おっちゃん、サーバーに挑戦!:

「50を過ぎたおっちゃんが何を酔狂な」と思われるかもしれないが、とにかく突然思いついた。
2ヶ月前に新しいPCを買ったのだが、古い富士通のWindowsME機の処分をどうするか、とりあえずは単なるバックアップ用HD程度に考えていた。もっともバックアップ用の外付けHDは既に持っており、こちらは60GBであるのにPC内蔵品は30GB。これではもうひとつしっくりこない。

そんな中、別のネット検索をやっていたら、偶然にもWindowsXP(Windows2000でも同じだが)にはマイクロソフトのIISがオプションインストールで付属されていることを知ったのである。ということはWindowsMEをXPに変えればいとも簡単にサーバーができる。その途端、私の中にひらめくものが湧き上がった。「俺にだってサーバーが構築できるはずだ!」。
こうなるとPCについては好奇心の塊みたいな私のことだから、俄然意欲が出てきたことは言うまでもない。50を過ぎたおっちゃんになっても、残念ながら(?)知的好奇心だけは全く衰えない。

というわけで、ほとんど金のかからない趣味の世界が始まったのである。これからどういう結果になるかは不明だが、現時点では家庭内のWebサーバー(CGIを使った掲示板も)を作る予定である。もちろん「予定は未定」だが、うまく行けばもっと発展するかも知れない。(2005.04.23)

 

2007.10.13
ハードディスクの故障かと思っていたらそうではなかった。
リカバリ実行後もやはり途中でリブートは解消しない。しかも次第に起動直後からおかしくなるまでの時間が短くなる。
そして最後は決定的な現象が出た。リカバリを何度か繰り返しているうちに、CDからシステムファイルを読んでいる途中で「ハードエラー」のブルースクリーンが出るようになってしまったのである。
こうなると悲惨である。最も可能性の高いのはマザーボード。しかし内部を見ても表面上何もわからない。掃除をしてみたがこれも無駄に終わった。ということはもはや諦めるしかない。
とはいえこのままでは悔しい。そこでPCショップで出物がないか探すことにした。すると幸いなるかな、ちょうど月末・決算期末(買いにいったのが9月末)で処分品が出ていたのである。通常の価格よりもずっと安い。しかもCPUはCore2でメモリは1GB。即刻「買い」である。
とういうことで、旧息子マシンは3ヶ月ちょっとでお払い箱となった。そして旧メイン機(写真)をサーバーし、新しく買ったものをメイン機にした。
その後データの移行などで結構時間を食ったが、今はすこぶる快調である。

2007.09.25
今朝目が覚めたら、サーバーがログイン受付状態のままになっていることに気付いた。しかし再起動をしても再びリブートがかかる。数回繰り返したが、やはりWindowsの起動途中で止まる。明らかにシステムの破損である。
仕方がないので、帰宅後ハードディスクを取り出し、メイン機の外付け状態にしてからファイルのバックアップ、そしてサーバー機に戻してからWindowsの修復リカバリを実行。何とか回復した。元に戻るまで1時間ちょっと。冷や汗をかきながらの修復作業だった。

2007.07.25
2代目サーバー、リカバリの問題は棚上げにしたままだが順調に動いている。メモリは256MBで一部キャッシュに食われるので実質240MB。それでもCPUは950MHzなので動きがおかしくなることはまずない。
これで初代FMVサーバーは廃棄処分と決まった。富士通に連絡し、近いうちに郵便局を通じてリサイクル業者に引き渡す。
これを機会に上の画像も入れ替えた。
FMVよさらば! 7年間の付き合いありがとう!!

