悪餓鬼日記帖:なにぃ、文句あっか!

15.04


2015.04.30:

連休1日目。
取り立ててすることはない。ただ息子が風邪を引いてまだ微熱と咳がある。バイトも休み。
もうひとつ私も困った問題が起こっている。気温が上昇した今週初めから、こむら返りがひどくなった。特に夜明け前にトイレで目が覚めた瞬間、筋肉がゆがんで激痛が走るのである。どうやら汗の量が多くなっているので体の水分が低下しているものと思われる。
寝る前はいつも芍薬甘草湯を飲むのだが、夜明け前には効果はなくなっているようだ。一方、汗をかくことで体のカルシウム、マグネシウムが不足する可能性も考えられる。よってためしにそのサプリンメントを買ってきた。
その結果や如何に?

2015.04.29:

今日はゴールデンウィークの入り口となる「昭和の日」。
ウチの会社は連休が飛び石になることを避けるために今日を出勤日にし、明日30日から8連休に設定した。
私個人のコンセプトは「祝日は休みを取る」が基本だが、あいにく今日は月末処理日にあたるため休みにくい。しかしやはりけったくそが悪いので、午前だけ出勤して午後は休むという変則的方法を取った。現実問題、休日の午後に社外から電話やメールがくることはまず考えられないから、することが何もないのである。
いずれにせよ、明日からは8連休。もちろん旅行に出かける可能性はない。

2015.04.28:

国際宅急便でのトラブル。
先月東南アジアに小さな品物を送ったのだが、数日で通関が済んでもうすぐ相手が受け取るだろうと思っていたら「処理保留中」というメッセージになったままなかなか配達されない。
一体どうしたのかと商社を通じて聞いてみたらこんなことだった。
国際宅急便では受取人が税金を負担する場合、配達先が立替えた税金と通関手数料を支払ってからでないと配達しない。だから支払いされるまで止めているという。
それで再び商社を通じて「早く払わないと廃棄処分されるよ」と警告したが、それでも一向に払う気配がない。送ってからもうすぐ2ヶ月になるのにと思っていたら、今日やっと解決して配達された。
支払いが遅れた理由はこうである。
東南アジアのその企業は韓国にある大企業の、最近設立された小規模の支社で、資金も少なく、経理処理はすべて本社の指示を仰がないといけないルールにしていたのである。つまり宅急便のたった数千円の手数料でも本社の許可がいる仕組みにしていた。もし本社処理が遅ければ手も足も出ない。
こういう馬鹿馬鹿しいルールはシンガポールにある日本の某大手ゼネコンの現地法人でも行われている。さすがに1ヶ月を超えることはないが、品物を送ってから1週間ほど配達保留になることは珍しくないのである。
ちなみにウチの会社では輸入品に対する関税、消費税の支払いは1ヶ月まとめてのツケ払いがきく。中小企業では現金振込みになっている。

2015.04.27:

大阪都構想の住民投票が告示された。一体ハシズムは何を狙っているのか。
一言で言うと一人による権力集中だろう。
例えば現在の大阪市の財源をすべて大阪都で管理し、福祉切り捨てで余った金を、カジノ、豪華庁舎、意味のないイベントなどで無駄遣いし、それら公共事業を大企業の儲けのために使うのである。アベットラーの「世界でいちばん企業が活躍できる国」と同じ発想で、「国」の代わりに「大阪都」に置き換えてみれば理解できる。しかもそれらを決めるのは、松井か橋下かは知らないが、権力に酔いしれるたった一人の知事なのである。
権力は権力者だけのものではない。それを支える有権者の委任があってこそ成り立つ。しかもたった一度の選挙ですべてを委託したわけでもなく、議会を通じた個別の案件に応じた決定プロセスが必要なのである。
賢明な読者が知っているように、常に前のめりになって自らの野望実現に突っ走るアベットラーと同じことをハシズムは目指している。

2015.04.26:

