悪餓鬼日記帖:なにぃ、文句あっか! |
19.03
2019.03.31:
選挙戦たけなわの大阪で激震が起こった。
来月行われる衆議院大阪12区の補欠選挙で、共産党は先に立候補を表明していた候補を下ろし、衆院(比例)現職の宮本氏を無所属で立候補させると発表した。
補欠選挙では自民(公明推薦)、維新、無所属(元希望)に共産が加わることになっていたが、立民などが自主投票を決める中、共産党が無所属として立候補し、他の野党を結集して安倍政権を引き摺り下ろす方針を決めたのである。
大阪ではこれまでも全国に先がけて反維新の共闘を組織したりしていたが、今回はさらに一歩進んだ共闘を目指す。既に野党6党による参議院選挙の1人区で統一候補を立てることに合意しているが、先を越す形となった。
とにかく注目すべきことで、野党共闘による候補が当選することを願うものである。
2019.03.30:
ツイッターにも書いたが、改元について政府が諸外国に通知するという。無意味としか言いようがない。
各省庁の英文HPを見たが、西暦表示ばかりである。国内向けには元号を使い、海外には西暦、ということは政府自身もその矛盾を知りつつ発信しようとしていることになる。
通知を受け取った諸国は日本がいつまでもアナクロニズム的年号を使っていることに呆れるだろう。
さて、元号そのものの問題だが、改めて考えたら今の皇太子は還暦直前だから、新しい元号の寿命は30年程度になるだろう。そしてその跡を継ぐ弟はそれほど年が違わないから元号の寿命は10年程度と予想される。これだけコロコロ変わると混乱するだけである。
昭和天皇の時は大正天皇が病弱で若死にだったために在位が64年も続いたのである。大正と昭和の合計は78年、明治天皇は若くて即位しても45年。ということは天皇の平均在位年数は30〜40年となることが予想される。もし歴史を100年スパンで捉えようとすると元号は障害物にしかならない。
元号は百害あって一利なし、廃止すべきである。
2019.03.29:
県議選、市議選が公示され、4/7の統一地方選挙前半戦に向けての火蓋が切られた。
この選挙では自公に大打撃を与える必要がある。
3/20の国会でアベットラーがこんなことを言った。
「(欧州では増税前の)駆け込み需要を防ぐためにある意味価格を引き上げ、そして消費税が上がった後もその価格を維持することによって消費が落ちないような、そういう工夫をそれぞれ(企業が)自主的な判断で行っているということに鑑み、わが国でもそういう対応をとっている」
つまり駆け込み需要ならぬ駆け込み値上げをしろということで、実際昨年12月に経団連が政府からの要請文書をつけて会員企業に値上げをするよう指示しているのである。
政府が値上げを指令するなど言語道断。
今回の統一地方選でも、7月の参院選挙でも自公の議席を激減させ、増税を引っ込めさせるべきである。
2019.03.28:
昨日から一転して花冷えの一日。
懸案となっていた国保の還付金が振り込まれ、これにて一連の還付申告が終了した。ところで2018年度の家計収支を計算したところ、約150万円の赤字である。退職金の切り崩しで何年持つのだろうか?
