心得編:


防犯対策
1.貴重品
2.
3.手荷物
4.雲助タクシー
5.カード番号は教えるな

あらかると
1.両替と通貨の切り替え
2.地図
3.時刻表
4.食事について
5.挨拶について
6.QIC
7.エレベータ
8.略号
9.土産物
10.食事の「量」
11.透明フォルダー


[防犯対策]

なによりもまず防犯について書く。旅行、特に海外旅行で気になるのが防犯対策だ。海外旅行について書いた本や、どこのホームページでも、繰り返して書かれる事だから今更・・・などと言わずにあえて書く。というのはこれだけ書いてあってもトラブルを起こす人が後を断たないからである。(そんな人はここを読まないか)

1.貴重品

貴重品は肌身離さず持つ事。但し背広の内ポケット、ズボンの後ポケット、ウェストバッグは不可。ベストはたすき掛けに出来るミニバッグまたは胴巻き。私は普段から財布などをズボンの前ポケットに入れている。若干見栄えは悪いが、手を突っ込まれにくい。女性の場合、ハンドバッグ、ショルダーバッグは道路と反対側の手に持つ事(警察推薦)。
ホテルでは、必要な分以外はフロントの貴重品ロッカーに預ける。最近は部屋の中に金庫を備えているところもある。高価な土産物はスーツケースに入れて鍵をかけること。

しかし、最近はカードが一般化していて、防犯の面では大分楽になった。現金(T/Cも)が少なくて済む。
アメリカの事情で一言。カードはAMEXが主流でそれしか受け付けないところもあると聞いた。それからホテルの電話などはデポシットと言って前払いさせられるらしい。防犯に関しては現金50ドルくらいを上着の胸ポケットに入れておけとの説もある。ホールドアップされたら黙って渡せという意味である。但し内ポケットは絶対厳禁。拳銃と勘違いされてはいけない。

2.鍵

「日本では安全と水はタダ」と言った人がいたが、日本は本当に鍵の少ないというかいらない社会である。(それは誇って良い)最近はだんだん凶悪犯罪が増えてきたとはいうが。
スーツケースの鍵は閉めておくのを基本としたい。閉めていてもやられる時はやられるのだが、盗難のリスクは低いほうがいいに決まっている。ロンドンのヒースロー空港はそういう盗賊達のメッカである。HeathrowならぬTheftrow(盗賊とヒースローの名前をもじったもの)と陰口をたたかれるくらいだから。
ホテルの部屋の鍵も注意したい。隣の部屋に遊びに行く時も必ず閉めよう。国内ででもそういう癖をつけておけば、いざという時役に立つ。

3.手荷物

駅や空港での時間待ちの時など、手提げの鞄をどこに置くか、これは非常に悩ましい。じゃあ一切持たないのが一番安全、とそこまで言うのは無理があるだろう。ではどうするか、私の個人的意見は座った時はひざの上、立った時は両足の間である。これは国内外を問わない。こういう赤の他人同志が集まる所では引ったくりが常にカモを狙っていると思うべきだ。
旅馴れたベテランでも失敗はある。私の会社でのモバイルパソコンでの事故例2件(ここをクリック)を参考にされたい。

4.雲助タクシー

これも引っかかる人が後を断たない。日本でも外人相手に存在するという。
一番多い手口がメーターの故障と称して料金表示せず、相場を知らない余所者を騙すやりかたである。次に多いのが「タクシーいらない?」と所定の乗り場以外で声をかけるもの。鞄の手をかける質の悪いのもいるからご注意。
私は1回だけもっと手の込んだヤツにひっかかった。
ローマでのことである。朝8時のベニス行きに乗らないといけないので、前夜にフロントで空港行きバスの時刻を聞こうとした。ところがフロントの兄ちゃん曰く翌朝はストでバスは動かないとのたまう。それで彼はタクシーを手配してあげるというので、じゃあ頼むと答えた。翌朝6時頃、玄関に出ると車が待っている。ベンツの大型車であるが、何かおかしい。タクシーの表示がどこにもない。でも運チャンは紳士的だし、仕方がないのでそのまま車に乗った。
そして空港へ行く高速道路で我が目を疑う光景を見た。反対側から市内行きのバスがやってくる。やられたぁ!と思ったが後の祭り、しっかりとバスの何倍かの金を払わされてしまった。まさかホテルのフロントが一枚噛んでいるとは夢にも思わなかったのである。

