悪餓鬼日記帖:なにぃ、文句あっか!

16.05


2016.05.31:

とうとう月末になった。連日気温の高めの日が多くて閉口する。夜中に汗をかいて体の水分が減っていき、こむら返りを起こす確率が高くなっているのである。激痛と共に足の筋肉がゆがむ。途端に目が覚め、急いで立ち上がって血液を足に回して筋肉のゆがみを是正する、こんなことが毎日続くので辛い。
今日は県内のある製作メーカーに出向いて作り損ねた品物を検査に行った。もちろん検査部門の人間も同行した。
明らかな寸法間違いであるが、実用上は差し支えない程度、しかしこれを客先に納入しても寸法違いが一目瞭然なので、受け取り拒否されても仕方のないものだった。
しかし新品を作り直すとなると2ヶ月くらいかかる。そこで客先には「緊急交換用ならば寸法違いを使ってもらってかまわない。2ヵ月後には正しい寸法のものを送るので、後にそれと交換することもかまわない。寸法違いのものは返却の必要はない」と申し入れることになった。

2016.05.30:

最近知ったことで、大人にも発達障害があるらしい。何とビル・ゲイツが発達障害を患っているとのことである。もちろん日常生活で甚だしい支障をきたすことはないだろうが。
振り返って職場の問題児Wはどうやら発達障害のようだ。大人の場合は社会生活からの影響があるので明確な分類は困難であるが、彼を見ていると、ひとつのことしかできない、仕事で失敗してそれを上司とか他部署のエライ人から指摘されるとパニックになる、というのが特徴的である。とにかく彼にとって最重要な事が発生すると、それだけで頭の中が満杯になるのである。そうなると他のことは一切出来なくなる。
冷静なとき、彼はExcelの表を作らせたら非常に見やすいものを作る、抜群の能力を発揮する。普段の彼からは信じられないくらい。
残念ながら彼は自分のそういう性格に気付いていない。もちろん周囲も理解していないから、何か問題を起こすと彼に対してがなり立てる。
私としても、彼が悩みを打ち明けることでもない限り精神科の受診を勧めるわけにもいかない。なかなか悩ましい病気のようだ。

2016.05.29:

アベットラーは遂に消費税増税を延期すると口にした。
しかしアベノミクスが失敗したとは口が裂けても言わない。口実としてサミットで「リーマンショック直前の状況」としてG7各国に認めさせようと試みたが見事に失敗。日本以外のGDPは低成長なががらもプラスで、日本だけが横ばいにある事実を無視したことから、各国首脳ならびに海外マスコミはそろって批判した。ここまでえげつない嘘をついて増税を延期させようとしたアベットラーは卑劣そのものである。
また、増税しない場合の財源対策は何も持っていないようで、与党内部でも意見が分かれている。これもアベノミクス失敗を認めて後始末の処方箋を用意していない証拠である。
もはやアベットラーには退陣の道しか残されていない。悪あがきをすれば参院選は惨敗するだろう。自ら招いた失策を謝罪もせず、あくまで居直るのは国民が許さない。
なお、当面の財政問題で最も重要なことは、マスコミが避けている法人税減税の中止しかないだろう。

2016.05.28:

昨夜この日記を書いた後のこと。
寝床に入ってしばらくしたら、息子が「腹が痛い、救急車を呼んだ」と言う。ダイニングテーブルに突っ伏したまま苦しんでいる。
どうしたのか聞いたら、夕方から下腹部が痛くて、どんどんひどくなっているとの事。横になったらと言ったが、激痛で既に自分で救急車をを呼んだとのこと。確かに救急車のサイレンが近くなって家の前で停まった。やがて救急隊員がやってきて、あれこれ質問をしながらもやがて息子を肩に担いでドアを開けて出た。私も着替えて息子の健康保険証などをカバンに入れて追いかける。
息子はストレッチャーで、私は歩いて救急車の後部に乗った。しかし救急車はすぐには出発しない。息子に改めて病状を聞いたり、血圧や脈拍を測りながら、救急病院の当番医と電話で病状などを報告していた。その中で気付いたのは腹を押さえても痛がらないこと。虫垂炎とか腹膜炎のような消化器系ではなさそうである。
やがて救急車は出発。王子動物園近くの救急病院に行くと言う。
サイレンを鳴らしながら救急車は走る。息子も私も救急搬送は初めて。それで気付いたのだが、救急車のサスペンションはトラック並みに硬く良く揺れる。とにかく一直線に走る仕様だから仕方がないのかもしれないが、患者のことも考えて乗り心地をもう少し改善してはと思った。
病院に着いてX線撮影、採血、問診などが終わって息子はベッドへ。私は主治医と面談してX線画像を見せてもらう。腹部の画像に影のようなものは見えないので激しい炎症ではない。主治医の見解では尿路結石の疑いがあるとのこと。確かに息子は野菜が少ない、夕食が夜遅い、肉食中心、お茶などよりも清涼飲料水が多いなど結石の条件は揃っている。でも中年に多い病気が20代で出てくるとは・・・
やがて息子は食塩水と乳酸の混じった点滴を1時間くらい受けた。
病院を出たのは日付が変わった直後。やっと就寝したが頭はまだ興奮していて眠りは極端に浅かった。お陰で今日の昼間は朦朧としていた。
息子は痛みも引いたので「石が取れた」と言っていたが、疑問に感じる。だが再発の可能性はあるので、もし痛みが再発したら今度は泌尿器科の専門医に診てもらうことになる。
今回の対応で私は割合と冷静に行動できたが、私自身が搬送されることになったどうなることやら・・・

2016.05.27:

オバマ大統領が広島を訪問した。
慰霊碑に献花をし、資料館を訪れ、被爆者にも声をかけた。またスピーチも行ったが、謝罪はなし、核兵器を「減らす」とは言ったが、「なくす」とは言わなかった。
しかし彼が広島に行ったことは少なくない影響を世界に与えるだろう。また今の大統領に謝罪の言葉を期待することは無理だろうが、将来の大統領(もちろんトランプではない)が謝罪を口にする日が来ることを期待しよう。その日が早く来るように核廃絶の運動が盛り上がりを見せるよう努力しよう。

2016.05.26:

先日ある生産工場からウチの会社が納入した機械の部品に割れが入っているのがわかったので至急交換品が欲しいと言ってきた。
パイプ状の鋳鋼の製品で、使用してから数十年が経つ。送ってきた資料によると、筒の縦方向に亀裂が入っていて、その深さは厚さの半分くらいあり、そのうちに断面が丸から"C"のように全面的に割れる危険が出てきたのである。
金属は何度も繰り返して荷重の変化が起こると疲労破壊を起こす。針金を曲げたり伸ばしたりしているといずれポッキリ折れてしまうのと同じことである。金属の結晶は強い力を受けるとやがて隣の結晶との結合力を失い、遂には離れてしまう。これが全体に発展すると割れるのである。強度不足だと瞬間にして破壊するが、強くても時間をかけて疲労が蓄積すると最後にはやはり割れる。
一旦割れ始めたら急激に進行する。割れていない部分に荷重が集中していくからである。特に粘り気のある鋼はゆっくり進行するが、鋳鉄では瞬間にして割れる。
今回の部品交換の話では、重量は数トン、金額は1千万円を超える。納期は約半年。完成までの間は割れの進行に注意しながら機械を運転し、これ以上は危険と判断すれば該当の生産ラインは停止させる。
生産工場としては交換するまでの間神経戦を強いられることになる。

2016.05.25:

沖縄での女性殺害事件、日米政府共に「再発防止」とかの運用だけでごまかし、基地の撤去のみならず日米地位協定の見直しすらやらない意向である。
問題の典型は警察権が米軍に優先されており、犯人がわかっても米軍がかくまった上に事件の揉み消しを図るために本国に送還してしまう手口が何度も使われてきた。そうなると米軍人の犯罪に対する抑止力はまったくなく、これまで幾度となく犯罪が重ねられてきたのである。要するに米軍は占領軍気取りで沖縄の町を我が物顔で歩くことが出来るのである。
だから沖縄の人達は「再発防止」がまったくの空手形であることを身に染みて感じている。
日米両政府は今回も事件のみならず根本的問題から目をそらす方法で乗り切るつもりである。しかしこれは沖縄の人にとっても、日本人全体にとっても許すことは出来ない。

2016.05.24:

連休明け以降内外共に注文が大量に入ってきている。
多分今年度の設備投資の予算が決まって実施され始めたということだろう。
それにしても納期が短い。見積を出してから1ヶ月経ったのに、その分を遅らせることなく注文を出して当初の期限をそのままにする。ということは製作期間が1ヶ月短くなっているわけである。しかも営業は売り上げが大事だから意図的に客の要求を受け入れる。工場サイドは泣かされる、いつものパターンである。対してこの頃は工場側も賢くなって最初から1ヶ月下駄を履かせた工期にしてある。まるで狐と狸の化かしあいだ。
それはともかく私は手配書の作成に忙しい。国内ならば今からものづくりに入って盆休み前に納入するというパターンが多いのである。
一方で海外向けでも営業は妙な納期を請けてくる。先週も船積期限が来年の「1月6日」というのがあった。港湾の仕事始めは税関に合わせて1月4日。たった2日で荷物を持っていっても受け付けてもらえない。年末に持っていったら年明けまでの保管料を取られる。
結局は年末、クリスマスの前に船積することになる。納期を短縮させられたのと同じ効果である。営業にはいやみの一言を投げつけるしかない。

2016.05.23:

サミット近しということで厳戒態勢が敷かれている。
会議場の賢島は住民ですら許可証を貰って検問を通る、電車は不通。それだけではない、東京では駅のホームのゴミ箱、コインロッカーも使用禁止にしてしまった。テロ対策で警察、海上保安庁、自衛隊は総動員に近い。G7の首脳が集まるからといって、これほどえげつない警戒は異常としか思えない。
うがった見方だが、戒厳令の訓練も兼ねているとも思える。
日本はヨーロッパと違ってテロリストの侵入は困難である。島国で空港、港での水際作戦は取りやすいし、皮膚の色が違う人間は警戒される。黄色人種でも流暢な日本語がしゃべることのできる人間はさらに絞られる。唯一の困難は日本人がテロリストのシンパになっている場合のみである。
そう考えると異常なまでの警戒は度を越えている。
昔は要人が来日した場合、沿道で人々が要人の乗った車に旗を振るくらいの余裕があった。
私が小学生のとき、ポリオが流行していて国産ワクチンが不足したとき、ソ連から緊急輸入をした。その頃ソ連のミコヤン第一副首相が来日し、私のいた学校からは近くの道路に出てミコヤン氏の乗った車に旗を振って歓迎した。
それに比べて今回のサミットは要人の顔さえ見られない。テロの根絶と同時に、要人たちが相手国から大歓迎を受けるような国際関係が構築されれば警戒は必要ないのである。沖縄での米軍属による女性殺害事件は、米軍が歓迎されざる客になっていることを如実に示すものである。

2016.05.22:

ここしばらく五月晴れ、というか初夏の暑さである。
最高気温が30度を超え、午後はアイスコーヒーを飲んでいる。
ふと気付いたのだが、Win7・8からWin10への無料更新が7月で終わる。それでどうするか迷っているのだが、現在のウチのPCは買ってから3年目。しかしWin7のサポートはCPUによって2018年または2020年だから5年間目一杯使っても悪くはない。
会社のPCも新しいのに入れ替えてから3年目。通常は4年周期で入れ替える。但し今年度はWin10への切り替えの問題があるから(サーバーや業務用アプリの対応)更改はせず、来年度の2年分まとめてやるとのことである。
月日の経つのは早いと言うが、PCも新しいのにしてからいつの間にか切り替え時期が来ている感じがする。

