悪餓鬼日記帖:なにぃ、文句あっか!

16.08


2016.08.31:

8月末である。
月末処理は何とか乗り切った。下請法違反にならないようにするために、各社にメールと電話の連発した。
そんな中でいつも困るのがある機械加工の小企業の会長(社長は息子だが、別の客先担当)。このオジサン(70代)の発言で困るのは、月末で検収用の書類を持って来いと言っても、「もう間に合わないから来月検収でかまへんわ」というのが口癖になっていること。
昔は金額が小さければ監査で大目に見てもらえたが、今は絶対に指摘される。しかも今は、下請企業が納品しているのに書類の提出が遅れたというのは親企業の責任とされるのである。
だからオジサンには「その手はもう使えへんのや」と言うのだが、この頑固な年寄りは往生際が悪い。よって彼の部下に手を回して何とか書類を出させるのである。
ということで、今月もまたオジサンの尻を叩いて月末を乗り切った。

2016.08.30:

昨日に続き、今日も猛暑にはならず。逆に東北では台風の直撃を食って大変なことになっている。何しろ東北への台風の上陸は観測史上初めてだというのだから。
仕事の方は月末処理がいくらかあるものの、マイペースで進んでいる。
そんな中、ちょっと腹立たしい話がひとつ。
メーカーから突如として納期から2週間ほど遅れた納品の事前連絡が入った。しかも別のメールでウチの検査を出荷の2日前に実施すると検査部門に伝えたとある。
要するに、私に相談もなく遅れた検査申請を出して既成事実にしてしまい、納期が遅れるのは当然とばかりに連絡してきたのである。
さすがに私は頭に血が上った。それでメーカーの営業を含む関係者に怒りのメールを打った。「過去にも前科があったが、納期遅れを当然視するとは何事か!」と。
すると早速営業から電話があって平謝りした。それで遅れを短縮するように要求した結果、遅れは5日程度で話を収めた。
こういう狡猾な手口には絶対に妥協しない。これは私の基本的コンセプトである。

2016.08.29:

今日は台風の間接的影響からか、神戸では昼前からずっと雨。この雨は未明まで続くようである。
お陰で気温はやや下がり、工場が計測しているWBGT(暑さ指数)もぐっと低下。確かに朝夕の通勤ではほとんど汗をかかなかった。
通勤といえば、土曜日の通院で処方された新しい種類の薬の効果があったようで、歩いているときに起こる、疲れ切って休みたくなるような感じが緩和されたのである。
この薬は椎間板ヘルニアで起こる神経性の痛みに処方されるようで、一般のロキソニンのような鎮痛剤とは違うものである。
私の場合は痛みというよりだるさが顕著なのであるが、歩く速度が遅かったものが元に戻りつつあるのは喜ばしい。
ただ、薬の効果はともかく、根本的な脊椎の微妙なゆがみは解消されていないので、対症療法だけでなく、原因の治療をどうするかが今後の課題となる。次回の通院でリハビリなどで改善できるか聞いてみるつもりである。さもないと今後ずっと薬に頼ることになるからである。

2016.08.28:

NHKのニュースで貧困家庭の女子高生を取り上げたが、これに向かってネットでの「批判」なるものが加えられたが、これに便乗して自民党の片山さつき参議院議員までが騒ぎ出した。
NHKがプライバシーを不用意に公開し過ぎたことが根底にあるが、さらなる問題は貧困家庭に対する支援を否定する書き込みがネットであふれていることがある。
「貧困」という場合、食うや食わずの生活を強いられている難民のような「絶対的貧困」と、該当の国・地域の平均的生活よりも低い「相対的貧困」とがある。日本ではこの相対的貧困で苦しんでいる子供たちが6人に1人いると言われている。修学旅行に行けない、授業料が高すぎて希望の学校に行けないなど、経済的理由で望みがかなえられない子供たちがいる例としてNHKは取り上げたのだが、「贅沢を言うな」というニュアンスの「批判」が出てくることに、日本社会の異常さを感じる。
高い経済レベル、商品があふれる社会で、相対的貧困さえ認めず、絶対的貧困レベルでも我慢せよというのはどういうことか。しかも生活支援をもっと拡充するために働くべき国会議員までが加わるなどということは、トランプ並みの認識の低さである。
これまでも自民党の中や、私立学校に通う女子高校生の支援を増やしてほしいとの声に「出来が悪いから私立に行ってるだけ」と揶揄したハシズムのような人物が見られることに、一般市民さえが汚染されて「自己責任」を叫んでいる姿は見られたものではない。
困ったときはお互い様、と手を差し伸べるのが人間としての真の豊かさではないのか。

