悪餓鬼日記帖:なにぃ、文句あっか! |
18.06
2018.06.30:
関東甲信が早々と梅雨明け。こうなると近畿ももうすぐ梅雨明けかと今朝の晴れを見て感じた。
ところが16時頃に突如猛烈なにわか雨が降った。それで気づいたのが洗濯物をベランダに干していたこと。しかしとき既に遅し。全部ずぶぬれになってしまった。
それにしても最近は日本でも竜巻が頻発するようになった。私の子供の頃には日本で竜巻が発生するなどありえなかった。TVなどでやっていたのはアメリカの大規模な竜巻である。
やはり温暖化で地面の気温上昇が激しい上昇気流を生んでいるということだろう。
2018.06.29:
結局、働き方「改革」は参議院も通過して成立した。
この通過のプロセスで、国民民主党は厚生労働委員会の委員長解任決議に反対して本会議上程を阻止した。これまで野党が協力して法案を廃案にするべくやってきたものを、最後に裏切ったのである。当然大衆からは「裏切り者」の声が出た。
確かに参議院本会議での議決は1日程度の遅れで通過したかもしれない。しかし労働者の声を反映させる意味で最後まで戦うことは無意味ではない。特に自公維の虚偽の多数で悪法が次々と成立させられる元では野党が相手を苦しめる姿は国民の救いなのである。
今回の事態で国民民主党は保守勢力であることをさらけ出した。元は民進党の右派と希望の党の寄合であるから根っこは保守勢力である。だから次の参議院選挙では衆議院選挙と同様議席を大きく減らすだろうし、蹴落とさねばなるまい。
さて、問題の悪法は所得を約1000万円以上(しかも通勤費込み)としているが、これは政令でいくらでも下げることができる。財界の希望は400万円である。すなわちホワイトカラー全員にまで広げることも予想される。そうなれば正社員になりたがらない人も増えるだろう。派遣などの非正規ならば時間給になるので、安くても残業代はつくからである。
発展途上国でも見られない過酷な労働を強いられる国は、「先進国」と呼ぶにふさわしくない。
2018.06.28:
二階は「産まない方が幸せと勝手なことを言っている」と発言したが、同時に「今晩、飯を炊くのにお米が用意できないという家は日本中にはないんですよ」とも言っている。
今の自民党の連中は庶民の声を聞かなくても当選できる環境にどっぷりつかっているから、格差社会で最貧層がどういう状態にあるかということを知らない。子供食堂で食事をしている子供がいるとか、毎日ネットカフェで泊まる親子がいることなど眼中にないのである。マスコミ報道があっても。それはほんの一握りのケースと思っている。
しかし日本では600万人が十分な食料がない状態を経験しているのである。これはOECDの中でも最悪。
自民党には国民の状態の認識が極端に低く、だから大企業だけが喜ぶ働き方「改革」(実際は過労死を増やし、しかも労災認定をできなくする改悪)法案を平気で通せるのである。
2018.06.27:
硬膜外ブロック注射を打った。
相変わらず血糖値が上がる副作用はあるが、足の筋肉の硬さはまた少し改善した。しかも今まであった、いすに座ると股関節の神経が圧迫されてしびれる感じが大幅に緩和された。これは大きい。
反面、歩くときの筋肉の硬い感じ(力が入らない)はあまりよくならない。これは筋肉が実際に弱っていることもあるのかもしれない。
いずれにせよ今後共4週間に1回注射を打つことになる。
2018.06.26:
自民党の二階が暴言を吐いた。
「この頃、子どもを産まない方が幸せに(生活が)送れるのではないかと勝手なことを考えて(いる人がいる)」
産む、産まないの問題について、無知、無理解もはなはだしい。産まないほうが幸せなどとは誰も言っていない。女性にとって、産む・産まないの差は幸せかどうかとはまったく関係がないのである。今の日本では産まない・産めないによって女性を色分けするという偏見が強すぎるのである。「子供はまだかい」、「孫の顔が見たい」など。
私個人の経験に照らすと、「二人目が欲しくてもできなかった」という事情があった。
結婚当初、元ヨメには持病の関係で奇形が生まれる可能性が高いという事情があって医者から避妊を勧告された。しかし子供が欲しいとの希望から10年後に医者から覚悟を決めろと言われ、それをきっかけに五体満足の息子が生まれた。ところが2人目も・・・というときになって元ヨメが妊娠しなくなり、不妊治療を受けたが改善せずにそのまま閉経してしまったのである。
