悪餓鬼日記帖:なにぃ、文句あっか! |
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2020.11.30:
政府が「勝負の3週間」とかいう意味不明のスローガンを出しているが、これで感染拡大が止まるはずもない。抜本的な感染防止対策を出すわけでもなく、国民の尻を叩くだけのものがウィルスに通用するはずがない。しかも政府はGoToトラベルを来年のGWまで続けるという。感染防止どころか拡大を助長しかねない。
もはやスガットラー政府では限界に達した。
私も次第に言いようのない脱力感を感じ始めている。とはいえ、声を上げることは止められない。
2020.11.29:
晩秋も過ぎ、いよいよ冬の入り口が近くなった。西高東低の気圧配置で日本海側は「雪起こし」の雷も鳴ったようだ。私もセーターとパッチの準備をしないといけない。
政府の居直りに関係なく、新規感染者数の高止まりは続いている。政府与党は「GoToが感染拡大の原因ではない」とわめくが、原因はともかく医療崩壊の寸前であることに変わりはないし、「マスク会食」しか言わないスガットラーに国民はうんざりしている。
「ごはん論法」の創始者、上西充子教授はスガットラーを「首相にふさわしくない人物」と酷評した。何しろ記者会見はろくに開かず、国会でも回答拒否を乱発して、秘書に回答文を書かせて読み上げるだけでは、日本語が話せないのかと感じるくらいである。
自分が気に入らない官僚を次々と切り捨て、マスコミを恫喝することに生きがいを感じる独裁者は去ってもらうしかないとつくづく感じる。
2020.11.28:
河井案理の秘書の有罪判決が最高裁でも出た。
被告側は特別抗告を出すだろうが、まずもってひっくり返ることはあるまい。ということは連座制による議員失職まで手続きが進められ、実際に失職することが99%確定したと言える。
それにしても案理陣営に自民党から1.5億円が渡った件、スガットラーの影が見えるようだが、こちらは検察の手が伸びるのか。
ウィルス感染者は高いところで安定。大阪と札幌出発にごまかしの「自粛要請」を出しても何の役に立たないだろう。アベットラーのアベノマスクに負けず劣らずの愚策に、国民は動くわけもない。やがて国民は政府の言うことをことごとく無視するだろう。
2020.11.27:
政府分科会の尾身会長が「人々の個人の努力に頼るステージは過ぎた」と政府への警告を出した。
それでもなおアベットラー政権は無視。しかしウィルスはあざ笑うかのように感染の拡大を続けている。
昨日の繰り返しになるが、スガットラー政権は国民を殺そうとしている。!!!
2020.11.26:
ウィルス感染の拡大が止まらない。兵庫県でも新規感染者数の新記録を出した。
東京も止まらない。そして今最大の危機と言われているのが大阪府。重症者の病床使用率が50%を超え、医療崩壊に至ろうとしている。東京都もそうだが、大阪では維新による病院の廃止がひどく、もはやGoToの中断だけでなく、緊急事態を含む本格的な対策が必要である。
また医療関係者が悲痛な声を上げているように、医療機関、医療関係者に対する緊急支援も必要である。
政府には2次補正の予備費がまだ7億円も残っているのだから、これらの費用ははすべて国費でまかなえるはずである。
スガットラー政権は国民を殺そうとしている。
2020.11.25:
今日の国会中継を見ていて感じたのだが、スガットラーは「桜問題」など答えに窮するとほとんどの答弁に秘書からのメモを読み上げるだけであった。裏を返せば、口を滑らせて本当のことを言うわけにはいかないから必死になってこらえているということである。
「桜問題」の場合、スガットラーは検察の捜査中だとしてあらゆる回答を拒否した。しかし虚偽答弁は与野党を含めて国会に対する背信であり、侮辱するものである。検察の捜査とは別物である。だがスガットラー以下与党側はアベットラーを国会で証言させることを拒否している。ということは、事はアベットラーだけでなく与党全体を揺るがすことになるとの判断があるのだろう。とにかく徹底して疑惑を隠したいのである。