2016.08.27:

今日は通院で例のMRI画像診断。結果は手術をする程度でもない圧迫とのこと。
そうなると今の足の不自由はどういうことなのか?たぶん見た目はたいしたことがなくても、圧迫の影響だけは大きいということになる。一体どうやって治療するのだろうか?
医者もちょっと困ったようで、結局薬の種類を増やして様子を見るということになった。
しかし私にすればこれは厄介。というのも、このまま改善されなければ会社までの十数分の歩いての通勤は無理。そこで別途連絡バスを使っての短時間勤務ならば可能であるが、会社が認めなければ退職である。
これ以上深く考えても仕方がないが、年をとってしまったからいずれは現役引退が来るのだが、60代前半になるとは思わなかった。しかも財産があるわけでもないから、細々と暮らすことになる。それもまた人生なのだろう。

2016.08.26:

今日は一日気分が悪かった。
原因は昨夕の夕食で、用事があったためにおにぎり程度の量しか食べなかったにもかかわらず、注射量はいつも通りにした。これがたたって夜中に低血糖を起こし、気分が悪くなって目が覚めた。
急遽炭酸飲料とアイスクリームを口にしたのだがこれがいけなかった。今朝になってすこぶる胃が重くなっていたのである。いくら緊急とはいえ、異に負担のかかるものを食ってはいいわけがない。
糖尿病患者はちょっとした食事と注射のミスでも重大なトラブルになることがある。特に低血糖は危険である。今回は目が覚めたことと、私は個人的に低血糖に強いからよかったが、最悪目が覚めないまま昏睡、そのままお陀仏ということもありうる。
この夏は猛暑が続いて夕食を作るのも食べるのも辛い。ついつい弁当とか丼で済まそうという気になる。それゆえに注射量の加減が難しくなって今回のようなトラブルを起こす可能性をはらんでいるのである。

2016.08.24:

最近天皇の生前退位が問題になっているが、読売。サンケイなど右翼ジャーナリズムが改憲に持って行こうとしているフシがある。
憲法第2条では「皇位は、世襲のものであって、国会の議決した皇室典範の定めるところにより、これを継承する」とあるだけで、生前退位についての規定は何もない。一方の皇室典範第4条では「天皇が崩じたときは、皇嗣が、直ちに即位する」とあるだけで、こちらも生前退位は想定していない。
両方を素直に読めば、憲法が「皇位継承の詳細は皇室典範で決めなさい」とあって、それに基づいて皇室典範が子孫が引き継ぐと規定している。面白いことに「皇嗣」という言葉には男女の差別はない。
ということで生前退位を認めるならば皇室典範を改正すればよい話で、憲法改正は必要ない。だが、読売・サンケイは無理矢理憲法改正に持っていくということだろう。裏にはアベットラーが絡んでいるかもしれない。
ちなみに明治憲法第2条では「皇位ハ皇室典範ノ定ムル所ニ依リ皇男子孫之ヲ継承ス」とあり、男子が引き継ぐとされている。ただし注意を要するのは、当時の皇室典範は憲法とは独立していて、議会に諮らずに勝手に決めることができたこと。
ともあれ世論の大半は生前退位を認める方向だが、それに便乗して憲法改正を目論むことは論外であると言えよう。

2016.08.23:

日出、日入の時間が次第に秋に近くなってきた。そう言えば今日は処暑、夏の終わりを告げる時期である。
盆前あたりから油蝉の大合唱はなくなった。本来なら夕方にヒグラシが鳴く頃だが、近所にはまったくいない。次はコオロギだろう。通勤で出る汗もやや減った感じがする。
話は変わるが、「PCデポ」という会社が高齢者に対しての悪質な商売をやっていたことが明るみになり、マスコミでも取り上げられるようになった。
訪問販売やネット販売での悪徳商法の取締りが厳しくなってかなり改善されたが、PC業界にまで悪徳業者が出てくるとは思わなかった。しかも1部上場企業である。いずれこの会社はつぶれるだろう。つぶれて当然である。