3/22に筋弛緩剤をやめたことを書いたが、その後医師から減量してでも続けるように指示があり、夜の1錠のみになった。しかし翌日の午前中までは副作用があり、特に熱っぽく感じることはあまり改善しない。とりあえず1週間は我慢して服用を続けろとのことだが、うんざりする。
2019.03.27:
朝から気温が上がり、神戸や大阪で桜の開花が発表された。このまま気温の低下がなければ1週間程度で満開となる。
大相撲の貴景勝が大関に昇進した。最近豪栄道とか妙義龍などの関西出身力士が幕内で活躍している。昔はハングリーな北海道や東北出身の力士が多くいたが、近頃はモンゴルなど外国出身が増えてきたが、都会でも角界を目指す若者がいることは注目していい。
さて、貴景勝の大関受諾の口上で気になることがある。
それは「武士道精神」という言葉を使ったこと。武士道についての明確な教義はないが、「仁義」「忠孝」などの滅私奉公の考え方をさすようである。はっきり言って前近代的思想であり、近代民主主義とはかけ離れている。
彼は前の師匠の貴乃花の影響を受けたものと思う。貴乃花は相撲協会との確執において「相撲道」という言葉で同様の考え方を表明しており、また一部の週刊誌は自民党から選挙に出るのではないかとの憶測も報じており、右よりの考え方が力士にも影響しているのであろう。
たかが口上の話だが、暴行問題などを克服する上での相撲協会の近代化が望まれる。
2019.03.26:
辺野古埋め立て問題で軟弱地盤の説明にN値という言葉を時々目にするので調べてみた。
地盤の強度をテストする方法がJIS規格にあるのだが、そこにN値というのが出てくる。テスト方法は地盤に置いた針の上に70cmの高さから63.5Kgのハンマーを落下させ、針が30cm沈むまでのハンマーの打撃回数をN値と呼ぶのである。大きいほど硬いということになる。
例の辺野古の軟弱地盤はN=0である、つまり30cmどころか針がそれ以上沈んでしまうのである。だから「マヨネーズ」と呼ばれた。いくら杭を打ってもこんなところに物を置いたらどんどん沈む。政府は杭を打てば大丈夫と言っているが信頼性は乏しい。
ところで神戸でも六甲山ろくに造成した団地はN値が∞である。表土をめくると硬い花崗岩が露出するのだが、ここに何回針のテストをしてもめり込まずに跳ね返るのである。だから∞と表示される。団地のマンションはこの花崗岩の上に直接建てられたから阪神大震災でもびくともしなかった。
2019.03.25:
2/1に還付申告した国保からやっと修正後の保険料の通知が来た。何とか月末までには還付金額が銀行に振り込まれるようだ。
繰り返しになるが、国保の保険料は高い。私の場合、還付後でも保険料は退職前後でも変わらない。つまり収入は半分でも保険料は同じなのである。
幸い私には扶養家族がないが、夫婦と子供2人の世帯では、かの悪名高い国保特有の「均等割」があって、神戸市では一人当たり4万円強、4人では16万円を超える金額が加算される。赤ん坊でも一人として計算される。
加えて現在は市区町村ごとに保険料が異なると同時に自治体独自の減免措置があるが、来年度からは都道府県単位になる。政府はごまかしているが、都道府県での運営に変わった場合、これらの減免措置が次第に削られていく可能性が高いことが指摘されている。
アベットラーは「消費税増税で社会保障の充実」と言っているが、真っ赤な嘘である。
2019.03.24:
統一地方選挙、神戸でも県議会と市議会が対象になる。いずれも3/29公示、4/7投票である。
既に選挙ポスター用の看板が設置されている。
今回の市議会選挙の争点は色々あるが、私が注目しているのはいじめによる自殺で教育委員会の対応の悪さをどう解決するか、そして市が進めている「強制移住計画」である。
過去神戸では大型住宅団地の開発を次々と行ってきたが、今や全国でも見られるように少子高齢化で団地の住民の高齢化と人口減少が次第に進んでいる。これは国のばかげた方針でもあるのだが、人口を駅周辺の高層住宅に集中させ、それ以外は放置して住民サービスも縮小させるというのである。こんなことをしたら人口過密地域と過疎化地域が同時進行する。既に都心部では人口過密により小中学校の校舎が不足して大問題になっている。
計画の実行はまだで、そのためのパブリック・コメントを募集したら反対の投稿が山のようにあって市当局は現在保留状態にある。
計画に賛成の自公与党を大敗させてこの計画を葬り去ることが必要である。
