悪餓鬼日記帖:なにぃ、文句あっか!

19.07


2019.07.31

梅雨のない北海道を除いて全国が梅雨明けした。
神戸ではまだ最高気温が35度を超える真夏日にはなっていないが、連続する熱帯夜で熟睡できないのが悩ましい。
7月の終わりがこの調子だから、8月も上旬は猛暑が続くのだろう。さすがに夕食を作るのはいやになったので、ここ当分は冷やした麺類中心になる。

2019.07.30

「N国」の増殖問題、渡辺喜美が加わって統一会派名を懐かしい「みんなの党」にした。渡辺に敬意を表したのだろうが、立花は一体何がしたいのか、単なる売名行為に見えて仕方がない。
そして最も気になるのが、改憲に対する態度。現在は参議院の改憲勢力は2/3まで4議席不足。もしこれが「N国」などで埋め合わせることになればアベットラーは大喜びするだろう。
萩生田の議長交代策動と合わせて非常に気になる。

2019.07.29

丸山が「正式」に「N国」に加わった。すると次は渡辺喜美がターゲットに上がっているとの話が出てきた。
代表の立花という男、金が欲しいというだけでなく、5人以上集めてNHKの「日曜討論」に出たいという野望もあるらしい。
確かにNHKにだけ受信料を徴収できるという法律があるのは変な話だが、この話だけで国会でわめいても、国政全体をどうするかの道理ある方針がなければ長続きしない。今回は物珍しさだけで注目を集めたが、国民の多数を納得させられるものがなければ所詮は線香花火で終わる。「ムネオハウス」で有名になった鈴木宗男は「新党大地」を旗揚げしたが、今は維新に吸収されてしまった。
それはともかく、自民党の萩生田が「改憲の話が国会で議論されなければ議長を交代させるべきだ」とあからさまな脅しをかけている。こちらのほうが重大な問題である。

2019.07.28

台風が去っていよいよ本格的な暑さになってきた。それでも湿度は最高でも70%くらいなので、汗が出て肌がべっとりといった感じではない。
日本の議員の投票方法について面白い話を読んだ。
早い話、候補者名あるいは政党名を有権者が手書き記入するという方法は日本しかないということだ。
他の国では候補者、政党のリストに印をつけたりスタンプを押すなどの方法が主流。文盲率が高い国では政党のシンボルマークを使う(要するに絵文字の類)。これだと記入ミスによる無効票の発生が防げる。
いずれ電子投票などの改善が必要になってくるだろう。

2019.07.27

突如熱低から台風に変わったのが紀伊半島をかすめて東に去った。そのために午前中は強い風が吹いた。空気もまだ生ぬるい。
「京アニ」の放火殺人事件の捜査が少しずつ進んでいる。
容疑者の家宅捜査が行われ、防犯カメラの解析などから犯行の計画性が浮かび上がってきた。容疑者の意識も回復し、これから逮捕、事情聴取が行われるだろう。その中での焦点はなぜ「京アニ」をターゲットにしたのかの解明。今回の場合、特に問題となるのが解雇などをきっかけにした個人的怨恨でもないし、かといってストーカーのような一方的思い入れでもなさそうだ。
とにかく犯行の経緯が早く明らかになればいい。企業の側での防犯対策強化は今のところ保留すべきだろう。

2019.07.26

今日は朝からじりじりと焼けるような暑さ。しかし湿度がそれほど高くないので少しはマシ。
参議院選挙で障碍者2人が当選し、それに伴って議会内のバリアフリー化や議席の配慮などが進む。いいことだ。
だが一部の差別主義者はSNSで「税金の無駄遣い」などとわめいている。本当に情けない。ちょうど19人の知的障碍者が殺害された事件から3年、被告は今もヒットラーばりの優勢思想に汚染されたままで改める気持ちはないと言われている。障碍者の生きる権利を尊重せずして健常者の権利も守られない。
さて、選挙後に早速変な動きが出てきた。
ひとつは「N国」が問題の丸山穂高議員に入党を呼び掛けたたのこと。政党助成金の増額が目当てとしか考えられない。恥も外聞もない金の亡者でしかない。
もうひとつは国民民主党の玉木代表がインタビューで、アベットラーの改憲論議の土俵に乗ると発言した。選挙で野党共闘を約束したことを反故にする背信行為である。党内からも異論が出ているようで、党としての意見として認めるのかどうかが焦点になる。