だがここで追及を緩めてはいけない。日本の民主主義の根幹にかかわる問題、すなわち国会で嘘八百を並べても責任を問われないという前例を作ってしまうからである。
2020.11.24:
昨夜、近くの阪急の踏切で特急が軽トラックに衝突した。原因はトラック運転手がサイドブレーキを甘くかけて車から降りていたために坂道を自走したものとみられる。よってけが人はなし。この事故で信号関係が大きく破損し、復旧は今朝9時半ころまでかかった。
阪急六甲付近の事故は20年前ほど前に山陽電車の回送と阪急特急の衝突以来である。
「桜問題」の前夜祭、事務所による不足分の費用補填をやったことが明白になった。これで有権者に対する買収で公職選挙法違反、前夜祭の収支を正しく記載しなかった政治資金規正法違反に問われることになる。
買収については「秘書が…」という言い訳では通らない。仮にそうだとしても有罪なら連座制で議員を失職することになる。
また刑事事件の処分とは別に、国会で費用補填はしていないと虚偽の答弁をしたことによる政治責任は問われてしかるべきである。
今後の動き、特に証人喚問が実現するのか注目される。
2020.11.23:
3連休で観光地の人出が多かったようだ。GoToで予約したものをいまさら中止できないと考える人が多かったのではないか。明日からの感染者数の公表が気になる。
それにしても政府のGoTo中断についてはあまりに中途半端。感染拡大地域の人の「入」だけで「出」は放置。対象地域を決めるのも自治体に転嫁。そもそも感染の終息が見えない段階で強引にスタートさせたのは政府なのだから、自分で責任を取るべき。
さて、「桜」問題で検察がアベットラーの秘書を聴取したとのこと。安すぎる前夜祭の費用について後援会が補填していたのではないかとの疑惑である。検察はホテル側の領収書を入手したと報道されているが、アベットラーの本丸に迫れるかどうかを注視したい。
2020.11.22:
今日は私の誕生日であると同時にケネディ暗殺の日。
私は小学生だったが、アメリカでの22日のニュースは翌23日朝に日本で報道され、それを私は知ることになった。
ケネディの評価はさておき、当時のショックはかなりのものだったと記憶している。
さて、今夜は一人でボジョレヌーボーを飲みながらつまみを食するのが恒例。最近は19日解禁のボジョレを息子がプレゼントしてくれる。もちろん高価な銘柄ではない。
私が初めてボージョレを口にしたのはずっと昔のパリでのレストランのこと。店の入り口には「ボージョレヌーボーが入荷しました」と書いてあるので、試しに飲んでみたらうまかったのを覚えている。若干発泡しているサワーな感じだったので気に入った。もちろん今のように日本でブームになる時代よりずっと前の話である。
GoToトラベルの中断は極めて中途半端であることはあちこちで批判が出ているのでここでは突っ込まない。イヤイヤやっているのは明白であることだけ指摘しておく。
2020.11.21:
ここ数日の「猛暑」はやっと収まった。
スガットラーがやっと、しぶしぶだが、GoToトラベルの地域限定の中断を表明した。政府の分科会からやいのやいの言われたからである。
これから具体的な地域を決めるようだが、この3連休には間に合わない。というか決断が連休から外れるよう意図的に遅らせたと考えられなくもない。
今からあれこれ批判の嵐が巻き起こるだろうから、私からのコメントはちょっとわきに置く。
但し西村が今後の感染拡大の見通しに「神のみぞ知る」と発言したことは許されない。これから少なくとも1週間は連休による拡大は不可避なだけに、政府として無策だったことについて責任逃れをするのは本当に情けない。
今日はいつもの通院日だが、訪れる患者は相変わらず少ない。今日も感染拡大の勢いが止まらないので、ますます受診抑制が強まるのではないか。個人的には病院通いをやめるつもりはないが、日常の買い物の回数は減らす方向で検討せざるを得ない。
2020.11.19:
今日は東京都が500人超え、全国でも既に2000人超えで完全に危険地帯に入っている。それとともに、マスコミは黙っているが、大阪は人口比で患者数が非常に多いし、ベッド数もひっ迫しているのである。しかしスガットラー、ユリットラー、イソジン吉村も暢気に構えている。いかに口で危機感を唱えようと、病院支援などを大幅に拡充しない限りウィルスは勝手に飛び回る。