2016.08.22:

久しぶりの会社で冷房の入った環境にいるのはすこぶる楽チン。世間も盆休みだったせいか、メールなどはわずか。
さて、オリンピックが終わってリオの喧騒は一段落。入れ替わってパラリンピックだが、こちらは静かに進むだろう。
日本のメダル数が増えたのは、選手の努力が実った結果と言えるが、一方でメダル獲得の確率があがったのはロシアの不参加がいくらか影響していると考えざるを得ない。水泳のシンクロのほか、柔道、レスリングなどで有力選手が参加できなかったのである。
ドーピングの問題は旧ソ連時代から引き継がれた悪しき慣習の産物であり、その責任は主にロシア政府や競技団体にある。ドーピングで体に異常をきたした選手も少なからずいたのは事実。
そういう意味で組織としてのフェアプレーを望みたい。そうでないと日本のみならず世界のスポーツ選手の公平な実力争いが期待できない。
いくらかの競技の中継を見たが、いずれも必死の形相の選手が思い切り戦っていて面白かった。中には柔道でエジプトの選手がイスラエルの選手に対して握手も挨拶もしなかった、スポーツに政治を持ち込んだ例もあったが、それは数えるほど。
若いころ、私はほんの端っこだけ卓球をやったことがあるが、やるのも見るのもまた楽しからずや、である。

2016.08.21:

連休も今日で終わり。それにしても連日の暑さには閉口した。連日の35〜37度は頭の中が無性に休みたがる。保冷材を額に当てても変わらない。
これでは冷房の効いた会社にいるほうがマシ。ただ、私の机のところは冷気が直射するので午後は長袖の作業服で腕をカバーすることになる。
どちらにしても困ったものだ。
でも明日からはこれまで通りの仕事になる。

2016.08.20:

アベットラーは口先では核廃絶を言うが、実際の行動は「核の傘」にしがみついている。
ひとつはオバマ政権が核先制不使用を方針にしようとしているが、報道によれば日本政府から反対を申し入れたとのこと。北朝鮮の核開発への対抗策として核兵器をちらつかせておきたい模様である。
もうひとつは、国連の核軍縮作業部会が核兵器禁止の条約を総会に提案する決定をしようとしたところ、核兵器保有国だけでなく日本も棄権に回ったこと。
提案は全会一致が原則なので禁止条約まではまだ遠いが、広島・長崎を経験した日本政府が禁止条約に後ろ向きとはふざけている。核の傘を最優先させているために、核兵器廃絶は後ろに追いやるのは国民への背信である。
核武装の話も見え隠れするアベットラーの戦争推進政策は、世界から日本を異端視させる原因のひとつである。

2016.08.18:

メイン機が突如死んだ。電源SWが入らない。暑さで電源部がやられた模様。
19時を過ぎていたのでPCショップはもうすぐ閉店。仕方がないのでレスキュー出動してHDのみ救出し、サーバー機の外付けドライブとして臨時接続。筐体はなくむき出しのままである。
明日HD抜きのPCケースのみ買ってきて(そんな売り方をしてくれるかどうかは不明)復旧の予定である。

2016.08.17:

先月末に続いて親友Oと飲み会。
今回の話題の中心は「老い」。
私が「加齢による」色々な問題で苦しんでいるが、彼も体調の変化に気付くようになったという。そうでなくて彼はぎっくり腰を何度か経験しており、体力も目に見えて落ちてきているのがわかると言う。
そして彼にさらに老老介護の問題を抱え始めた。
彼の母親は80を超えて次第に衰えがひどくなり、老人施設に入ることになった。しかし一般の介護施設は慢性的な満杯で、仕方なく高齢者向け賃貸マンションに入った。幸い母親にはいくばくかの貯金があったので良かったが、他の多くの人達はわずかな年金だけの暮らしだから、いかに日本の福祉のレベルが低いかを思い知らされる。
そして彼の母親さえも次第に衰えがひどくなるから、要介護のレベルを上げてもらっても、その自己負担費用が一気に上がる仕組みになっている。彼は怒っていたが、今の政府の考え方、すなわちアベットラーの方針は「政府負担を増やしたければ消費税増税を認めよ」というのが基本になっているのである。
老いが現実のものになることに、苦しんだりもがいたりすることはないが、それでも緩和される方法があるのならばそれに向かって努力する、それがOと私の一致した結論になった。

