知事が裏切ろうとも変わらず、名護市長選は当然の帰結なのである。
2014.01.18:
昼まではどんよりした曇り空。そんな中共通1次試験に向かう受験生の群れが駅前に見られた。
我々の若いころは国公立の大学で受験時期をずらせる「一期校、二期校」という序列の制度だった。それがなくなったことで受験が平等化されたとされるが、大学そのもののランク分けが存在するのだからあまり改善にはなっていない気がする。
それに加えて国家公務員の制度そのものがキャリア・ノンキャリアの差別があるし、キャリアの中にも出身大学による序列が存在するのだから、公務員制度や教育行政そのものを根本的に変えない限り過熱した受験競争はなくならない。
2014.01.17:
今日は阪神淡路大震災から19年目の日。朝5:46に黙祷した。さすがにこの瞬間はしんみりした気分になる。
マスコミも取り上げているが、19年も経つと震災経験者がかなり減る。震災後に生まれた子供と、被災地外から引っ越してきた人達を合わせると人口の40%を超えるという。
時間とともに地震を経験した人が減っていくのはやむをえない。また人々の記憶も薄れていくし、「言い伝え」が千年後に正確に再現されていることは期待できない。よって人々は活字、音、映像などを使って残そうとする。
それが子々孫々にまできっちり伝えられていくかは誰にもわからない。だが人々はそうした努力をやめようとしないのである。
2014.01.16:
股関節の痛みはかなり収まったが、今度は厄介なことが・・・
股関節が痛いし力が入らなかったことから他の筋肉でカバーしていたために、太ももからふくらはぎにかけての筋肉にだるさと痛みが強くなったのである。
出勤時はそれほどもないが、昼間はフロアを行ったり来たりして歩いているので退勤時には痛みがひどくなるのである。よって帰る前には塗るタイプの湿布薬を摺りこんでいる。
いやまったく困ったものだ。いつになったら今までどおりに歩けるのだろうか。
2014.01.15:
顔見知りの営業マンが病気で倒れた。病名はくも膜下出血。
幸いにして自宅だったために家族が救急車を呼んで病院に搬送。即手術と対応が早かったために回復は早い見込み。
昨年、別の事業部の営業マンは脳梗塞で倒れ、意識がほとんど戻らないまま結局は病気休職から退職となった。今も植物人間に近い状態で入院しているという。
最近は在職死が目立つ。自殺は別としても、特に若くても癌で亡くなる例は挙げたらきりがないくらい。
会社はこのような病気による欠勤や休職、退職の統計をほとんど取っていない。労災事故と違い、保険料率に影響しないからだろう。また病気が過労によるものと明確に結論付ける証拠はほとんどないのが実情で、家族が訴訟に持ち込むことも困難である。
長時間労働による不規則な生活をする人が相変わらず多いこの日本。何とかしないといけない。
2014.01.14:
マスコミでは前知事の辞任による東京都知事選について報道がにぎやかだ。
地元民でない私はあまり下馬評を加えるつもりはない。ただ、極右の田母神予定候補だけは最も知事にふさわしくない人物だと思うだけである。
しかし今、都知事選よりももっと注目すべきは沖縄の名護市長選挙である。
仲井真沖縄県知事が公約を破って辺野古埋め立て申請の許可を行った直後で、その辺野古の地元である名護市の将来を決める選挙だから注目に値する。
埋め立て反対の稲嶺現市長に推進派の末松候補が挑むのだが、現在は現職がややリードしていると言われる。
私はもちろん辺野古の基地化には反対。選挙では埋め立て反対を公約しておきながら、最後には裏切る知事の態度は許せないと思う。特に「5年以内の普天間移設」だから公約違反ではないという知事の詭弁はひどいもので、口約束だけでまだ決まった話ではないのである。
このような知事の態度に沖縄県議会は知事の辞任要求を可決した。
名護市長選挙は市民だけでなく、沖縄県民、ひいては日本国民の将来に影響を与えるものになるだろう。民意を反映した政治が行われるかどうかの試金石だからである。
2014.01.13:
寒いので今日は買物を含めて外出せず。
そのため昼食は久しぶりの手作りピラフ。
ひところはチャンポン麺、きつねうどん、はてはサンドイッチとあれこれ作っていたが、面倒くさくなってこのごろはカップラーメンとかお好み焼き、巻寿司を買うことが多くなった。家計と栄養の観点からはもちろん好ましくない。しかしやる気がないものを無理しても仕方がない。
