悪餓鬼日記帖:なにぃ、文句あっか!

14.08


2014.08.31:

今日で8月が終わる。
ちょっとした買物に出たが、青物野菜が高騰している。しかも棚にすらないものもある。8月の天候不順の影響だが、ここまでひどいとは思わなかった。以前、豪雪による野菜不足で傷物、変形したものまでが店に並んでいたことを思い出した。早く回復することを祈る。
さて、明日からは学校が始まる。久しぶりににぎやか、というかうるさいくらいの子供たちの声が戻ってくる。

2014.08.30:

今日はいつも通り糖尿の通院。
主治医は欠席で代診の医師。可もなし不可もなしということで簡単に終了。注射も薬もいつも通りの処方。
本当は最近足のむくみが緩和された。先月血圧降下剤を減らしたのだが、盆休み頃まではむくみがひどかった。ところが最近は逆にむくみがかなり解消。いったい何が起こったのか、目だった自覚もなく原因はさっぱりわからない。それはともかく、利尿作用が減ったせいで夜の用足しで目覚める回数は減った。
ちょうど夜中の気温も下がって、パンツ1枚で寝ることはなくなり、昨夜などは毛布を被らないと寒いくらい。
これから秋に向かって進むが、病気のほうもどう変わっていくか観察を続ける。

2014.08.29:

いや、すさまじい話が飛んでいる。
最近のニュースで「すき家」の第3者委員会が公表した報告書が話題になったが、それ以上にひどいのが「たかの友梨ビューティクリニック」の不当労働行為。
発端は社員が組合に加盟し、残業代未払いなどを労基署に告発。それで労基署が是正勧告を公表する前日になって社長が告発した社員を含む従業員らを呼び出して、パワハラかつ不当労働行為を正当化する発言を行ったのである。そのときの社長の会話は録音され、ネットに抜粋が公開されている。
会話での最大の問題は、「違法行為はどこでもやっている」と「残業代を払っていたら会社はつぶれる。つぶれてもいいの?」だろう。
社長は豪邸をTVに見せるなどしているが、残業代は出せないというのは話にならない。また不当労働行為を正当化した上に、それを告発した社員に報復をほのめかすのも違法行為の上塗りである。
残業代を払ったくらいでつぶれる会社ならつぶれたほうがいい、と思うのは私だけではあるまい。

2014.08.28:

ニュースになっている犬の話を2つ。
ずいぶんひどい話だが、盲導犬を刃物で刺して大怪我をさせたという。
盲導犬は何があっても騒がず、飼い主を守るように訓練されている。犯人はその性質を知っていると思われ、目の見えない飼い主は気付くことなく、周囲から言われて初めて気付いたのである。
いくら腹いせとはいえ、対象が盲導犬とはあまりにむごい。もし犯人が捕まっても「器物損壊罪」に問われるのだろうが、人間の目の代わりをしているのだから、傷害罪を適用してもいいのではと思ってしまう。
次は広島での明るい話。
ある災害救助犬が人間を見つけた。残念ながら既に亡くなっていたが、犬にとっては初めての手柄。
しかし話はここで終わらない。この犬は実は処分される寸前のものから救われていたのである。
元は野良犬で捕まえられ、ガス室が満杯で順番待ちのところをNPO法人のメンバーに拾われてやがて災害救助犬の訓練を受けるまでになったのである。何という運命なのだろう。

2014.08.27:

話は変わって今度はトレーラー。
受注間近の話で、横浜の下請け会社から栃木県の客先へ直径2.6m、長さ10m弱の筒状の機械の胴体を運ぶことに。
大型かつ重量物なので高速は走れない。よって国道、県道を使って夜中に走ることになるだろう。
厄介なのは90度の左折と右折。もちろんベテランの運転手が来るだろうから心配なさそうだが、それでも客先工場の手前がひとつのネック。
GOOGLE MAPの航空写真で見ると、県道から一般道へ90度右折するとき、一般道は上下2車線あるものの、幅が狭い。しかも工場の通用門に入るときにはS字に曲がる必要があって、これまた難物。
最終的には運送業者と工場との打ち合わせで決まるだろうが、もしも胴体を分割、などという話が出たら・・・と、若干心配になっている。