2019.07.25

梅雨が明けて暑い夏の日が始まった。但し上空に冷たい空気が残っていて局地的な豪雨が発生している。「梅雨明け10日」と言われる安定した天候はしばらくお預け。
これから約3週間、寝苦しい日が続く。かといって足を冷やすと猛烈なこむら返りに襲われる。だから汗をかきながらも熟睡できない日々を過ごさねばならない。悩ましい限りである。

2019.07.24

昨日書いた書面による契約書が存在しない問題、公取委が問題視していることを明らかにした。競争政策の観点から問題ありとした。要するに吉本側から極端な安値を押し付けられることが懸念されているのである。実際、給料が月450円のタレントもいるという。
さて、選挙が終わって自民党が議席を減らしたのに、アベットラーは根拠もなしに改憲の「議論は行うべきであるというのが国民の審判だ」と言い出した。白を黒と言う典型である。だが国民の関心は各紙の調査でも社会保障がダントツで改憲は数%に過ぎない。しかも参議院の改憲勢力は2/3を割っている。
そして民意無視の発言は防衛相からも出てきた。秋田では自民候補が敗北したのにも関わらず、イージスアショア配備を進めると発言した。辺野古と同じパターンである。
どうやら自民党の政策文書には隠し文字で「民意は無視してよい」と書いてあるようだ。

2019.07.23

吉本興業の記者会見の全文を入手したので、昨日書ききれなかった話を書く。
記者会見の全体については、一部擁護する意見はあったもののほとんどは批判的である。総じて企業としてのガバナンスが不十分とする意見が多い。
それ以外に、私はひとつの点に絞って問題を提起する。それは会社とタレントの契約問題である。
吉本側は従来通りタレントとの書面による契約書を基本的に作らないとし、「希望があれば作る」と消極的である。その一方で所属タレントには「共同確認書」を交わすとしている。しかし中身の一部にはタレントの芸能活動による成果物は吉本が管理・保護するとしているが、これはタレントの肖像権や個人として生み出したネタ、例えばギャグを吉本が所有することを許すものである。またギャラの配分も吉本のやりたい放題で、会見では社長が5:5とか6;4と言っていたがタレント側から9:1になっているとの批判が出ている。
パワハラ発言もそうだが、吉本とタレントの関係はとても対等平等の契約関係ではなく、吉本側のやりたい放題になっていると見ていいだろう。
実は芸能プロダクションとタレントの関係は、雇用主と社員という関係ではなく、タレント側が個人事業主として扱われて、労働基準法も適用されない劣悪な労働条件で働かされている実態が反映している。要するにプロダクション側が圧倒的に強く、文句も言えないのである。それも契約が切れても続くことがある。
この実態の一例として、ジャニーズ事務所が元SMAPのメンバーがTV局に対して出演させないよう圧力をかけ、公取委が独禁法に抵触するとして注意したことがある。
この「個人事業主」という概念が雇用の実態と会わない例が芸能界のみならず日本の社会に一種の脱法行為として蔓延している。
その典型例はコンビニのフランチャイズのオーナーである。トラック運転手もそうである。コンビニの場合、フランチャイズのオーナーが労働組合を作って中央労働委員会に申請したが拒否された。
元の話に戻るが、吉本とタレントの関係についていえば、書面による契約書すら交わさないというのは双方の権利・義務をあいまいにし、トラブルが再発する可能性を排除できないものである。

