悪餓鬼日記帖:なにぃ、文句あっか!

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2020.07.31

ようやく近畿の梅雨が明けた。平年よりも10日遅れ。しかし照り付けるような日差しとかムッとした湿度の高さはない。私にとってはその方がありがたいが。
今日も感染拡大が止まらない。大阪も条件付きだが補償金を出すことにした。但し国に対してもその一部の面倒を見てくれと要求した。
何もしない国への不満だが、それでもなお国は動かない。
国会も開く気がないようだが、これではアベットラー以下閣僚は国民に対して何もしないことが役目と思っているようだ。
そんな閣僚は全員不要だ!

2020.07.30

感染拡大が止まらない。実際に感染したのはPCR検査の前1〜2週間前だから感染者数はまだ増えるはずである。
やっと動き出したのが東京都。雀の涙の補償金と引き換えに営業時間短縮を要請した。国はまったく動かず。
政府はPCR検査数を「世界でも多い方」というが、これは大ウソ。人口当たりの検査数は世界158位である!
こうした不誠実な政府の態度に業を煮やした日本医師会は、ウィルス対策の審議を迫る意味で臨時国会の開催を要求した。野党も同じく憲法53条に基づく国会開催に向けて動いている。もし政府・与党が無視する(前回も無視した上にアベットラーが解散のためだけに開いた)ならば人身は完全に与党から離れるだろう。
さすがに今度は開かれると思うが、予断は許さない。追加アベノマスク配布を中止してガス抜きに走りたいだろうが、国民はその程度ではごまかされない。

2020.07.29

大阪府の感染者が約220人と過去最高を記録した。全国的にも1000人を超えた。
そんな状態でも大阪府知事は「5人以上の宴会は自粛を」という、科学的根拠のない数字を出して危機感をあおるだけである。しかしここは国、自治体共に、特に政府がイニシアチブをとって、PCR検査の拡大他、自粛の要請を補償をやって感染者が増えるのを防ぐべきだろう。
とにかく具体策なしに精神論を繰り返しても感染者数の増加は防げない。

2020.07.28

政府は、アベノマスクを追加で8000万枚を介護施設などに配るという。不良品の多発などあれだけ国民に不評だったものを再配布するというのは、ある意味国民に対する挑戦、報復のように見えてしまう。
今必要なのは布マスクではなく、不足している医療用N95マスク。それを知ってか知らずか、性懲りもなく余っているものを押し付けるやり口には唖然とする。
さて、スガッペルスが「ワーケーション」なるものを奨励する発言をした。
一部の企業で既に取り入れているらしいが、有給休暇中に仕事をさせるのは労基法の趣旨に違反する。もし会社から何らかの業務を命令したのであれば作業時間の賃金を補償した上で、別の日に休暇を与えなければならない。
有給休暇は本来、仕事から解放された労働者の心身を休めるもので、休暇中に仕事をするのは労働環境が変わっただけで休暇とは言えないものである。だいいち、家族を同伴しているのであれば迷惑な話である。折角一緒に過ごす時間を取ったのに、仕事で潰されては家族は怒るだろう。
休暇中も仕事、などというのは他国では考えられない発想である。

2020.07.27

最近あちこちでサーバーへの大量のスパムを繰り返していたponeytelecom.euとkyivstar.netについて、運営しているサーバーがアクセス拒否の設定を行った。
昔のようなDoS攻撃でアクセスできないほどの激しいスキャンではないものの、この両者は至る所で問題視されていた。
これでアクセスログから手作業で削除する手間が省ける。

2020.07.26

近所でウィルス感染者が出た。
普段の付き合いもないので濃厚接触どころか直接顔を合わす人でもないので大騒ぎすることはないが、私自身が感染する確率は上がっているものと考えた方がいいようだ。というのも感染している人がそのことを知らずに買い物に出かけて、知らないうちに他人に感染させる可能性がないとは言い切れない環境になってきたからである。
今度のウィルスは非常に狡猾である。そうでなくてもPCR検査で陽性になる確率が高くなく(医者からは9回目の検査でやっと陽性になった例もあると聞いた)、感染後もこれまでのような発熱症状などが出にくい。だから感染が発覚したらあっという間に重症化する例が見られるのである。
人類誕生以前からがウィルスは存在し、人間の進化とともにウィルスも進化して来たが、今回は人間が必要以上に開発を進めたために未知のウィルスと遭遇することになったとも言われている。
ともあれ経済優先に前のめりにならずに、万全の対策を講じることが求められている。

