悪餓鬼日記帖:なにぃ、文句あっか! |
16.03
2016.03.31:
年度末で、個人的には決算処理は昨日にすべて終了したので今日は左団扇。
ところで、最近はアベノミクスのメッキがかなり剥げ落ちてきて、名前も「アホノミクス」の他に「ウソノミクス」という称号を与える人も出てきている。
当初は円安・株高(それは意図的だったことが明らかになってきている)でアベットラーは鼻高々だったが、次第におかしくなり、株は2015年度の間に2448.32円も下げた。これは2008年度のリーマンショック以来の下げ幅(4416.01円)だという。中国経済の減速に加えてマイナス金利が拍車をかけることになったのである。
しかしアベットラーは相変わらず嘘で塗り固められた「成果」を口にする。だがその実態は、
GDP、税収が増えた→一握りの金持ちが潤い企業の内部留保が増えただけで、実質賃金は下落、消費税8%増税以降個人消費は増えず。
雇用が増えた→非正規ばかり
など、ごまかしばかりなのである。
繰り返しになるが、自民長老からも批判が出るほど、超タカ派の発言・行動が続き、他人の意見に耳を貸さない体質は日本を危うくするばかりである。
今になって消費税10%増税延期の話が出る一方で、憲法改正の地ならしのために衆参同時選挙を目論んだりと、アベットラーの暴走は止まらない。これを止めるには国民世論の盛り上がりと、野党共闘によってアベットラーを退陣させるほかない。
2016.03.30:
私が所属する事業部のトップが4/1で交代する。それで当日は全員を集めて訓示するらしい。
いつもそうだが、日本のトップは自らの初心を述べた上で「協力をお願いする」とは言わない。あれこれ目標の数字を並べ、「この目標のために努力せよ」と尻を叩く。つまり社員に鞭を当てることが自分の役割と心得ているのである。
現在のトップはあれこれ部下の失敗をあげつらうのが趣味で、そのたびに「レベルが落ちた」と社員をこき下ろすのが好きだった。しかし私に言わせれば、一時は業績不振で希望退職を募るなど、人減らしに躍起になったのである。それで優秀な社員が次々と辞めていった。残った社員は出来の悪いのばかりとは言わないが、全体として実力が落ちたのは否めない。自ら率先して肩を叩いたことに頬かむりして、実力低下を嘆くのは天に唾するものである。
次期トップがどんな人物かは知らないが、自分のことは棚上げにして社員をひたすら鞭打つようなことだけはやめてもらいたいものである。
思い出したが、6月の株主総会で社長が交代する。
2016.03.29:
遂に戦争法が施行された。
今日からではないが現実に迫るのは南スーダンでの駆けつけ警護。
多くの自衛隊員は不安を抱えている。これまでは専守防衛ということで、海外にまで出かけて「敵」に銃口を向けることなど思いもよらなかったことが現実化するのである。祖国を離れた地で祖国を守るためではない戦闘に巻き込まれ、殺し、殺される関係に身をおく恐怖はいかばかりだろう。「存立危機事態」などというバーチャルな概念は何の役にも立たない。現実に自国の土を踏んでいるわけではないのだから。
そしてさらに重荷を負わされるのが現場の指揮官。これまた自国を守る戦争でもないのに、部下を死なせることになるかも知れない「撃ち方始め」の命令を下す責任は彼の肩にずしりとのしかかる。
憲法を無視した「閣議決定」を基にした戦争法は、多くの国民の支持を得ないまま「成立」させられた。そうした背景の中で自衛隊員は胸を張って戦闘に参加できるだろうか?