2019.07.22

昨日は選挙結果が気になって日記のネタは思いつかず。
その選挙結果だが、マスコミも一緒になって与党の勝利宣言を垂れ流した。しかし実際は与党は改選議席を減らしており、事実に即していえば「与党は6議席減なるも過半数は維持。改憲に必要な2/3の議席数には達しなかった」とでもすべきものである。
それにしてもアベットラーは相変わらず改憲に固執している。そのためには2/3に満たない分を国民民主党などの切り崩しをしてくるだろう。改憲を唱えていた旧希望の党のメンバーが含まれているからである。
結局大きく議席を伸ばしたのは立憲民主党と1人区の与党共闘候補である。
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吉本興業のタレントが反社会的勢力から金をもらっていた問題、タレントが記者会見してこれまでの経緯を語ったのを受けて、吉本の社長が記者会見をした。
TV中継は最後まで放映されなかったので、明らかになった社長の発言の部分のみで書くと、
−タレントに対する処分は撤回し、復帰については希望があれば努力する。
−「会見かクビか選択せよ」などのパワハラ発言は冗談めいたことを言っただけ。
−コンプライアンスを改めて徹底する。
−社長と会長は50%の減給処分とする。
何とも歯切れの悪い説明で、なおかつパワハラ発言を冗談のつもりだった言い訳するのは大企業の社長としての自覚がなく、ファミリーとして話したとのニュアンスは権力を持っている側としての慎重さはまるでない。「まあ、ええやんか」ではタレントがなぜ弁護士を立てるようになったかの理由に思い至る緊迫感はまるでないのである。
そして極めつけは、会長は出席せず、経営陣の減給だけで済まそうという考えは最悪。辞任にならない限り他のタレントからの信頼は得られないだろうし、吉本興業は世間から見放される可能性も含んでいる。

2019.07.20

選挙前の話題としては異質になるが、吉本興業をめぐる問題がクローズアップされている。
今日、反社会的勢力との交際をしたとして問題になった芸人2人が記者会見を行った。NHKもニュースで取り上げられたが、記者会見をすることについて吉本から「会見をするか全員クビか選択せよ」と言われたとのこと。完全な恫喝である。
私がさらに驚いたのは、会見で明かになったのが、吉本と芸人との間に書面による契約は存在せず、しかも吉本側が一貫して拒否してきたという。今の世の中では考えられないことだが、裏返せば吉本側が雇う側であることの有利な立場を利用していつでも自由に解雇できる余地を確保したいという意図であることは明白である。一言でいえばブラック企業そのものである。
会見では明らかになっていないが、これに対して芸人が労働組合を作って対抗する動きもあるという。
不祥事は不祥事として責任の所在を明らかにしないといけないが、これについても吉本は徹底して責任を逃れる方向で動いてきた。本来なら企業としてコンプライアンスの徹底を図る何らかの対応が必要だが、これも知らん顔である。
サプライズでアベットラーを吉本新喜劇に出演させるのには熱心だが、企業としてのモラルが問われているのにひたすら頬かむりをする吉本興業に未来はない。

2019.07.19

「京都アニメーション」(略称:「京アニ」)の放火事件、犯人が特定された。やけどで入院しているため逮捕はされていないが、殺人放火罪として死刑が適用されるかもしれない。
それにしても33人もの命が奪われるとは、次の言葉が出ない。息子も「京アニ」の名前はよく知っていて、ショックを受けたようである。
会社としての損失だけでなく、名作を生み出すアニメ界の貴重な人材が大量に失われたことは非常に残念である。
亡くなられた方々のご冥福を祈りた。

2019.07.18

午前中はパラパラくらいの雨だったが、午後から本降り。今夜からあすにかけても雨が続くとの予報である。
台風が来て梅雨前線を押し上げているのが原因らしい。そのうち台風本体もやってくる。21日の投票日は風雨が強くなりそうだ。
期日前投票を済ませたのは正解だった。

2019.07.17

日毎に気温が少しずつ上昇しているためか、アブラゼミの鳴き声が次第に大きくなってきた。
今日は京都の祇園祭山鉾巡行。昔は17日だけだったが、最近は後祭りとして24日にも行われる。後祭り復活の声が多くなったからと言われるが、混雑の分散や集客を増やす意味もあったのではないか。
例年は17日の巡行前後に梅雨明けとなるのだが、今年は梅雨入りが遅くなったためか梅雨明けもまだである。