2020.07.25

深夜に雷が鳴って強い雨。梅雨の最後のあがきなのだろうがもう少し大人しくしてほしいものだ。犠牲者をこれ以上増やさないでくれ。
昨日の続きだが、新自由主義で「無駄」を切り捨てる傾向が強いが、ひょっとしたら優性思想の持ち主は人間に対しても「無駄な命」があると考えているのではないか。
障碍者を殺した男、今回の嘱託殺人を行った医師のほかに、れいわ新選組の選挙立候補予定の人間も、先日YouTubeで「老人は社会の負担」と発言して問題になった。しかし党首の山本太郎は本人の謝罪を認めただけで、党としての処分はしないと言明した。
トランプとかボルソロナもコロナウィルスの犠牲者が出るのはやむを得ないと聞こえる発言をしている。
新自由主義は複数のヒットラーを生み出す思想であるらしい。

2020.07.24

ちょっと気になる話。ALS患者を死なせたとして、嘱託殺人で2人の医師が逮捕された。
警察によれば、主治医でもない2人が薬物を注射して死なせたのは安楽死ではなく、患者から金をもっらていていたので殺人と断定したという。
この件に関して、同じくALSの舩後参院議員は自身のHPで「『死ぬ権利』よりも『生きる権利』を守る社会にしていくことが何よりも大切だ」、「(安楽死を法的に認める)こうした考え方が難病患者や重度障害者に『生きたい』と言いにくくさせ、生きづらくさせる社会的圧力が形成していくことを危惧する」と書いている。
容疑者の一人である元厚労省官僚は、「高齢者は社会の負担」という優性思想を主張していたようである。
障碍者施設での殺人事件以来、こうした優性思想が大っぴらに語られることには私も問題だとと考える。
人の生死を第3者が勝手に線引きする権利はない。

2020.07.23

今日発表された新たな感染者は、東京都が366人、大阪府が104人。
いくら補助が出ると言っても、これでは外出する気にはならない。これでもなお政府以下行政は何もしない。悪質なサボタージュと言える。
金は出さないし、責任も取らない。今からでも遅くはない、我々はそのようなことを許している社会を変えねばならない。

2020.07.22

昨日ほどではないが、今日も暑い一日。暦の上では大暑だが、梅雨明け宣言はまだ。週末にはもう一度豪雨の可能性があるという。
確かに空を見上げると、上層には薄雲があって冷たい空気が残っているのがわかる。
さて、新たなウィルス感染者は東京都で230〜240人、大阪で121人を記録した。
東京都の会議では専門家から「『都の医療体制が逼迫(ひっぱく)していない』という政府の説明は誤り」との指摘が出た。都知事から4連休は外出を控えてくれという要望が出たが、その前に医療体制を強化しないと大変なことになる。もちろん大阪も同じ。
「自衛」と「自粛」で行政は乗り切るつもりだが、このような危機感のなさ、というよりも何もしたくない、金も出したくない、一方でGoToキャンペーンだけは前のめりになるとは、国民の命よりも業界の利益の方に目が向いてることに他ならない。
何度も言うが、GoToキャンペーンに惑わされず、記者会見もやらず国会の休会中審査にも顔を出さない(自民が拒否していることもあるが)アベットラーに、「責任者出てこい!」と叫び続ける必要がある。

2020.07.21

今日は朝から室温が30度。その後も上昇して夕方まで33度が続いた。
明日は少し下がるようだが、梅雨前線が日本海に残っているので梅雨明けはもう少しお預け。
GoToキャンペーンについて17日に書いたように、受け皿の組織には旅行関係の会社が含まれているが、それと対応した形で同じく旅行業が参加する政治資金団体から二階を筆頭に自民の議員に総計4200万円の献金が行われたと週刊文春が報じている。私の予想通りキャンペーンを急ぐ理由がわかった。
国民の税金を使った事業に群がる有象無象は、コロナ対策でもたかる。
長年にわたって続いてきた自民の利権、金まみれの体質は、国民が困っている話にまで触手を伸ばし、関連企業に儲け話を渡すと同時に自分たちもそのおこぼれをもらうことを当然のこととしているのである。
国民はもっと怒らねばならない。