我々国民は自民党、維新政治によって大量虐殺を受けようとしている。
2020.11.18:
今日も新規感染拡大が止まらない。それでもなお政府はGoToトラベルをやめようとしない。これでは本当に危険極まりない。私も外出を最小限にすること本気で考え始めている。
国会では25日にコロナ、学術会議の集中審議をやる予定だが、それまでの1週間、対策を放置することは許されない。
2020.11.17:
札幌市が不要不急の外出禁止、市外との人の出入り自粛を要請した。実質的なロックダウンである。兵庫県でも新規感染者が100人を超え、これまた危機的状況である。
政府はそれでもなおGoToトラベルを中止しようとしない。最悪の対応である。もしこのまま感染拡大がひどくなって医療崩壊を起こしたらどう責任を取るのだろう。というか内閣総辞職に値する。
ワクチン開発も進んでいるようだが、現在のコロナ禍に間に合うものでもなく(やはり来年に入ってから)、イライラするばかり。
買い物のための外出を回数を減らすことも視野に入れる必要がありそうだ。
2020.11.16:
コロナ第3波が本格的に襲い始めたことから、国民の不安が次第に大きくなっている。
自治体レベルでも、北海道や大阪からは悲鳴が出始めて、国に対して何とかしてくれ、対処の方法も自治体に移譲してくれと言い始めた。確かに今のように国が何もしないなら間違いなく医療崩壊が発生するだろう。
だからGoToトラベルはもう中止すべきだ。アンケートでも中止すべきとの声が過半数に達している。
だが国はまったく動こうとしない。西村などはGoToで感染することに不安の声があることを「それは国民が自分で決めること」と自己責任の押し付けと、政府は知らないという無責任論の発言をし、ブーイングが起こっている。
アベットラー政権の時代から、GoToで大企業を潤すが、コロナ対策の医療強化には徹底して後ろ向きという姿勢が、スガットラー政権になってより一層ひどくなった。
このままでは死者が増えても自己責任と言いかねない。
自公政権は退場願って、野党連合に任せてはどうか。少なくともスガットラーのような独裁主義は避けたい。
2020.11.15:
神鋼が建設している石炭火力発電の中止を求める集会に顔を出した。
その中で講演をやっていた人が面白いことを言っていた。
これまで都会の中にある工場を撤廃することが多かった(例えば東京都)が、神戸では色々努力して排気ガスの削減をやって規制値よりもより低い数値を目指してきたが、今回の石炭火力で、それまであった余力を全部吐き出させることになったと。しかも市長がそれを容認しているのである。神鋼も「CO2が増えても規制値は超えないからいいじゃないか」と言っている。
規制値の余裕についていうと、大気汚染防止法では、粉塵の排出量が定められているが、実際に自治体が行政指導で指針としているのは法規制値よりもずっと低い。そうやって万が一のトラブルで粉塵が出てしまっても法律を上回らないようにしているのである。
こういう余裕の作り方は現在問題になっているウィルス禍に対する医療体制でも注目されている。
「まだ余裕があるからその分は切り捨ててかまわない」という発想は、逆に考え方に余裕がないことを示すものである。
2020.11.14:
晩秋の寒さが続く日々だったが、今日は打って変わってポカポカ陽気。おかげで洗濯物が1日で乾いた。
街では神戸市が街路樹の剪定作業を始めた。歩いていたらイチョウの枝をカットしている作業を目にしたが、まだ未熟な銀杏が歩道にたくさん転がっていた。
茶碗蒸しにも入れられることのある銀杏だが、生のものを買ってきてフライパンで煎ると臭いにおいがする。だが殻をむいて中身を食べると実にうまい。
秋の味覚の季節だが、一人暮らしでかつ糖尿病患者では新鮮な梨とか柿を頬張るのはどうしても気が引ける。
2020.11.13:
遂にウィルス感染の第3波が来たようだ、