しかし夫婦共に2人目ができなったかったことで不幸だったとは思っていない。また離婚に至ったことと子供とは何の関係もない。あくまで夫婦間の関係のこじれが理由である。
二階は古い固定観念に毒されているから、女性の人生観を理解できないのである。
2018.06.25:
今日は全国的に猛暑で、神戸でも30度を超えた。我が家でも室内は30度。
こうなると常温保存している野菜の類を冷蔵庫に入れないといけなくなる。にんじん、トマト、バナナなど。
面白いのはジャガイモで、発芽温度は15〜20度。だから春と秋に発芽しやすくなる。暑い夏は発芽しない。ということでジャガイモは冷蔵に入れないのだが、もし発芽してしまったら芽をきちんと根こそぎ切り落として料理に使う。ご存知の人も多いと思うが、ジャガイモの芽は象も倒れる位の猛毒がある。最近は無毒化させる研究が進んでいると聞くが、どうせ無毒処理したものは高くなるだろうから、そんなものを買うよりそぎ落としのほうが簡単で安い。
2018.06.24:
夏至も過ぎ、沖縄も梅雨明けとなって、神戸でも梅雨の最盛期に入りつつある。
今日は晴れていたが、それでも湿度が上がったようで肌のべたつきが出てきた。
もはや働き口がなくなった今、旅行に出ようとも思うが足の具合が悪くては毎日の散歩が関の山で、遠出はままならない。今週中にはまた注射を打ってもらうが、回復へ向かって進むのだろか?
2018.06.23:
今日は太平洋戦争における沖縄での組織的戦闘が終わった「慰霊の日」である。
沖縄戦では文字通り「鉄の雨に打たれ」(「さとうきび畑」より)、県民の4分の1にあたる20万人以上が命を落とした。今でも家族や親類縁者が犠牲になったと言う人は少なくない。
今日の記念式典では、翁長知事が最近の情勢も意識しながら辺野古基地を作らせないと決意を述べた。逆にアベットラーは挨拶で沖縄の基地負担軽減を口にしながら、猫の額くらいの土地の返還を述べただけで、普天間基地返還や辺野古基地新設にはまったく触れなかった。その一方でインタビューには予定通りへの故建設を進めると明言している。
沖縄の人たちには「平和」という言葉が切実感を持ったものとして語られることが多い。沖縄戦が終わっても、常に前線基地としての米軍の存在に悩ませられているからである。
米朝会談で戦争体制の緩和が打ち出されても、日本政府は自衛隊の軍事力増強を進めること、と米軍削減には徹底して抵抗する姿勢である。
折りしも防衛大臣が秋田県と山口県を訪れたが、地元の疑問には一切耳を貸さなかった。
慰霊の日が終わっても沖縄県民の真の平和が訪れる日はまだ遠い。
2018.06.22:
最近公共広告機構(AC)のCMを良く見るが、食傷気味の作品が多い中で出色と思われるのが桃太郎を題材とした誹謗中傷をやめるよう呼びかけるもの。
川に流れてきた桃をおばあさんが取ろうとすると「窃盗!」などというLINEもどきのテロップが多数出てくる。
誹謗中傷と言えば東京MXが流した番組のニュース女子で沖縄・高江へりパッドの反対運動をでっち上げのコメントで誹謗中傷したこと。これにはBPOが放送倫理違反との裁定を出して、東京MXがやっと再発防止策を出した。謝罪はしていない。
結局ニュースMXは放送を終了させたが、ネットでは同様の書き込みが絶えないし、デマもなくならない。
先日の地震でも、熊本地震でライオンが逃げたとの嘘が拡散したのと同様に、京阪が脱線とかシマウマが逃げたとのデマが拡散した。
熊本の件では発信者が偽計業務某妨害で逮捕されている。だが、問題なのはデマの発信者だけでなく、裏付けも取らずに無批判に拡散させる人たち。昔はチェーンメールで「これは知り合いにも流してください」というものだったが、今はLINEとかツイッターで不特定多数の人間に流すのでたちが悪い。その昔、関東大震災の時に「朝鮮人が井戸に毒を入れた」との噂が広まり、多くの朝鮮人が虐殺される痛ましい事件があった。
今は殺人にまで発展することはないと思うが、デマを流してほくそえむ愉快犯がなくならない。こういうデマを拡散させない方法は、むやみにツイッターなどを妄信しないこと、ネット検索などで裏を取る癖をつけるしかない。
2018.06.21:
今回の地震で、高槻の小学校の女子児童が亡くなった件、ブロック塀が倒れたのは建築基準法違反で、しかも今までチェックすらされていなかったとのこと。
そもそもブロック塀の今の基準は1961年の宮城県沖地震で、鉄筋をちゃんと入れたり高さを低く制限したりしたとのこと。ところが民間の住宅をはじめ、公共設備ですら守っていないことがかなり多いらしい。