2020.07.20

奄美地方の梅雨明け宣言が出た。神戸でも朝から気温が上昇、室内の最高気温は31度で、セミの鳴き声も大きくなったから梅雨明けが近い。但し朝は少し涼しい風が吹くので、太平洋高気圧の勢力はまだ少し弱いようだ。
新自由主義のひとつの表れで、コロナ感染が広がる以前に東京都の公立病院削減とならんで政府も全国的な病院削減を打ち出していた。今回のコロナ感染拡大で、計画の中止を求める声が出ていたが、都も政府も計画の撤回はする気がない。一旦決めたことに固執することがどういう結果を招くか、今は「重症者が少ない」という理屈をこねて見直ししていないが、これから感染者数がまだ増える可能性が指摘されているのを放置することは非常に危険。もし増える兆候が出たらそのまま爆発的感染に至るであろうことは専門家も指摘している。現に局所的なクラスター発生が見られるし、いずれ大規模なものになる危険性は排除できない。
患者数、死者数が増えてから対処しようとしても遅いし、医療崩壊に至るであろう。感染拡大の防止には先手を打つのが常識である。

2020.07.19

GoToキャンペーンはまたも手直しを迫られている。
東京都発着を除外したために大量のキャンセルが発生したのだが、そのキャンセル料を政府が補填しないと言ったものだからブーイングが出て補填する方向にしたようである。
こういう泥縄式で何度も変更するのは無理をしてGoToキャンペーンを始めたからで、慌ててスタートする必要などなかったのである。世論調査でも不評である。
国民の信頼を失っている今の政権はもはや退陣しかない。

2020.07.18

今回のウィルス禍をきっかけに、今の新自由主義の見直し、新しい社会のメカニズムが必要との議論が出ている。
詳細な説明はしないが、新自由主義とは要するに70年代から始まったイギリスのサッチャリズム、アメリカのレーガノミクスに代表される企業の利益を最大化するために、規制緩和、公共事業の縮小・民営化、弱肉強食を是認して負け組は「自己責任」とする傾向、政策の総称である。
しかし今回のサプライチェーンの停滞や医療崩壊に見られるように、コストを追及するあまり余裕を失って緊急事態に対処できなくなっている。
サッチャーは「社会なんてものはない」と言って社会保障は自己責任でということを唱えたが、最近ジョンソン首相は「社会は存在する」とサッチャリズムを批判した。
振り返って日本ではウィルスの感染者は欧米などに比べて少ないものの、ここ数日猛烈な勢いで増えている。根源には公的感染対策を放棄して「感染は自己責任で防げ」という一方であくまで経済対策を優先する、新自由主義的対応に固執する政府の姿勢がある。
当然国民からは批判が上がっており、GoToキャンペーンをやめるべきという声が高まっている。
今必要なのは医療支援、個人補償、一時的でも構わないから消費税減税、金持ち増税などである。先日世界の大具豪たちが「我々からもっと税金を取れ」という声明を出した。
コロナ後の社会を見つめるうえで、新自由主義の廃止と、新しい社会の仕組みを作ることが緊急に求められている。

2020.07.17

GoToキャンペーンをごり押ししたが、早速ほころびが出て、東京都は除外、続いて高齢者と若者の団体も除外、と行き当たりばったりの連続である。
こうなる原因は、一旦政府が決めた話を定額給付金のようにことごとく国民世論でひっくり返されたことに意固地になっているという側面もあるが、財界からの経済優先の圧力や官邸内部からの圧力、そしてキャンペーンに群がる利権集団への金のばらまきということも考えられる。
実際、利権という側面でいえば、宿泊施設や店舗からの還元金請求の国交省窓口はJTBなどの大手代理店や業界団体が委託を受けることが決まっており、各種給付金で明るみになった電通のようにお手盛りの手数料が支払われる仕組みになっている。
そしてGoToキャンペーンで動いた旅行者がウィルスに感染するリスク、わけてもクラスター発生の危険性はまるで考慮されていない。もし感染したら、「政府の指針に従わなかった」として旅行者とか受け入れ施設に責任を転嫁するであろうことは容易に想像できる。
今日も東京都では300人に近い新たな感染者が見つかっており、赤字病院への支援を含めて放置できない状態にある。
国民の健康と生活を破壊しかねないGoTOキャンペーンは、今からでも遅くはない、即刻中止すべきである。