2019.07.16

選挙の争点のひつに年金問題があるが、最近NISAとかiDeCoなどに興味を持つ人が増えているという。
そもそも年金問題がクローズアップされることになった原因は金融庁の報告書だが、金融庁としては老後の生活資金のためにNISAとかiDeCoなどの投資話を国民に奨励する目的だった。ところがその際に95歳まで生きるためには年金以外に2000万円不足するという試算を記載したがために、選挙に悪影響が出るとして麻生がクレームをつけたのである。
簡単に説明すると、NISAは所得税が非課税となる少額の投資、iDeCoも所得税非課税の投資型個人年金である。
おわかりのように両方とも投資なので元本割れのリスクがある。しかし政府としては証券会社や銀行の儲け話を増やす目的で奨励するための案を金融庁に作らせた。ところが思わぬ副作用で、年金だけでは老後を暮らせない事実が発覚することになったのである。
個人的には元本割れのリスクがある投資話に首を突っ込む気にはならないのでやっていない。現役引退前、前の会社ではボーナスの全部または一部をiDeCo(当時は「確定拠出年金」と呼んでいた)に突っ込む話を奨励していた。しかも管理職は早くから強制されていた。
会社は大々的に宣伝していたが、管理職の中に元本割れで損をしたという話が出ており、投資話の危険が既に現実になっていたのである。
そもそも2000万円不足は厚生年金の場合であり、国民年金では6000万円になるという試算も出ている。
しかも不足の原因は政府の無策であり、責任は政府が負うもの。それを投資に金をつぎ込ませて損失が出たら個人に責任を押し付けるなどもってのほかである。
不足の財源は国会で議論して政府が実行すべきものである。金持ちの負担を増やしたり、ため込んだ余剰金を順次吐き出し、年金を株に投資するなどをやめたりすれば出てくる。「マクロ経済スライド」などという年金削減策もやめるべきである。

2019.07.15

トランプがまた暴言を吐いた。しかも今までとはレベルが違うえげつなさだ。
14日のツイートでトランプは民主党の非白人女性議員に対して「元いた国に帰ったらどうだ」と書いたのである。
あからさまな白人至上主義者として、トランプは度を越えた発言をした。これはもう品性などすっ飛んでいる。当然民主党からは猛反発が出ている。弾劾すべきとの声もある。
トランプの悪辣な発言はこれまでもあったが、歴史を無視した発言は到底許されない。アメリカはそもそも原住民を除いて移民の国である。そして移民の受け入れを奨励してきた。だがアフリカから奴隷を連れてきたころからおかしくなってきて、白人至上主義がはびこったのである。トランプはその事実を敢えて無視して自分の支持者を引き付けようとする我利我利亡者になり下がった。とても大統領の器とは言えない。
この悪辣さははアベットラーが演説で何度も「民主党の枝野さん」と意図的に間違えることと似ている。相手をさげすみ、侮辱することで自らの優位を示したいのである。

2019.07.14

今日は雨が降ったりやんだりの一日。気温はそれほど上がっていないが湿度が高いので肌はべっとり。気持ち悪い。
来週は投票日だが、私としては選挙区比例区ともに共産党に入れることにした。
自民党は論外として、各野党がアベットラーを引きずり下ろすことで共同戦線を張っているが、中でも共産党が年金とか消費税に替わる財源として金持ちや大企業に対する増税をはっきり打ち出しているのが明確である。うちの息子も「金持ちからもっと取れ」という意見である。
先日アメリカでジョージ・ソロスをはじめとする大富豪が声明を出して、もっと金持ちに対する増税をやるべきとしている。
日本では、典型的な例として所得税の負担率が、合計所得金額1億円以上になると下がる。この数字は国税庁の調査でもはっきりしている。こういうことが起こる理由は給与所得とそれ以外の株式配当や売買益を分離して課税するからで、なおかつ後者の税率が低いためである。欧米は総合課税が中心であり、日本だけが金持ち優遇税制になっているのである。
これを見直せば消費税増税はほぼ不要になる。
また無駄遣いも多い。特にアメリカのF35戦闘機を100基も買って1.2兆円を使うなどもってのほか。自衛隊ですら使用目的がわからないとしているものである。
他にも色々あるが、最近注目されているのがイージスアショア。アメリカでも指摘されているが、秋田と山口に配備を予定しているのは、それぞれ北朝鮮からハワイとグアムにミサイルが飛ぶ際の飛行ルートに該当するからである。「日本の防衛」はトランプ奉仕の口実に過ぎない。