設計のチェック項目にはない、建物の完成検査はしない、工事業者も基準を知らない、安くするための手抜きなどが横行しているようである。だから大きな地震では必ずと言っていいほどブロック塀の倒壊で犠牲者が出るのである。
至急全国の検査を行い、今後は建築申請の必須項目として基準どおりの施工をさせるべきだろう。
さて、アベットラーが大変な発言をしたとのニュースが流れた。
予算委員会の集中審議は勘弁して欲しいと。これはまた野党から集中砲火を浴びるだろう。
確かにこれまでの集中審議ではモリカケ問題を中心にアベットラーは野党の総攻撃を受けた。昔と違い、最近は野党が質問項目を事前に打ち合わせて担当を決めて効率よく攻めるから切れ目がない。
そしてアベットラーはまともに答えられない、答えないから窮地に陥るのである。例えば、アッキーが名誉校長などを務めていたのはどこかと聞かれて、メモをあれこれひっくり返してしどろもどろになり、最後にモリカケ2校であることを白状した。また、文書改竄、隠蔽を起こした原因をどう考えるかと突っ込まれても、再発防止策がどうのこうのとか、聞かれていないことを長々としゃべるのである。要するに針のムシロになっても、ぼろを出さないように冷や汗をかきながら逃げまくってきた。だから「勘弁してくれ」と弱音を吐いたのである。
延長国会では、本当に針のムシロに座って血まみれになって倒れるがいい。
2018.06.20:
サッカーW杯で日本がコロンビアに勝った。強豪を破ったのだから大勝利!と言いたいところだが、考えたらコロンビアは開始早々に退場者を出して10人で戦うことになったのだから日本が勝って当然、負けたら「ハンデがあっても負けるのか」と言われてもおかしくない気がする。
地震の方はさすがに神戸まで揺れるような余震はなくなった。しかし油断は禁物。収束まで気が抜けない。もっとも震源地付近はこの雨による災害にも注意が必要。淀川はまず氾濫することは考えられないが、支流はわからない。余談だがその昔、寝屋川から都島区にかけては大和川が合流する湿地帯で氾濫しやすい地形なのである。
2018.06.19:
今日になっても小さな余震は続いた。犠牲者が5名に増えて今回の地震が相当なものだったことを物語る。
高槻、茨木、枚方あたりは断水とガスの不通が続いている。ガスの復旧は26日頃と見られている。電気とか水道のように漏れているかどうかはわかりやすいが、ガスはわずかな漏れくらいはにおいではわからない。検知器の針を数十メートルごとに配管の所まで差し込んでチェックする。阪神大震災では、我が家は早いほうで1ヵ月後に復旧した。
地震のドサクサ紛れに衆院でカジノ法案を可決させた。賭博は法律で原則禁止だが、競馬などは国や地方自治体がテラ銭を召し上げる仕組みだから名目も成り立つ。しかしカジノでは運営企業がテラ銭を回収するので税金として還元されない。しかも運営会社はアメリカになりそうである。
そして依存症を防ぐとしていているが、逆にカジノにはATMを置くので実効性はまったくない。また日本人が入らないように高い入場料を取ると言うが、予想では外国人はほとんど来ないとのこと。
維新などは「経済効果」というが、ギャンブルによる経済効果など存在しない。軍事費と同じで再生産にはまったく寄与しないからである。レジャーとか耐久消費財なら個人消費の増大でGDPに貢献するが、パチンコ同様長期的に見れば賭けるほうの収支はゼロかマイナスがほとんどである。
2018.06.18:
今朝は緊急地震速報が来ないうちに大きく揺れた。震源から近いし深さも浅いからさもありなん。
阪神大震災よりも揺れは小さく、時間も10〜20秒くらいだったからパニックにはならなかった。それでもPCラックの上の棚から小物が数点落ちた。
今回の地震で3名の犠牲者が出た。残念である。
交通機関は昼ごろまで全滅状態。おかげで高速道路から締め出された車で自宅前の幹線道路は渋滞していた。
阪神大震災の経験者としては、やはり地震は気持ち悪い。今回は揺れが収まっても心臓がドキドキしていた。
2018.06.17:
昨夜は腹の調子が悪く、日記も書かずに早く寝た。
昨日主治医と話をしていて気づいたことがある。
病院では数年前から電子カルテを導入しているが、主治医としてはキーを打ちながら患者の問診するのはやりにくいということだった。だが私の目から見ると、それよりも致命的な問題のあるシステムに見えた。それは同じ患者で科目の違うカルテがまったく見えないことと、さらには同じ科目でも別の担当医のカルテさえ見えないことである。