5.カード番号は教えるな

これは旅行中の注意ではないが、最近のインターネットショッピングでのトラブルを考えるとこれも範疇に入れてはどうかと思う話がある。
インターネットでホテルの予約が出来る時代になったが、ホテルより予約の確認ということでカード番号を要求されることが多い。ホテル側にしてみれば、予約だけして実際には泊らなかった場合の違約金を徴収したいということなのだろうが、ネットでの番号送信はセキュリティーの面でお勧めとは言い難い。
私は事情を説明した文を添えてFAXでカード番号を送るようにしている。フロントが悪用する可能性はどちらででも一緒だとは思うが。

[あらかると]

主として海外旅行中での気付いた事を順不同で書かせていただく。

1.両替と通貨の切り替え

入国する空港または駅に着いたらまず両替所で100US$分くらいは現金に両替しておこう。
ホテルまでの交通費や食費くらいはこの程度の現金で充分である。本当は市内の銀行のほうがレートがいいのだが、現金0ではトイレのチップなどに困る。
数カ国を渡り歩く場合の心得をひとつ。私は出国直後の飛行機や列車の中でそれまでの現金全額を封筒に入れてしまう。封筒は訪問する国の数だけ用意して、金を入れるとその通貨名を書いておく。こうして財布の中を一度空っぽにしないと小銭は見分けにくい。

2.地図

地図は旅の友である。旅の準備にも欠かせない。鉄道の旅などは風景と共に、地図でどのあたりを走っているのか確かめるのもまた楽しい。
市街図はぶらり歩きをして道に迷わないための必須アイテムである。海外の場合、事前に手に入らないので空港とか駅のキオスクで必ず買う事にしている。ホテルでも小さなものを用意している場合もあるが、デフォルメされているものが多いので方向感覚が狂う時がある。
大都市では、鉄道・バス・地下鉄などの路線図も重宝する。東京の地下鉄は複雑怪奇、よそ者にとっては地図なしでは乗れなくなった。次いで凄まじいのがパリの地下鉄である。日本では「○○線」とかの線名がつくが、あちらは改札から先は路線番号と終着駅の名前だけの案内表示しかなく、ものすごく苦労する。今でも逆方向に乗ってしまうことがある。もっとも乗り換え自由で均一料金だから間違えても気にしなくて済むが。

3.時刻表

元鉄道少年の私としては、個人的に時刻表に凝るのは当然としても、飛行機の時刻表(航空会社が出しているもの)と駅にある無料の駅発車時刻表は最低でも持っていたい。
添乗員付きのツアーで行かれる人にはそれほど必要とはしないが、個人で行かれるなら横文字の案内に馴れなくても持っていて損はない。解らなかったら身振り手振りで人に聞きまくるのも旅の思い出だ。
鉄道の旅を旅行に加えるなら乗り継ぎの時間は余裕を持っておきたい。特に飛行機との乗り継ぎには要注意だ。現地の時刻表は日本ではなかなか手に入りにくいので、ホームページから検索することも考えよう。先進国では英語版の時刻検索ページがある。
時刻表ではないが、駅・空港の発車案内板には常に注意しておきたい。日本以外では10分や20分の遅れは当たり前で、おまけに遅れても何の案内もないことだってある。

4.食事について

名物料理を食べるのも旅のうち、だからテーブルでは楽しくいきたいもの。マナーの細かいことなんかほっといて(向こうにだって食器をガチャガチャ言わせて食っている人もいる)、最低これくらいの注意は・・・という楽しい食事のヒントを紹介する。