2014.08.26:

次はコンテナの話。
よくコンテナを積んだトレーラーが道路を走っているが、あのサイズは国際規格になっていて、短いものが20フィート、長いものが40フィートである。幅と高さはどちらも同じ。中に入る品物の大きさは妻側にあるドアの幅と高さで規制されるが、柱が存在するためにコンテナ自体のそれよりも若干小さい。
さて、上で説明したのは標準(ドライ)コンテナであって、他にも特殊なものが存在する。
オープントップ:荷物がドアからフォークリフトで運べないような長尺物や重量物は、天井板を外せるようにしたオープントップを使う。荷物はレッカーを使ってコンテナに収容する。
フラットラック:底板と四隅の柱だけのもの。よって荷物はむき出しである。標準コンテナよりも若干大きなサイズの荷物を載せるときに使う。最大寸法は隣のコンテナとぶつからないこと。
40フィートハイキューブ:標準よりも背が高い荷物を収納できる。40フィートタイプしか存在しない。
冷凍コンテナ:文字通りコンテナそのものが冷蔵(冷凍)庫になっている。電源プラグが付いていて、本線の電源から専用ケーブルを引く。
結構電気を食うので普通のコンテナ船では詰める数に限度がある。バナナなどを大量に冷凍コンテナで運ぶには、発電機の容量を大幅アップした「リーファー」という船を使う。運賃はもちろん標準コンテナよりも極めて割高。
ちなみに、私の仕事では冷凍コンテナ以外はすべて使ったことがある。

2014.08.25:

輸出の仕事をやっていると時として悩ましいことが起こる。
実は現在エジプトから機械丸ごと1台を買いたいという引き合いが来ているのだが、これの見積・輸送計画を立てていたら困った問題に出くわしたのである。
素人から見たらなんでもないことだが機械の重量は200トン弱。この数字にハハーンと感じる方は海運のプロである。
品物が小さければコンテナ船で、合計数万トン以上のプラント建設資材ならチャーター便が使えるのだが、200トンというのは実は中途半端な数字なのである。船を1隻チャーターする案(しかもデッキクレーン容量は200トン必要)もあるが、数千万円するのでヨーロッパあたりの会社とは競争にならない。
唯一の可能性はRO/RO船(フェリーのようなもの)を乗り継ぐ方法であるが、積み替え港での手待ち費用が数百万円かかるだろう。というのも日本から出た船とエジプトへ行く船の乗り継ぎの待ち時間がいくらになるかまったく読めないからである。タイミングが良ければ同じ日に積み替えることができるので手待ち費用はゼロなのだが、船のスケジュールはご存知の通り天候などに左右されるのでそんなことは期待できない。そうなると最低でも1週間、最悪1ヶ月近く岸壁で待たされるのである。
ということで海上運賃が高くつくことを承知で見積を出すことになりそうだ。

2014.08.24:

京阪神も豪雨が襲ってきた。神戸では夕方から降り始め、今も断続的に雨脚が強い。
こうもゲリラ的に襲われてはたまらない。しかも豪雨のレベルは1時間に90ミリなどというとてつもないものだから気が休まらない。
広島でも雨で救助作業がたびたび中断。
息子は死者や行方不明者が時を追うごとに数字が変わることを不思議がっていた。しかし理由は簡単。1〜2軒程度なら誰が不明かはすぐわかるが、一度に数十件が土砂に埋まってしまうと、特に一人暮らしや世帯丸ごとの安否確認に時間がかかるのは当然で、場合によっては近所が知らない人が泊まっていたことも考えられる。
とにかくこんなえげつない雨は早く上がって欲しいものだ。

2014.08.23:

昼間の気温がやや下がり、わずかな風も吹いて夏のピークは終わったようだ。
しかし最低気温がいつまでも25度を下らず、寝苦しい夜はまだ続いている。
今日は、準決勝、決勝を控えた高校野球の休養日。以前から投手の連投は過酷過ぎるとの声が多かったのを受けて、やっと休養日を設けるようになった。
特に高校野球の場合、エースが一人でしかも変化球を多投する場合は過酷になる。その典型は元ヤクルトの荒木大輔。
彼はリトルリーグの頃から投げまくって、プロになってから遂にひじの関節を手術することになり、結局選手生命は短かったのである。
未成年の体はまだ発達段階にあり、無理をして体を痛めるとろくなことはない。今は自粛されているが、小学生に筋力トレーニングをさせるスポーツコーチもいた。
子供のスポーツは楽しいことがいちばん。そのうちやる気も実力もつけた子がトップに立つ、それ以外はスポーツの楽しさを知る、それでいいのである。

2014.08.22:

19日に書いた「まんだらけ」の対応の問題、弁護士に言わせると私の見解と同じのようである。
一部には「泣き寝入りしない」、「罪を犯した犯人が逮捕もされずにのさばっているのは許せない」という意見もあるようだが、一個人が安易に「犯罪を立証する」ことは無理があると思われる。つまりネットにさらしたのは本当に真犯人なのか?という疑問が生じるのである。
実際、犯人と間違えられた人が被害を受けるケースもあるようだ。
警察でさえ誤認逮捕してしまう例があるくらいだから、素人が犯人と勝手に決め込んでそれを一度ネットで拡散したら簡単に訂正はきかない。そのリスクは常について回ることを認識すべきだろう。
警察は秘密裏に捜査することで、犯人に逃げられないようにすることと同時に、逮捕するまでは犯人のプライバシーに配慮しているのである。

2014.08.21:

盆が明けたら船積の連続。明日から月末にかけて船が4件、国際宅急便が1件である。
これだけ建てこむのは盆休みで梱包屋に荷物が溜まっていただけのことであるが。
それにしても最近船の遅れが目立つ。原因は台風のこともあるが、各地で港が混雑していて荷役が追いつかず、遂には岸壁が空くまで沖で停泊することが多くなったためである。
混雑の原因は不明だが、釜山、上海、香港あたりが目立つ。特に上海は慢性的で、まず間違いなく沖で1日待たされる。船会社も心得たもので、最初から沖待ちの発生を織り込んだスケジュールで配船している。
遅れが甚だしくなると「抜港」すなわち通過の措置を取ってスケジュールの回復を図る。例えば横浜と東京に寄港する場合はどちらかを「抜港」するのである。私の経験ではタイのバンコクに送る貨物が船の都合で「抜港」になった。この時はバンコクの南にあるレムチャバンという港でバンコク行きの貨物を一旦降ろし、艀に積み替えてバンコクへ回漕したのである。おかげで到着日が3日遅れた。
しかし船舶輸送の関係者はこの程度の遅れでは大騒ぎしない。わめき倒すのは事情を知らない一部の日本人だけである。
海上輸送の当事者が本気で騒ぐのは、昨年インド洋で起きたコンテナ船の沈没事故のような場合である。

2014.08.20:

ここ数日の豪雨であちこちに甚大な被害が出ている。近畿・東海、そして今日未明は広島・長崎。特に広島はあちこちで大量の土砂が流れた。
専門家が広島のもろい風化花崗岩のことを語っていたが、こういう土質は全国にある。
六甲山もやはり同じで、空気に触れるとボロボロ崩れるのである。そして約70年に1度、大水害が起こるというパターンを繰り返している。前回は戦前だった。
それにしても最近の豪雨は「過去に例のない」という冠詞が多くつく。もちろん地球温暖化で湿気を多く含んだ風が以前よりも大量に流れ込んで、上空の冷気にぶつかって雨となるためである。
しかし「過去に例のない」が続けば、それがいつでもありうるという平均値の引き上げを考えた防災対策が必要になるだろう。

2014.08.19:

中古品販売の「まんだらけ」の問題、鉄人28号を盗んだ犯人が別の古物商に売ったことから足がついて逮捕された。
50歳にもなって金欲しさに盗んで故売、いい年をした男がなんとも言いようのない情けない行為である。
一方、「まんだらけ」の方も大人気ない対応をした。ビデオで捕らえた犯人の顔を、品物を返さなければネットで公開すると脅したのである。
万引きはれっきとした犯罪であるが、顔を晒し者にするのは一種のリンチである。犯罪であることが明白ならば、証拠を添えて警察に告発すればよいだけのこと。後は刑法犯として裁判所がきちんと裁く。
万引きの手口もずさんで単純だが、被害者側もどこかタガが外れた対応になっていないだろうか。

2014.08.18:

予想に反してメールはわずか14通。以前の1週間休暇明けの最高は60通だから、比較にならない。少なかった理由は、多くの会社でも盆休みだったこと。極めて簡単な話である。

2014.08.17:

本日で9連休は終了。久しぶりに太陽が顔をのぞかせたので布団を干した。
しかし近畿北部から北陸にかけては豪雨。もはや梅雨に戻ったと言える状況である。たいした被害にならなければいいが。
さて、明日から久しぶりの出勤。この休みは緊急の呼び出しもなく、無事終わったが、出社したらメールと郵便物が大量に届いていることだろう。

2014.08.16:

盆休みはほとんど雨。こんなのは近年ない。明日も雨が多そうだ。
高校野球も雨で2日順延。しかも連日のごとく試合開始を遅らせたり、試合が中断になったりと、選手や関係者はやきもきしている。
もはや太平洋高気圧は南下したようで、前線が日本を横切る状態では夏は終わりである。江戸時代ならtんめい・天保の大飢饉に匹敵する。事実野菜は値上がり気味。
こうして盆休みは明日で終わりを告げる。天気がよければ布団を日光に当てるのだが、この状態ではとても外には出せない。
夜も熱帯夜はなくなった。おかげで夜は熟睡。エアコンを買うかどうか迷っているうちに買いそびれた。わずか1〜2週間程度の猛暑のために大枚はたくのは馬鹿馬鹿しいのである。ということで今夜も大雨洪水警報はどこかに出ている。

2014.08.15:

今日はいわずと知れた8.15。
沖縄戦で多数の民間犠牲者を出しながら、「もう一泡吹かせてから」と敗戦を受け入れず、広島・長崎の原爆投下を許すことになってから、ようやく昭和天皇は敗戦の宣告をした。
あれから69年、平和憲法の下で日本は戦争に巻き込まれることはなくなった。だがアベットラーは7月1日にアメリカの戦争に参加することもやむなしという政府決定を行い、憲法を破棄する暴挙に出た。
しかも彼は相変わらず靖国参拝の野望を捨てていない。参拝はしなかったものの、玉串料を出した。また、戦死した「英霊」を再び呼び出そうという3名の閣僚と80名もの愚かな国会議員が靖国神社を参拝した。彼らは中韓を初めとする被侵略国への挑戦状を毎年出すことに熱心で、戦争への反省がまったくない。
我々平和を愛する日本国民は彼らを乗り越え、アベットラーを引きずりおろし、国際社会との平和共存の社会へ進まねばならない。

2014.08.14:

1945年8月14日、大阪をはじめ秋田、伊勢崎、熊谷、小田原、岩国、光の各都市で空襲があった。特に大阪では京橋駅が直撃を受けて多数の犠牲者を出した。毎年この日は各地で慰霊祭が行われる。
この日が最後の本土空襲となったことはご存知の通りである。翌15日以降、玉音放送を聞いた人々は空襲の恐怖から解放され、また灯火管制も解除されて心休まる夜を過ごせるようになったのである。

2014.08.13:

今年4〜6月のGDPの発表があったが、やっぱりという感じである。3ヶ月で-1.7%、年換算で-6.8%である。
アベットラー以下、政府や財界は「想定内」としらばっくれているが、今後とも回復する兆しはない。
特に財政赤字は最悪の水準で、さらに日銀が国際を買って紙幣の印刷を続けても、市中での資金需要がなければただの紙切れとなって円の信用はがた落ち、それに伴って外資が株を引き上げたら万事休すである。
政府が口先だけでごまかしても、今後の回復がなければアベノミクスは崩壊する。