国民の応援もなく、不安を抱える家族の顔を浮かべながら、戦闘で犬死させられる自衛隊員は、本当にに哀れな存在になっていく。こんな馬鹿げた法律は一刻も早く廃止すべきだ。
2016.03.28:
いよいよアベノミクスが最後の断末魔を上げ始めた。
当初は株高・円安だったが、それは個人消費に結びつかず、物価高もなかった。大企業と大金持ちだけが潤い、そのおこぼれが庶民に回らず、消費税8%増税だけが残った。それではと超禁じ手であるマイナス金利をやったら今度は株安・円高で企業の設備投資も冷え込んだのである。
アベットラーは口が裂けても認めたくないのだろうが、数字が事実を物語っているのだけは止められない。それをごまかそうと「新三本の矢」を口にしたが、これまた「保育園落ちた、日本死ね」で口先だけのメッキがはげてボロボロ。
それでは何が何でも国民を自分の思うままに操ろうとして憲法改正までも持ち出してきているが、我々日本人はその危険性を感じている。
この期に及んで、ブレーンからも消費税10%増税を延期すべきとの声も上がっているが、口にすれば参議院選挙は負けを宣言したに等しくなるからこれもやらない。
随分身勝手な男だ。
もし日本を回復の道に戻すのならば、アベットラーをボロボロにした上で退陣させるしかあるまい。第1次内閣の時にノイローゼ気味になって退陣したが、今回は再起不能になるまで徹底的にこきおろすしかあるまい。それは2度とアベットラーのような男の再来を未然に防止するためには必要なことである。
アメリカではトランプと言う名のヒットラーの再来が懸念されているが、こちらも早く引き下ろさないと世界が大変なことになる。アメリカのマスコミはこぞって反トランプのキャンペーンを張っている。日本のマスコミもアベットラーの脅しに負けてはならない。
2016.03.27:
例のDNSUnlocker解決でIEが破損した問題、WindowsUpdateをやろうと更新プログラムをを見ていたら、先に失敗したはずのIEの更新版、IE9が相変わらずリストアップされていた。
冗談半分で他の更新と一緒にIE9を選択し、インストールを開始したら何故か成功してしまったのである。
???!!!
ついでだからIE11もインストールしてみたらこれも成功した。
では先の失敗は何だったのだろうか?なぞは深まるばかり。
言っておくがDNSUnlockerは復活していない。
2016.03.26:
昨夜は中途採用で入社した若者の歓迎会。
最近はウチの会社でも中途採用が増えた。やはり高齢者が大量に退職していくので、新入社員を育てていては間に合わないのである。
また若者側も、中途採用の募集を見るとわっと押し寄せる。非正規が多く、かつ安い給料に嫌気がさしているのである。
もっとも中途採用だから即戦力とはいかないケースも見られる。ウチの営業の一人は、前の会社ではやったことのない仕事に応募してきたためにミスマッチが明らかになっている。
これから私も現役引退のゴールが近くなる。誰かに引き継ぎたいが、なかなか人材が見つからない。
昨日は課長に「何とかしないと大変だよ」と言っておいた。
2016.03.24:
政府はまたもや小手先の人気取りの政策を検討している。若者向に商品券を配るというものである。
これまでも老人への消費税増税対策として給付金の話を出してきたが、いずれもその場しのぎかつ選挙対策を兼ねたものとしか考えられない。
一時的な対策と言うのは、例えば震災復興税のような緊急避難的なものに有効なのであって、消費税増税のような恒久的措置に一時的な対策をやってもほとんど効果はない。まったくの子供だましである。
春闘などを見ても最近はベースアップは抑えてボーナスで調整しようという傾向が強まっている。ベースアップは恒久的だからボーナスならば一時的な対策で済むと言う発想で、労働者の生活向上とか個人消費を増やすという発想はこれっぽっちもない。