2016.08.15:

8月15日にあたり、今年は戦死者について考える。
研究結果によれば、太平洋戦争での日本軍・軍属の死者数は約230万人とされるが、そのうちの約6割が餓死者なのである。
直接的には補給、兵站輸送を無視して戦線を拡げ、多数の兵を出したことにある。だがより根本的には「戦陣訓」による捕虜になるなという兵への締め付け、場合によっては厳罰が待っていたからである。
本来ならば投降すれば多くの命が救われたかもしれないものを、「生きて虜囚(りょしゅう)の辱(はずかしめ)を受けず」を徹底し、また投降者ならびにその家族までをも差別し続けた(それは靖国神社の合祀にも反映された)のである。この捕虜の取り扱いを定めた国際条約(ジュネーブ条約)に日本は抵抗し、批准を拒んだことでも知られている。そういう影響下で教育された日本兵は国際的にも異様な目で見られていた。それを如実に示したのがオーストラリア・カウラの捕虜収容所で発生した日本兵の集団脱走事件である。映画にもなったこの事件では、多くの日本兵が犠牲になった。
このように史上稀に見る日本兵の餓死率が高いことの責任は、日本政府と軍幹部にあることは明白である。
彼らは兵を人間として扱わず、単なる消耗品として扱った。そこには人間性のかけらもない。ましてや「英霊」でもない。まったくの「犬死」だったのである。

天皇は去年に続いて今年も「深い反省」という言葉を使った。逆にアベットラーは「反省」どころか「侵略」に繋がる言葉も使わず、使い古された「尊い犠牲の上に、私たちが享受する平和と繁栄がある」と述べている。
だが事実は「強制された餓死の上に戦犯たちが生き延びた」のであり、そのことを含めた戦争に対する反省こそが平和憲法を生んだのである。アベットラーは今年も靖国神社に玉串料を出し、そして憲法破壊の策謀を何とか通そうとしている。
しかし国民は戦争の真実を明らかにし、戦争反対の声を上げ続けるだろう。

2016.08.14:

昨日装着した心電図計、予定通り今日の午前に外した。やはり異物を体に付けたまま寝るのは難しい。朦朧としたままとなり、今朝は明らかに寝不足。
そして寝不足のままちょっとした買物に出たが、これまた暑さでヨレヨレになり、気分は悪かった。
明日は台風の影響があるのか午後は雨が降りそうだ。だが気温は下がらないままのようで、明日もグッタリしながら1日が過ぎそうだ。

2016.08.13:

昨日は恒例の盆休み前の職場での一杯。
そして今日、番外の通院。
理由は、先日の通院で心拍数の低下が時々起こることを説明したら、「ホルター型心電図」と呼ばれる携帯心電図計をつけるべしとのことで、本日装着に出かけた。
写真のように電極とデータレコーダをつないだもので、私の場合はレコーダを首からヒモで吊るす。これで24時間分の心電図を記録し、どのようなときに異常が起こっているかを分析できる。だから別の専用メモ書きにイベントとその時間を書いておくと比較できるわけである。
それにしてもこんなものが作られているとは思わなかった。技術の進歩を痛感する。何しろ市販のUSBメモリーはもはや最大128GBが売られているから、心電図の波形そのものを記録するくらいはなんでもないわけである。
少し違和感があるこの代物を今夜一晩付けたまま寝る。そして明日10時過ぎに病院へ行って外してもらう。日曜だが当直看護師が電極をはがして終わり。後で分析専門の医師が所見を書いて主治医に送る。
さて、どんな分析結果が出るか、それは27日までお預けである。

2016.08.11:

今年から8月11日は「山の日」で祝日。
しかし会社は出勤日。こういう場合、私は通常休みにするのだが、盆休み前にどうしても片付ける仕事があってやむなく出勤。
多くの会社では今日から16日までを盆休みにするところが多い。だがウチの会社は11日を出勤日にして、代わりに13日から21日までの9連休に設定した。
私はもちろん9連休の間は全くのフリーである。しかしここ当分猛暑が続きそうだから自宅にいるのは地獄である。よって昼間は繁華街で涼むか、ヨドバシカメラにでも出かけて暑さをしのぐつもりである。

2016.08.10:

リオデジャネイロオリンピックで、柔道は金メダル1個、銅メダル6個と圧倒的に銅が多い。メダルのトータル数は7で、これは1位。まるで「柔銅」である。
日本人選手の活躍の結果と言えるが、反面金がなかなか取れないというのは、柔道の国際化と共に各国の優秀な選手がしのぎを削って争っているということだろう。それは前回の東京オリンピックでヘーシンクが神永に勝ってから始まったのである。
以後ルールは整理されていき、階級も体重別になった。
知られている通り、柔道のルーツは明治に嘉納治五郎がそれまでの柔術を統合して「講道館」を起こしたのが始まりである。よってぞれ以前の柔術の伝統を受け継ぎながら新しい護身術として発展させた。ということは国内だけでなく、国際的にも広がる要素を含んだものと考えていいのだろう。今や柔道は広くスポーツとして認められている。だから「お家芸」などという肩肘張った固定観念にとらわれず、誰にでも楽しめるスポーツとして発展させることが望ましい。

2016.08.09:

71回目の長崎原爆忌である。
若い頃、原爆資料館から平和記念像に回って涙が止まらなかったことを今も覚えている。その数年前には広島を訪れていたから、そのときの記憶が重なって悲しみがこみ上げてきたのだろうか。
広島と違い、狭い谷間に火の玉がなめ尽くす光景は想像するに余りある。あらゆるものが焼け、溶け出し、灰になっていく。こんな代物を一体誰が作ったのか。彼らは悪魔のささやきに頭を冒され、人類を破滅しかねない爆弾であることを忘れたのだろう。
そして核兵器の亡者たちは今も再生産され、悪魔の声にしがみついている。しかしそうした妄想を断ち切るには、被爆者をはじめ、平和を願う多くの人達の運動が必要なのである。

2016.08.08:

イチローが遂に3000本安打を達成した。偉業、脱帽である。
アメリカでの差別などにもめげず、やがてファンがイチローの実力を認め、遂にはカウントダウンの"ICHIMETER"まで掲げて期待していたのに答えたのである。
あの前のめりの変な打法、見た目には関係なく、彼には最もふさわしいものだった。そうでなければ快挙を達成できるわけがない。
42歳で現役として活躍できる体力もすばらしい。限界を迎えるまで、50歳になっても続けて欲しいと願うのは私だけではないだろう。

2016.08.07:

今日も猛暑でグロッキー。
もはや出る言葉がない。仕方がないのでオリンピックのハイライト番組をぼんやり眺めてほぼ一日が過ぎた。

2016.08.06:

神戸でもそうだが、各地で今年の最高気温を記録した。暑い。とにかく暑い。
我が家はエアコンがないので、そろそろ熱中症に要注意の年齢である私は、額に冷却材を貼り、カキ氷(アイスクリームはカロリーが高いので遠慮)を食べて暑さをしのいだ。
今日は71回目の原爆忌。猛暑どころか熱線と放射能を浴びた多数の犠牲者が出たのである。
かろうじて生き残った人も後遺症に苦しみ、被爆2世や3世も健康と差別への不安を抱えることになった。
こんな悲劇を2度と繰り返してはならない、それが核兵器廃絶への原点である。だが、外国から指摘されているように稲田防衛相は核武装論者。アベットラーは式典で口先だけの平和を唱えるが、心の中は好戦主義で汚染されているのである。

2016.08.05:

アベノミクスの本質はあらゆる禁じ手を駆使して財界・大企業の利益に奉仕することである。他人の言うことには一切耳を貸さない。そして失敗はこれまた一切認めない。
自分に有利なことだけをべらべらしゃべり、場合によっては嘘もつく。典型は「雇用が増えた」で、実際は「非正規が増えて正規は減った」のをごまかすのである。
しかし現実は各種統計が示すとおりであって、GDPは横ばい、意図的な円安はやがて補正され、公的資金を使った株価操作も見抜かれて、今や16000円台をキープするのがせいぜいである。
ところが失敗の反省どころかいやというほど借金を作ってまでバクチに手を出す始末。まるで大王製紙の3代目である。もしそれも失敗して日本の信用が失墜したらどう責任を取るのだろうか?
また、先日のアドバルーンでも「働き方改革」というトリッキーな言葉を口にした。これも眉に唾して聞く必要がある。例えば「労働時間短縮」であるが、この言葉の頭に「支払」をつけると理解できる。実際、政府は「残業代ゼロ」法案を準備しているから、これはサービス残業の合法化に道を開くものであることがわかる。
ということでアベノミクスはペテンであることが明らかになったのである。

2016.08.04:

昨夜は猛烈なこむら返りで寝不足。会社でも机に座ったまま意識が飛ぶことたびたび。
今日もアベノミクスの話を書くつもりだったが、眠気がひどくて集中できない。よっていまから寝る。

2016.08.03:

アベノミクスは今やとんでもない道を突き進んでいる。
先日はGPIF(年金積立金)の昨年度赤字が5.3兆円であることが公表された。これまで限度を低く抑えていた株に手を出した素人が大やけどをしたわけである。株価の低下を防ぐための運用がしばしばささやかれていたが、歯止めにはなりえていない。中国を中心とする国際経済の低迷、イギリスのEU離脱で運用先に不安を感じた投資家が円に手を出したことが大きな原因である円高、これらが重なって株価も低迷しているのである。そこへ手を突っ込んでもダメなのである。
加えて今度は日銀がETF(上場投資信託)の枠を増やして株価を操作する手段に出た。政府が日銀を支配下に置き、アベノミクスがあたかも成功しているような錯覚を起こさせるというのは、もはや邪道を通り越して賭博にのめりこんでいるのと同じである。
政府・日銀が円安・株高で日本経済をさも繁栄しているようかに見せようとしても、底は既に割れている。国内のGDPはほとんど上昇していないからである。
そして悪いことに、今度は28兆円超の経済対策を打ち出した。多くは民間の融資であるが、それでもいくらかは政府の金が出ることになり、それは結局国債でまかなわれることになる。
借金まみれでさらにバクチに手を出す、こうしたアベノミクスの手法が破滅したとき、おぞましい光景が現実化するだろう。学校の歴史教科書にも出てくる、世界恐慌でのドイツの市民がリヤカーに山盛りの札束を乗せて歩く姿である。

2016.08.02:

本格的な夏だが、関東、東海あたりでは上空に冷たい空気があって一時的に豪雨になることが多い。
関西でもひどくはならないが、ごく一部の地域で豪雨があったりする。
この夏は暑さ指数が警戒レベルになることが少ないが、それでも湿度は高めになってきた。我が家でも、じっとしていると汗が出てくる。但し夜中に無意識に全裸になっていることはない。これはここ数年と違う点である。
多分こんな天気が盆明けまで続くのだろう。

2016.08.01:

残念なニュースが流れた。元千代の富士、九重親方の訃報である。
先月の永六輔、大橋巨泉のような私よりもずと上の人達なら天命と言えようが、我々と同世代の死は若すぎる。
死因はすい臓がん。ネットでも紹介されているが、初期で発見されても5年生存率は約半分。大抵は発見が遅れて手術も出来ない、あちこちに転移しまくっている、非常にたちの悪い癌である。これに加えて若ければ転移の速度は速い。そして転移が多ければ摂った栄養素の多くががん細胞の増殖に食われてやせ細っていくのである。
千代の富士は被爆2世で、父親が非常に心配していたと言う。被爆の影響がすい臓がんとしとして現れたとはいえないが、昨年還暦土俵入りを行ってまだまだこれからの人生という矢先の死はあまりにむごい。
ともあれ冥福を祈る