悪餓鬼日記帖:なにぃ、文句あっか! |
99.01
1999.01.31:
会社のマシンのFDドライブが破損したと思ったら、翌日は自宅用プロバイダのサーバーが故障して3時間位ネットに入れなくなった。ご難続きである。
繋げないといらいらする。ネット中毒患者に刃物はいらない、インターネットへアクセスできなくすりゃイチコロである。
それで、さる人から指摘されて気が付いたことがある。接続のバックアップがない。セカンド・プロバイダの加入を考えねばなるまい。いい教訓になった。
1999.01.30:
昨日はえらい目に会った。会社のマシンのFDドライブが破損したのである。
PCに触って以来、初めてサービスマンを呼んだ。それも5時を過ぎてからである。セキュリティーの関係で、FDにだけLotusNotesの個人IDが入れてあるため、仕事にならなくなった。LANを通じて他人のマシンのFDを共有しようにも、やはり同じくFDが必要なため、それもあきらめた。帰宅した人のマシンを借りても月曜には明け渡さねばならぬ。よりによって5時半に壊れるとは。おまけにリース契約時の3年保証が昨年11月で切れている。まるで計算してたみたいなタイミングのよさである。
で、原因は挿入スロットのシャッターと着脱バネの脱落であった。機械はみなそうであるが、可動部が一番破損し易い。
それと予想したことだが、精神的ダメージが結構ある。幸いにして新品の在庫があったので、2時間ほどで完全に回復出来たのだが、あとは仕事もほどほどに帰宅した。HDのクラスタ脱落くらいなら涼しい顔してるのに。そういえば今のマシンのHD(800MB)は3年経っても健全・・・不思議だなあ。
一緒にいた職場の先輩(普通のユーザー)曰く、「PCも部品がこわれるなんて自動車みたいやなあ」。そう、そうなんですよ。
1999.01.27:
ここに文章を書くようになってから気付いた事がある。
それは句読点の位置である。文章を読む人間にとって、読みやすさ、理解しやすさ、というのは当然として、もし声に出したらどうなるだろうかということも気になりだした。書いた後に推敲を加えていると、読む時の息継ぎが一つのタイミングになっている事に気が付いた。そこで、実際に口には出さないけれども、少しだけリズムを取ってみると読みやすくなるような気がしたのだが、どうだろうか。
最近解った事だが、会社の昼休みに流される構内放送が下手糞に聞こえるのはなぜか、直後のラジオと比較してみた。すると、大きな違いは構内放送では息継ぎの時間が全部等しく長い事に気付いた。文章が途中で何度もブツッ、ブツッと大きく途切れるのである。だがプロのアナウンサーは長短がうまくコントロールされている。
「二重にしてくびにかける数珠」みたいな国語の授業をやるわけではないけれど、文章を書く難ししさと奥深さにはそれこそ句読点がない、ということをしみじみ感じたのであった。
1999.01.26:
先日あっと驚くものを見た。
出勤途上のバスの中での事、妙齢の女性が私の隣に座った。ここまでは別にどうってことのない話である。で、次に手提げカバンを開けて中をごそごそし始めた。これも不思議はない。だがそのあとが・・・。
まず、カバンの奥から携帯電話を出してきた。(ふーん、今から電話か?)でも電話をすることなく、またカバンの中に手を入れて今度はPHSを出してきた。(あれ、PHSも持ってるのか)そして両方を手に持って、問題がないか確認しているようであった。(いよいよ電話か?)ところがまたカバンに手を入れて・・・出てきたのはポケベルだった!