官民そろって小手先の対策でお茶を濁す手口にはもううんざりである。
2016.03.23:
今日はドイツで83年前に「全権委任法」が制定された日である。この日からドイツはワイマール憲法を無視してナチス独裁の道へ突き進んだ。
何故このことを取り上げたかと言うと、鈴木貴子(鈴木宗男元議員の娘)衆院議員の質問主意書に対して、昨日内閣が「現在においても、破壊活動防止法に基づく調査対象団体である」との答弁書を閣議決定したからである。
当然共産党は撤回を要求した。
鈴木議員は北海道で民主党と共産党他との共同候補を擁立したことに対して特に共産党参加に不満を持ち、民主党に離党届を出したが、民主党は受理せずに除籍処分にした。
それについて彼女はあろうことか、誰かが知恵をつけたのか、共産党にダメージを与える目的で政府に上記の質問趣意書を提出したのである。
政府・自民党はもちろんこれに飛びついた。共産党のみならず民主党にも打撃を与える目的であることは言わずもがなで、破防法(破壊活動防止法)の「調査対象」であるとしたのである。
ここで注意してもらいたいのは「調査対象」というのは法律では定めていないもので、公安調査庁が勝手に対象としたものである。本音はもちろん共産党対策。しかしこれまで共産党が実際の破防法の適用になるかの証拠については、国会の答弁で「存在しない」としている。要するに何も出てこないのである。
当たり前だ。共産党は戦後一時期の混乱の中で暴力を是認したこともあったが、これまで60年以上非暴力の路線を続けている。今の党員のほとんどは混乱の時期の後に入ってきた人達ばかりで、「暴力革命って何?」という感じなのである。
そこへ今回の閣議決定、政党と市民が結びついて反戦争法の機運を盛り上げている最中だけに、でっち上げの楔を打ち込んで分断を図るのが目的であることは明白である。
火をつけた鈴木議員も、自民党に入るための手土産のつもりかもしれない。
ドイツでは「全権委任法」制定前、ナチスは「国会議事堂焼き討ち事件」をでっち上げ、犯人を「共産党員」としてダメージを与えた。それが「全権委任法」への道を開いたのである。
底の割れた手口を使う政府・自民の悪辣さはナチスと負けず劣らずである。
2016.03.22:
そろそろ桜の開花の季節。東京も開花したし、近畿では和歌山市が一番乗りで開花宣言。
神戸でも数日以内に出るだろう。いずこも例年より早い開花だが、満開になるには開花から7〜10日くらい。ということは4月2、3日あたりに花見客が桜の名所に押し寄せることになる。
桜と同時に4月1日は新入社員が電車に溢れる。それから1週間位したら入学式でこれまた新入生が電車に乗ってくる。
季節の変わり目には毎年同じような光景が見られる。
2016.03.21:
この3連休、実は風邪をこじらせて気管支がやられた。
私の場合、どうしても鼻水が気管に流れて炎症を起こしやすい。40代では気管支喘息にまで突入してしまった。今でも時として気管支が軽い痙攣を起こしているのがわかる。
風邪は万病の元である。
2016.03.20:
防衛大学校を卒業した人のうち、11.2%が任官拒否、すなわち自衛隊員になりたくないと表明したという。明らかに戦争法で戦場に生かされる可能性があることを避けたものであろう。
任官拒否が1割を超えたのは25年前、1991年以来という。1991年と言えば湾岸戦争勃発の年。これも戦争に加わることを避けたものと考えられる。
平和憲法で育った若者たちにとっては、戦争に行くことなど文字通り想定外のことである。
最近の小学生男子のアンケートでは、将来なりたい職業の1位はサッカー選手。わずかに9位に警察官が出てくるが、これはTVの刑事ドラマの影響だろう。自衛隊員の希望者は10位にも入らない。