2007.06.17
ニュー息子機が来たので、いよいよお下がりが2代目サーバー機として稼動することになった。
手始めはOSのリカバリ(息子は腐るほどゲームソフトを入れていた)。だが気になることがひとつ。それは'D'ドライブが2GBしかないことで、サーバーのデータエリアとしてはやや少ない。そこでパーティションの切りなおしを図ろうとしたが、「リカバイリ領域」という曲者のせいでまともにはできない。そのためにはリカバリCD6枚をの作らねばならないが、これまた悪いことにDVDドライブは故障で以前に交換したことがあり、エラーが出て焼けない。
それで、無理を承知で'L'ドライブに割り当てられていた(最近はドライブ文字がないどころかアクセスできないものがほとんど)ファイル群をメイン機にコピーし、パーティションを作り直した。
とりあえずここまではサーバーとして使える状態にはなった。
しかし気になるのはリカバリが効くかどうか。当然リカバリ領域のファイル群は戻してある。だが何が引っかかっているのか、リカバリ領域からの起動はできなかった、
調べるとリカバリ領域はFAT32フォーマットで、DOSとしての起動をかけ、ノートンゴーストでシステムのコピーを作る仕組みにしてある。そこで起動FDを作ってリカバリ領域が'C'ドライブとして認識すると同時に、CONFIG.SYSをコピーして無理矢理起動させようとした。
このあたりはDOSの知識があるのでうまくいくはずだったが・・・ダメだった。
最悪、故障の場合はマシン放棄ということになりかねないので、なんとか長生きさせる方法を見つけたかったが、今日は時間がないのでこれまで。いずれ仕切り直してトライするつもりだ。

2007.06.09
先日の現象がどうやら再発したようで、また調子が悪い。
ほぼさじを投げた状態だが、明るい話が決まった。遂に息子マシンを交換することになったのである。
当然彼の使い古しが回ってくることになり、今のマシンはお払い箱となる。
今回はCPUも950MHzのXPだから、取り扱いもぐっと楽になるだろう。
ところで息子の新しいマシンだが、彼の希望もあってVistaではなくXPにする。そしてちょっと贅沢だがGeForceのグラフィックボードも入れる。ネットゲームをやりたいらしい。金の出所はずっと貯めてあったお年玉である。

2007.06.02
相変わらず動きが悪い。そこで意を決してWindowsの再インストールを決断した。ところがである。
インストール途中の領域開放・フォーマットのところでエラーになってしまう。何度やってもダメなのである。さすがに焦りが出始めた。
どうやらHDが正常でないように見える。そこでフォーマットをしようとするがそこまで進まない。よって最後の手段に出た。メイン機の増設ドライブとして移し変え、フォーマットすることにしたのである。
その結果、やはりHDがおかしくなっていた。フォーマットが2度も失敗するのである。だが幸いなるかな、3度目の正直で成功した。そしてサーバ機に戻してOSのインストールを試みたらやっと元に戻った。
やれやれ・・・

2007.05.13
数ヶ月前からサーバー機の調子が悪くなった。きっかけはウィルス対策ソフトをノートンに入れ替えてからである。
観察していると、サーバー機が時として勝手に再起動する。悪いことにそれは私が眠っている深夜であり、会社に行っている間に起こる。再起動してWindowsのパスワードの入力を待っている状態で止まるから、当然サーバーは動かない。クライアントからは「どうしたの?」という質問が来る。
続いて現象の詳細を見ていると、どうやらウィルスデータベースの更新の際などに激しいHDのキャッシュが起こっているのがわかった。それも長時間にわたってキャッシュがかかるから、OSが時間切れになるようだった。
ノートンの再インストールも試みたが改善しない。よって問題の根源にはメモリ容量がからんでいるとの判断を下した。良く考えたらマシンは元々64MBに増設の128MB加えた192MBである。XPの最低線すらクリアしていない。それを無理して使っていた。その報いである。
それでPCショップで中古のメモリ(128MBで200円!)を探してきた。結果128+128=256MBになった。本当なら256+256MBにしたかったのだが、クロックがPC100の256MBというのはもはや中古でも売っていない。ということで256MBに落ち着いた。
でもこれが功を奏したのか、HDのキャッシュはピタリと止んだ。
もっともCPUは650MHzだからFTPによるアップ・ダウンはすこぶる遅い。しかしこれだけはどうにもならない。今考えているのは、入れ替えを予定している息子の850MHzマシンを流用することである。
息子よ!バイトで早く金を貯めてくれ!!

