悪餓鬼日記帖:なにぃ、文句あっか!

98.12


1998.12.30:

今年もあと2日。
昨日は仕事納めで、納会では部長がいつになく景気の悪さを強調しまくった挙げ句、今にも首を切るようなそぶりで延々と10分近く演説をやった。どこも不景気なのは今更言われなくてもわかってる。でも「まず初めに首切りありき」ではますます不景気が加速するだけじゃない?

1998.12.27:

学校の同窓会誌が来た。年に1回発行のものである。
卒業からちょうど25年が過ぎた。今も思い出すのはやはりコンピュータのこと。卒業の年になって初めてミニコンピュータ(PCではない)が導入された。容量は何とメモリが8KW!(ワットではない、ワード)、入力は紙テープである。出た頃の8ビットPCよりも容量が小さいくせにハコは本棚くらい。
FORTRANの授業があった。試験の答案用紙に「何でこんなこと勉強するのか」と書いて、教官にやんわりたしなめられたのだが、今考えたら赤面の限りだ。そのお世話になった教官はもう既に故人となられてしまって、お礼とお詫びをする機会もなくなった。

1998.12.26:

「独り言」でインターネットの世界の奥深さを書いたが、いやなニュースを聞いた。
HPで青酸カリを売っていて、それを買った女性が自殺したという。最近も警察によるH系サイトの摘発などがあったが、やはりネットも人間社会の産物、広がりが出てくると同時に社会のゆがんだ部分が反映してくる。
人間が作ったものは人間同士が修正し、お互いに努力してよりよいものを目指せばいいと思うが、悪質かつ犯罪に結びついたものは警察が出て来る場面もあり得るかもしれない。しかし一部の人間がネットを悪用するからといって、法規制の網をかけ、常に警察の目が光っているような世界にだけはなってほしくない。

1998.12.24:

仕事柄、海外からのクリスマスカードが結構来る。
デザインも種々雑多。でもいちばんシンプルで明るい感じのするのがユニセフ発行のもの。難病や障害者の描いた絵なんかが入って二つ折りになっている。
年賀状と同じでしばらく会わなかった人から来ると、ああどうしてるかなって思う。もっとも肉筆のサインは読みづらいので誰から来たのか解るまで時間がかかるが。

クリスマスイブだ。「おでん」を食べた。

1998.12.23:

今日は休日出勤をした。年末で帳票の山をくずさないとどうしようもなかったからだ。平日は来客が多いので、自分の仕事に集中できないのが今の仕事の難点。
ところが事務所でPCと書類のにらめっこをしている内にチャットを延々と続ける事になった。不思議な事に仕事が止まる事はなかった。周りの目を気にする必要がないので、かえってリラックスしたのだろう。

クリスマスまであと少し、明日はイブだ。小2の息子はプレゼントを期待している。まだサンタの実在を信じているようで、かわいいもんだ。

1998.12.22:

今日は冬至、ゆず湯につかって無病息災を願うそうな。
暮れの挨拶をすることも多くなってきた。その中に「今年の業績はさっぱりでんな」という言葉が必ず入る。年配のベテラン社員でも「こんな全ての業種で悪いなんてことなかった」と言う。確かに新しい仕事がなかなか入らない。

TV番組もだんだん年末特別番組が増えてきたが、その分つまらなくなっていくのが多い。そう言いながら、私は「テレビを聞きながら」PCに向かってこれを書いている。

1998.12.21:

月曜日はどうも仕事が身に入らない。
休みの疲れが、ゴロゴロしているために、かえって残っているのだ。若い時はこんなことなかった。

今日は面白い話を聞いた。名前を伏せても、句読点の癖で誰が書いたかわかるという。私が唯一知ってるのは作家の野坂昭如で、一つの文がものすごく長い。私の癖は何だろう?誰かおせーて。

1998.12.20:

考えたら、このホームページを続けるのにネタ切れしては困る。ここはあくまで借家だから、適当に何か書いて更新していかないと追い出される。だもんで適当に日記を書く事にした。
他のページは真面目に(?)して、ここだけは私の本音で物を言うことにした。え、「好き勝手はいかんよ」って?
なにぃ、文句あっか!