これでは総合病院としてのメリットはまったくない。しかも処方箋すらわからないから薬の競合による副作用もチェックできないのである。
結局病院としては治療費の計算と領収書や処方箋の印刷くらいしかシステム用途がないというレベルの低いもので満足していることになる。
治療の便利なツールであるべき電子カルテが医者にも患者にも役に立たないというのは何たることか。
2018.06.15:
AdblockというIE(他のブラウザ用もある)で表示されるAdsの表示を抑制するアドオンを入れた。
これでウェブサイトの表示が少し速くなった。
そもそもAdsのような仕掛けには腹が立つ。人が見たサイトへのアクセス履歴をPCから勝手に抜いてしつこく表示させる方法はプライバシーの侵害に限りなく近いと考える。どのウェブサイトを何回閲覧するかは個人の勝手であり、用が済めば2度と見ないこともある。それをこれでもかとばかりに画面に繰り返し表示させるのは押し売りでしかない。
最近は仮想通貨のマイニングプログラムを本人の承諾なしに勝手にPCに埋め込ませる方法まで出てきた。
Adblockのようなアプリを入れなければならないほどにエスカレートした広告と、それに群がって収入を得ようというのは、良識ある商道徳からの逸脱に思えてならない。
2018.06.14:
ずっと検討を続けてきた朝食のヨーグルトだが、高い明治ブルガリアから森永ビヒダスに変えた。
ローカルのものは味が薄く食べた気がしない。雪印は高いだけで味がもうひとつ。それぞれメーカーが使う乳酸菌の違いがあるのだろう。砂糖とかジャムを加えると違いはほとんど消えるのだろうが、私はカロリーの関係で無糖にしないといけない。
それにしても価格の高い明治のシェアが高いのは何故だろう? もっとも今年に入って実質値上げをしたから順位は変わっているかもしれないが。
2018.06.13:
昨日の英−和翻訳は少々てこずった。というのも、会社生活ではメールなど英ー英で読み書きすることがほとんどで、文法も単語のニュアンスも大幅に異なる言語を意味が通じるように翻訳するというのはほとんどやってこなかったからである。
さて、米朝会談後にトランプが米韓軍事演習を中止すると言い出した。軍事費削減の意味合いも含まれているようである。
韓国ではかなり衝撃的に受け止められているようで、38度線をはさんで対立してきた経緯から不安を感じるのは無理もない。
だが日本政府が困惑するのは理解に苦しむ。陸続きでもない日本が警戒するのはミサイルだけで、合意がなされた直後に日本に飛ばすというのはまず考えられない。懸念する理由は自衛隊の戦力増強の理由が薄れるというのが本音だろう。
オスプレイの導入、イージスアショアの購入、護衛艦の空母化など、集団的自衛権を口実に軍事力を拡大して海外派兵をもくろむ政府自民党にとって、緊張緩和は困るのである。特にイージスアショアの候補地である秋田では反対の声が大きく、ここに米軍削減の話が出れば反対運動は高まるのは必至なのだから。
だが一般国民にとって緊張緩和は大歓迎である。戦争のない平和な日本になることに反対する人はいまい。
2018.06.12:
合意文書が出てきた。
内容は以下の通りである。
原文 | kmakow訳 |
President Donald J Trump of the United States of America and Chairman Kim Jong Un of the State Affairs Commission of the Democratic People's Republic of Korea (DPRK) held first historic summit in Singapore on June 12, 2018. President Trump and Chairman Kim Jong Un conducted a comprehensive in-depth and sincere exchange of opinions on the issues related to the establishment of new US-DPRK relations and the building of a lasting and robust peace regime on the Korean Peninsula. President