2020.07.15

今ネットで話題になっているのが、東京都議会で行われた都立高校の校則に定めている髪型の話。
ある議員が取り上げたのが「ツーブロック」と呼ばれる髪型を8割以上の学校が禁止していることで、その理由を質問したら、教育長が「外見等が原因で事件や事故に遭うケースなどがございますため」と意味不明の答弁をしたのである。
このやりとりの動画はネットで大きな話題となった。
「ツーブロック」というのは髪型の上下で段差があるものを言うのだが、古くは「サザエさん」に登場するタラちゃんとか、最近は北朝鮮の3代目が典型である。近頃は若者でこの髪型が増えている。個人的には好みでない髪型だが、単なる趣味の問題を事件や事故などという理由にならない理由で禁止するのはどう考えてもおかしい。
以前からブラック校則の問題は指摘されているが、「ツーブロック」禁止は常識の範囲を超えた理解不能の校則であることは疑いない。
その昔、神戸市では中学校で男子は全員丸刈りとしていたが、批判を受けて廃止した。
子供たちを校則で縛るだけのものは有害でしかない。

2020.07.14

今日は午前中、洪水による避難勧告が出るほどの土砂降りになったが、午後にはぴたりとやんだ。
さて、7月14日はフランス革命記念日。革命の発端となったバスティーユ監獄を市民が襲撃した日である。
フランスではこの日を単に「7月14日」と呼ぶだけだが、フランス人でこの日が何の日であるかを知らない者はいない。
監獄は革命後に解体され、今はバスティーユ広場になっている。
例年はシャンゼリゼで軍事パレードなどが行われる祝祭日だが、今年はウィルスの影響で規模を縮小して記念式典だけになる。
2018年はアベットラーも出席する予定だったが、西日本豪雨で忙しいため河野外相(当時)と自衛隊員が出席した。だがアベットラーを含めて彼らに革命記念日を祝う資格はない。
フランス革命は王政を倒して民主主義を国民が手にした世界初の出来事であり、軍事パレードを見たいがために参列する日ではない。特にアベットラーは改憲によって民主主義を否定しようとしているのだから。

2020.07.13

再びの雨でうっとおしい。いつもはウォーキングを兼ねて歩いて15分くらいのスーパーに行くのだが、雨だとズボンがびしょぬれになるので近くの店で買い物を済ます。
予報によれば雨は明日までで、以後は曇りがメインとなるようだ。
九州は大丈夫だろうか?

2020.07.12

久しぶりに傘を持たずに外出した。但し明日からはまた天気予報に傘マークが並ぶ。
それでも近所からはアブラゼミの声が聞こえてきた。気温が少しづつ上がってきて、梅雨明けが近いことを知らせている。
首都圏のみならず大阪でも感染者数の増加がみられて、いよいよ緊急事態宣言を出す日が近くなっている。政府も自治体も早めに自粛要請と休業補償を出さないと大変なことになる。迷っている暇はない。
そんな中でGoToキャンペーンをやろうとしているが、直ちに中止すべきだ。外出自粛が解ければ人々は放っておいても外に出る。

2020.07.11

連日の東京都の新規感染者数200人超え、とうとう東京都医師会が2週間の繁華街の飲食2週間自粛と休業補償の要求を出した。
治療の最前線で奮闘している医師たちの叫びであると同時に、何しない行政への抗議でもある。
ここまで来て何もしないのなら、自公政権は退場願うしかない。