戦前なら男の子の希望は「兵隊さん」が圧倒的に多かった。憲法の違い、これによる教育の違いが如実に現れているのである。
アベットラーと右翼軍団は憲法を変えて戦争に人を出したいのだろうが、若者の意識との差をどう見るのだろうか。いちばん手っ取り早いのは徴兵制である。また靖国神社の宣伝も忘れないだろう。
その昔、中曽根元首相が言ったことがある。
「靖国神社の存在なくして、誰が戦争に行きたがるものか」
2016.03.19:
PCの問題は一応終了したので普通の話題。
午前中はしぶきのような細かい雨が降ったりしてうっとおしい一日。洗濯物は屋内でファンヒーターを動かしながら乾かした。
相変わらずイスタンブールなどでは爆弾テロが続いているが、パリの襲撃事件で生き残っていた犯人が逮捕された。
これから背景などを捜査するだろうが、テロ防止の抑止力になるかどうかが焦点。
一方、北朝鮮はまたもミサイル発射。制裁を決めた国際社会に対するテロとみなしても差し支えない。
国民からの貴重な税金を冒険主義のための無駄遣いに使うのはどうかしてる。軍事費の中でも特に鉄砲玉の類は破裂したら終わりで、再生産の役には立たないものだ。つまり札束を燃やしているのと同じなのである。
どこの国でも軍事費は無駄遣いの象徴だが、北朝鮮の場合はそれが国民の飢餓と直接結びつくだけに、深刻である。
2016.03.18:
前日の続き。
マルウェアの削除ソフトというのが世の中にはあって、それでDNSUnlockerは消えた。しかしどこかに残骸が残っているらしく、相変わらずIEはポップアップが出まくり。もちろん他のソフトに影響はない。
そんなことからIEを削除しようとコントロールパネルから削除(実際はIE10にダウングレード)したらポップアップは出なくなった。
しかし今度は後遺症のためかIE11にしようとするとエラーになる。さらにIE8まで落としてアップグレードを試みるがこれも失敗。どこかに異常があるはずだがさっぱりわからない。
困ったのでとりあえずはOPERAで代替。OPERAは会社でもIEと並列で使っているから違和感はない。もちろんポップアップは出ない。
で、IEのほうは相変わらず修復すらできないのでもはや回復を諦めた。
何かリカバリが必要になったときのついでに回復させることにしよう。
2016.03.17:
昨夜のトラブル、ポップアプの原因はDNSUnlockerというマルウェアであることがわかった。
原因がわかったはいいが、あれこれ対処策を試したが成功せず。特にレジストリには埋め込みもなし、それとこの名前の元になっているDNSにも変化はなかった。
では何が問題なのかさっぱりわからない。
ということで今夜はもう諦め、土曜日にリカバリを実行するつもりである。
残念だ。。。
2016.03.16:
昨夜は大変なことが起こった。
夜にPCを起動し、IEを立ち上げた途端に不正ポップアップが次々と出てきたのである。どうやら手が滑ってGOOGLE
ADSとかのバナーに仕掛けられた不正プログラムを踏んでしまったらしい。
色々修復を試みるがいずれもダメ。以前XPのときに架空請求のポップアップを食ったことがあるが、それはスタートアップのプロセスに外部のプログラムが起動するようになっていたのを削除して解決したが、今回のものは相当頑固で「プログラムの追加と削除」程度ではすまなかった。
今夜も少し試したがやはり解決せず。
仕方がないので週末にレジストリも含めて挑戦する予定。しかし最悪はWIN7のリカバリだろう。
嗚呼。。。
2016.03.14:
昼過ぎまで冷たい雨が降った。午後に雨は上がったが、結局気温は下がったまま。明日朝も寒そうだ。