日本医師会の会長は警告を発しているのに、政府は知らん顔してGoToキャンペーンの延長ばかり気にしている。大企業への奉仕は熱心だが、PCR検査他医療支援は放置。
持続化給付金の時は電通と関連企業に金をばらまいたが、今のGoToトラベルはJTB、日本旅行、HISなどが設立した合弁の事務局に旅行業者からの申請窓口をさせている。多分多額の手数料が入るのだろう。事務局の仕事は遅いと不満が渦巻いているのに。
PCR検査でもクラスターの尻ばかり追いかけているが、追い付く前に次の感染が起こっているのである。投網を掛けるように地域丸ごと対象のPCR検査が必要なのに姿勢を変えない。政府は金を出したくないのである。
マスコミは欧米の感染者増加に対する対応が遅れていると報道しているが、日本の方がもっと対応は悪い。だが政府批判はしない。やるとスガットラーからにらまれるからである。
2020.11.12:
香港が中国政府によって民主主義を失いつつある。
返還時にイギリスと合意した「一国二制度」は投げ捨てられ、中国から一方的に民主派の立法会4議員の資格をはく奪した。
国家安全法に続いて議員の資格を中国に賛成する者しか認めないのであれば、それは議会制度の破壊をも意味する。このような中国政府の方針に反対して、民主派の議員が辞職することを表明した。
約束を破り、自分勝手な要求を内外問わずに要求する中国政府の行動は許されない。現在は経済の影響で大きな顔をしているが、やがて猛烈なしっぺ返しを食うだろう。手始めは香港にある外国企業の拠点が撤退を始めるだろう。そうなれば香港経済は衰退する。
2020.11.11:
スガットラーがバイデンに電話し、「個人的信頼関係を作る」という。
こういうあからさまな言葉を使うようになり、互いにファーストネームで呼ぶように仕掛けたのは中曽根−レーガンあたりだろうか。
しかし日米関係の実態は、日本がアメリカの従属化にあることで、「信頼関係」を別の言葉でいえば「何でも言うことを聞くのでお手柔らかに」という表現に過ぎない。特に今回は間近に迫った米軍の経費負担改正で、トランプがこれまでの4倍の負担を要求していた関係から日本政府は何とかこれまで通り(減らしてくれとは口が裂けても言えない)で「お願い」することに必死なのである。
もういい加減に日米が対等な立場に立てば、と思うのだが、政府と共に財界がアメリカ抜きでの経済は困るという背景があるのである。
2020.11.10:
アメリカのファイザーが暫定として、開発中の抗ウィルスワクチンが90%予防できると発表した。
喜ぶべき話だが、難点は-80度で保存が必要なこと。これではどこかに専用の冷凍庫を置いて、そこで集中的に接種するしかなくなる。
これから最終的なテスト、薬としての認可を受けることになるが、早くても来年になってからの接種開始になるだろう。人類全員がウィルスに打ち勝つようになるまで、道のりはまだ長い。
自民・下村が、学術会議の人事について「そのまま任命せよというのは任命権がないのと同じ」と発言したが、続いて「軍事研究をやらないというなら政府機関である必要はない」と発言した。彼だけでなく、自民党全体が問題の核心をまったくわかっていない。
そもそも学術会議法が制定されたのは、科学者が戦争に協力させられた反省として、組織も人事も独立性の高いものとして作られた。
しかし下村は法律を理解しなばかりか、科学者を丸ごと戦前と同じく政府の下請け組織として軍事研究に駆り立てようというものである。滝川事件、天皇機関説事件をきっかけに学者は批判を禁止され、一部の医者は731部隊で人体実験や細菌研究などに駆り出された。
科学は学者だけの所有物でなく、ましてや政府のものでもない。国民全体が研究成果を享受すべきものである。
2020.11.09:
コロナ禍による解雇が7万人を超えた。昨年からの雇用数も100万人減っている。
ウィルス感染者もじわじわ増えていて、特に北海道では病院でのクラスターも起こっている。
PCR検査の拡大、病院の直接支援も緊急に必要だろう。こうなった一因にはGoToトラベルで東京都発着を解禁したことと言われている。
いよいよ対策の拡大が急がれる。放置していたら春洋の感染拡大、医療崩壊も危惧される。