2020.07.10

今日も東京都の新規感染者数が200人を超えた。
政府も東京都も知らん顔をしているが、このまま放置すればやがて他府県に感染が広がるだろうし、重症者も出てくるはず。病床はまだ足りているというが、気が付いたらあっという間に余裕ももなくなる。その時に慌てて対処しても遅すぎる。最悪の事態を想定した対策を準備しないといけない。アメリカのCDCなどは常に最大のリスクを想定しているのである。
年金を巡る裁判で、今日大阪地裁は「マクロ経済スライド」による年金引き下げを憲法違反とする訴えを棄却した。
そもそも憲法25条2項は「国は、すべての生活部面について、社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない。」としており、それに逆行する「マクロ経済スライド」という減額の方針は明らかに違憲である。
判決では年金財政の悪化を理由に政府の減額方針を正当化しているが、これではあらゆる福祉予算のさじ加減は政府の都合にゆだねられ、国民が負担が増えても文句を言えないことになってしまう。
国が憲法をないがしろにしていることを、司法も追認していては三権分立の名が泣く。

2020.07.09

雨はまだ続いている。今年の梅雨はえらく長期間にわたって降っている。
気象庁によれば早くても12日にならないと止まないとのこと。例年なら祇園祭近辺に梅雨明け宣言が出るものだが、今年はどうなることやら。
東京都の新規感染者数が200人をはるかに超えてしまった。この状態を無視して規制の緩和をすることは無謀である。むしろ強化して追加の休業補償をやるべきだろう。若者が多くて重症化が少ないことをもって放置すれば、やがて高齢者や持病のある人にも感染が広がって医療崩壊を招きかねない。
世界的に証明されているように、経済を優先させれば、取り返しのつかないことになる。

2020.07.08

ブラジルのボルソロナがとうとうウィルスに感染した。
本人は平然としているが、濃厚接触者である家族や側近はたまったものではない。検査をしてクラスタが発生していたらどうするのだろう。
ボルソロナは無責任の指摘を受けるだろう。トランプも同じだが、自分と自分の支持者しか眼中にない利己主義は、一国を代表するという資格はないと断言できるだろう。ボルトンも回顧録でトランプの利己主義を批判している。
同時にこのような人間が台頭してきている背景に、「今だけ、金だけ、自分だけ」の新自由主義が金持ちの間で蔓延している事情がある。だからコロナ後の社会を考える上で新自由主義の克服は避けて通れないと見るべきである。
とにかく国民が何人感染しようと、どれだけ死者が出ようと知ったことではないという考え方がどれだけ国民と全世界の人たちを侮辱しているのか、彼らに思い知らせる必要がある。

2020.07.07

七夕だが、九州は今日も豪雨で織姫と彦星の出会いはシャレにもならない。
都知事選は終わったがウィルスの新規患者数は連日3桁で、これでは話にならない。政府も都知事も危機感はなく、ひたすら規制解除の方向しか向いていない。
専門家会議の代わりとされる分科会が立ち上がったが、医療関係者以外に経済推進派も混じっていて明らかに経済最優先という姿勢が見える。しかも議事録は10年間塩漬けにしてそれまで公開しないという。そこまでして書類を隠蔽するというのは政府方針の正当性についてチェックさせないという姑息な方法である。
積極的な情報公開を決めた法律をないがしろにすることで、国民の監視を避けたい意図が見え見えである。

2020.07.06

今日は終日雨、雨、雨。少し買い物に出たら、ズボンの裾はびしょぬれ。
夕方になって九州北部に特別警報発令。近畿でも南部を中心に大雨警報のオンパレードである。これから梅雨明けにかけて連日の雨になるが、どうか大災害になるような豪雨にはならないでほしい。

2020.07.05

九州南部、球磨川流域の被害は悲惨だ。犠牲者のご冥福を祈るのみ。
今回も下流側の狭い川幅がボトルネックになったのが原因と考えられる。千曲川、倉敷市真備もやはりこれまでの経験以上の豪雨で氾濫を起こしている。
防災の基礎データになる降雨量などの数値を見直さない限り同じことはまた起こる。また避難を開始するタイミングも同様。根底には地球温暖化が悪影響を及ぼしているわけだが、その改善がなされるまで何もしないというのもおかしなことで、それまでにやるべきことはやらねばならない。もちろん住民の危機意識も必要だが、それをサポートする行政の人員、予算の確保は絶対である。
その昔、工場建設の仕事をやっていた時、屋外にある梱包を覆うブルーシートが不足するので本部に追加を要求したとき、「予算がない」と言って断られたことがあった。それに対して現場の所長がカウンターパンチをかました。「予算はなくても雨は降る」