2006.06.10
久しぶりの更新である。
原因は下に書いたことと似た、あるクライアントがIP電話を開設したことで、サーバー側が突如「コミュニケーションタイムアウト」を起こしたのである。
こうなると厄介で、何が真の問題か追及するのに手間がかかる。そこで個別対応は諦め、サーバーソフトを変えることにした。
しかし、いくつかのフリーのサーバーソフトをあれこれ試したが、帯に短し襷に長し、完全無欠のものがない。迷った末に結局WarFTPDにした。これだと今のところ目だった不具合はない。
ただ気になるのは私の友人のオッサン連中で、彼らは普段仕事で日本語の長たらしいファイル名を使うことに慣れきっているから、全角文字禁止のWarFTPDでトラブルを起こしかねない。
一応警告だけは出しておいたが、間違いなく「ファイルがアップできない」と愚痴をこぼすヤツが出るだろう(笑)

2005.09.25
ずっと懸案になっていたあるクライアントからFTPサーバーへアクセスできない件、今日やっと解決した。原因はやはりクライアント側のルーター、それもちょっと古めのPLANEXのルーターである。
彼の家では最近IP電話を導入し、その時に支給されたNECのルーターでアクセスを試みた結果、成功したのである。
これでやっと不安材料がなくなり、FTPサーバーは安心して連続運転とすることができる。
ただ、これは重要なことではないがFFFTPではPASVモードが全く使えない。これは私の側のルーター(COREGA BAR-SD)が原因のように考えられる。クライアント側はことごとく同じ現象で、LAN内部からのアクセスではPASVモードが有効になるからである。
さて、これで当面はこのコーナーを更新することはあるまい。

2005.07.18
基本的なソフトのインストールと設定はほぼ終わったので、サーバー機のバックアップを取る作業をした。同時に気になっていた、サーバー用データを入れてあるDドライブの拡張(パーティションの切りなおし)を、時間があればやってみることにした。
それでまず気付いたのが、XPにはシステム全体をバックアップする機能が付いていることである。これは便利だ。早速使ってみることにする。
[プログラム]−[アクセサリ]−[システムツール]−[バックアップ]で入ると、バックアップと復元の選択ができるようになっている。複数のドライブを丸ごとコピーできるだけでなく、System Stateというレジストリを含むシステム情報もコピーできる。やってみてわかったが、アプリのインストール情報やデスクトップのアイコンの配列まで、そっくりそのまま復元できるのである。バックアップした時点でのメールも全部残る、完全なクローンと言えよう。サーバー機の約4GBのC、Dドライブ丸ごとを外付けHDへバックアップする作業は20分程度で完了した。スグレモノである。
これに味を占めて、次はパーティションの切り直しに入った。当然OSのクリーンインストールから開始である。「パーティションマジック」のような動的にやるソフトは使わない。時間はかかってもケチケチ路線がコンセプトであるから、滅多に使わない作業のために有料のソフトを買うのは論外である。で、リカバリCDを入れて再起動・・・のつもりが大変なことになった。ブートすべきCDを認識せず、"boot from ATAPI CD-ROM failure"となって、勝手にHDのシステム起動に行ってしまうのである。あれれ!?!?!?
WindowsMEの時代から何度もリカバリを経験しているが、こんな現象は初めてである。CDドライブの故障かと思い、筐体まで開けてジャンパピンを確認したが、BIOSの表示どおりセカンダリマスタに間違いない。ブートの順番もCD−FD−HDになっているからBIOSとCDの相性とも考えられるが、CDドライブを取り替えて以来そのような現象には出くわしていない。
しかしいつまでも悩んで時間を潰すのはもったいない。よって起動用FDを作ってCDを読ませることにした。だが・・・今度はXPにはブートFDを作る機能が「プログラムの追加と削除」に入っていないのである。どうしようかと思ってネット検索をすると意外なことがわかった。MicrosoftがXP起動用FD6枚を作るプログラムを公開していたのである。助かった!
とうことでFDによるブート作業に入った。ところがどういうはずみかFDの6枚目の読み込みが終了した時点でハング。さてはCDを入れていなかったせいかと思い、電源の入れ直しをして直後にFDとCD両方を挿入した。するとあ〜ら不思議、"Failure"ではなく"Press ENTER key"と出る。何となく気持ち悪かったが、思い切ってENTERを押すと、驚くなかれCDによるブートが始まったのである。後はいつもの手順どおりXPのインストールが無事終了した。
ところで、念のためCDによるブートが再度可能か、わざとWindowsMEのリカバリディスクを入れるとちゃんと認識するではないか。ということはMEからXPにアップグレードした時にXPがBIOSに悪さをしたのかもしれない。ネット検索でそのような現象は報告されていなかったが、そういう可能性はまったく否定できないのではないかと考える。システムのHDに入っているブートストラップ領域やboot.iniが書き換えられて起こっているとは思えない。何故ならBIOSのブート順はCDに優先権があるからである。
ともあれパーティションの切り直しとバックアップ−復元作業は半日弱で終わった。めでたしめでたし。