まず店に入ったら「今日は」あるいは「今晩は」くらい言って、案内があるまで入口で待とう。「どこでもお好きなところへ」という店もあるが、大半は担当の店員が席まで案内してくれる。
食事での最大の難関はメニューの読み方とボリュームである。はっきり言ってどんなものが食えるかは当たり外れがあると考えて良い。ただ、高級な店はメンツがあるので味に癖のある物は出さないようである。ボリュームについては、私はヨーロッパしか知らないが多すぎるきらいがあるので調子に乗って注文しすぎないように。
横文字のメニューが苦手な人はガイドブックや旅行用会話の本を持って行こう。店員に「これ」と指差すくらい恥ではない。前菜・スープ・牛肉・豚肉・鶏肉・魚・デザート・飲み物くらいの言葉は覚えて欲しいとは思うが。
食事中で注意したいのがパンの食い過ぎである。前菜あるいはスープからメインディッシュが来るまでの間がもたなくて、ついついパンに手がいく。私もこれで何度か失敗した。満腹になってメインが入らなくなるのだ。
さて、酒も回ってきたし腹一杯になったので勘定を済ませるのだが、今でも席を立って出口へ行こうとする人がいる。テーブルで払いを済ませ、釣り銭の小銭程度をチップとして置いておこう。今はサービス料込みが基本なので多額のチップはいらない。小さな店は別だが向こうでは各店員の担当テーブルがあってその人間に支払う。その昔は店員に代金回収の全責任があって客から勘定とチップを受け取り、店員は店に料理代を払って残りのチップだけが収入になるというシステムになっていた。それでは店員の収入が不安定になるので、今ではチップのかわりに固定給が保証されている。勘定書きにわざわざ「サービス料込み」と書いてあるのはそのためで、本来はチップ不要なのだが風習だけが残ることになったのである。そのうちに廃れていくだろう。
最後に店を出る時は、英語ならThank you and goodbyくらいは言おう。それまで不愛想に見えた店員もHave a nice eveningと、微笑んでくれること間違いない。

さて、私はニューカレドニアで日本人としてあまり芳しくない行動を見ることになった。
ホテルでの朝食の時である。大きなホテルでは大抵そうだが、バイキング方式になっていて好きなものを好きなだけ食べられる。私は嫁ハンとともに食事を取っている途中だったが、隣にいた若い女性二人が食事を済ませて席を立った。そして後片付けに来た現地人の中年女性が変な顔をしているのでふと横を見て驚いた。パンやら卵やら果物やら、一杯あった料理は皿の上の半分位が残っていた。
食べられる分だけ取れよ!足らなきゃまた取りに行きゃいいだろが!
フランスの植民地で、明らかに生活レベルが低い現地の人達には日本人がどう見えただろうか。それを考えるととても暗い気分になった。

5.挨拶について

旅行先、特に観光地ではまず間違いなく日本人に出会う。昔は世界中どこに行ってもアメリカ人と中国人がいる、と言われたものだが、最近は日本人がビジネスと観光で世界中を走り回っている。
ところが同じ日本人同士が出会ってもお互いに知らんふりをしている例が多い。私も若い頃はそうだった。当時はまだ海外旅行ブームのハシリだったので、全体的にマナーが悪く、仕事で海外に出ている立場から「あんなのと一緒にされてはたまらん」という生意気な考えでいたからである。
しかし、考えればしかめっ面を出来るほど自分が海外を知り尽くしたえらい人間でもなく、やはり初めてのところでは緊張するのは誰でも同じではないかと思うようになり、最近はホテルの朝食の時などで日本人の隣に座った時などは挨拶するようにしている。
別にでしゃばった態度でなくても、国内と同じようにごく自然に挨拶できればいいのではないかと思う。ただ、一度だけパリのレストランでこちらは独身、隣は新婚旅行という組み合わせになったことがあって、その時はその夫婦が余りにもオロオロしていておまけにフランを使い切ってドルで支払おうにもレートも解ってない様子なので、見るに見かねて口出しをした事があった。

6.QIC

ちょっと難しい言葉だがQICをご存知だろうか。Quarantine(検疫)、Immigration(入国審査)、Custom(税関)の略である。
最近は検疫についてはうるさくなくなったが、時として行く先によってはコレラ・マラリアなどで張り紙などがしてある事もあるので注意したい。「風邪をひいた」「熱がある」ような場合は帰国後すぐに病院へ行った方がいい。