だが一日ゴロゴロしているのももったいないので、手料理にしたのである。
我が家のピラフはかなりの手抜き。ご飯が炊き上がったころからフライパンを取り出し、まずバターを溶かす。次に弱火で卵を放り込んでかきまぜ、スクランブルエッグ状態にする。
固まらないうちにご飯を入れてほぐす。このときのコツはご飯を練らないこと。寿司米を作るときと同じで、練ると米同士がくっついてべたべたになる。火が通ってきたら中火で解凍したミックスベジタブルとかむきえびなどの好みの具材を入れ、その後塩、胡椒、ガーリックなどを入れて味付けする。
醤油、ソースの類は一切入れないのが私の流儀。息子も小さいときから、我が家流の、料理にソース、醤油をぶっ掛けない味に慣れていて、文句はつけない。私の若いころの海外生活で、醤油抜きの味に慣れたことが原因だが、おかげで塩分の摂りすぎという言葉は我が辞書にはない。
2014.01.12:
安倍首相は海外訪問に熱心である。今回もオマーン、コートジボワール、モザンビーク、エチオピアに出かけている。今まで日本の首相が訪問したことのない国ばかり。
目的ははっきりしている。大企業の営業マンとして日本製品の売り込みをするためである。直接ブランドは紹介しないが、日本企業に受注させるために政府の円借款あるいは無償援助を申し出るのである。
首相の訪問となると国際会議とかの一環としてそのような商売の話をやることはあるが、売り込みだけをやっているのは彼だけである。冷え込んだ国内の景気は放置して、輸出にばかり熱心なのは見られたものではない。しかもベトナムとかトルコには危険極まりない原子炉を売り込んだ。福島事故の教訓も出ていないのに「世界一安全」とか嘘までついてである。
まったくひどい男だ。もし売れ行きが悪かったら自衛隊を派遣して傀儡政権を作るつもりなのだろうか。
2014.01.11:
一昨日あたりから寒さが厳しくなって我が家のファンヒーターは大活躍。しかし見ていると今までとは少し様子が違う。
窓のアルミサッシが露点しないのである。原因のひとつは温度設定を例年より1度低くしていること。だがもっと決定的な要因と思われるのは外気温が比較的高いこと。ちなみに神戸ではこの冬の最低気温が氷点下になったことはないのである。
ご存知のように室内と外気の温度差が大きいと、アルミのような金属の表面で空気が冷やされて水蒸気が飽和状態になり、水滴となる。
温度差に加えてガスとか石油ストーブを使うと、燃やされた後は水分が含まれるので室内の湿度が上がり、露点しやすくなるのである。
最近のサッシは露点した水を下の溝から外に排出されるようになっているが、それでも残った水がほこりに含まれ、そこからカビが生えることが多い。掃除が大変なのである。
話を戻そう。まだ1月初めなので強い寒波はまだこれから何回か来るだろう。その中で神戸で氷点下を記録するかどうかが、暖冬と判断するひとつの目安になるだろう。
2014.01.10:
安倍首相の靖国神社参拝が、我々のような貿易関係者に与える影響は少なくないだろう。
既に尖閣問題以降、日本から送った品物についての税関の検査は執拗で、それまではなんともなかったものまでコメントをつけるのである。もちろん関税・増値税(付加価値税)は払っての話である。ところが最近は99%の品物についてあれこれ説明資料を出せとか、原産地証明を見せろとか、ことごとく食い下がる。行き着く先は梱包を開けさせて中身を全数検査するのである。
税関の係官はこのようなことをやる理由について「尖閣問題のせいだ」とは言わない。しかしそれまでの対応と比較すれば他に変化の原因は見当たらないのである。
そして年末の靖国参拝。ということは今年に入ったらさらにいやがらせがエスカレートしても不思議はない。場合によっては輸入不許可が出るかもしれない。福島原発事故直後、中国の一部税関は食品が入っていない品物についてまでコンテナ丸ごと返送を命じた。
だから彼らは何をやるか油断がならない。もっとも、日本製を使う必要がある中国企業は困るだろうから、税関に強烈なクレームをつけるだろう。
ともあれ、我々民間レベルでも靖国参拝は悪い方向に働くことは疑いがないのである。
2014.01.09:
昨年末の安部首相の靖国神社参拝について、日本国内では「外国からとやかく言われることではない、国内問題に口を出すな」という発言をする人が庶民の中でも少なくないようだが、誤った前提で議論しているように見受けられるので、事実をはっきりさせておく。
靖国神社は古くからある日本の神社とはまったく性格が異なる。
明治時代に建てられ、日清・日露戦争をはじめ、それらで戦死した人たちを祀るのが目的である。だが事実を見てみるに、西南戦争のような内戦を除けば、太平洋戦争もそうだがこれらの戦争は国外で行われ、また戦争の性格も侵略戦争か侵略者同志の覇権争いでなのである。つまり日本を守る戦争ではなかった。
しかも戦後になっても靖国神社はA級戦犯を祀り、資料館でも先の戦争を正当化する趣旨での展示をあからさまに行っているのである。これは海外から見れば中韓だけでなく、全世界から侵略戦争を美化する存在と見られてもやむを得ない。もちろんアメリカも反ファシズムということで戦争に参加したのであるから、侵略戦争に対する無反省の存在に対して参拝するなどは許しがたいことなのである。
私が先に書いたように、8月15日の戦没者慰霊祭との対比を考えていただきたい。あの式典には天皇も出席するが、海外から批判されたことはまったくないのである。昭和天皇もそのことをわきまえていたから靖国神社には行かなかった。もし天皇が靖国神社を参拝したらただではすまない。日本国民全体が侵略戦争に無反省であるというレッテルを貼られ、世界を敵に回すのである。
大手マスコミはA級戦犯の合祀までは言及するが、靖国神社の性格にまで踏み込んでまで批判はしない。そこが一部の国民の誤解を生んでいるひとつの原因になっているとも言えよう。
2014.01.08:
何故か国内外から「お年玉」みたいに次々と注文が舞い込んできた。金額はそれほど大きくない。
しかし問題はどれもこれもウチの見積納期を勝手に縮めた注文書を送ってきたこと。
何らかの事情で早く手に入れたいというのなら、事前に話を持ち込んで協力を依頼するのが礼儀というもの。それはウチの会社が下請けに注文を出す場合も同じである。
「お客様は神様」とばかりに居丈高に注文書を投げてよこす態度はいただけない。そいう横柄な態度に出るのはほとんどが海外貿易の経験のない大企業である。昔はウチでも「下請けを泣かせてナンボ」という年配社員がいたが、今はコンプライアンスの強化ということでかなり減った。
ということで「努力はするが納期保証はしない」ということでカウンターパンチを出しておいた。もし全部受け入れたら見積の納期はいつもサバを読んでいると誤解され、相手は調子に乗って好き放題をいいかねない。
そんな中で一昨日、8ヶ月の納期を6ヶ月にせよという話が持ち込まれたが、営業を通じて断った。1ヶ月以内程度なら社内と調整して合意を得ることもできるが、2ヶ月も縮めよなどという無茶は物理的にできないし、受け入れる気はまったくない。
2014.01.07:
中国から年賀の封書が届いた。赤が基調の派手なデザインである。しかも封書の裏側を見て驚いた。日本のお年玉付年賀はがきのような番号が隅っこに印刷されていた。
聞くところによると、中国では文章が見えてしまうはがきよりも封書が好まれるとのこと。それはともかく、詳しい仕掛けは知らないが、当選番号(?)入りの封書というのは初めて貰った。
日本ではそろそろ正月気分を抜けていつも通りの仕事のペースに戻りつつある。
中国・韓国など旧暦を重視する国の今年の正月は1月31日。ただ、中国ではいつも大晦日も含めた連休になるはずが、今年は元日からの連休ということで1月30日は出勤日。これでは実家で新年が迎えられない人が大量に発生しそうで、不満が出ているという。
2014.01.06:
今日は仕事始め。いつものように社長のビデオメッセージと重役のあいさつ。
今年度(3月末)の利益予想は大きな黒字。しかし当初の目論見からは少なかったといって文句を並べる。そして来年度はやはり黒字なるも今年度よりも少ない予想ということでこれまた叱咤激励。
何故こうも経営陣は社員の尻を叩くような挨拶しかできないのだろうか。「私はこれこれをやりたい」という自らの目標を掲げるような経営者は日本ではまれなようだ。
それはともかく、通勤時はまったく足が動かない。しかも痛みがひどい。正月はほとんど歩いていないのでやむを得ないのだが、だるいを通り越して痛いのだけは閉口する。
会社帰りは医者を訪ねて湿布薬などを処方してもらった。あ〜辛い!