しかし政府は全くの無策。特にひどいと思うのは、雇用の減少について「再雇用の支援」などと企業任せの姿勢。求人数が激減しているのに、再雇用などとのんきなことを言っている場合ではない。何らかの直接支援がないと、シングルマザーなど食うや食わずの生活をしている人たちは本当に野垂れ死にする危険が迫っている。
2020.11.08:
今日から大相撲11月場所だが、2横綱が再び休場で、混戦が予想される。若手による戦国時代になるのだろうか。
米大統領選、バイデンの当選が確実になった。実際はトランプVS反トランプの戦いで、国民はやはり分裂主義を排除したということだろう。バイデンも「分断より団結を」と訴えているからこれから修復が始まる。しかしトランプはあれこれ御託を並べて敗北を認めない。裁判という場外乱闘に持ち込むつもりだが、やればやるほど傷口が広がるだけ。いずれ周囲は彼を見捨てていくだろう。
さて、学術会議の問題の様相がガラッと変わってきた。
とりあえず新たに判明した事実は、
1.政府関係者によれば、任命拒否した理由は、6名が「反政府先導」の懸念があったとされる。
2.2017年の「事前調整」について当時の学術会議会長は、「首相の言う『調整』が『推薦名簿の変更』を意味するのであれば、調整した事実はない」と証言している。
まず、「反政府」というのは明らかに憲法19条、思想・良心の自由から見て違憲。仮に学術会議のメンバーを公務員とみなしても、憲法99条による憲法順守義務を否定しない限り任命を拒否できないことは明らか。
だからスガットラーが任命拒否の理由を明らかにしないのは、任命拒否が違憲であることをバラされないためには当然の態度である。
だがこれまでの経緯からみて拒否の理由に疑問が生じることはこれまた当然で、それを「総合的、俯瞰的」とか「既得権益」とかのらくら、かつころころ言うことが変わるのではますます疑惑が強まるのは当然。
「事前調整」も学術会議にははっきり告げていないことから、責任を杉田などになすりつけるための嘘に感じられる。
いずれにせよ、この問題は事実関係を詳細に公開しない限り、永遠に解決しない。
もちろんスガットラーの言動如何では辞職に値することもありうる。
2020.11.07:
いよいよスガットラーをはじめとするファシスト勢力は学術会議を戦前と同じく政府に奉仕すべき機関とみなしているようだ。
昨日もスガットラーは以前「事前調整」なるものをやってきたのに、今年は調整できなかったために6名を任命拒否したと明言した。なぜ今のような学術会議の組織にしたかを理解しようと努力する気もなく、政府の方針に従うべき単なる公務員とみなしているのである。
知られているように、戦前科学者は国の戦争政策に奉仕させられたという苦い歴史を持つ。だからその反省のもとに独立性の高い組織として学術会議が作られた。中曽根元首相は戦前、軍人であった経歴から、科学者の立場を尊重する意味でメンバーの人選に干渉しないと明言したのである。
だがスガットラー以下、今の政府自民党には学術会議法の趣旨が全く理解できないばかりか、アベットラー政権の流れを引き継いで、官僚の人事を官邸が握り、マスコミも統制し、次いで科学者も政府の方針に従うべきただの公務員としか見ていないのである。
だから任命拒否の問題が明るみになって、野党ほか、あらゆる組織から任命拒否を批判されて面食らっているのである。
それで慌てて後付けで屁理屈を並べるが、狼狽して支離滅裂の答弁しかできないのである。
昨日明らかになった「事前調整」という名の違法の人事介入を突っ込まれても、うまく説明できないために秘書からのメモを冷や汗をかきながら読み上げるしかなくなっているのである。この秘書頼みのスガットラーの態度には「自助で答えろ」というヤジも飛んでいる。
もはや何回も詰んでいる話を、無理筋の屁理屈で押し通すのはあきらめるべきである。内閣支持率はまた下がった。
2020.11.06:
スガットラーは相も変わらずのらくら答弁。これまでの言い分を聞いていると、今回のような大騒ぎになり、多くの学会などが次々と抗議声明を出すことなど予想していなかったように見える。
2年前に内輪だけの法律、憲法のこじつけの解釈を作り、今回涼しい顔をして6名を除いたリストで決裁をしたという図式が見えてくる。