2020.07.04

雨の中、今日は通院である。
ウィルス感染を恐れているためか受診者は今日も少なめ。昨日も書いたように病院経営は大丈夫だろうか。経営は理事長と院長が仕切っているので主治医は何も聞かされていないとのことである。
兵庫県の感染者数は最近ほどんど増えていないが、ここ当分は首都圏へ出かけることは控えめにした方がいいだろう。マスコミは新宿とか池袋ばかりを取り上げているが、感染経路不明のケースは少なくなく、公共交通機関での感染リスクも考えられる。
東京で感染して地方でばらまかれたら大変なことになる。もちろんウィルスキャリアに罪はないが、ワクチンがない現状では事前に感染拡大を抑えるしかない。

2020.07.03

今日も東京都の新たなウィルス感染者が100人を超えた。
これについて、政府も東京都も自営を呼びかけるだけで何もしないという。「持続化給付金」や「雇用調整助成金」はもう渡したからそれでいいだろう、それよりも経済優先というスタンスである。
だが両方とも手続きが面倒なために遅々0として進まない、カバーされる範囲などが狭いなどの問題は放置されたままである。他にも経営難の病院の救済や保健所の拡充なども放置されたまま。行政側は、緊急事態宣言とか自粛要請をすると再び休業補償の声が高まることを恐れて、これ以上金を出したくないということだろう。電通などにはつかみ金を渡すが、庶民には渡したくないのだと勘繰られても仕方のない状態にあるのだ。
どれだけ批判されても庶民を苦しめることに痛みを感じない、そういう為政者は不要である。

2020.07.02

東京都の新しいウィルス感染者が100人を超えた。
緊急事態を再発動するかどうかは別にして、規制を再び強めるべきだろう。今のまま放置したら感染者が順次増えるのは間違いない。専門家会議の西浦教授も規制前に戻せば7月に100人を超えると警告していた。
都知事選挙ということでユリットラーは調子のいいことばかり言ってきたが、ウィルスは忖度するわけもなく、自己の増殖を求めて活動を続けているのである。
それにしても20〜30代の若者に患者が増えているのはどうしてだろう?
他人との接触を好む世代と言えなくもないが、よくわからない。
ここは専門家の見解を待つことにしよう。

2020.07.01

今年も半年が過ぎ、7月に入った。
1月からこの方、国内でのコロナウィルス感染が拡大し、緊急事態宣言の発令などウィルスに振り回されることになった。一旦感染して重症化したら根本的な治療ができない。そのために感染拡大にあらゆる手段を集中することになった。だから経済活動も縮小せざるを得なくなったのである。ところが政府は休業補償に消極的なため、国民の怒りを買った。
今年後半も、効果的なワクチンが開発されるめどが立たないために人々の生活に一定程度の制限がかかることになるだろう。それを証拠づけるように、今朝の企業短観は最悪の数字になっている。終息までの道のりはまだ長い。
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「香港国家安全法」が施行され、早速逮捕者が出た。香港独立の旗を持っていたとの容疑である。
この法律のタイトルを見て感じるのは、法律の中身もそうだが、最高死刑になる戦前日本の治安維持法を彷彿とさせる。ちょっとしたことでも政府の転覆をはかったとの口実が使えるのである。
日本の治安維持法では裁判になる以前に特高による拷問で、小林多喜二のように警察に殺されることもあった。香港も同様のことが起こらないという保証はない。事実、中国本土では逮捕・投獄されたまま行方不明になることも起こっている。
香港の政治体制については、中英共同声明で2047年までは社会主義を適用しない「一国二制度」で合意されたが、今回の法律で事実上破棄されてしまった。
中国は国際的なルール、わけても領土権や人権問題で約束を破ってもなんとも思わない体質になっている。場合によっては国際的な制裁が必要になるだろう。それは中国が言うような内政干渉でも何でもない。