最近受注元の会社の検索にGOGLE
MAPを使うことが多いが、どこの会社でもアクセスマップにGOGLEをプラグインとしても使うことが増えた。確かに便利である。
あの地図上に表示されるランドマークは自分で登録することもできるのだが、不思議なのは鉄道の駅。国によって特色があるのだが、私の知る限りでは、トルコの駅はイスタンブール近辺を除いて駅のマークがまったく表示されない。意図的なのかどうかはわからないが、何故表示されないのだろう。
もうひとつ、ランドマークでアルファベット検索はできてもランドマークそのものの表示がその国の言語でしか表示されない国。その代表はベトナム、中国、日本。検索ワードもアルファベットがほとんど使えないのがタイ、韓国、台湾である。韓国は漢字もダメ。
ネットは世界的に使われるのがもはや常識であり、GOOGLE
MAPも広く利用されているのだから、アルファベット表記も標準として使われるべきだろう。
ちなみに国際宅急便のDHLのネットからの運送予約は、宛先を含めて逆にアルファベット入力しかできなくしてある。
2016.03.13:
広島県で起こった中3生の自殺、色々な問題が表面化している。
−万引きの記録が名前を誤って入力されていた。
−誤りに気がついたが訂正されなかった。
−誤った事実に基づいて教師が廊下で生徒に対して「志望校への推薦は出さない」と告げた。
そもそも非行の記録がデータベースとして残すことなのかということもあるし、それが見直しもされず、名前の誤りも「校長の指示があるまで」と他人任せになっていたのは、人権侵害といっていいだろう。
子供の失敗を大人の犯罪記録と同じに扱う発想は救いようがない。子供は失敗するもの。そして失敗を反省させて指導するのが教師の役目である。その失敗をいちいち記録していたらきりがない。
推薦の問題も、廊下で告げるような話ではない。本人の将来に関わる問題なのだから、子供の言い分を良く聞き、事実を確認した上で、本人に納得させた上で最終決定すべきもの。他人が聞いているかもわからない状況なのに、一方的な通告で事を済ませるのは論外である。
今の学校は本当におかしい。子供の人権はどこに行ったのか。
ウチの子供の場合も高校進学のときに重大なことが起こった。
あまり成績のよくなかった息子は志望校を見つけられなくて学校も困っていた。そんな時3者面談で元ヨメが、息子が煮え切らない態度でいつまでも自分の希望を述べずにいたとき、彼女はしびれを切らしてこう言い放った。
「息子は就職します」
もちろん息子は一言もそんなことは言ってない。黙っていたのはどうやら母親を困らせる意図もあったようだ。
ちょうどその頃、私は息子を連れて(息子が希望した)家を出た。そして息子からその話を聞き、再度の3者面談(最終)は私が出席してこれまでのことを白紙撤回し、息子が私立校の専願を選択することで決着させたのである。
いかに時間がかかろうと、子供の言い分を聞き、本人が最終的な決断をするのを待たねばならない。
それが今は学校も親も事務的に処理しようとする。こんなことでは子供の人権は絶対に守れない。
2016.03.12:
午前の買物で、いつものスーパーの近所で行列ができていた。良く見ると「マツモトキヨシ」の新規開店である。
「マツモトキヨシ」は千葉県松戸市がスタートで、その後店舗数を伸ばしていたが、最近は関西にも進出、神戸でもいくつか店舗ができたが、我が家の近くにできるとは思わなかった。
昔からドラッグストアの競争は激しい。関西の草分け的存在は「薬ヒグチ」で、昔のCMには社長が顔を出して「目標、427店」とコールするのがウケた。それが功を奏してか、300店くらいだったのが本当に427店を超えてしまった。何故427なのかは聞き漏らしたが、調子はよかった。しかしその後目標を1327に上げたものの500くらいで頭打ち。最近はファミリーマートの出資を受けるようになった。