2016.05.21:

友人HPの会議でIEの検索の方法について話をしていたら、アドレスバーに直接キーワードを入れる方法を誰も知らなかったことがわかった。全員がYahooのトップページの検索窓にキーワードを入れていたのである。
ご存知の方も多いと思うが、アドレスバーにキーワードを入れたときに既定で使う検索プロバイダーは「アドオンの管理」で変更できる。
私はYahooの検索結果に多くの広告サイトが優先して出てくるのが大嫌いである。ましてやYahooツールバーのような押し付けがましいのが我慢ならない。だから私の既定はGoogleである。但しGoogleツールバーは入れない。Yahooも同様だが、「小さな親切大きなお世話」は要らない。ひたすら目障りなのである。
しかし最近はフリーソフトでこの種のツールバーを同時にインストールできるものが増えた。これで広告料収入が入るようにしているのではないかと勘ぐりたくなる。

2016.05.20:

最近の裁判で注目すべき判決があった。
定年後の再雇用で同じ業務ならば賃下げは違法としたのである。
私もそうだが、「延長戦」に入っても仕事は変わらないのに給料は下がる。法律で、定年後も本人が希望すれば65歳までの再雇用が義務付けられているのだが、賃下げについては規定がない。だから多くの企業で賃下げがやられ、不足分は国から補助金(充分とはいえないが)が出る。
この判決がもし最高裁で確定したら、企業は再雇用の仕組みに手を加えることを考えるだろう。賃下げと抱き合わせに再雇用した目論見が外れるからである。若者の賃金を下げてくるかもしれない。
しかしおかしな話だ。労務費全体の圧縮のために再雇用の仕組みを使うことが許されていいものか。「識者」と証する人達や、一部の若者は総労務費は増やせないという固定観念から、「若者にしわ寄せするな、年寄りは出て行け」という意見が出ているが、固定観念を捨てて労務費全体を増やせば話は簡単なのである。
「もしそんなことをしたら企業の国際競争力が落ちる」と言う人達にはこう反論しておこう。
今や「賃下げで競争に勝つのは許されない」とするのが国際的流れであり、またアベノミクスのように企業にだけ恩恵を受ける仕組みのために国民の購買力が低下しているが、それを解決するのは国民所得の再配分、わけても賃金引き上げが最善の策だ、と。

2016.05.19:

ある下請メーカーに良く作ってもらっていた品物の見積を頼んだら、こんな答えが返ってきた。
「熟練工が定年退職したが、その高い技能を受け継ぐ人が居らず、要求されている高い精度の品物が作れなくなった。よって見積を辞退します」
似た話が最近あちかちから聞こえるようになった。先日も長い付き合いのある鋳物メーカーから「巣だらけのものが出来たので、それをオシャカにして作り直す。ゴメンナサイ」との話があった。これも高齢者が消えた後の職人のレベルの低下が原因である。
昨日のY子のように入社数年でまだ仕事の全体像も流れも充分に把握できていない状態で仕事をこなすのはしんどい。ところがベテランはどんどん辞めていくからその技術を盗む暇がないのである。しかももっと悪いことに中年の中間管理職は自身も忙しいので「これ、適当にやっとけ」と突き放してしまう。
「高齢者が居座るから若者の給料が上がらない」などと言うトボけた輩がいるが、実態は違う。若者が実力をつける前に、衰えと定年という「時間切れ」で多くのベテランが職場を去っていくのである。

2016.05.18:

隣の席のY子、新入社員の教育係はいいが本人も経験不足のために私が一言レクチャーすることになった。
事の発端は小さな石炭プラントの輸出で、一部の機械品を日本からではなく欧州から持っていく、つまり3国間貿易の場合の船積書類の作り方を私に尋ねたことから始まった。
彼女は欧州のメーカーに船積書類を書かそうとして、サンプルを作っていたのだが、その内容は日本の場合とどう違うのか迷っていたのである。
わたしはすかさず「3国間貿易だからメーカーに書かせる必要はない」と言った上で、次の初歩的質問をした。「商社経由なのに何でウチが船積書類を書くの?」
その瞬間彼女は驚いた顔をした。直接の契約者・輸出者は商社なのだから、商社自身が商社名義ですべての書類を作る必要がある。ところがウチの会社が契約者の場合しかやったことがないので、全部自分で準備するものと思い込み、長時間かけてサンプルを用意していたのである。
「無駄なことしてしもたなあ」と私が言うと、彼女は落胆していた。
私は苦笑いをするしかなかった。