Trump committed to provide security guarantees to the DPRK, and Chairman Kim Jong Un reaffirmed his firm and unwavering commitment to complete denuclearization of the Korean peninsula. Convinced that the establishment of new US-DPRK relations will contribute to the peace and prosperity of the Korean peninsula and of the world, and recognizing that mutual confidence building can promote the denuclearization of the Korean Peninsula, President Trump and Chairman Kim Jong Un state the following:
Having acknowledged that the US-DPRK summit - the first in history - was an epochal event of great significance in overcoming decades of tensions and hostilities between the two countries and for the opening up of a new future, President Trump and Chairman Kim Jong Un commit to implement the stipulation in this joint statement fully and expeditiously. The United States and the DPRK commit to hold follow-on negotiations, led by the US Secretary of State, Mike Pompeo, and a relevant high-level DPRK official, at the earliest possible date, to implement the outcomes of the US-DPRK summit. President Donald J Trump of the United States of America and Chairman Kim Jong Un of the State Affairs Commission of the Democratic People's Republic of Korea have committed to cooperate for the development of new US-DPRK relations and for the promotion of peace, prosperity, and security of the Korean Peninsula and of the world. |
トランプアメリカ合衆国(以下:米国)大統領および金正恩朝鮮人民民主共和国(以下:北朝鮮)国務委員長は歴史上初の首脳会談を2018年6月12日に開いた。 トランプ大統領および金正恩委員長は、新たな米朝関係の確立ならびに持続的で確固とした朝鮮半島の平和について、包括的かつ掘り下げた友好的な意見交換を行った。トランプ大統領は北朝鮮に安全保障を約束し、金正恩委員長は朝鮮半島の完全な非核化の約束が断固かつゆるぎないものであることを再確認した。 新たな米朝関係の確立が朝鮮半島および世界の平和と繁栄に貢献することを確信し、相互の信頼醸成が朝鮮半島の非核化を促進することを認識した上で、トランプ大統領および金正恩委員長は以下宣言した。 1.米朝の両国民が平和と繁栄を望んでいることに基づき、新しい米朝関係を確立する。 2.米朝は朝鮮半島に永続的で安定的な平和体制を構築するためともに努力する。 3.北朝鮮が朝鮮半島を完全に非核化するために取り組むとした、2018年4月27日の板門店宣言を再確認する。 4.米朝はすでに身元確認された者の即時送還を含め、残された戦争捕虜(POW)や行方不明者(MIA)の回復を約束する。 歴史上初の米朝首脳会談が両国の数十年にわたる緊張と戦争の関係を克服して新しい未来を開く特筆すべき機会になったことを認識し、トランプ大統領および金正恩委員長はこの共同宣言に書かれたことを完全かつ迅速に実施することを約束する。米朝は、今回の首脳会談での合意を実現させるため、ポンペオ米国務長官と北朝鮮高官による協議を早急に始めることを約束した。 トランプ大統領および金正恩委員長は、新しい米朝関係の拡大ならびに朝鮮半島および世界の平和と繁栄と安全保障に対して協力を約束した。 |