2005.07.10
FTPサーバーのおかしな動き、小手先ではどうにもならず遂にOSの再インストールに踏み切った。その結果、LAN側の不具合は一応解決を見た。真の原因はつかめないままだが、とにかく一歩前進である。
さて、これですべて解決かと思ったら、今度はクライアント側の問題がまだ残っていた。その一つはIEでFTP接続できるものとできないものの差である。FFFTPでは問題なくても、IEだとまったくダメのケースである。これはまったくわからない。しかしながらIEでの接続はもはや諦めた。というのもWindows98はIEでのFTPはサポートしていないことが今頃判ったからである。これは私の勉強不足だ。
私の知り合いにはオッサン連が多く、昔のWin98をしつこく使っている例が多いので、今更DOSプロンプトからPUTやGETを打ち込めとは強制できない。私だっていやだ。だからFFFTPのみで入ってもらうことにした。
さすがにFFFTPではほとんど問題は起こらない。繋がらないケースのかなりはパスワードの間違いとか、PASVモードを外すとかで対応できている。ところが今、一人だけまだ解決できないでいる。現象はログインの後、ファイル一覧の取得に失敗することである。
これは私自身が初体験であるが、調べてみるとルータがどうも臭い。ネット検索でもそのような話がいくつか見つかった。考えられるのはPASVモードでサーバーから返されるポート番号(5000以上)をルータが受け付けないということのようだ。今からそのルータについて調べないといけない。
いやはや、猛勉強させられる。

2005.07.06
どうやら事態はおかしな方向へ進みつつある。一旦は回復したように見えたのだが、よく調べてみるとIEを使ったFTPサーバーへのアップロードはできるがダウンロードができないのである。
FFFTPでニューXP機からサーバー機にアクセスすると読み書きはできるのにである。そして友人たちにテストを依頼したら、もっとバラバラの現象が出てきた。
−IEでパッシブモードを許可しようとしまいとファイル一覧が取得できない。
−IEでは読み書き両方とも不可だが、FFFTPならできる。
−FFFTPでさえもアクセスできない。
と、こんな調子である。いちばん最後の現象はルータが邪魔をしている可能性がある。
私のLAN内のケースを詳細に書くと、IEでまずパスワードを受け付け、ファイル一覧を取得した後、アスキーモードからパッシブモードまでは順調に移行する。その次に、アップロードでは時間計算を実行してから転送が始まるのだが、ダウンロードではIEが時間計算を行わないままフリーズし、サーバー側は何の反応も示さない。こういった状態である。
以前は問題なく動いていたのに、何の環境の変化が邪魔をしているのか、とっかかりがまったく掴めない。ファイアーウォールの設定を少し触ったり、FTPサーバーの設定を変えてみたりもしたが変化はない。現象を総合するとサーバー機に何か問題がありそうだが、良くわからない。最悪OSの再インストールからやりなおしか?