今日も一日青空。
しかしネパールでは大地震が発生して多数の犠牲者が出ている。
最新のニュースではヒマラヤ登山の日本人の男性1名の死亡が伝えられている。
震源地は首都カトマンズに近いため、多くの犠牲者が出た大きな要因になっている。世界遺産のタワーも崩壊した。
ネパールは有数の地震地帯。南側のインド亜大陸がユーラシア大陸とぶつかってできたヒマラヤ山脈だが、押しつぶされてできた褶曲地は非常にもろい。大雨でなだれ、洪水、山崩れが起きやすい土地であり、地震でもすぐに崩れる。
その昔、うちの会社が手伝った峡谷にかかる橋の基礎が、一夜の雨で流されてしまったという話を聞いたことがある。
今回の地震での犠牲者、負傷者の救出が急がれる。また日本からも緊急援助隊が派遣されるが、ネパールの人達の手助けができることを望む。

2015.04.25:

昨夜は関東から大量の異動で神戸に来た人達、それもウチの職場に来た人達との合同歓迎会。やはり中年以降の人達は単身赴任が多い。
さて、ちょっとした仕事の話。
国内の客先へ納品する場合、小さなものは宅急便を使うが、ウチの会社では20Kgを超えたあたりからトラックを使う。しかもそのときの条件として「車上渡し」が一般的である。これは宅急便のように運転手が品物をどこかに置いていく「荷卸渡し」と違って、重量物を運転手が扱うことはできないから、トラックに荷物を載せたまま納入先が普段使っているフォークリフトやレッカー車で品物を移動させるのである。
ところが時としてそのあたりの事情に疎い営業や設計が、「客から言われたから」と称して手配師の私のところへ「荷卸渡し」を要求してくる。当然そんなことは断固拒否。
もし執拗に言ってくる場合は、レッカー車のレンタル料とか荷卸をする作業員の日当を併せた高い見積書を出すことにしている。ある20トンくらいの荷物を「荷卸渡し」にする話では100万円近い見積金額を出した。
そもそも重量物を買ってそれを据え付けるときにはいずれレッカー車が要る。だから荷物の搬入だけに別のレッカー車を借りるのは無駄なのである。

2015.04.23:

新年度になって、社員はそろそろ今年の目標を書かされる。私は自分の首を絞めるような無理なノルマは絶対に書かない。ちょっとした知恵を働かせたらコストが下がるよ、というような提案程度である。
それよりも私の後継者を早く探せ、と言うつもりである。昨年からY子に色々レクチャーを始めたが、どうしたわけか元から彼女のリーダーだーっ田男が長期の出張に出てしまい、彼女にその負担が回ってきて、私が教えようとした仕事はしばらくお預けになった。
その代わりと言うか、最近は設計の若者に下請との付き合い方、海外メーカーとのコミュニケーションを教えることが多い。
私も現役はあと数年。その間に何が伝えられるか、時間は限られている。
だから私自身の目標などもはや書いても意味はないのである。

2015.04.22:

株価が2万円を超えた。
しかし景気上昇を示す数値は上がっていない、いなどころか下がっているのである。
慶応大学の金子教授は朝のラジオ番組でそのあたりを語っていた。例えば株の配当金は金持ちとか自社株を買っている企業に流れているだけでそのおこぼれ(トリクルダウン)は全く下に流れていない。また株価を上昇させている原因に年金の運用機構(GPIF)による株の大量買付けがある。これで見かけだけの「好景気」が作られているわけである。
「地方創生」と言うが、都会でも庶民には金が回っていない現実を見て見ぬふりする政府。内政、外交、あらゆる面ででたらめの政治を行う安倍政権は、これまで何度も繰り返してきたように、政治の表舞台から引きずりおろすしかない。

2015.04.21:

無駄遣いを監視、指摘する会計検査院が「金をケチるな」と指摘していたことがわかった。
問題が見つかったのは東京電力社内のPC更新を3年間遅らせる計画をしていたこと。経費節減で、サポート更新が終了したWindowsXPを使い続けるつもりでいたのである。
これは内閣府からも危険行為だと再三指摘を受けていたという。
セキュリティーの甘さによるリスクよりも経費削減を優先させるという、質の違う話を天秤にかける行為をやっていたのである。まともな企業なら考え付かない発想である。
このニュースを読んで思い出したのは、「原子力は安い」とタカをくくって事故のリスクの費用をまったく見ていなかった電力会社の認識の低さである。
福島第一の事故でこうむった被害は計り知れない。壊れた原子炉内の調査をするロボットは動かない、海へ垂れ流しの汚染水を食い止めるためとして導入した地面を凍らせる装置もうまく動かない、さらには廃炉のコストすらいくらかかるかわからないと、ことごとく甘い見通しだったことを未だに反省していないのはPC問題とまったく同じである。
東電の経営陣は物事の見方を初歩から学習、実践すべきだろう。

2015.04.20:

天気予報通り、今日は雨が降ったり止んだり。それで明日朝にはやっと晴れそうだ。野菜価格の高騰も収まってくれればいいが。
最近友人HPのメンバーからのウェブアクセスにapple-touch-iconを探しているのが散見されるようになった。しかしIPアドレスは普通のプロバイダーのもの。それで聞いてみると最近ガラケーからスマホに買い換えたとのこと。
これで合点がいった。Wi-Fiを使って通信していて、それが自宅の無線ルーターにアクセスしていたのである。近頃の無線ルーターはWi-Fi対応が当たり前だから、市街にあるアクセスポイントよりも、無線ルーターの電波レベルのほうがはるかに強いのである。
これがいいことなのか、悪いことなのかはわからないが、無線ルーターが家庭に普及し出している昨今、こんな現象が起こるとは思わなかった。

2015.04.19:

週末はいつも買物に行くが、最近の野菜の高騰には参ってしまう。特に葉物野菜は最悪で、日照時間が減って育ちが悪い上にいつもの2倍くらいの価格である。顕著なのは白菜で、1/4カットでも200円近い値がついている。
以前にあった不ぞろいかつ傷だらけのにんじんが出回るまでには至っていないが、天を仰いではうらめしく思う。
明日も大雨が予想されている。

2015.04.18:

自宅LANでろくでもないことが起こった。
きっかけは息子がアルバイトで買ってきた任天堂3DSと、ネット接続のために買ってきた安物無線ルーター。
このBUFFALOのルーター、妙な癖があって、しかもマニュアルには載っていない現象である。
最初はサーバーのアクセスログにポートスキャンと思えるアクセスが数分に1回発生していることから気付いた。IPアドレスは192.168.11.100。当然LAN内からの発信である。だがプロバイダーに接続しているルーターのDHCPリストにはない。よって息子に聞いたら上に書いたようにルーターをブリッジ接続しているとのこと。をいをい。
マニュアルにはそれらしき記述はないのでネットで調べたら、ブリッジ接続の場合のデフォルトは固定で100番になっているとのこと。親ルーターから見えないのは気持ちが悪いので、DHCPに変えた。
さて、IPアドレスの話は片付いたが、ポートスキャンは止まらない。こちらもマニュアルには書いていないのでネットで調べることにした。
結果は「ネットワークサービス解析」から出ているとのこと。セキュリティー対策のためとのことだが、自宅サーバーから見たら迷惑千万。既に親ルーターに対策が取られているのだから、大きなお世話。よってこの設定の「使用する」のチェックを外して解決した。
いやはや、一時はどうなることかと心配したがとりあえずは一件落着。

2015.04.17:

翁長−安倍会談が行われた。結果は予想通り決裂である。というか妥協できうるような材料は何もないからである。
歴史的に見ても、仲井真のような就任最後の裏切りを除いて、知事以下基地負担の軽減を訴えてきたが、政府は常に無視してアメリカに要求さえしなかったし、辺野古の決定もやはり沖縄県民の声はまったく届いていない。
そのことに対して、最近の選挙結果は辺野古反対で固まっている。
ところが政府は徹頭徹尾辺野古ありきで、一歩も譲らない。これでは解決は不可能である。
加えて知事は基地そのものの歴史を説明して、いかに不当に米軍が居座り続けたかということを述べている。
誰もが知っている通り、沖縄基地のすべては戦争末期の沖縄戦で米軍が駐留して、自分たちが適当に見繕った土地を整地して作ったものである。地主の合意は一切なしである。しかも戦後も政府は基地をそのまま容認し、強制的に土地を米軍意提供し続けたのである。だから普天間が典型だが市街地のど真ん中にあるために消防車が出動する場合も遠回りせねばならない。
辺野古も然りで、県民の合意は一切なしである。それを政府が「ベスト」と言ってみても、知事以下県民にはむなしく聞こえるだろう。
ここにも民主主義を破棄しても涼しい顔をしているアベットラーの本質が見える。

2015.04.16:

仕事はそろそろゴールデンウィークを見据えた準備。
国内では28日に絶対入れてくれという客の強い要望(GW中に工場面手をやるとのこと)で、工場にハッパをかけている。輸出では今日立て続けに船積み3件を予約。
そんな中、予想された問題が発生した。例のイエメンである。
先月日本を出た貨物は、船会社からイエメンに寄港しないので途中の中継地ドバイで保管するとの連絡。情勢が好転するまで留め置きになる。
いつまでかは誰にもわからない。
イエメンには3つの主要な港、ホデイダ、アデン、サララがあるが、いずれも閉鎖である。よしんば無理して持っていっても倉庫が爆撃を受けたら元も子もない。だからドバイのような安全地帯で待機させるのである。
ところでドバイでの保管料は誰が負担するのか?
船会社の輸送約款では「船会社ではない」と書いてあるだけ。ということは荷主と荷受人との間でなすり合いをやれということになる。今回の場合、ウチの会社は既に代金を受け取っているので、本来は荷受人に所有権がある。だが厳密に言うと、まだ受け取っていないのだから荷受人も実際の所有権は発生していない。ということは船会社が善意の預かり人になるのだが、保管料を負担する責任はないのである。では一体誰が保管料を・・・
と悩んでいたら、とりあえずは船会社が保管料を負担してくれることになった。しかし、それがいつまで続くのかは予測が付かない。
よってこの件は宙ぶらりんのまま塩漬けである。

2015.04.15:

広島空港でのアシアナ機着陸失敗事故が伝えられているが、不思議な感じがする。
直接的にはパイロットの何かのミスだろうが、そもそもILS(計器着陸装置)が片側しかないというのはひどすぎるのではないか。
しかも悪天候の場合は東側からの進入になることが多いのだが、そちらにILSがないのではパイロットは盲飛行をさせられるのと同じだ。
「めったに進入しない箇所に高価な設備はもったいない」との論理で設置しなかったのではないか?もしそうなら、万が一の時の安全の歯止めを設けていないという、極めて人をバカにした話ではないか。安全よりも金儲けと言われても仕方がない。
ILSについて、私は貴重な経験をしたことがある。
まだヨーロッパへ行くのにアンカレッジを経由していた時代、JAL機がアンカレッジを出てコペンハーゲンに着陸したのだが、高度を下げている間ずっと雲の中で、いつ着くのかと思っていたら、急にエンジンを切る音がして、すぐに滑走路が見えそのまま着陸した。空港の中は深い霧のままである。
霧の中をILSを使って着陸したことはほぼ間違いないだろう。
ILSは本当に便利である。パイロットは視界ゼロの中でもILSの十字のマーカーの交点が常に真ん中に来るように操縦桿を操作するだけでいいのだから。
悪天候の中ILSなしで広島空港に着陸しようとしたパイロットの苦労が目に見えるようだ。

2015.04.14:

また「粛々」だ。
高浜原発3、4号機再稼動の差し止め仮処分の決定が出た。もちろん今後の上級審でひっくり返る可能性はあるが、それが出るまでは有効だからそれまで再稼動は出来ない。
今回の決定について、官房長官がまた「粛々」という言葉を口にした。政府の原発再稼動の方針の変更はないと述べたうえで、記者から「ほかの原子力発電所の再稼働やエネルギー政策への影響はないか」と問われたのに対して、変更はないとまたもやこの言葉を口にしたのである。
安倍内閣になってから、とにかく他人の言葉に耳を貸さない、ひたすら前のめりになって政府・与党が決めた方針を突き進む、それを象徴するのがこの言葉である。
他人から批判や反対意見を受けた場合、普通の人は自分の考えの正当性を説明、説得しようとするものである。中には小泉元首相のように、「自分がそう思うからそうなのだ」という居直りもあったが、「粛々」には他人の意見を受け付けない、問答無用という意味が強くこめられている。
ここには、政権を取ったらすべてについて自分達のやりたい放題をやってかまわない、という民主主義の完全否定がにじみ出ている。

2015.04.13:

統一地方選の結果は、県知事や市長選などで自民系が圧勝、とマスコミが大騒ぎしている。しかし首長選挙というのは一種の小選挙区制だから得票数の最も多い候補が当選するのは当然で、現状から言えば自民党が勝つのは当たり前。
それよりも道府県議会、市議会の勢力を見るのが割合と正確である。
道府県議会では相変わらず自民党が第1党だが、議席数そのものは減らしている。これは定数削減の影響もあるだろう。それと注目すべきは民主党の低落傾向と共産党の増加。維新は大阪では伸びたものの、他では減らしているところもある。
さて、今回の選挙で気になるのは無投票当選が多いこと。
要するになり手がないということだが、民主主義を支えるリーダー的存在がいないということは、民主主義そのものを弱体化させることになり、憂慮すべきことである。
こういう現象が起こる背景に、深刻な過疎化がある気がする。要するに年寄りばかりの地域が増えて、精力的に行動する若手が激減しているのである。既に指摘されているが、いずれ消滅する自治体もあるから、そこで「みんなのために働く」などという気にはならない。
色々な意見が出てこそ社会は進歩する。活力がなければ日本はいずれ衰退するだろう。

2015.04.12:

今日は統一地方選の投票日。
8時過ぎには奈良県知事を除いて即刻当選確実。いずれも与党系が勝利。いわば「出来レース」の様相が強くて興味に欠ける結果である。
今回の注目点はやはり大阪府議選・市議選だろう。何と言ってもハシズム維新がどれだけ増やすのか、減らすのかである。
個人的には維新は消滅させるべきと考えているのだが、有権者の考えはどうなのだろう。結果はまた明日のことにして、今日はもう寝る。

2015.04.11:

天気予報通り雨は上がり、昼から晴れ間も見えて気温も若干上昇。寒さに震えるようなことはなかった。
いつもの通院で、目立った数値はなし。ただ血糖値は53で主治医は不思議がっていた。この数値ではふらつきとか、最悪昏倒することは珍しくないからである。しかし私はこれまで若干気分が悪くなった(血の気が引くような感じになる)ことがあった程度で、今日も平然としているのである。
カルテで過去の記録を見たら最低記録は30.。この数値だと昏睡から死に至ることもある危険な値である。だが私はなんともなかった。
それはともかく、最近のHbA1cは6前半で、主治医は後半でもいいだろうとのアドバイス。朝の注射は1単位低めにすることにした。

2015.04.10:

この3日間寒さが続いている。桜は満開の頃に寒さと雨にたたられて花びらが大量に散り始めている。
明日は気温が平年並みに戻りそうだが、ぜひそうあってほしいと願うばかり。
今年に入って国会ではきな臭い法案が通されようとしている。
「残業代ゼロ」法案、「永久労働者派遣」法案、そして「戦争立法」法案。
特に「戦争立法」は昨年の閣議決定を受けて出されるものだが、言葉の裏には地球規模のアメリカの戦争に参加できる仕組みになっている。ここまで来ると公明党がごまかしでなだめようとしても無視して、どんどん悪いほうに引っ張っている。言わんこっちゃない、公明党は完全に自民党の術策にはまったのである。
そういえば公明党は大阪でハシズムの仕掛けた大阪都構想の住民投票に賛成した。一方で都構想には反対、支離滅裂である。
しかし自民党はもっと狡猾で、最近はアベットラーが都構想に賛意を示している。どうやら憲法改悪で維新の国会での賛成票が欲しいから、というのが巷のうわさ。
こんな国民を無視した駆け引きをやる政治勢力がのさばっているのはごめんだ。
明日は統一地方選。神戸では県議選と市議選の投票日。悪政に「ノー」と言える議員が必要だ。

2015.04.09:

株価が2万円寸前まで来た。異様な事態である。
景気は低迷しているのに株価だけがひとり先行している。政府とかマスコミははしゃいでいるが、ある人に言わせると「日本人はバブルから何も学んでいない」とのこと。
今回の株高については、どうやら重要なことが影響していると私は見る。何人かの専門家も語っているが、年金の管理運用組織GPIFが株を大量に買っているのである。GPIFはそれまでの堅実な運用を株などのリスクの高い金融商品の比率を高めた。もちろん裏には財界とアベットラーがいて、株価の操作に手を染めているのである。
これがどういう結果を招くか、その危険性は言うまでもない。失敗したら株価は一気に崩壊する。もちろん日銀の札束垂れ流し方針も崩壊する。まさにバブル崩壊の再来である。しかもそれはこれまでの民間主導で自ら墓穴を掘ったパターンと違って、政府が主導しているからより深刻になる。つまりギリシャ以上の財政破綻が起こりうるのである。
もしこのまま出口戦略を考えずに突っ走ったら悲惨である。それがいやだからといって必死になって株価を操作していたら、日本経済は完全に死滅するだろう。アベノミクスはそれほど危険な方針なのである。

2015.04.08:

今日は仕事で三重県に日帰り出張。久しぶりに近鉄特急に乗った。社内の雰囲気も沿線風景も昔とそれほど変わっていない。目立っているのは各駅の前に大型商業施設ができたことくらいか。
それにしても今朝は寒かった。鶴橋駅で電車を待つ間、寒さで震えていた。三重県側でも一般車両の座席に暖房が入っていたくらいである。
六甲山でも山の上では雪がちらついたそうだ。寒さもこれで終わりにしてもらいたい。

2015.04.07:

弟子のY子、今日は変なことを言い出した。
今月中に輸送保険込みの船積があるのだが、申請に必要な書類を説明していたら船荷証券(B/L)はいらないのかと。
をいをい、船が出てから保険の申し込みをしてどうする。ところが彼女はこれまで手伝いをしてきた大型プロジェクトではいつもそうやっていたという。誰がそうしろと指示したかと聞いても、そういう習慣だと思って疑問に思わなかったとのことである。
輸送保険は船積前に申請するのが常識。だから船が出てB/Lが発行されるのを待ってからというのは論外である。そうでないと壊れるのがわかっている貨物にわざと保険をかけて保険金を詐取することが許されてしまう。だから保険会社から保険付保を拒否されても仕方がない話である。
ただウチのような大企業でこれまでの実績から、信用ベースで大目に見てくれていただけの話である。
そこで私は釘を刺しておいた。「死亡診断書を添えて生命保険の申し込みをしてどうする」と。

2015.04.06:

昨日の続き。
官房長官が、「粛々と進める」と言ったことに知事が不快感を示したので、この言葉は今後使わないとの発言。
しかし別の言葉を使おうとも沖縄の意見には耳を貸さず、一方的に工事を進めるというのならば、事態は何も変わらない。言葉遊びをやっている場合ではない。知事は何らかの行動を求めているのである。
それが理解できない、聞く耳を持たないのならば、以後の会談そのものが何の意味も持たなくなる。