携帯・PHS・ポケベル3点セットである。
で、彼女、バスを降りるまでカバンの上に3点セットを乗せて眺めてただけで、さっさと中に戻した。いや〜、う〜ん、さすがに声が出なかった。でもようやるわ、彼女。
1999.01.24:
将棋と囲碁が好きで日曜はNHK教育TVの対戦を必ず見る。私自身はもちろんヘボにザルである。でもプロの試合は見ていて面白いと同時に、素人では理解できない手を指す。
今日の将棋は滅多に見られない勝負になった。普通はどちらかが相手の王将を詰まして決着がつくのだが、両者共入玉(互いに玉が相手陣地に入ってしまう事)してしまい、まともな勝負がつかなくなった。こうした場合、引き分けにしないルールとして、駒の点数で勝負を競う。すると試合は完全に素人好みの駒取りゲームに変質してしまうのだ。プロの対局の中で、私には初めて見るシーンだったので大変興味深かった。
1999.01.23:
日本の駅舎について思う事。
何で大きな駅はドーム式の全天候型にしないんだろう。ヨーロッパでは、大きな駅の殆どが線路も含めて屋根が付いている。日本は東京駅の新幹線ホームですら屋根がない。バリアフリーなども含めてこういう乗客に対するサービスが日本はすこぶる悪い。
京都駅の新しい駅舎を見ていてつくづく思った。あれだけ大きな駅舎を作った割に、ホームと線路には何も手を付けていない。ホームの設備は昭和25年に焼失して以降のものそのまま、風雨に吹きさらしの状態である。金をかける場所を間違えているとしか思えない。
1999.01.22:
7日に書いた2000年問題、いよいよ最終段階に入ってきた。
社内ではLotus
Notesで時間管理を行っているものがあるので、新しいソフトに切り替える。
社外に対しては20年前以降に納入した装置に付属するプログラムで、問題が発生した時に備えたアフターサービス体制を取るという。設計・品証・情シス部門が連携をとって対処するということも決まった。
一番危惧されるのは、シミュレーションを行って問題を解決したつもりでも、予想できなかった原因でシステムの停止とかデータの消滅などを起こす事だ。
西暦2000年午前0時0分へのカウントダウンはもう既に始まっている。残り343日。
1999.01.21:
最近風邪の患者が増えている。インフルエンザも流行の兆しが出ているそうだ。
年明けあたりから西日本ではあまり雨が降らないので、空気が乾きっぱなしである。風邪が流行るわけだ。
空気が乾燥してもう一つ困るのが静電気。机の角の金属がむき出しのところ触るとピリっとくる。ゴム底の靴は特に要注意。エレベーターにあるタッチ式の押しボタンなんかでは指先との間で青い火花が散る。静電気のショックをやわらげるには、こまめに金属に触って放電する事である。
皆さん、体だけは大切にして下さいよ、ホントに。
1999.01.20:
新しいPCを買ってから、早いものでもうすぐ1年になる。3GBのHDも約2GBが埋まった。
ちなみにハード構成は、
本体: | NEC PC98NX VS20C |
拡張メモリ: | ADTEC 32MB |
プリンタ: | EPSON BJ-15v Pro(5年使っている) |
拡張ドライブ: | FUJIFILM ZIP100(パラレルタイプ) |
ターミナルアダプタ: | OMRON MT128B-D |
である。今年はカラープリンタとSCSIボードを買って・・・となると、HDとかMOも、とエスカレートしそうで恐い。
それにしても、買った当初は再インストールを5回ぐらいやった。(私の知人に数十回という猛者がいる)これでも少ないほうか。しかしWindows3.1の時代にはこんな再インストールなんてなことはなかった。
ソフトも追加と削除を繰り返し、プリインストールされたものからは程遠い状態となった。もし今再インストールすることになって、もう一度最初から設定をやり直せと言われたら同じ手順を辿る事はまず不可能だろう。
1999.01.19:
3連休明けかつ急に沢山の仕事が入ったのでしんどい。
明日は「社長出勤」か・・・
と、書いたところで気が付いた。今やフレックスタイムなので、こんな言葉は死語なのだ。フレックスになる前は8時出勤が基本だったので、わたしはそれが染み付いている。別に強制されてるわけでもないのだが、体のリズムが完全に出来上がっているのだ。最近の若い人間の中には、入社以来9時より早く出社した事がないというつわものがいると聞いた。まあ、そんなもんか。
1999.01.16:
昨日NHKで映画「八甲田山」をやっていた。
日露戦争を想定した雪中の行軍訓練で多数の凍死者を出した事件である。新田次郎の原作を読んだ事もある。雪山に対する無知が原因なのだが、戦前の軍隊はそれを誤魔化しカバーするための精神論と無責任が横行していたようで第二次大戦でもそれが遺憾なく発揮される。
誰とは言わないが、今でも時として「前進あるのみ」的精神論でハッパをかけようとするエライ人がいるようだ。人の言う事を謙虚に聞き、科学的に物を見ないと後で困ると思うんだけどなあ。
1999.01.15:
今日は成人の日。
既に二十数年前に成人を越した身には、若い人が羨ましく見える。
ところで最近の若い人達の言葉で一つだけ気になることがある。それは「お仕事」という表現である。