今回の合意は「始まりの始まり」である。
期待していた三代目の記者会見は見送られたが、破られる約束を不安がるよりも、合意された事項が確実に実行されることを監視していくべきである。
2018.06.11:
米朝会談は何とか互いの顔をつぶさない形での合意が出来そうな雰囲気である。
それにしても三代目側はマスコミの対応が下手というか、余計なことを言わないために顔を見せることすら避けている。
いつからだろうか、北朝鮮は国営放送で自分たちに都合のいい話だけをしゃべり、アメリカには最大限の悪罵を並べ立てる戦術でやってきた。国連でも一方的意見を述べるだけで、記者会見すらやらない。
加えて三代目のスケジュールは事前に公表すらせず、シンガポールに着いてもホテルへ向かう車らしいことは窺えても、顔は隠している。辛うじて歩いている妹の顔がちらっと見えただけである。到着後の記者会見もない。
テロを警戒していることもあるだろうが、報道陣へのサービスの経験もないし、もし北朝鮮国民に知られたら困るのも大きな理由だろう。普段は国営放送で流す勇ましい言葉しかなかったから、普段の人間らしい顔が見えるのは権威が失墜するとでもいうのだろうか。
ともあれ会談後の共同記者会見くらいは見たいものだ。
2018.06.10:
12日の米朝会談を前に、トランプはG7の閉幕前に席を立ってシンガポールに向かった。
トランプにとってはG7よりも米朝会談のほうを優先したかった。どうせ他国からボロクソに言われることはわかっているから最後までいる必要はないとの考えだろう。しかも一旦た合意に達したG7声明を後から「サインしない」とひっくり返すわがまままで残してシンガポールに向かった。
元々東側諸国に資本主義国の優越性を示す目的で始まったG7だが、これまでも各国間の対立が表面化し、それを打ち消すのに必死だったが、今回のよううにトランプがひっくり返すようであればG7はもはや終わりを告げる可能性が現実化してきた。
ともあれ12日に何が決まるか、あるいは何も決まらないか、様子を見よう。
2018.06.09:
東京の5歳の女児が虐待死させられた問題、非常に悲しく思う。
人間としてここまでやれるのかと考えてしまう。女の子がノートに書いた「反省」の裏にある叫び声を両親はまったく無視したのである。
私自身の子育ての経験から言えば、子供は失敗するもの。それも何度も失敗する。大人でも失敗するから、子供はなおさら。しかし元ヨメなんかは何度も失敗することに本気で腹を立てて執拗に怒鳴りまくり、虐待までには至らなかったが子供が萎縮させてしまったことがある。私がいさめても「厳しくしつけても問題ない」と言って聞く耳を持たなかった。
子供時代というのは成長の過程だから、失敗を繰り返していくうちに物事を覚えていくものである。それに対して親はあまり度外れたことをしないように我慢をしながら見守る必要がある。ある意味では親は子供から親として成長する訓練を受けるのである。
残念ながら今回の虐待死は節度を持たない親が起こした不幸な事件である。こういう場合、親子を引き離す必要があったが、社会として子供を受け入れる素地が十分ではなかったのではないか。親に対する指導も含めて、児童相談所などの施設を、人員も含めて拡充する必要があるだろう。子供を育てるのは親だけの責任ではないのだから。
2018.06.08:
今日は渾身の怒りをこめて書く。
週刊新潮が暴露したが、5月25日、加藤厚労大臣の不信任案を採決する衆院本会議で麻生がメールを打っていた。
会議中にメールを打つのもふざけた話だが、内容も写真に撮られていて、
「国会は流石にだらけて来ましたなぁ〜」「不信任も何の為なのか、時間稼ぎなのかすら解らなくなりました」
一体「だらけた」国会にした主犯格は誰なのか?数々の暴言と書類改竄やセクハラで自らの責任は回避し、国会をないがろしにする財務省を監督できなかったのは誰なのか?