よく出国審査でまごつく人がいる。一番多いのがゲートの手前で慌てて出入国カードに記入する人、次が余計な書類を沢山出す人である。出国の時はチェックインした後の時間待ちの時に書いておくのが良い。入国の時は機内での食事の後、通貨の入れ替えや税関の申告書を書く時と一緒にやればいい。
「余計な書類」というのは航空券とか到着先の入国カードまで出そうとすることをさす。出国の時はパスポート、搭乗券(航空券ではない)、出国カード(必要な場合のみ)だけで良い。
話は変わるが、日本の外国人に対する入国審査は事の他うるさい。特に東南アジアからの不法滞在が多いせいであるが、わずかな例外を除いて外国人労働者を一切認めない政策のためである。イギリスも滞在ホテル名とか滞在日数などをしつこく聞く。入国審査に関連するが、個人で旅行する時はジーパンなどのラフな格好はやめた方が良い。不法労働者と間違えられる可能性が高い。

さて、税関はどこの国へ行ってもやっかいな存在である。とにかく密輸人VS税関の「仁義なき戦い」の最前線であるから仕方がないのではあるけれども。税関曰く「99%は善良な旅行者」と言うが、一旦不信感を抱くととことんまで調べ上げるのが通例である。変なものを持ち込まなければどうってことはないが、後ろめたい事がなくてもあまり気分のいいものではない。昔連合赤軍が世界中を騒がした頃は入国審査だけでなく、税関でもスーツケースをひっくり返さんばかりに調べられたことがあった。
ところで土産物を沢山買って帰国する時に免税点を越えてしまう場合に、申告書には嘘を書かない方が良い。よく無理なアンダーバリュー(実際の買い値よりもはるかに安い金額を書くこと)を試みる人がいるが、殆ど無駄である。税関は世間の相場を知っているからバレバレである。彼らは無駄飯を食ってはいない。数量とか金額を誤魔化すような真似をするとか、変なものが鞄に入っていると却って不信感を煽る結果となる。

7.エレベータ

学校の英語の授業で「1階のことをアメリカでは1st floor、イギリスではground floorと言いますから、注意しましょう」と教えられるが、日本に住んでいる限り実感はまったくない。しかし、ヨーロッパではまさに失敗のネタになる。
日本で常識の2階に行こうとエレベータで「2」を押すと、必ず3階に行ってしまう。小さなホテルではエレベータがのろいので、ちょっとした用事の時は階段を利用するが、スーツケースを運ぶとなるとエレベータを使わざるを得ない。そこで慌てると、しっかり「2」のボタンを押す羽目になる。
それとエレベータで困るのは国によって押しボタンの略号が違うことである。ちなみに、英・仏・独で地下、1階、2階を示す記号がどうなっているか比較してみよう。

B (Basement) G (Groung floor) 1F (First floor)
SS (Sous-sol) RC (Rez de chaussee) 1E (Premiere etage)
K (Kellergeschoss) E (Erdgeschoss) 1S (Erst Stock)

と、こんな具合である。おわかりのように1階と地下は救いようもないほど違う。ちょっと大変だがこれだけはしっかり覚えて慣れるしかない。トイレは略号がわからなくとも絵記号で男女の区別は気付くのだが・・・。

8.略号

前項の続きで、ちょっとトイレの略号がどうなっているか見てみよう。
最近はホテルや駅でも絵記号が使われているから大抵は区別できる。しかし古いホテルとなるとそうはいかない。そこで比較してみた。

 
M(Men) W(Ladies)
H(Hommes) F(Femmes)
H(Herren) F(Frauen)

それから、これは特殊な例だが、ホテルで共同のバス・トイレがある場合は、ドアに部屋番号"00"がついている。一般の部屋番号と違うので、何だろう?と思われた方もあると思う。
次に蛇口の記号、これも勘違いすることがある。色記号では温=赤、冷=青が使われるが、文字では、

 
H(Hot) C(Cool)
C(Chaud) F(Froid)
H(Heiss) K(Kuehl)