2019.07.13

かんぽ生命の話で、JPが社員向けにSNS禁止の通達を出したという。実質的に内部告発の禁止である。
もちろん裏付けのない情報をSNSで拡散することは褒められた話ではないが、だからと言って一律に禁止するのは不正を隠そうとする意図でなされたものと解釈されても仕方がない。このあたりの市民的常識がJP上層部にはまったくないようだ。
もし内部告発を行った者に対して処分することになれば違法行為となる。
不正な営業の実態を明らかにすることが先決で、かつ担当者に対する過大なノルマを廃止することなく、SNSへの投稿禁止だけを先行するのは、経営陣の責任をあいまいにして社員へ責任を転嫁する悪質な行為である。

2019.07.12

ハンセン病家族訴訟で反省と謝罪の首相談話が発表された。
その一方で判決についての不満を政府声明として出している。
これでは「不満はあるが、選挙があるので一応謝罪する」と言っているに等しい。つまり心底悪いとは思っていないということである。
どこまでも独善的で国民を馬鹿にした政権である。

2019.07.11

かんぽ生命の不正な営業が暴露され、日本郵便とともに社長が謝罪した。
不正な方法で保険者に支払わせた金は返却することも明言した。
こうなった原因は日本郵便に委託して、実際に営業を行っている担当者に過大なノルマを課したことにある。だが両社ともに過酷なノルマを廃止するとは言っていない。これでは責任を担当者になすりつけただけで解決にはなっていない。労働者を馬鹿にした対応である。
以前からこのノルマの話は耳にすることがあったが、結局放置されてきた。しかも組合(JP労組)も黙ったままである。社内向けには何かメッセージを出したようだが世間に公表していない。労働者を守るべき組合が組合員を苦しめている制度について黙っているのはあまりにひどい。一方で参議院選挙の「組織内議員」の応援だけは熱心なようである。
私自身も以前の会社の労組は連合系で、会社にばかり顔を向けていて、労働者を守る姿勢はまるでなかった。連合のような労働者を守らない名ばかりの組合は他国にはない。
会社の営業方針も批判されてしかるべきだが、組合の在り方の根本的見直しも避けて通れない問題である。

2019.07.10

ハンセン病の家族訴訟で国側が控訴を断念した。
患者本人が訴えた訴訟でも国側が控訴せず判決が確定した。小泉政権の時代である。
今回は選挙中でもあるのでイメージダウンを恐れたとの憶測も出ているが、いずれにせよ患者と家族を救う道ができたことは喜ばしい。これから具体的な賠償金などを決めることになろうが、原告側はアベットラーとの面会と謝罪を要求している。
謝罪は当然で、ハンセン病の原因がはっきりした後も患者の隔離政策を改めず、世間の差別解消キャンペーンも放置した政府の責任は重い。こうなったことにアベットラー個人の責任はないが、政府を代表する立場として謝罪は当然だろう。
私個人の家族や知り合いに患者はいないが、一般的認識として差別されてきた人たちの救済は政治の義務だろう。

2019.07.09

今年初めてアブラゼミの鳴き声を聞いた。気象庁の正式な梅雨明けは出ていないが、気象条件は本格的な夏に入った。
宝塚の小学校で児童がジャガイモで食中毒を起こし、病院に運ばれた。
花壇に植えたジャガイモを収穫し、粉ふき芋にして食べたらしい。この現象から見ると芽とか緑色の部分を食べたことが想像できる。
私は子供のころ、何かの本でジャガイモの芽には象も倒れるほどの猛毒があるから食べるなと書いてあったことを覚えている。
調理を指導していた教師はどう教えていたのだろうか?気になるところである。