2005.06.21
昨夜のこと、FTPでテストをしようと起動したのだが、ニューXP機からサーバー機にアクセスできない。パスワードは受け付けるが、ファイル一覧の取得に失敗してしまう。
あれこれやってみたが埒が明かないので、サーバーのLAN設定を初期化、FTPソフトの再インストールで何とかその場はクリアできた。本質が何かは不明なので、しばらくは様子を見るしかない。

2005.06.18
前回に書いたごとく、外に向けてのサーバー公開がいよいよスタートする。これに合わせて、セキュリティー強化の観点からパケット監視ソフトを探してみた。現在の環境で攻撃をかわすことができるか不安だからである。
ネットでいくつか検索してみたが、本格的なLAN監視ソフトは高価で手が出せるものではなく、当然フリーソフトに着目するこになった。しかしこれも、一長一短ありでしっくり来るものがない。
まだマシといえるものはPackeMonくらいだった。ただ、気になるのは自PCに関するもの以外の、ブロードキャスティングパケットも拾ってしまうので、ログがやたら賑やかになることだ。典型はドメイン内の共有フォルダを定期的にスキャンしていると考えられるパケット。それから私には意味不明なのだが、時々PCからルータのゲートウェイに向かって信号が流れる。
まあ、幸いなるかな、外からのポート80に対するノックに対して洪水のようにパケットを流すような反応はまだない。もし出たらOSのクリーンインストールになるだろうが。

2005.06.12
これは以前日記に書いたことなのだが、知人にあるグループのホームページ作成の手伝いを頼まれ、始めようとした直後にそのリーダーの身勝手に腹を立てて私が降りる一幕があった。
その話が復活した。リーダーが一応詫びを入れて「天岩戸」から出てくれとの要請があったからである。こうなると私のお人好しの性格がすぐに反映する。
そんなわけで、サーバーは原稿置き場になる可能性大である。メンバーのほとんどはWordとExcelしか使ったことがない。だからHTMLに変換する必要があるのだが、バラバラと原稿をメールで送られてはわけがわからなくなるのでFTPで直接入れてもらうことを考えている。またそうでないと添付画像などはオリジナルサイズでないと細かい加工ができない。
しかし問題は、いつでも転送できるようにとに24時間運転することにはためらいがあることである。ヨメハンが「電気代がもったいない!」と言いそうなこともあるが、平日昼間の無人状態でのクラッキング防止に自信がないからである。サーバーの初心者が冒険をすることには、さすがに抵抗を感じる。
ということで、私が在宅の時だけの運転になりそうだ。それにしても家庭内サーバーの予定が完全に変質しつつある。

2005.06.05
週末ということでサーバーにちょっとちょっかいを出そうとしてみたが、途中で何故か気分が進まず中断した。きっかけはメールサーバーを入れようとして、SMTPサーバーが役に立たないことに気付いたからである。現在のプロバイダはWAKWAKなのだが、最近になって、SPAM回避などの理由ですべての送信メールはWAKWAKのSMTPを使わないといけなくなったのだ。
POPだけ使うという手もあるが、何か中途半端な感じがしてしまって、先へ進むのが馬鹿馬鹿しくなってしまった。
ということでサーバーは一旦電源を切る。しかし、私の心の底では目的がもうひとつ明確でないという気持ちがあって、意気込みがもうひとつ盛り上がらないというのがあるのかも知れない。

2005.05.14
サーバーに手をつけるのはどうしても休日になってしまう。やはり初めてのことだから、どうしても時間がかかり、平日の夜では落ち着いてものが考えられない。
前回はFTP「もどき」で中断したままだったが、いっそのことFTPサーバーも構築してしまえということで、かの有名なTiny FTP Daemonを入れた。最新バージョンが出てから年数が経つが、人気はあるようだ。それにしても作者のサイトには笑ってしまう。
ということで、インストールと設定は実に簡単だった。新XP機からFFFTPというクライアントソフトでちゃんとアクセスできた。
FTPだから、友人とのファイルのやりとりに使えるかもしれない。
息子にちょっとしたサーバーの説明をしてみたが、もうひとつ飲み込めないようで、何となく「家庭内サーバー」が変質して行きそうな雰囲気だ。