言葉というものは時代と共に変化するものであるから、例の「ら」抜き言葉とかは最初は馴染みにくくてもそのうちに何とも思わなくなる。しかし、仕事に丁寧語を使うことには私個人としてはどうも抵抗感が残ってしまう。多分芸能界あたりから使われ始めたように思うが、「お仕事」では「ありがたく与えていただくもの」的なニュアンスが強調されているようであまり好きになれない。仕事=働く事がなければ食う事はできない。しかしそれは同時に人間としての本来の要求であり社会の進歩の根源である。働く事に誇りを持ちたいという意味で「仕事」という言葉を使いたいのだが、どうだろうか?若い人の意見を聞いてみたい。
昨日は某サイトのオフ会で、笑いに包まれたいい雰囲気を味わった。
それぞれ自分の特色を持った人達ばかりで、PCやホームページについての貴重な意見・アイデアを頂いた。感謝に堪えない。
「我以外皆我が師なり」
1999.01.13:
どうも最近ネットでの犯罪がマスコミでセンセーショナルに扱われる傾向があるようだ。
犯罪をどう防ぐか、その原因や現在のネットでの問題点を取り上げる事自体はいいのだが、面白おかしくするための演出に凝りすぎないように望みたい。
特にネット独特の情報伝達のやり方はよく理解してほしい。例えば掲示板での発言のやりかたは確かにクセがあるのだが、それを問題にしたらきりがない。それと参加している人達は社会のどこにもいるごく普通の人だということも。大きな会社では、Lotus Notesなどを使ったメールや掲示板が、仕事で日常茶飯事に使われているのだから。
1999.01.11:
どうやら寒さも雪も峠を越えたみたい。しかし風邪の患者が多くなっている。今年のインフルエンザの流行型が何かは知らないけれど要注意。風邪は万病の元である。
昨日書いた急行「越路」号事件、検索エンジンで調べたら昭和38年の「サンパチ豪雪」の時と解ったので訂正する。事件の詳細は出ていなかったが、私の心もとない記憶によればこうだった。
上野発新潟行きの「越路」号は吹雪の中、長岡まで来てどうするか判断に迷った挙げ句新津まで無理して行ってついに先へ進めなくなった。そこで戻る事にしたのだが雪はさらに激しくなる。そして長岡でついに前にも後ろにも進めなくなったまま1週間(だったと思う)駅で釘付けにされたのである。その間乗客は町の人達(長岡市自身も豪雪の被害にあっていた)の炊き出しでなんとか命はつないだものの着替えもなければ風呂にも入れずさんざんな目にあったのである。赤ん坊なんかは替えのオムツがなくて(当時は布しかなかった)母親は苦労したという。
当時の天気予報のレベルが低かったことと、国鉄の判断の甘さが重なって悲劇を生んだ。
それにしても東海道新幹線、特に関ケ原の雪対策はいつまで経ってもちゃんとできない。いっそのことドームで覆ったら?
1999.01.10:
ここ数日寒い日が続く。幸い神戸は雪がないけど、交通機関がマヒしているところもあるので、単純には喜べない。昔日本海側にいたことがあるので、寒波の時の雪の波状攻撃を知ってるが、除雪は大変な苦労をする。雪国のみなさん、めげずに頑張って下さい。
あの昭和35年(?誰か正確な年を教えて)の急行「越路」号事件は二度と見たくない。
1999.01.07:
TV番組でコンピュータの2000年問題をやっていた。
うちの会社はプロジェクトチームを組んで社内のプログラムを全部洗い出し、もうほとんど対応を終えた。人間が多いから何とか自力でやれたが、ソフトハウスにまかせっきりの小さな会社だったらどうするんだろう。更に・・・である。
番組でも抜けていたが、工場・FA関係はどうするのか。最近、うちの会社から工場関係へ納入した機械装置のプログラムはどうなっているか、と本社から問い合わせがあった。それで膨大な数の納入先、それも数十年前のものも含めて調査した。その結果どこに納めたかすら分からなくなっているケースもあったという。
保証期間が過ぎているからプログラムの変更は向こうの責任とはいえ、何らかのサポートは要求されるかも知れない。そういう意味ではいい調査だと思ったが、抜けがあるということを思い知らされることになったのは、この問題の奥深さを感じさせるものであった。
1999.01.06:
今日から「私の」仕事始め。
今週は年始の挨拶に来る人が多いのだろうけど、こちらは年を越して溜まった書類の処理・整理がどっさりある。何とかしてくれ〜〜〜。
配達の遅れたクリスマスカードが何枚か届いていた。
1999.01.05:
正月は2日間ごろ寝して、3,4と各実家に年始の挨拶。4日は私の実家で札幌から来た兄と飲んで結局沈没。
今日はそのつもりで仕事始めを休んだからまあ予定通りか。
明日から普段通りの生活と体に戻らなけりゃ。それとここの更新も。
1999.01.01:
ここを訪問していただいたみなさん、明けましておめでとうございます。
このHPを開設してまだ一月ちょっと、今年の抱負というわけではありませんが、少しでも進歩のある年にしたいと考えています。どうぞお帰りの際は、掲示板にご意見・ご感想をお書き下さい。また「こっちにも来てね」でも結構です。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。