2014.08.12:

日航機事故からもう29年、当時のことは「航空事故調査委員会」(現:「運輸安全委員会」)による調査報告書が残されているし、故・山崎豊子の「沈まぬ太陽」では事故後の様子が詳しく描かれている。
だが人々の記憶はやがて時代と共に薄れていくのだろう。
航空機の事故はどうしても事故が起こった場合の生存率は0に近いものになる。離着陸時では助かることが多いものの、先日のマレーシア機撃墜のように高高度巡航中では生存はまずあり得ない。よって飛行機による大量輸送には大きなリスクが伴う。日航機のB747はそのことを示した。
現在は定員を絞る傾向にあるが、逆にエアバスA380は超巨大化していて、最大定員853席。ちょっとやりすぎではないかと思う。
ちなみにA380は日本への路線には一時的にしか就航していない。大量の利用客が見込み薄で採算性の問題があり(スカイマーク問題が典型)、各航空会社ともに尻込みしている。

2014.08.10:

いやはや、台風の中心が兵庫県を通過することになって、朝から風雨が強まり、窓は締め切ったままで一日中どこにも出られず。
今回は速度が遅いために雨の量が非常に多く、あちこちで被害が出ている。困ったものだ。
先日の12号接近以来、これほど雨の多い夏はちょっと経験がない。このままだと猛暑は短いままに終わりそうだ。
電力需給の点から言えば、今年もまた原発などなくても間に合っているという実績を作った、めでたしめでたし。

2014.08.09:

今日から盆休みの9連休。先週から続く雨は今日も朝から降り、買物も中止。休みで買いだめの必要がないから気にする必要はない。
今日は69回目の長崎原爆忌。
広島とは異なって、田上市長は平和宣言で集団的自衛権に触れた。

「いまわが国では、集団的自衛権の議論を機に、『平和国家』としての安全保障のあり方についてさまざまな意見が交わされています。
長崎は『ノーモア・ナガサキ』とともに、『ノーモア・ウォー』と叫び続けてきました。日本国憲法に込められた『戦争をしない』という誓いは、被爆国日本の原点であるとともに、被爆地長崎の原点でもあります。

これに対してアベットラーは昨年とほぼ同じ文章を読み上げた。要するに当たり障りのない言葉を使うことによって、戦争をやりたいと間接的に述べているのである。
それにしても気になるのが被爆の語り部たちが次第に減っていること。
2世、3世はいてもなかなか正確に1世の思いを伝えることは難しい。関係者でもない私が伝えることはほぼ不可能。できたとしても、「はだしのゲン」の感想を述べるくらいだろう。何かもどかしい。

2014.08.08:

盆休み前で職場では恒例のささやかな宴会。
もっとも帰るときには本降りだったので、濡れ鼠になって帰宅。
飲みながらの話題は株価が1万5千円を割ったこと。オバマ大統領がイラク空爆の可能性を言明したのが原因。
ところが自社の株を買っている職場の多数はこのことを知らないのに、株取引をやっていない私が知っているのが不思議に見えたようだ。しかし私の最大の興味はいつアベノミクスが崩壊するか、である。
禁じ手の株価操作で値を吊り上げてもいずれは崩壊する。今回のオバマ声明がきっかけになるかもしれない。

2014.08.07:

朝日新聞が、従軍慰安婦問題でこれまで強制性の証拠としてきた一部証言を虚偽と公表した。
これに対し、右からの総攻撃が始まっている。右翼文化人はもとより、読売、産経各紙も朝日を批判している。当然ながら彼らは慰安婦そのものの存在を否定する意図からのものである。しかし朝日新聞は慰安婦の強制性は事実であるとしている。それは政府が河野談話で公式に認めたことと同じ認識である。
そのことははっきりしているのに、右からの攻撃は執拗きわまるものである。自民党の「イシバムラー」(「石破」とナチス親衛隊指導者「ヒムラー」を合成した私の造語)は、朝日の問題を議会でも取り上げるべきとしている。明らかに報道の客観性・自由の問題を政治の場で取り上げて言論弾圧を加えようという黒い意図丸出しである。
朝日新聞が誤りを犯したことは事実であり、是正せねばならないが、慰安婦という人道問題までを押し流すような動きは阻止せねばならない。