2005.05.05
今日はごそごそ2つのことに手を出した。
ひとつはDDNSに対するIPアドレスの変更がちゃんと反映されるか、そのためのDiceという自動でサーバーへ変更を通知するソフトの動作確認である。テストをしてみると、IPが変わってから10〜20分くらいでDDNSが反応することがわかった。こちらはADSLでそれほどリンク切れを起こす環境ではないが、何となく遅いという気がした。
次は何種類かのBBS・チャット系CGIのテストである。面白いことにPerlへのパスを指定しなくてもちゃんと動く。これは恐らくANHTTPDの癖で、最初からperl.exeの場所を設定していることから、CGIから見ると同じディレクトリに存在しているような動きになると思われるのだが、これは私の勝手な思い込みかも知れない。それと、ことのついでにCGIを使ったFTPソフトに似たものを使ってみたが、これはどうも使い手が悪い。ファイラーによってファイルの追加・削除をした後、CGIのリロードをやっても反映しないのである。データファイルを一旦クリアしないといけないのではどうにもならない。ということで、これはパーミッションの設定くらいにしか使えないようだ。

2005.05.04
連休中前半は外出やら何やらでサーバーには手出ししなかったが、それも落ち着いたので今日は腰を据えてマシンにかぶりついた。
やはり初めてのことばかりだから集中力がいる。しかし年齢の関係もあるから、脳味噌がフル回転するまでの起動時間は長い。若い頃に比べて、考える内容の切り替えに時間を食うのである。しかし一旦切り替えると、長年の経験であまり変な寄り道をせずに知りたいことへたどり着く。逆に言うと、横道に深入りしたら戻れなくなるということだが。
さて、今日はCGIのインストール。予定のActive Perlをインストールした。
あっさりと終わったのでちょっとマニュアルを覗いたのだが、雑然と並んだ英文の羅列。画像もないしメリハリのない記述にはさすがにウンザリ。英文には慣れているが、どこから攻めていけばいいのか取っ付きにく過ぎるので、諦めてANHTTPDにPerlのパスだけ通して終わりにした。
テスト用のチャットCGIも入れ、新XP機からアクセス。見事成功した。次いでこれまたネット仲間に手伝ってもらって外からのアクセスも成功。
成功したついでに、調子に乗ってDDNSにドメイン(もちろん無料のサブドメインである)を貰いに行く。今日はこれで終わりである。
ところでひとつ気付いたことがある。ANHTTPDではパーミッションの設定が不要だと、関連サイトで書いてあったが、これは何故だろう?
私はこのあたりの詳細な仕掛けはまったく不明で、どういうことなのかさえわからない。

2005.04.24
今日も朝早くから起きてPCの前に座る。テストと同時にメールチェックやウェブ巡回もあるから2台同時に動かす。つまりモニタも2台あって、これを狭いOA机の上にV字型に置いて両方を眺めるのである。まあ何と目まぐるしいことか。
旧ME機の方はもう一度全体を見回して、不要なソフトがないか確認する。XPの上書きインストール(何故か選択肢が上書きか並存しか見えず、Cドライブをフォーマットできなかった)のため、どうでもいいソフトが残ってしまったからである。
そしていよいよサーバーソフトを入れることになった。前置きで書いたIISは入れていない。どうもマイクロソフトの評判は芳しくない。複数の方からの推薦はANHTTPか04WebServerだったが、CGIへの対応、すなわち息子とのチャットを考えたのでANHTTPDにした。これで遂に旧ME機は名実ともに「サーバー機」として生まれ変わったのである。(以後は「サーバー機」と称することにする)
インストールの後、サンプルのindex.htmlを入れて、ブラウザで読めるかどうかテスト、成功した。ところがこの後、わけのわからないことが起こる。
この話はまだネットでも大きく取り上げていられないと思うが、XP SP2の変な癖が表面化したのである。
現象的には、自分からは問題なく見えるのだがLAN内の別のPCからはローカルアドレスでさえ見えないというものである。やってみればわかるが、大きな落とし穴である。あちこちのFAQでも見つけられなかった。
たどり着いた原因はこうである。XP SP2はPC自身のファイアーウォールだけでなく、LAN接続でも独自にファイアーウォールがデフォルトで設定してあったのだ。しかもファイルとプリンターの共有など、素人でも使う機能についてはこれまたデフォルトでファイアーウォールから除外してある。このままではHTTPで別のPCからアクセスしても見えるわけがないのである。これに気付くのに2時間ほどかかった。歴代のWindowsでも、これほど「小さな親切大きなお世話」をやるOSはなかったように思う。確かにセキュリティーの面では素人に対してしつこいくらい注意を促すように設定されているが、その裏で実に手の込んだ鍵を二重、三重にかけてあるのには参った。
最終的に、LANのファイアーウォールを残しながら、NAT機能のようにHTTPだけ例外としてすり抜ける設定をして解決した。ついでに言うとFTP、POP3などに対しても個別の例外設定ができる。これはたまたまだが、私の環境ではありがたかった。というのは、ルーターが安物のせいでNAT機能は持っておらず、LAN入り口の基本はステルスモードでありながら、サーバー機のみはDMZでパケットを素通ししてOSでNAT機能を持たせる、という設定に持っていくことができたからである。
これでサーバーとしての条件はすべて出揃った。ついでだから、夕方になって友人に外から見えるかどうかテストしてもらった。ログがちょっと変な動きをして、レジストリを一度リセットする必要が生じた(これはANHTTPDの仕様だが、レジストリに手を加える必要があるのは気になる)が、まともに動いてまずは成功である。
次はCGI、すなわちperlソフトのインストールと動作確認に入る。しかし急ぐことはない。連休あたりにでもできればOKだろう。