神戸では「コクミン薬局」が幅を利かせていたが、最近は「ダイコク」の鼻息が荒い。ただ、見ていると「ダイソー」への対抗意識からか100円コーナーを設けているが、あまりいいものは置いていない。
個人経営の多い商店街が次第にシャッター街と化していくが、生き残りのためにどこかのチェーン店のフランチャイズになっていくのは、個性が失われて何となく寂しい。
2016.03.11:
3.11を迎えて、今日の14:46、会社の机でしばし黙祷。
東京の事務所では職場全体として黙祷を行ったが、神戸では会社からの案内はなかった。この落差がどこから来るのか、不思議でならない。
被災地では色々な行事が行われた。まだ5年目ということで復興がなかなか進まず、苦しい思いをしている人にとってはまだあの時の恐怖が沢山残っているのだろう。
神戸では5年以内に仮設住宅はすべてなくなったが、東北では移転場所の問題などがあってなかなか進まない。そして福島では帰宅できない人達が大勢いて、いつまでさすらいの生活が続くのかと、東電、政府への不審は募るばかりである。
そんな中、関西電力は原子炉が停止したことで5月からの値下げはしないと発表した。「安い」原発を止められたことへの腹いせとしか考えられない。このあたりは東電と並んで傲慢な姿勢は似ている。
2016.03.10:
空は一日中雲に覆われ、薄ら寒かった。
北朝鮮はまたもミサイルを発射。国連決議などどこ吹く風である。
3代目というのは初代の苦労も知らず、周囲からチヤホヤされて調子に乗ることを止めない。
そんな話を昼食時に職場のHと話をしていたら、彼は「どこかの国の首相も3代目じゃないか」と言った。
言われてみればなるほど。祖父が60年安保で辞任に追い込まれた苦労は全く知らず、祖父が抱いていた戦前回帰の野望を、先輩の諫言にも耳を傾けず、極右軍団を従えてひたすら前のめりになって突き進む姿は、無能な3代目らしい振舞いである。
大王製紙の3代目は会社の金を使ってラスベガスで遊びまくって大きな穴を開けたことは記憶に新しい
私の小学校の同級生も運送会社の3代目で、これまたバブルの頃に遊び続けて、遂には倒産に追い込まれた。倒産直後、彼は社員をほったらかしにして自らは夜逃げ。同い年の人間として恥をさらした。
やはり初代の苦労を直接見ていないために、贅沢な生活に埋没して謙虚さを失っていることが大きいのだろう。
こうした連中に比べて、徳川3代目の家光は無難に過ごしている。この違いは何だろう?
2016.03.09:
今朝から雨が降り始め、同時に気温も低下。帰宅する頃には本降りになったが、強烈な冷え込みという感じではなかった。部分日食は雲の向こう。
滋賀県民が起こした高浜原発の差し止め仮処分、大津地裁は運転差し止めを命じた。運転中の原発が裁判所から停止を命じられるのは初めて。関西電力は渋々3号機の停止作業に入った。4号機は電気系統のトラブルで再稼動直後に停止したままである。
裁判所は「安全性が確保されていることについて(関電側は)説明を尽くしていない」などを理由にしている。これは原子力規制委員会が新規制基準に適合したとお墨付きを出したことへの間接的な批判と言えよう。
関西電力は早速不服申し立てを行うというが、過日の福井地裁と同様、別の裁判官が審査をして決定を覆さない限り稼動できない。
今後もこのような国民と政府・電力会社のせめぎあいは続くだろう。裁判官も胃が痛む判断を迫られるが、国民の安全を優先させる判断をしてほしいものだ。
2016.03.08:
昨年10〜12月のGDPが-1.4%から-1.1%と上方に改定された。企業の設備投資の影響が大きいと報道されている。