2019.07.08

この参議院選、いよいよアベットラーを政権の座から引きずり下ろすまたとないチャンスになりそうである。
アベットラーの思想は、
経済=財界のいいなり
外交=アメリカ(特にトランプ)のいいなり
思想=日本会議のいいなり
で満たされ、彼独自の思想とか信条は何もない。この点は多くの論者が指摘している。
政策の根拠があやふやだから野党からの追及にはまともに答えない。いわく「指摘は当たらない」「ばかげている」のほか、論点ずらしの「ごはん論法」や質問に関係のない「信号無視話法」も加わって悪質化している。
そして行き着いたのは「民主党政権時代よりまし」という他人への責任のなすりつけである。ツイッターにも書いたが、東京都内の6か所の演説すべてで「民主党の枝野さん」と意図的に言い間違えをする悪質さまで加わった。
今、年金、消費税増税、憲法9条改悪などの問題が選挙の焦点として挙がっているが、アベットラーはことごとく虚偽を並べ立てている。そして党首討論での夫婦別姓についてアベットラーだけが孤立したことに「印象操作」とかみつくなどトランプと似た手法で居直っている。
ここまでアベットラーをのさばらせた原因だが、個人的には政権交代後の野党側の離合集散で力が弱くなったこと、小選挙区制と政党助成金でアベットラーの支配力が強くなったことが大きいと考えている。
だが今回は野党の共闘が進み、32の1人区すべてで統一候補を立てた。これについてアベットラーは「政策の違う野党の野合だ」と言っているが、だったら改憲で公明党が慎重姿勢を示している違いはどうするのか?アベットラーは野党が束になって挑んでいることに危機感を感じているのだろう。
今回の選挙はアベットラーを引きずり下ろす絶好のチャンスである。

2019.07.07

室温の最高が30度を超えるようになった。そろそろ扇風機とか頭を冷やすグッズの出番である。
公式の梅雨明けはまだだが、祇園祭の準備のニュースが流れるとそろそろ梅雨明けを感じさせる。
明日も午前は晴れそうだが、午後からは雷雨の可能性が高くなる。寒気が上空に残っているせいだが、いずれ追い出されるだろう。

2019.07.06

今日は内科の通院。特に変化はなしだが、最近血圧の最高値と最低値の基準が変わったので正常かどうかの判断が瞬時にできない。とは言え気温上昇とともに血圧も下がっているので、血圧降下剤を服用しているもののほぼ正常範囲で推移している
いつも通院の帰りにスーパーで買い物をするのだが、このところずっと野菜が安い。梅雨で雨がの日が多いのにも拘わらずである。たぶんハウス物が多いせいだろう。
今日と明日は雨は休み。外に干しても洗濯物がよく乾く。

2019.07.05

アメリカで7月4日は独立記念日で、例年は花火大会で祝うものだが、今年はトランプによる軍事パレードとアメリカ自慢、自画自賛の演説となった。
トランプはフランス革命記念日に軍事パレードが行われるのを真似たようだが、その意味の違いをまったく理解していないようだ。
アメリカの独立は1776年の独立宣言公布で名実ともにイギリスからの独立を果たした。だから戦争によってイギリスを追い出したのではない。平和裏に行われたのである。
これに対してフランス革命は1789年7月14日に起こったパリ・バスティーユ監獄を民衆が襲撃して占拠したことに始まる王政崩壊と民主政治が始まる一連のプロセスである。
その後ブルジョアと民衆による蜂起によって戦闘を含む内乱の後、1792年に当面の革命は終結したのである(その後のナポレオンによるクーデターなどもあったが割愛する)。
これでいえることは、フランス国民は一部で軍事力も使いながら王政を変えたという伝統があり、それが軍事パレードにつながっているのである。トランプはそうした歴史を理解することなく、軍事力の誇示だけしか見ていない。
ちなみに昨今のフランス国内のデモは革命の伝統を基礎に民衆の力によって政治を変えさせることができるという自負があり、実際にマクロンの政策の一部を変えさせたのである。