麻生に大臣の資格はない、とはっきり断言する。もちろん麻生をかばい続けるアベットラーも同罪である。
また「時間稼ぎ」についても「ご飯論法」で質問時間を浪費させる与党の体質にも麻生は責任を感じるべきだ。
麻生の頭の中は、ヒットラーに学べと言ったように、国会は虚構の議席数に居直って単に政府・与党の議案を機械的に通過させる道具に過ぎないと考えていることは明白。
国民は麻生を絶対に許さない。
2018.06.07:
改めて「病気のデパート」を整理して書く。とにかく何でこんなことになったのか不思議でならない。
糖尿病−発症から30年を超えた。インシュリン注射を始めてから15年。兄弟全員が糖尿病だから遺伝性は明らか。しかし両親共に症状は出ていなかったので隔世かも知れない。
難聴−40代後半から目立ち始めた。60を過ぎてからは他人の話し声の聞き分けが難しくなった。想像だが20代にヘッドフォンで音楽をガンガンかけていたのが原因かもしれない。
メニエール病−軽いふらつきだけだが、60歳くらいから症状が出てきた。一度利尿剤による治療を行ったがあまり効果なし。
白内障−明らかに高齢が原因。両親も白内障で眼内レンズに交換した。現在目薬で進行を抑えている。
僧房弁閉鎖不全−左心房から左心室を通るところの弁の締りが悪いために動脈血が肺に向かってわずかに逆流する。レベル2なので治療せず放置。
高血圧−これも高齢で血管の弾力性が低下しているのが原因。但し上が140を少し上回る程度。頚動脈にコレステロールの沈着は見られるが、血栓になるほどのものではない。
脊柱管狭窄症−筋力の低下で椎間板の負担が大きくなったのだろう。硬膜外ブロック注射で改善の方向に進んでいるが、ウォーキングと足の運動で気長に治療するしかない。
高齢になるといやでもあちこちにガタが来る。病院通いが増えるのは当然。それを医療費抑制と称して自己負担を増やそうとする政府は日本しかない。
2018.06.06:
関東地方までが梅雨入りした。残るは梅雨のない北海道を除けば北陸と東北である。
ということで今日は終日の雨。気温はここ数日よりも下がった。蒸し暑さが来るのはたぶん来月になってからだろう。
ステロイド注射による血糖値の上昇はやっと収まって通常の値に戻った。
偶然昼間のドラマ(再放送)で、糖尿病の殺人犯が注射針とかインシュリンの注射器を犯行現場に遺留していてたために犯行がばれたという設定だった。
常識的に考えれば注射器などを落としていくというのは考えにくい。医療廃棄物なのだから専用の容器に入れるなどして病院に渡さねばならない。特にインシュリンは劇物扱いだから、患者以外が触れないように管理する必要がある。まあドラマだから厳密さを要求するのは酷なので揚げ足取りはしないが、見ていて変な感じがした。
2018.06.05:
先月アミノ酸についての正しい定義について書いたが、今日は酵素について書く。
商品名に酵素の名前が出てくるもとして「万田酵素」というのがあるが、あれには検出ができないくらいの酵素が含まれるだけで大半はアミノ酸の類と他の栄養素だという。
それはともかく、酵素についての定義は、
生物の細胞内で合成され、消化・呼吸など、生体内で行われるほとんどすべての化学反応の触媒となる高分子化合物の総称。タンパク質だけまたはタンパク質と低分子化合物とから成る。(大辞林)
つまり触媒の役目をするたんぱく質のグループのことなのである。
人間の場合、通常は体内で作られ、外から直接摂ることは不可能に近い。良く知られているのは味噌など発酵食品が作られる際に各種酵素が働くこと。