2016.05.17:

最近Yahooニュースで連載しているのが過酷な日本の労働の実態。
先月も取り上げたが、「全人格労働」という言葉は正確に言うと「奴隷」ではないか。昔労働者を「賃金奴隷」と称していたことがあったがそれはあくまで毎日8時間会社に縛られていることの表現であって、今のように24時間すべてが会社に隷属することはなかった。
古代の奴隷は鎖に繋がれて食事と睡眠の時間以外は苦役をさせられ、得られた生産物はすべて奴隷主のものとなった。
中世の農奴は土地に縛り付けられ、生産物の大半は領主に年貢として持っていかれるものの、一部は食料の他に市場で売れる部分もあった。
そして資本主義の時代になって、労働者は身体の自由を得たが一定時間を会社のために割いて一部を利潤として渡すものの、対価としての賃金はすべて本人のものとなり、文化的な生活が「できるはず」だった。
ところが昨今の日本(あくまで「日本のみ」である)では前述のように24時間会社に支配されることが多くの職場で見られるようななった。しかも過重労働の結果は心身の不可逆的破壊なのである。
これが奴隷(奴隷以下ともいえる)でなくて何であろうか。

2016.05.16:

舛添要一東京都知事による公用車の私物化や政治資金の私的流用はかなりひどい。
詳しい例はマスコミ記事に譲るが、無節操にもほどがあると言っていいだろう。
学者からタレント、国会議員、都知事と渡り歩いてきたが、時々暴言を吐いては批判を受けてきた。しかしワンマンで身勝手な行動は改まらないまま今日に来ている。そして極めつけは金遣いの荒さと公私のけじめがまったくないことが明らかになってしまった。
これまでも政治家の金にまつわるスキャンダルはいくつもあったが、今回のケースは桁違いと言っていいだろう。
金持ちの家に生まれて相当贅沢な暮らしをしてきたのだろうか。加えて結婚は3回。母親の介護で苦労したようだが、ここでも親類との軋轢を起こしている。
とにかく釈明会見でも見られるように、反省する姿勢は見られない。だから辞任させて一市民から再出発させ、根本的な反省を促すしかないだろう。

2016.05.15:

今日で沖縄本土復帰から44年、しかし沖縄の米軍基地の状況は何一つ変わっていない。
「何とかして欲しい」という沖縄県民の声はずっと無視され、普天間基地も「辺野古移転が唯一の解決策」として政府に苦しめられている現状は目に余るものがある。
辺野古の問題然り、オスプレイの問題然り、しかも核兵器沖縄再持込の密約もあるというから、我々本土の人間は、沖縄を苦しめている根源を何一つ解決しようとしない政府の態度を変えさせる必要がある。その意味で戦争法廃止もアベットラー退陣という目的と方向性は一致する。

2016.05.14:

昨夜は新入社員の歓迎会で飲み食いしたので、夜中のこむら返りがひどく、今日は寝不足で頭がボーッとした状態。
体のアルコールはもちろん抜けているが、何となく力が入らない。
本当は政治がらみの話を書きたかったが、ストーリーが浮かんでこないのでやめにする。

2016.05.12:

例のパナマ文書が全面公開され、日本の企業や個人の名前も載っていることが明らかになった。
名前が挙がった丸紅などの企業は明白な証拠がないことを利用し、口をそろえて「税金逃れではないと言うが、誰も信用しない。そもそも証拠を残すようなヘマをするわけがない。
金持ちほど金に汚いと言われるが、まさにそのことを示す一例である。庶民はもちろん消費税や源泉徴収でしっかり税金を持っていかれる。ごまかしはほとんできかない。
世界的にタックスヘイブンが横行し、問題になっているが、やはり国際的な税のルールが必要だろう。もちろんパナマのような国にも適用すべきものである。
これは私見だが、登記された会社の住所に事務所もない、あっても働いている人がいない、電話もない、なのに銀行口座だけが存在するというような会社の設立は許可しない、また定期的に調査を行って会社の実体がなければ許可の取り消しと罰金を課す、そんな仕組みが必要だろう。
タックスヘイブンの手口は、特に海運業界では昔から「便宜置籍船」といって母港をそれらの国に置くことが問題になっていた。
有名なのはパナマ、モンロビア(リベリア)である。それが次第にすべての業界に蔓延するようになったのである。やはり根絶しないといけない。

2016.05.11:

アベットラーが「女性が輝く社会」とか女性管理職が30%以上とかのスローガンを出しているが、肝心なことを抜きにした薄っぺらな言葉に聞こえて仕方がない。
私が懇意にしている女性によると、「結局は政府・財界の思うように働かされてへとへとになる女性を作るに過ぎない」と手厳しい。
管理職登用と聞こえはいいが、実際は男性並みの出世競争に追い立てられるだけという。
結論から言うと、政府・財界、それと大手マスコミも口を閉ざしている、男女の賃金格差の解消、男女共に長時間労働が先決なのである。そのことを抜きにしてあれこれ口当たりのいい言葉を並べても何も解決しないし、少子高齢化や男性の家事、社会参加はできない。
考えてみればいい、男女共に出世をアメにこき使われ、家事や子育ての時間もないのに、どうして結婚、出産、教育と金と時間のかかる将来を目指す気になれるというのか。
アベットラーは財界の言うことを聞いていればいずれ何とかなるという、能天気なことを女性問題に対しても語っているに過ぎない。

2016.05.10:

先程入ったばかりのニュース。
アメリカのオバマ大統領がサミットの後で広島を訪問するという話が正式に公表された。
もちろん米大統領としては初めて。
その意図の詳細ははまだわからないが、「原爆投下で戦争を早く終わらせることができた」という虚構がアメリカで広く信じられている状況下で、彼は広島で何を見、何を語るのか注目される。

2016.05.09:

久しぶりの出社でどれくらいメールとか郵便物が来るかと思っていたが、メールが6通、郵便物が2通だけ。現在のところ海外とのやりとりはなく、国内はいずこもゴールデンウィークだから当然の成り行き。
連休明けで今週中に出来上がる品物の納品指示が必要なものがいくつかあり、午前中に慌ててこちらからメールを出した。
今日から新入社員の各職場への配属があり、ウチには1名が来た。いずれ私の仕事も彼にやらせることになるとの話がある。もっとも彼の直接の教育係は口やかましい私ではなく、若手のY子。何と彼はY子の学校の後輩だという。最近は会社から各学校にリクルート活動で社員を派遣しているのだが、Y子の出身校での宣伝に釣られてきたのである。但し同じ職場になるとは予想外とのことだった。

2016.05.08:

10連休も最後。
少し時間の余裕があったので、布団カバーの洗濯、そしてまったく質は異なるがメインPCのファイル整理をした。
最近Cドライブの残りが激減していた。100GBの割り当てに対して残り20GBを切っていたのである。原因がよくわからなかったので調べていたら、システムのテンポラリファイルとOFFICEのテンポラリファイルが異様に膨れがっていることがわかった。これまでUserエリアにあるAppdata-Tempフォルダにあるファイルは時々掃除していたが、それ以外にもまだ沢山不要な一時ファイルが存在することがわかったのである。
このときに利用したのがCCleanerというフリーソフト。これで合計数十GBの不要ファイルを消した。その結果Cドライブの残りは50GBを超えたのである。言っておくがアプリのアンインストールは行っていない。
今回のチェックでわかったのは、Officeが意外とHDを消費してしまうこと。