だがマイナスであることには変わりはないわけで、今年1〜3月もマイナスの予想がある。ということは追加の金融緩和をしても何一つ好転せず、アベノミクスはかすんで見える。
しかも改定値の個人消費はやや下がっており、こちらも回復の要素はない。むしろマイナス金利で預金の利率が軒並み下がって追い討ちがかかった。事実、タンス預金をする人が増えて家庭用金庫が売れているという。やはり異常である。
安倍・黒田の悪役タッグチームはこれまで反則技を繰り返してきたがひとつも勝てない。それにも懲りずに近いうちにまた反則をやるとの予想が出ている。もううんざりだ。早くリングから下ろせ!(怒)
2016.03.07:
週が明けて出勤。今朝はパッチも脱ぎ、セーターの代わりにベストを着た。まったく寒くない。昨夜は毛布抜きで寝たがこむら返りはなし。但し2時間おきくらいにトイレで起きることになった。
仕事のほうはこれまた緊急対応はなし。今回の決算も月末に慌てて船積するような話はない。月末に駆け込み出荷をやるとろくなことはない。いずこの会社でも決算で、物流量は月末に集中する。そうすると船、飛行機、トラックなどは奪い合いになる。これまでも何回か予約が満杯で冷や汗をかいた。
2016.03.06:
本日はファンヒータの稼動は起床後の1時間くらいだけ。それと最近朝方のこむら返りが繰り返される。この原因を考えていたら、最低気温の上昇で汗をかくせいではないかと疑問を感じた。よって試しに今夜は毛布を外すことにした。
3.11が近づいてきてあちこちで特番をやっているが、改めて気づかされたのが廃炉の問題。
福島第一は他と異なって燃料の取出しなど通常の手順ではできない。とにかくメルトスルーになって燃料とパイプなどが混ざった岩石のように硬い塊が原子炉建屋の底にたまっていると考えられるからである。そしてその実態すらつかめていない。
スリーマイルは容器(キャスク)で保管、チェルノブイリは建屋丸ごとコンクリートの「棺桶」に閉じ込める方法を使っているが、福島では何もわからないから対策も決まっていないし工程表も作れない、だからいつ終わるかもわからない、保管場所も決まらないの、ないないづくしなのである。
それにしても東電は責任感も何もない組織である。
検察審査会の決定で元社長らの強制起訴が決まったが、責任を否定する方針との事。だが最近になって「あり得ないから存在しない」メルトダウンのマニュアルが存在していたのに、それを生かさなかったことも明らかになった。この状態で柏崎刈羽の再稼動をめざすなどもっての外である。
2016.03.05:
今日も陽気な一日。洗濯物が夕方には乾くようになった。
最近の「日経」のアンケートで、アベノミクスを評価しないという回答が半数になっていた。株高万歳!の日経読者でさえもはやアベノミクスを見限っている感がある。他の大手マスコミも黙っているが、マイナス金利のしわ寄せが庶民の預金金利を直撃しているのではどうしようもない。
不安定雇用の拡大と、実質賃金もマイナスでは、金利が下がっても住宅ローンを借りる気も起こらない。
また、「保育園落ちた日本死ね!」のブログが拡散するほど待機児童はいつまでたっても解決せず、質の悪い無認可介護施設が増えるのでは、「一億総活躍」どころか「一億総苦難」である。
昨年の国会前行動が空前の盛り上がりを見せたように、我々はもっと怒りの声を上げるべきである。
2016.03.04:
今朝はやや寒かったが、それでも毛糸の帽子は不要だった。そして日中はポカポカ陽気。
1.沖縄県と政府の訴訟合戦は、裁判所の和解案を双方が受け入れて一旦休戦。但し何らかの妥協案が出たわけではない。
しかしアベットラーは壊れたレコードのように「辺野古がベスト」と和解案合意の直後に発言。だったら何のために和解したのだ!