2014.08.06:

69回目の広島原爆忌を迎えて一言。
今年の広島平和宣言はこれまでと少し違った。

「唯一の被爆国である日本政府は、我が国を取り巻く安全保障環境が厳しさを増している今こそ、日本国憲法の崇高な平和主義のもとで69年間戦争をしなかった事実を重く受け止める必要があります。」

と、間接的に集団的自衛権容認を批判した。
これに対してアベットラーは通り一遍の核兵器廃絶を口にした。もちろん集団的自衛権には一切触れず。そんなことをしたら被爆者のみならず多くの徴収から野次が飛んだだろう。
今の情勢はまさに外交交渉の切り札として軍事力を使う道を選ぶのかどうかである。軍事力を使う可能性があることを相手が知ったとき、彼らは必ず体を硬くして身構えるだろう。
本当にそれでいいのか?政府の姿勢はともかく、国民としてそのことの是非を自ら問う必要がある。

2014.08.04:

週が明けてあれこれ仕事をこなしていくと、いよいよ盆休みが見えてくる。
こうなると休みの前に国内外への納品・船積すべきものがいくつも残っていることが判明した。よって8日までの時間との勝負。既にカウントダウンは始まっている。
ゴールが見えるまで、やきもきしながら過ごす日が続きそうだ。

2014.08.03:

昨日、今日と雨続き。台風12号が雨雲を呼び寄せているためである。四国、九州は警報が出っ放し。
明日もまだ雨になりそうだ。
「すき家」の親会社「ゼンショー」が第3者委員会の報告をネット上に掲載した。
ざっと斜め読みしたが、聞きしに勝るひどさである。月に400〜500時間の残業(総労働時間ではない!)。週末は一人で24時間営業の店を守るために3日間帰れず、など数々の従業員酷使。もちろん残業代未払いもある。
報告はこれらのブラック体質が企業に蔓延して誰も指摘もしていないことと同時に、経営陣の認識のなさを挙げている。上級管理職などは「自分たちもやってきたことだから」と諦め切っているし、それが違法であることの認識すらないのである。腐りきった企業というものはこういうものなのかと改めて認識した。
同時に、労働組合も存在しているが何の役にも立っていないこともわかる。まあ、役員は会社が選んでいるのだろう。だから三六協定に判を押すだけの役目以外はすることはないのである。
こういう状態の「すき家」だから、多くの店を閉めた。残る店舗も多くが営業ができない。そりゃそうだろう、こんな会社で働きたいなどと思う人はもはや存在しない。よっていずれは倒産するしかない。というか、潰れてしかるべきである。

2014.08.02:

今日は旧暦の7月7日ということで、各地で七夕祭りが行われる。
新暦にすると梅雨の真っ只中になり、変に思っていたが、調べていてわかった。旧暦だと夏の夜空に天の川が見えるので納得できる。
私が本当に空一杯に広がる天の川を見たのは、若いときにアフリカへ出張していたとき。新月の夜に流れる星の群れは壮大だった。英語ではmilky wayと呼ぶが、確かにこぼれたミルクが流れるという表現にぴったりである。
日本ではもうアルプスのような空気が澄んだ山の中でしか見られない。都会では一等星ですら見えない。子供の頃に見た、冬の夜空に輝くオリオン座はもう二度と見ることはないだろう。

2014.08.01:

今日はずっと曇りが多かったので暑さ指数が30を超えることはなかった。しかし暑いことには変わりはない。
むしろ昨夜の暑さのほうがこたえた。風が吹かなかったからである。
来週1週間働いたら次は盆休み。しかし今度は1件だけ中国への船積が発生しそうだ。ただ、わずか1時間程度の書類作成とメール送付だけなので、会社に出かける気にはならない。よって自宅から処理して済ませるつもりである。