2005.04.23
何でこの日がスタートになったのかは答えようがない。しかし「事件」は突然起こった。
ニュースでも大々的に報道されたからほとんどの人がご存知と思うが、「ウィルスバスター」の致命的とも思える障害に見事に遭遇したのである。それもXPをインストールした直後に!!
いつものように早朝に目覚め、朝食の前から作業を開始した。まずはMEをXPに変えることである。事は順調に進んだ。いくつかのドライバも更新した。そしてカスタマイズを始める前にウィルス対策ソフトのインストールとXP SP2を含むWindows Updateの実施である。SP2は息子マシン用に既にダウンロード、CDに焼いていたから手間はかからない。
ところが「ウィルスバスター」をインストールして最新パターンファイルを入れた直後から急にPCが黙り込んでしまったのである。それも新XP機と同時に。
現象からすると、両方のマシンで起こったように見えたことから、ハブ、ルータ、モデムの故障に感じられた。そこで息子マシンを立ち上げて、何も知らないままこれもパターンファイルを更新し、様子を見たらこれもおかしい。こうなると尚更LANの方に目が行く。おまけに動きが猛烈に遅いからテストして原因を掴むのにも時間がかかり過ぎてイライラする始末である。動かないから強制的に電源SWを切って再起動を繰り返した。慌てているからセーフモードに切り替えることも考えつかなかった。そのせいか、新XP機の方は電源をたびたび切るものだから起動の途中でフリーズする現象まで現れ、CDでOSを修復する羽目にもなった。
そうこうしているうちに、テストをしていた旧ME機のタスクマネージャーを見るとCPUが100%負荷になっていることに気付いた。おまけにLANケーブルを抜いて「ウィルスバスター」のリアルタイム検索を外すといくらか速度が回復する。これで「ウィルスバスター」に疑惑が生じた。このことから、PC3台の「ウィルスバスター」を一旦アンインストールすることにした。ここまで来るのに、すでに時計は11時を過ぎていた。
それにしてもアンインストールすらも時間がかかる。それでも我慢を重ねてじっと待っていた。すると先に「ウィルスバスター」の再インストールを行った旧ME機が速度を回復した。どうやらパターンファイルの更新が済んだタイミングとうまく合致したようで、これを機に残る2台も何事もなかったように動きが早くなったのである。
一段落したのは昼前。そしてニュースを見て口をあんぐり。ものの見事に「パターン594」の障害とドンピシャのタイミングでトラブルに巻き込まれたのである。
とはいえ、疲れながら午後もアプリのインストールなどのセットアップ作業を続けた。結果、MEはどうやらXP「らしく」生まれ変わったようだ。明日はサーバー機に再度変身する。