2014.01.05:
今日で連休は終り。明日は初出勤となる。
今回の休みの特徴として、生活ごみ収集が丸々1週間回収されないスケジュールになり、我が家もゴミ箱は満杯。明朝は重くなったゴミ袋を抱えての出勤姿となりそうだ。
足がまだ完全ではないので足元に注意して階段を下りることになる。
2014.01.04:
三が日の雑煮は終わって今日から普段どおりの生活。
土曜日だから洗濯、掃除&買物。但しいつも行くスーパーは正月休みのため別のところへ。
朝食はいつも、息子はご飯、私はトースト。3日間空いているので冷凍したものを使う。どちらもラップで包んでいるので水分は逃げない。ご飯はレンジで解凍、パンはそのままトースターに突っ込む。これは兼業主夫の生活の知恵である。
2014.01.03:
息子がふとつぶやいた。「最近正月はいつも晴れてるね」
考えてみればそうかもしれない。統計を調べたわけではないが、例年の国道ウォークは雨で中止したことはないから間違いないだろう。
さて、足の具合を調べるために元日からも散歩に出ているるが、股関節はまだ調子が悪い。これまでどおりに早く歩けない。次第に痛みは少なくなっているが完治していないのである。
若いときだったら1週間もあれば回復しているのだろうが、60を過ぎたらこれほど治りにくいとは思わなかった。困ったものである。
2014.01.02:
例年ならば2日は国道ウォークだが、足が思うように運べないため今年はパス。
代わりに朝から箱根駅伝をTV観戦。毎年の熾烈な争い、特に箱根の上りは見ごたえがある。
思うのだが、卒業した東洋大の柏原選手(現富士通)のような逸材はここ当分出ないだろう。とにかく登りには抜群の力を持っていた。今年は飛びぬけた選手はいなかったが、東洋大は相変わらず強い。
ところで山梨学院大の2区オムワンバ(2年)が突如走れなくなって道端に座り込んだ。後で聞くと右足の疲労骨折のため途中棄権とのこと。過酷な練習が体を痛めていたのではないか。残念でならない。
明日は復路、優勝争いとともにシード校へのサバイバルレースを注目したい。もちろん選手は必死だから見物人のことなど知ったことではないどろう。
ともあれ選手全員が力走し、繰上げスタートが発生しないことを祈る。
2014.01.01:
皆様、明けましておめでとうございます。本年も「落書帖」をよろしくお願い申し上げます。
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この冬はまだ道路が凍てつくような寒さはまだなく、今朝も普通の冬の朝。
例年のごとく酒を飲みながら新年のカウントダウンを聞いた後に寝て、今朝は8時を過ぎてから雑煮を食べた。そしてこれまた例年のように初詣を兼ねての散歩。昼食も抜き。
足のほうはわずかだが立ち上がった時の痛みはやわらいだ。