2019.03.23:
マリナーズのイチロー選手が現役引退した。
高校を卒業して27年間、超一流の選手として努力してきたことには敬意を表する。
野球のようなスポーツに限らず、その世界の一流として活躍し、そのステータスを維持するのは並大抵の努力ではない。プロ野球でも平均10年くらいで引退する例が圧倒的に多い。
イチローも45歳で現役選手としての活動は終わるが、後の人生をどう暮らすか、色々考えるだろう。人生80年時代、超一流としての人生は一部分である。充実した人生は80年を通しての生き方にかかっている。
2019.03.22:
一昨日処方された筋弛緩剤だが、あまりにひどい副作用のため服用を急遽中止した。
とにかく、ふらつき、熱っぽくなる、肝心の夜中の筋肉痛は取れるどころかひどくなるのでは話にならない。
今日もまだ少々調子が悪いので早く寝ることにする。
2019.03.21:
日本列島そろそろ桜の開花の季節。東京などでは開花宣言がでたが、神戸はまだまだ。
最近たんぱく質を多めに摂るせいで胃袋に負担がかかっている。何しろ数十年少食で来たから満腹感が違う。とにかく以前よりずっしりくる。
もちろんインスリン注射の量も増やすのでバランスは取れているが、慣れるまで時間がかかるようだ。
2019.03.20:
整形外科の通院日。筋肉痛がなかなか取れないということで、筋弛緩剤を処方された。
筋弛緩剤というと、アメリカでは死刑執行とか国内では殺人に使われたとするイメージがあるが、実際は色々な種類のものがあって、私が飲むことになったのは主に筋肉痛など筋肉をほぐす作用があるものである。
これまでは芍薬甘草湯を連日投与してきたが効果はなく、主治医の指示で試してみることになった。効果は「やってみないとわからない」らしい。
ところで今日のリハビリで、急にドタドタ歩きが大幅に改善された。特別なことはしていないのに何故だろう? 不思議である。
2019.03.19:
今日は2つの論点を書く。
ひとつは日本の低賃金の話。
「日経」が今日の1面で「日本は生産性上昇のために賃金体系の大改革が必要」とのタイトル記事を書いている。
内容は「過去20年間の時給は9%減と主要国で唯一のマイナス。国際競争力の維持を理由に賃金を抑えてきたためだ。・・・『貧者のサイクル』を抜け出せない」とするものである。低賃金を維持していることで生産性の低い仕事への投資も進まないとも書いている。
アベットラーが「賃金が上がった」と自画自賛していることに対して、事実をもって否定したのである。
企業の利潤を上げるのに最も安易な方法は賃金抑制である。日本の大企業は率先してこの手法に頼る。しかも最近は政府自身が株主への還元を示すROEという数値を8%が望ましいとして利益を増やせと奨励した。
その結果がこれである。
二つ目はナチスのホロコーストの話。
高須クリニックの院長が過去ツイッターに「アウシュビッツは捏造」と投稿したことに対し、アウシュビッツ・ビルケナウ博物館が「アウシュビッツは世界中の人々の心に絶えず忠告する史実です」と返信した。
これについて高須院長が中国のチベット弾圧などにすり替えた発言をしているが、問題なのはこのやり取りについてマスコミが触れないこと。
理由は簡単で、12日にも書いたように高須クリニックは主要な広告主だからである。
今のマスコミは権力と金にすこぶる弱い。
2019.03.18:
大阪の府知事、市長選挙で、共産党が自民候補を自主応援することを決めた。維新政治、都構想に反対することが共通しているためである。
このような手法は2011年が初めてだったが、今や共産党は共通する政策での共闘を追求するようになった。
2011年の大阪市長選挙では、橋下を打倒するために自らの候補を下ろして対抗馬の平松氏を自主応援することにして世間を驚かせた。それまではあくまで独自の候補を追求することが基本路線になっていたためである。
このときのことを思い出すのだが、ある人が「やっと共産党も世間並みになった」と評価していた。それほど劇的な変化だったのである。
大阪市長選挙では平松候補が負けたが、このときの教訓から、今や国政選挙でも野党共闘を追及している。3年前の参議院選挙で32の1人区で野党共闘を組み、11選挙区で買ったのである。
7月の参議院選挙でも候補者の調整を行っている最中で、既に数箇所の選挙区で統一候補が決まっている。
今や害悪しか垂れ流さないアベットラー政権を倒すため、野党共闘にエールを送りたい。