2019.07.04

党首討論は記者クラブ主催だけでなく民放のものも開催された。
それらの中で注目されたのが次の2つ。
1.自民党内に配布された怪文書:
党本部から所属議員にフェイク情報が蝕むニッポン トンデモ野党とメディアの非常識」という冊子が配布され、そのことについてアベットラーに質問があった。
しかしアベットラーは内容を読んでいないとして知らぬ存ぜぬで通そうとした。だがそんなことが世間に通用するわけがない。党本部からの送付状までついているから責任逃れはできない。内容は明らかに野党に対する悪意に満ちた中傷が描かれており、自民党の最高責任者として批判されるべきものである。
責任逃れで通ると思たったら大間違いである。
2.維新・松井代表のオウンゴール:
松井が共産党に文書通信費が公表されていないとかみついたところ、共産党志位氏が「HPで公表している」と答えるとともに、維新・杉本議員が交通費100万円を自分自身に払っていた領収書を示し、松井は何も答えられなかった場面があった。
そうでなくても共産党からは「身を切る改革と言うなら政党助成金を受け取るな」とたびたび言われており、その逆襲をしたつもりだが事実をばらされて自爆したのである。

2019.07.03

九州の豪雨はまだ続いているようで、鹿児島、宮崎では川の氾濫やがけ崩れが発生しているようだ。神戸でも夜になって雨量が増え、深夜には1時間当たり40ミリの雨が降る予想である。もっとも夜が明けたら雨はやむとのこと。
今日は選挙前の党首討論会が日本記者クラブで開かれた。
まだノーカットの録画は見ていないが、報道によれば選択的夫婦別姓や原発再稼働についての質問でアベットラーだけが他党と違ったことに、アベットラーがキレて「印象操作だ」と喚いたとのこと。相変わらずの独りよがりである。
それはともかく、明日参議院選挙が公示される。

2019.07.02

今日も曇天。今週は太陽を見ることがなさそうだ。
ちょっと告白するが、既に1か月以上リハビリに通っていない。医者がとんでもない発言をしたからである。
サルコペニアのリハビリを始めてから6か月を過ぎたあたりから改善があまり進まない。それでどうしたらいいかと医者に聞いたら「トレーニングをサボっているからだ!」と言ってのけたのである。
足の痛みに耐えながらもやってきたことを全面否定されようとは思わなかった。しかも病院に来ても意味はないと聞こえることも発言した。だからこの病院とはオサラバすることにした。但しトレーニングそのものは中止していない。わずかでも、尻の肉が付いてきてズボンがきつくなったし、それに伴って歩く時にドタッとかかとが着地する現象はほぼ解消したからである。
だから全面回復に時間がかかってもトレーニングは続けるつもりである。同時に別の病院を探している。

2019.07.01

1年の半分が過ぎて7月になった。今年の夏は猛暑だろうか?
昨日の米朝会談を見ていたら、ふとベルリンの壁のことを思い出した。
80年代初めに仕事でベルリンを訪れ、ついでに壁を見た上に観光バスで壁を通過して東側を訪れるツアーにも参加した。
その壁が崩壊するとは当時想像もしなかった。壁崩壊後に商談で日本に来たドイツ人に「私の目が黒いうちに壁がなくなるとは思わなかった」と言ったら、「そうだよなあ」とうなずいた。
歴史は時として思いもよらないことをする。
南北朝鮮の軍事境界線もいずれ消えるだろう。但しそれは明日かもしれないし数百年先かもしれない。現状では近日中ということはないだろうが、突然の展開で38度線の非武装地帯は解消され、板門店の建物は世界遺産として登録されるのだろう。
いずれにせよ、戦火によって境界線が破壊されることだけは想像したくない。