となる。間違えやすいのは仏語の"C"で、冷水のつもりが熱湯が出てびっくりされた方もおられよう。

9.土産物

土産物の選択というのは、私だけかも知れないが、悩ましいものである。
「買い物ツアー」なら、適当にブランド品を買えばいいだろうが、どこか滅多に行かないところへ行った時には、家族・職場には何をしようかと迷ってしまう。
私の選び方の基準は「そこにしかないもの」である。やはり特産品であれば喜ばれることはほぼ間違いない。ただ困るのはキムチ、海苔、人参くらいしかない韓国のように、あまりに単純な場合である。
あと、個人的な趣味だが、私は記念バッジとその土地の地図を買うようにしている。それと、これはローカルな話だが、フランス土産の私の定番は「キャマンベールチーズ」と「マロングラッセ」である。あちらの「マロングラッセ」を食べると日本のは高いだけで食う気がしなくなる。日本のが不味いというのではなく、向こうの味を知るとやめられなくなるという意味である。「キャマンベールチ−ズ」は人によって好き嫌いが激しいので何人にも勧めるわけにいかない。しかしフランス原産のあのクリーミーな味は日本では絶対に作れない。いつも帰国直前に何個か買うのだが、帰国して税関を通る時に、スーツケースを開けるとプ〜ンと匂うので、税関の係員がしかめっ面をするのが難点(?)である(笑)

10.食事の「量」

どうも年を重ねていくと次第に食事の量が減ってくるのだが、それでも私は日本人の中でも背が高い方だから他人よりは大目に食える。しかし平均的日本人には欧米のてんこ盛りの皿に閉口されることも多いだろう。
はっきり言って、無理してフルコースを食べる必要はない。店員には最初からそう断ればいいのだが、遠慮がちというか日本のレストラン並の量しか想像できない人は皿が出てきてからあっと驚く。
夕食は、スープまたはオードブル、メインの肉または魚、飲み物、コーヒーくらいで十分である。食後のアイスクリームは体の調子がいいときだけにしよう。イタリアで前菜にパスタ入れるのはよほどの自信がない限りやめよう。私なら入らないこともないのだが、後で血糖値のリバウンドが出るから避けている。
昼食もフルコースは避けてカフェかビュッフェで一品を摂るだけでいい。イギリスでは駅のビュッフェで日本風のサンドイッチが食べられる(但しパンは不味い)。ただ一つだけ要注意なのがフランスのカフェにある「サンドイッチ」で、こいつはフランスパン(バゲット)の1本丸ごとにハムとか卵をはさんだものが出る。とてもじゃないが一人で全部は食えない。
「地元のうまいものをたくさん食いたい」という気持ちはわからぬでもないが、TVでやってるグルメ番組につられて調子に乗ってはいけない。あれはほとんどが「やらせ」で、かつタレントはほんのわずかしか食べない(食べられない)のだから。
とにかく日本人の胃袋は欧米に比べて小さいということを肝に銘じよう。逆に彼らが日本に来ると腹が減ってしょうがないそうである。もっともアメリカなどではダイエット食としての日本料理に人気があるらしいが。

11.透明フォルダー

旅行に出る前、透明フォルダーに全日程の時刻表やホテルの簡単な案内、地図などを行程順に重ねて入れ、鞄に入れて持ち歩くと便利である。特に初めて訪れる空港の案内地図は必須である。
また鉄道の時刻表などは、予定している列車の前後の便を含めて印刷してくと、もし早く着いたり遅れたりした場合の対応がやりやすくなる。
持っていった紙は行程を消化したら順に捨てていく。そうすると出発前にあった十数枚の紙は次第に減っていくのである。
最近はこういう地図や時刻表をインターネットから抽出して、A4サイズ1枚の紙に収まるように印刷することがやりやすくなった。昔は航空機の時刻表などは航空会社が発行する分厚い全便の時刻表とか、旅行代理店が持っている”ABC”という全世界の時刻表からのコピーを持たねばならなかったが、今は必要なルートだけを選択できる。

−続く−