2019.03.17:
寒い朝が続くので気象から夜明けまでファンヒーターを点けている。明日も稼動しそうだ。
辺野古の埋め立て問題、無理して杭を打ち埋め立てても次は沈下が待っている。
やはり多量の杭を打った関空でも沈下が止まらない。杭は20〜25mだが沈下が止まらず、昨年の台風で浸水がひどかったのも沈下が一因だといわれている。
実は関空のターミナルビルの柱の下には油圧ジャッキが敷かれており、何年かに一度ジャッキアップする。しかも不同沈下するので柱ごとに持ち上げる高さを調節してビルが波打たないようにしている。沈下がいつ止まるのかは誰にもわからないというのが実情である。
辺野古もやはり関空のような不同沈下、しかも滑走路までが波打つ可能性がある。高速増殖炉「もんじゅ」のように、金をどぶに捨てるようなことをやり、しかも住民からは嫌われてまでアメリカに奉仕しようとする行為はまともな人間のやることではない。
2019.03.16:
今朝早くに雷が鳴った。俗説だが冬の終わりを告げる雷である。
今日は内科の通院日。今日だけ主治医は不在で代診の医師。血液検査の後、簡単な問診で終わり。「先月からの変化はありますか?」、「ありません」
私のように長期の持病を持っていると、今までと変わったことがあるとすぐに気付くものである。
2019.03.15:
2月22日に書いた24時間営業の話、経営コンサルタントと称する男がセブンイレブンの「24時間営業をやめたらブランド力が落ちる」と書いているのを見つけた。
この男の頭には「ブランド力」などという金儲けのことしかなく、過重労働や人手不足など社会全体で考えなければいけないという視点が完全に欠落している。
金儲けのためなら人が病気になろうが死のうが知ったことではない、こうした議論が何の後ろめたさもなしに語られる、日本はそこまで堕ちたかと思う次第である。
ところで24時間営業をやめた東大阪のセブンイレブン、本部から違約金は取らないとの連絡があったという。とりあえずは解決したが、今後共に24時間営業は本当に社会に必要なのかということはこれからも問われていかなければならない。
2019.03.13:
3月も中旬になったが、寒気が完全に去るまでには至らないため、最低気温がなかなか2桁にならない。そのため、ファンヒーターは運転していないもののまだ片付けていない。
とはいえ、補聴器の空気電池の寿命は1週間を超えるようになった。夏場は9日にまで伸びることがある。消耗品である電池代は半年で約2千円程度と高くはないが、やはり安いに越したことはない。
最近食品関係の値上げが続いている。
背景には消費税増税前の「駆け込み需要」ならぬ「駆け込み値上げ」があるという。つまり増税後に値上げすると売上が激減するから今のうちに、という判断らしい。しかもその裏には安倍政権からの要請が存在すると言う。どこまでも腐った政権だ。アベットラーの4選などという話も飛び出しているが、改憲を含めた野望もさることながら、対抗馬がいない自民党の体質も救いようがない。
2019.03.12:
福島原発事故からも8年経ったが、汚染された冷却水の処理とか燃料デブリの取出しなど一向に進まないのが現状。
そんな中、注目すべき話を三つ。
ひとつは経団連会長が脱原発団体との公開討論について「感情的な反対をする人たちと議論をしても意味がない」と断ったこと。
この話の発端は、アベットラーがトップセールスで行っていた原発輸出の商談がことごとく破綻したことを背景に、会長が今年1月に「国民が反対するものはつくれない」と発言したことから、原発に関する議論が高まりつつあったのだが、結局は腰砕け。
次は、マスコミが原発に関する批判をほとんど取り上げなくなったこと。福島事故直後は石坂浩二が出演する電気事業連合会の原発推進CMが減ったが、最近また復活すると共にマスコミが原発批判の報道を「自粛」するようになった。
こういうスポンサーに対する「遠慮」は原発だけではない。薬害エイズなどの薬に関する問題は報道が少ない。これは薬のCMが大きな収益になっているためである。
最後に、野党4党が国会に提出した「原発ゼロ基本法案」が一度も審議されないまま1年も放置されている。
賛否の結果はともかく、与党は審議すらさせないのである。以前野党からのモリカケ問題に関する臨時国会開催の要求に対して、アベットラー政権が無視したまま衆議院を解散した手口と同じである。
2019.03.11:
辰巳氏が立候補を断ったことから、自民党は元副知事を担ぎ出した。しかし橋下時代の副知事だから他党が難色を示すかもしれない。そうなると維新は笑いが止まらないだろう。
さて、カルロスゴーンが釈放されて日産の取締役会に出たいと言い出した。しかし裁判所は拒否。
確かに取締役は解任されていないから出席の権利はあるが、顔を出して何をするというのだろうか。日産としては事前に裁判所に拒否してくれと依頼していたようだ。ゴーンが顔を出しても煙たがられることはわかっているはずなのに、あえて出たいというのは、独り舞台で言いたい放題、悪態をつきまくりたかったのだろうか。
ゴーンについて、欧米のマスコミは拘留の長さについて批判の嵐を展開していたが、最近はゴーンが会社を私物化して私腹を肥やしていたことを取り上げるように変わってきているという。
2019.03.10:
3月に入ってから雨の日が増えた。季節の変わり目であることを感じさせる。
大阪府知事・市長選挙がいよいよ始まる。早速知事候補として自民党から俳優の辰巳氏の名前が挙がっている。これから本人の意思確認と、各党との調整が行われる。
維新VS反維新の闘いは火蓋が切られた。各党の思いはそれぞれあるだろうが、反維新の一致点で結束し、私物化されている政治を住民の手に戻してもらいたい。
2019.03.09:
一昨日景気後退の話を書いたが、もし消費税増税が導入されたら一体どうなるのか、私が特に大混乱するだろうと考えているのがポイント還元。
キャッシュレス決済をするとポイントが還元されるというが、大手スーパーなど既にカード会社と提携しているところ別として、深刻なのが中小零細の個人商店。
今から対応レジを導入すると経費がかかるし使い始めたらカード会社にずっと手数料を支払わなければならない。しかしポイント還元は9ヶ月間しか実施されないからその後は売上が減るだろう。たった9ヶ月のためにカード会社やPOSメーカーが儲かっても個人商店には経費が増えるだけということになる。
そうなると商店主はこう考えるかもしれない。高い経費を使って9ヶ月だけ乗り切るのでは割に合わない。だったらポイント還元するよりもそれに相当する金額を値引きするほうがマシではないか。
いずれにせよ消費がさらに落ち込み、混乱だけが残る増税は有害無益でしかない。
2019.03.08:
大阪府知事・市長が辞任した。大阪都構想が議会で受け入れられなかったことに反発したためである。再選の場合は任期満了となる11月に再選挙となるため、任期を4年とするために知事と市長候補を入れ替えて立候補する。
以前の住民投票で否決された都構想に固執し、自分たちの野望を無理にでも通したいという政治の私物化に過ぎない。
維新の政治は創始者の名前から「ハシズム」という、アベットラーよりも強い独裁志向がある。彼らは国会でもそうだが、憲法改悪や国民支配・監視を強化することに執着している。「身を切る改革」と称して、議員数を減らして少数による独裁支配を隠さない、危険な集団である。
2019.03.07:
内閣府が1月の景気動向指数の速報値を発表し、景気が後退していると発表した。さすがに数値をごまかすことは無理と判断したのだろう。
これに伴って、1月に「戦後最長の好景気」としたことにも疑問が出ている。
まさかアベットラーが後で修正を指示することはないと思うが、いずれにせよ消費税増税中止の声はさらに高まるだろう。
2019.03.06:
今日は啓蟄。冬眠中の虫がもそもそ出てくる季節である。我が家も曇り空で少々薄ら寒い一日だったが、ファンヒーターは稼動せず。そして今夜からパッチは脱ぎ捨てて寝ることにした。
ツイッターの記事で気がついたが、政治の世界ではモラルの崩壊がはなはだしい。もちろん元凶はアベットラーである。
彼が嘘やごまかしの発言をするたびに官邸から省庁に圧力が加えられる。人事権を官邸に握られた官僚は仕方なく隠蔽や改竄を行うのである。よってアベットラーの退陣と共に官邸の人事権を剥奪することが必要である。
また、このようなモラルの崩壊はプチ・アベットラーを生み出している。
一人は東京都のユリットラー。築地市場は残すと公約としておきながら、平然と破って言い訳もせずに居直る。そして二階が次回の都知事選に推薦するという非常識。
もう一人は前明石市長。部下に対するパワハラを暴露されて辞任しておきながら字秋の市長選に出馬するという。モラルのタガが完全に外れているのである。
2019.03.05:
今日からいかなご漁の解禁。スーパーの鮮魚売り場には早速行列ができた。毎年漁獲量の減少が続いていて、前年より値上がりしているのだが、初物食いが好きな人は初日から買い求めるのである。
昨年来、政府の毎月勤労統計不正問題が大きく取り上げられているが、LITERAによれば他に家計支出に関するエンゲル係数についても「修正エンゲル係数」というこれまでにない概念を持ち出して、アベノミクス不況を小さくみせようとしていることが明らかになった。
従来からのエンゲル係数は、教科書に出ているくらいの、国際的にも統一された、家計支出全体を分母として食費を分子とする式を使う。エンゲル係数が高いほど貧しいことを示す。それが日本では最近上昇しているのである。
ところが政府はこの数値を低く見せようとしている。「修正エンゲル係数」とは、家計消費支出ではなく可処分所得を分母にしたものである。可処分所得には家計消費支出に加えて貯蓄や住宅ローンも含まれるので分母が大きくなる。分母が大きくなるのだから、正規のエンゲル係数よりも小さくなるのである。
こんな底の割れた数値を平然と出す政府の姿勢は、LITERAが指摘しているように、昨年立憲民主党がアベノミクスの嘘を暴いたときにアベットラーが言い訳したことを数ヵ月後にフォローする意味で出した屁理屈でしかない。
安倍内閣の嘘、文書改竄、隠蔽は日を増すにつれて一層ひどくなっているのである。
2019.03.04:
女物で思い出したが、世間では女物の店が非常に多い。大型ショッピングセンターでは1フロア全部が女物の服、雑貨の店というところもある。価格も決して安くない。それでも商売が成り立つのはそれだけ需要が多いということである。それに比べて男物を売っているところは何と少ないことか。特に肌着はひどい。先日下着を買おうと調べたら近所では2軒ほど。安いところはバスに乗らないといけない。かなりの落差である。
ところで女物の店には年中「SALE」のラベルを貼っているところがある。早い話がわざと高い値札をつけて、赤字で「値引き」を書き足しているのである。
以前大阪でずっと「閉店セール」の看板を出している靴屋があって話題になったが、その後本当に閉店してしまった。
「看板に偽りあり」を地で行く話しだ。
2019.03.03:
世間では桃の節句、すなわちひな祭りである。
兄弟3人は全部男だったので雛飾りはまったく縁がなかった。結婚するまで女は母と祖母のみ。いとこの連中も女は一人。だから若い女の扱いは結婚当初戸惑いばかりだった。いちばん驚いたのは女が身に着けるもののあまりの薄さ。皮下脂肪があってもこれでは寒い、だから重ね着をするのだとわかった。
2019.03.02:
GDPの数字があやふや、兵器の爆買い、景気をさらに冷え込ませる消費税増税など問題だらけの予算案、相変わらず自公のごり押しで衆院を通過させてしまった。
辺野古問題で、小林節・慶応大名誉教授が東京新聞にこんなことを書いている。ちなみに彼は憲法9条をはじめとする改憲論者だが、アベットラー流の改憲論議には徹底して反対している。
まず、彼は辺野古建設についての是非については憲法95条に基づいて県民投票の結果を反映せねばならないとしている。条文上は特定の地方自治体に影響する法律は住民投票による過半数の同意が必要としているが、辺野古の場合は法律ではないものの、95条に該当すべきものとしている。納得のいく論理だ。
そして彼はこうも言っている。「反対票の絶対得票率が38%しかなかったとして、県民投票の意義を否定する声も安倍政権側から聞こえてくるが、矛盾している。二〇一七年衆院選の小選挙区で、自民党の絶対得票率は25%にとどまった。県民投票の絶対得票率を持ち出すことは安倍政権の正統性を否定することになる」
辺野古の住民投票に関しては、岩屋防衛相が驚くべき発言をしている。「沖縄には沖縄の民主主義があり、国には国の民主主義がある」
明らかに地方自治を否定する発言で、国の方針すなわち与党の方針が優先するという暴論である。
2019.03.01:
米朝会談について、北朝鮮の「労働新聞」は交渉失敗には触れずに話し合いの継続ということを伝えた。米側も交渉継続については歓迎の方向のようだ。
玉城−アベットラー会談は、沖縄県民投票の結果を受けて辺野古工事中止に対して工事の継続と、平行線のまま終わった。普天間返還の絶対条件として辺野古建設の立場に固執する限り、沖縄県民は何度も「辺野古ノー」を叫び続ける。しかも辺野古の工事はいつ終わるかまったく見通せない現状では普天間返還ははるかかなたになってしまう。