2015.04.05:

小雨の降る一日。この先2〜3日も天気が悪いとの予報。しかも寒さが戻りそうだ。
官房長官と沖縄県知事が会談した。予想通り進展はなし。互いに主張を言い合っただけ。但し政府が会談を申し込んだという形だけは残った。
会談後知事は首相に会いたいとの希望を出した。うまい作戦である。断れば政府に対する目が厳しくなることを見越している。
アメリカは何も言わないが、辺野古基地の建設が遅れることは避けられないと見ているだろう。公式には交渉の相手は日本政府で、その政府が基地建設は予定通りと言っている限り、「無理するな」と遅れを認める発言は出来ないからである。
しかし政府の思い通りに進めようとすると沖縄側はますます硬化するだろうし、これを警察権力などを使えば抜き差しならない関係になる。アベットラーの本音が試される。

2015.04.04:

近所の家の桜も満開になり、ポカポカ陽気の春の一日。
そろそろファンヒーターを片付けたいが、最低気温がまだ一桁の日もあるのでまだ我慢。もちろん実際には3月下旬から一度も点けていないが。
息子のバイトは文句も言わず続いている。
見ていると勤務表にないのに時々呼び出しがかかる。他の社員の病欠による補充などが理由。息子は断る理由もないのでそそくさと出て行く。
何故呼び出しが多いのか息子に聞いたら、社員の中で息子がいちばん店に近いとのこと。歩いて数分だからさもありなん。

2015.04.03:

韓国から昨日の私のメールに対する返信が来た。今回は一転して弱気の発言。「だったらどうやって社内に説明すればいいのだ?」
よその会社のことなど知ったことか、と言いたいところだが、ちょっとかわいそうなのでウチの会社のジョブ番号の完工証明ををやる方法を教えた。
輸出の場合、SHIPPERが誰であろうと関係なく、B/Lのコピーを経理に送っておしまい、である。つまり輸出したことを示す証明としてB/Lが存在すること、またB/Lの日付を納入日とするのである。
今回の韓国の会社の場合、SHIPPERが自分の会社になるべきということを完工の条件に持ち込もうとするからドツボにはまるのである。
これでこの話はおしまい。これ以上聞いてきても相手にしないつもりである。

2015.04.02:

昨日の輸出案件のうち、宅急便1本と航空便1本は今日出荷した。残りの航空便は明日、船便は15日となった。やれやれ。
メールや電話でバタバタしている内に、先月出荷が終わった韓国から東南アジア某国向の貨物について、韓国からクレームが入った。
その会社の売り上げ処理で船荷証券(B/L)が欲しいというのでPDFファイルでコピーを送ったのだが、「荷主(SHIPPER)は韓国でないとおかしい!」と言い出したのである。
そもそもの元契約はウチの会社が商社経由で東南アジアに品物を売るもの。よってSHIPPERは商社である。但し品物の一部は文句をつけてきた韓国の会社から直接東南アジアへ直接送る3国間貿易で、やはりB/L上のSHIPPERは商社だった。こんなことは別に珍しい話ではない。
しかし無知な韓国の会社(それも大企業!)の担当者は「SHIPPERをウチに書き換えろ」だの「オリジナルのB/Lとは別のB/Lを出せ」(船会社は絶対に同じ貨物に対する2本のB/Lは出さない)だのとゴタクを並べていた。
私は断固拒否のメールを書いたが、明日どんな逆襲(!!??)が来るのか楽しみ(苦笑)にしている。

2015.04.01:

決算が終わってほっとする間もなく、次の輸出が目白押し。
舞い込んできたのは宅急便3本、航空便2本、船便1本である。あわてて予約を入れた。宅急便はもちろんダンボールの箱詰めも私の仕事。
そして今日からは関東地区からの数百人の異動で来た人達と一緒に仕事を開始。それで朝は事業部の全員を集めて重役の訓示。内容はすべて尻叩き。もううんざりである。