だが世の中そんなに甘くはない。相手は専門家、理論家の集団だから猛反撃を受け、スガットラーは立ち往生するばかりである。今日も国会でまともに答えられず、秘書や加藤の助けを借りながら、それでも壊れたレコードを繰り返すしかない醜態をさらした。
ともあれスガットラー独裁は許されるべきではない。今後の解決の前提はまず任命拒否された6名の任命やり直し。学術会議のあり方がどうのこうのという話はその後である。
さて、トランプはこれまた孤立への道を歩んでいるように見える。
まだ各州の選挙人の確定はいくつか残っているが、流れから見るとバイデン勝利は間違いないだろう。
そんな中、トランプは会見を開いて、自分が有利なこと、開票には不正があると繰り返した。これには多くのTV局が中継を途中で切った。不正の内容について証拠を何一つ示さなかったからである。スガットラー同様、トランプも往生際が悪い。
2020.11.05:
今日もスガットラーへの猛攻撃が野党から続いた。
そんな中で漏らしたのが、杉田から提示された任命拒否に関する書類の存在。慌てて人事に関する書類ということで提出を拒否したが、こうやって相手が口を滑らしたことを足がかりに、扉をこじ開ける作業はまだ続く。早い話が根比べである。一方の杉田の招致は自民が徹底抗戦中。こちらも万が一口を滑らせたらとんでもないことになると危惧しているのだろう。だがやましいことがなければ出てきたら済む話だが、政府批判を封じ込めて、独裁への道を阻害されるのは自民党の本質から許しがたいということだろう。
アメリカでは開票作業が続いているのだが、あろうことかトランプは開票作業を中止せよと裁判に訴えたり、ひとりよがりの勝利宣言を行った。さすがに共和党内部からも批判の声が出た。彼は何としても権力にしがみつきたいのである。究極の利己主義と言っていいだろう。
2020.11.04:
今朝はめちゃくちゃ寒かった。昼間も冷たい風が吹いて、ジャケットなしでは外出できず。
昼間はずっと予算委員会での立憲民主、共産の質疑を見ていた。
やはり焦点は学術会議の6名任命拒否だが、スガットラーは支離滅裂の説明を繰り返すだけ。結局主要な問題は以下。
1.学術会議法違反、憲法違反をやっていても、殺人犯と同じで「おれはやっていない」と否認し続ける。
2.2018年、内輪の人間だけで任命拒否の正当化をはかる(理由は支離滅裂だが)ことを決め、それを学術会議にも国会にも報告しなかった。これは安保法審議の際に法制局が集団的自衛権を「合憲」とする見解を公表したことと比べても極めて異常。
3.違法、違憲であることもさることながら、憲法15条の公務員の任命・罷免について首相が決めることができるという独裁者の発想を隠さなかった。
2020.11.03:
今日は秋空の中のちょっとした陽気。
文化の日ということで、TVでは誰が勲章をもらったとかいう話が中心。同時に米大統領選を細かく紹介する下馬評がにぎやか。けれども日本のマスコミでは本当のところはわからない。おぼろげながらわかるのは、例によってトランプの自分勝手な動き。投票についてまであれこれケチをつけて自分が当選するように最高裁まで巻き込んでの作戦である。醜いにもほどがある。
そういう意味では、トランプVS反トランプの投票は日本時間の今夜から始まる。
2020.11.02:
大阪市の住民投票は、大阪市廃止を否決して終わった。わずかな票差だった。
否決が多数になった理由は個人的にはわからない。だが5年前の流れから考えると当然だったかもしれない。
いずれにせよ松井は政界引退を予告しているから、今後維新の求心力は弱まるだろう。独裁主義と新自由主義が一体となった極右勢力は早く消えるべきである。
2020.11.01:
11月早々の大阪市廃止を問う住民投票で宣伝がにぎやか。何しろ投票日当日の8時まで選挙活動は可能だから、ものすごい量がSNSにあふれている。
一部報道によれば賛否が拮抗しているとのことで、最終結果は深夜にもつれ込むとの予想。
ということでこの日記は結果が出るのを待たずに書いた。
とにかく私としては大阪市廃止に反対。反対派がんばれ!