このあたりは彼のいつもの前のめり、他人の言うことに耳を貸さない不遜な性格で出ている。為政者としては最悪である。
2.北朝鮮の3代目は「核の準備をせよ」と命令をだしたとのこと。国連の安保理決議の意味を全く理解できない、これまた不遜な性格である。
ネズミ(金正恩)にとってネコ(米国)より怖いものはいない、のである。制裁決議もなんのその、ロケット弾もどきを発射したようである。
一方で中国は制裁に尻込み。「混乱を招く」のを恐れているようだが、本音は難民が中国に押し寄せることを恐れているのかもしれない。北朝鮮の貿易の90%は中国が相手だから、兵糧攻めで国民がキレて3代目に襲いかかるということも予想される。
2016.03.03:
アベットラーが露骨に牙をむき出した。
自らの在任中(2018年9月まで)に改憲をめざすと名言したのである。日本を戦争の道に導く重大な問題である。
戦争法で憲法を踏みにじってきた彼だが、それに飽き足らず、憲法そのものをひっくり返して戦前の天皇中心の専制政治プラスアメリカへの徹底的な従属を目指すのというである。
口では、「憲法の3つの柱である、国民主権、平和主義、基本的人権の尊重は、しっかりと日本人の間に定着してきた」と言いながら、実際は逆の動きをしているので憲法を既成事実にあわせようというのである。
戦争法のみならず、次は「緊急事態法」で国民の権利を一時停止させる意図を口にしたりと、国民の間に定着してきた平和憲法を破壊しているのはアベットラー自身であるが、自分がやってきた・やろうとしていることとは逆のことを平気で言うのは、まさに「サギをタカと言いくるめる」手法でしかない。
こんな人物を首相の座に座らせていることは百害あって一利なし、即刻退陣させるべきである。
2016.03.02:
高浜原発4号機が送電を開始する操作の直後に停止した。現象的には送電線から大きな電流が発電機側に流れたというもの。
通常、発電機から生きている送電線に接続するには、条件として発電機側の電圧がわずかに高いこと、周波数が一致していること、それに加えて波形の位相が両方とも一致していることが必要である。これが合わないと過大な電流が流れ、時として送電線から発電機側に電流が流れて発電機が電動機状態になり、タービンが壊れる可能性がある。
そのため、発電機側のブレーカーの手前に「逆流継電器」というのが設置されていて、実際に逆流が起こるとブレーカーを自動的に切るようになっている。
今回、実際に逆流が起こったのか、継電器の設定ミスか継電器自身の故障なのかがひとつの焦点である。原発は緊急停止させた場合、発電した後のタービンから仕事を終えて冷えた水が原子炉に戻るものが、熱いまま原子炉に戻るので原子炉そのものも高温になって危険な状態に陥る。原子炉は核反応を急に止めることは出来ないので厄介なのである。
実は私が若い頃、原発ではないがディーゼル発電機を複数台運転している送電網に、出力を増やすための追加のディーゼル発電機を接続する操作を行ったことがある。
今はこの接続は自動で行うのが当たり前であるが、当時は電圧計、周波数計、位相計を見ながらエンジンの操作をしてタイミングよく手動でブレーカーを入れるという、神経を使う操作が必要だった。間違うと逆流継電器が働いて一巻の終わりである。
また、実際に1台のエンジンの出力を意図的に絞って逆流継電器の作動試験をやったこともある。ブレーカーが落ちる直前には発電機が電動機状態になり、エンジンには発電機から逆回転させる力が働くのでノッキング音がして冷や汗が出るのである。
今回の高浜4号機はそういった操作の途中で異常が起こったのだが、徹底的な原因究明が必要である。
2016.03.01:
土曜日あたりから少し暖かくなったと思ったら昨夜から再び冷え込んだ。北海道では猛烈な風雪である。
今日は注目すべき裁判があった。
JRが、認知症の老人男性をはねた事件で、家族に対して損害賠償を求めた裁判、1審、2審は家族の責任を認めたが、最高裁は逆転判決で家族の責任を否定した。
判決では色々な条件を判断した上で保護責任の認否をすべきとした。妥当な結論なのだろう。
それにしても最近の鉄道各社は確かに認知症とか自殺による人身事故で不通・振り替え輸送が多い。そういうことが度重なるのではたまったものではないが、だからと言って家族に全責任を負わせるという提訴には納得がいかない。
裁判の性格として明らかにみせしめであるし、それによって家族の監視を強化させる抑止力を期待しているのだろうが、小さな子供のように親の保護責任を求めるのとは違って、相手は力のある大の大人である。おのずから限度がある。
JRは家族にだけ個人責任を負わせるのではなくて、線路立ち入りを防ぐ、例えばホームドアの増設、などの対策を取り、かつ政府や自治体に認知症対策、自殺防止を求めるべきだろう。