で、CMなどで酵素が含まれているとの宣伝をやっているが、食物に含まれる酵素はほとんど胃で消化されてアミノ酸に変えられしまうのである。ほんの一部は腸まで届くが、それも体内に吸収されるのではなく、体内で作られる消化酵素が不足する場合のわずかな足しになる程度と言う。
結局、市販されているサプリメントに含まれる酵素は基本的に何の役にも立たないのである。デタラメの説明で消費者誘導する宣伝にだまされてはいけない。
2018.06.04:
財務省が森友文書改竄についての報告書を出し、関係者の処分を発表した。
主犯はもちろん佐川であるが、政治家の忖度についてはあいまい。しかし流れから考えるときっかけはアベットラーが「私や妻が関係していれば辞職する」と言ったことで、佐川が政治家の名前が出るのはまずいと改竄に走ったことが伺える。
ここのあいまいさを明確にするには佐川、アッキーなどの証人喚問以外にない。与党は何とか幕引きしたいようだが、国民世論は許さないだろう。
2018.06.03:
米朝会談は6月12日でほぼ固定されたようだ。
もっとも会談の内容とか何を同意するかは極めて流動的。トランプの気まぐれはどうなるかわからないし、三代目側も突如として口汚く罵ることも排除できない。
だが少なくとも後戻りはしないだろう。最低限顔合わせだけで終わるかもしれないが、トランプが言っているように最終合意に至るまで何度も会談が必要になることは疑いない。一部トランプの取り巻きが完全な非核化以外はすべきでないと騒いでいるようだが、非現実的なことをわめいても仕方がない。
一方日本政府はトランプの目まぐるしく変わる発言に振り回されて右往左往するばかり。自ら日朝会談に積極的に動くこともしていない。特にトランプが最大限の圧力(maximum
pressure)という言葉は今後使わないと言ったことに対しては、まったく反応していない(できない)。
ともあれ12日までのカウントダウンは始まった。
2018.06.02:
内田が理事も辞めた。解任ではなく辞任である。人事や予算も握っている大物に鈴をつける人はいなかったようだ。
何しろ「日大産業」を支える大物だから簡単に首を切れないのである。先日書いた70年代の古田と同じく金儲けに長けていた。但しワンマンだったからアメフト部に来た途端に選手を暴力で支配したことがとんでもない結果を生み、足元をすくわれたのである。
今や危険プレーの直接の加害者と被害者は示談で合意し、内田、井上だけが刑事事件で起訴される可能性が出てきた。しかも世論はこの2人を擁護するひとはほとんどいないから、もはやコソコソ生きるしかなくなったわけである。
翻って麻生は今も辞めない。財務省をボロボロにした責任は取らずに居直ったままである。彼が居直るのはアベットラーが支えているからである。麻生を辞めさせればアベットラーが持たない。非常にどす黒い関係だと言えるだろう。
2018.06.01:
佐川の不起訴が決まった。ところがすぐに財務省は書類改竄を指示したとして懲戒処分をするという。ということは検察は政権と裏で話し合って、懲戒と引き換えに不起訴にしたとの疑惑が出てくる。検察よ、お前も忖度か!
それはともかく、与党は早速森友問題の幕引きを言い出した。しかし刑法上の罪は問えなくても、政治的な問題、すなわち何故書類を破棄したなどと虚偽答弁をしたのかはまったく明らかになっていない。官邸からの圧力があったのかなどはまだ闇の中である。よって証人喚問は必須である。今度は「罪に問われるので答弁は拒否する」などという逃げは通用しない。