2016.05.07:

予定通り今日は通院。
例の足(腰椎)の問題は特段の進展はなし。足のだるさが改善しないことを主治医に話したが、手術に踏み切るほどの重度の障害は出ていないし薬を増やしても効果はないので、今の薬の量を続けるべしとの見解である。
しかし買物とか会社に1キロくらいのショルダーバッグを担いでいると症状が悪くなるのをどうするかという問題が残る。
時間は短いけれど自身としては気分が良くないので何とかしたいのだが、我慢せよでは納得がいかない。
ひとつの案としては背骨に負担がかかるのを防ぐ目的でカートを買うこともありうるが、これはさすがに恥ずかしい。特に通勤時に大した荷物もないのに会社までゴロゴロ引きずって行くのは他人から奇異な目で見られるだろう。
ということで、年末くらいで会社を辞めることも選択肢に入ることになる。

2016.05.06:

政治ネタ2題。
朝鮮労働党の大会が今日から開催されたようだ。しかし公式発表は一切なし。あれこれ詮索されたくないのだろう。
それにしても1980年から36年も党大会が開かれなかった理由は何なのか、マスコミでも明確な解説はない。少なくとも80年以来国内経済はボロボロで餓死者まで出ることもあり、また対外的にも核開発などどで孤立路線を敷いてきたのが原因のようには見える。
それが3代目になって強気の路線を続け、国民には核実験やミサイル発射などでいかにも成功しているような宣伝がなされているから、その仕上げとして党大会で「朝鮮労働党万歳!」を国民に叫ばせる意図があるように感じる。
もちろん北朝鮮の「成功」が客観的に事実がどうかはまったく別問題である。
次はアメリカ大統領選挙。
トランプ以外の候補者がすべて撤退したことで、共和党としての立候補者は事実上彼に決まった。だが国民全体としてもトランプに対する支持は別の話として、当の共和党内の亀裂は相当ひどいようだ。ブッシュファミリーのほか、多くの重鎮が最終的に候補者を決める党大会には出席しない模様だ。つまりトランプを支持しないと言っているのに等しい。
金持ちというだけで政治的な活動経験もないし、ひたすら奇抜で過激な発言がたまたま国民の一部の人気を呼んでいるだけで、大統領としての資質がどうかと問われれば疑問だらけであることは言わずもがな。
大統領選挙はAKBの総選挙ではないことだけは指摘しておきたい。

2016.05.05:

フライパンのテフロンコーティングがかなりはげてきたので買い換えた。
これまで使っていたのはどれも千円以下の超安物の連続。安物はテフロンの膜厚が薄いので2年くらいでだめになる。よって今回は2500円のものを奮発した。
鍋釜の選択は結構難しい。我が家の場合は、大フライパン=アルミ合金の鍛造、小フライパン=アルミダイカスト、味噌汁用ミルクパン=アルミプレス、片手鍋=ステンレス、おでんやカレー用大鍋=アルミ、すき焼き鍋=鋳鉄、卵焼き器=アルミ、などである。
アルミは熱しやすくさめやすいので、調理時間は短いが料理はすぐに冷たくなる。ステンレスは保温性がいいので煮物に向いている。
それにしても最近はアルミにテフロン加工をしたものが圧倒的に増えた。軽いのと焦げ付きがないので好まれる。昔のように鉄のフライパンとか中華鍋はプロ用の道具屋でしか見られない。鉄は洗った後に油を少し塗らないとすぐに錆びる。
家庭用ではやはり調理のしやすさが重視される。私も手の込んだ料理は避けようとするので(趣味でやっているのではないので)、扱いやすい調理器具を選ぶのである。

2016.05.04:

今朝起きたらPCメイン機もサーバー機も再起動がかかっていた。同時に再起動がかかるのは変だと思い、息子に聞いたら息子機も再起動がかかったとのこと。
3台同時であれば電源の異常としか考えられない。
ルーターのIPアドレスも変わっていないからなおさらである。それで関西電力の事故情報を見ると、自宅から1キロくらいのところで午前3時頃から約30分停電していた。原因は「風雨による」とあいまいだが、未明の突風で送電線が引っ張られて接触不良になったなどが考えられる。自宅のあるエリアはそのあおりで瞬時停電を起こしたのだろう。
それにしても停電は阪神大震災を除けば非常に珍しい。昔に比べて、雷程度では停電しない。
私が子供の頃、特に夏場に雷が鳴ると決まって停電した。だからろうそくは必需品だった。しかし今は電源の品質が格段に良くなった。オシロスコープ(病院で使われている脈拍を表示するものと原理は同じ)で見るとわかるが、周波数の誤差はほとんどなく、波形のゆがみも見られない。まるで水晶発信器である。
PCに異常は見られなかったので、まず安心していいだろう。

2016.05.03:

憲法改正論議の中で最近問題になっているのが「緊急事態条項」。
どうやらアベットラーは国民の中で改憲反対派が賛成派を少しづつ上回っていることに危機感を持っているようで、9条改悪の正面突破が困難なら次は緊急事態条項を足がかりに突破しようという狙いが見える。
アベットラー以下の改憲派は「どこの国にもあること」だと叫んでいるが、ほとんどは国会承認などの厳格な歯止めが設けられている。
しかし自民党案はほとんどザルで、内閣が閣議決定さえすれば何でもありである。国会の承認は形だけの事前・事後のものであり、場合によっては議員の任期を勝手に延長することができる。だから与党が多数を握っていれば何度も延長が可能で、文字通り戒厳令の常態化ができる。
また内閣が国民に命令をしたらそれは絶対で、現憲法が国民の人権を最優先としている事に対して、「人権を尊重する」と優先順位を低くしている。
そしてもっと問題なのは、司法からのチェックが完全に欠落していることである。人権の制限とともに、日本弁護士会は猛反対をしている。
アベットラー政権は今回の熊本地震のような震災などに対する法制が不十分だとして緊急事態条項の必要性を叫んでいるが、毎日新聞が行った東日本大震災の被災自治体に対するアンケートでは、緊急事態条項が必要と答えたのは1つの町だけで、残りは国や自治体の初動対応がまずかっただけで、現在の災害対策法などで充分と答えている。
集団的自衛権行使の閣議決定もそうだが、アベットラーはヒットラーの真似をして超憲法的な命令を国民に出すことができるようにすることがよっぽど好きなようだ。国民の議論から出された憲法を唯一のものとして政府が遵守する義務があることを反故にし、内閣がすべてのことについて国民に命令ずる、まさに独裁者になることを喜びとしているようだ。

2016.05.02:

ふと検索をしていたら、この2月にイエメンの北部にある工場がサウジの空爆を受けたことがわかった。
この工場はウチの会社の得意先で、時折機械予備品の注文が入っていたところである。
ニュースによれば多くの市民を含む15名が死亡したとある。イスラム国の話が中心の日本のマスコミでは取り上げられなかった。
イエメンでは内戦が今も続いていて、中でもスンニ過激派の「フーシ」が進撃していたものを、サウジが介入してフーシなどを何度も空爆していた。
今回の工場空爆の目的は明確ではないが、イエメン国内では市民が多く犠牲になっている。劣化ウラン弾を使ったとのうわさもある。
シリアの内戦でも外国軍が介入して和平交渉が複雑化、解決の妨げになっているが、イエメンでもまだ混乱が続いている。どこの国であれ、軍事介入をして和平を妨げるのは許されない。和平に至るまでの間に多くの市民が犠牲になるだけである。

2016.05.01:

今日はメーデー。
日曜だからいつもより多いだろうと思っていたが実際は逆に少なかった。これは私の解釈だが、ゴールデンウィーク前半の3連休の最終日で帰省とかレジャーを優先させたのではと思われる。
親友Oも一緒に参加していたので、デモの後飲みに出かけた。三宮近辺にはランチタイムから開いている居酒屋が多いのが驚きだった。