悪餓鬼日記帖:なにぃ、文句あっか! |
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2020.09.30:
昨日までの日記が破損した。
回復には明日一杯かかりそうである。
2020.09.29:
杉田水脈の「女は嘘つき」発言を橋本聖子が批判した。
男女共同参画担当の大臣として色々努力しているさなかに、冷や水を浴びせるような発言には我慢ならなかったのだろう。男の私でも眉を顰める発言だっただけに、女としてはなおさら許せないと感じるのは至極当然である。
橋本大臣は「自民党としても適切な措置が必要」とも述べている。要する処分の対象であるとしているのである。
今の閣僚で女性はたったの2人。世界的にも遅れた国であるだけに、時代遅れの男ばかりの自民党がどう動くか注目される。
そういう橋本大臣も、「男は仕事、女は家庭」、女性に良妻賢母であることを推奨する日本会議のメンバーだが、杉田水脈ほどの極右的キャラはない。
自民党には他に三原じゅん子、稲田朋美、など極右の女性が目立つ。そうでないと議員として推薦してもらえないのだろう。
自民党というのは女性を低く見る体質が染みついているから、女性は活躍しづらいのである。
2020.09.28:
トランプがまたネタを提供した。
ひとつは欠員になった最高裁判事を指名したこと。それもバリバリの保守派で、「アメリカの杉田水脈」と呼ばれるように、人工中絶反対、銃規制反対とトランプを擁護する側に立つことは間違いないとされる。
大統領選挙の前だから指名は選挙後にすべきとの声があるにもかかわらず、指名を強行した。トランプは相変わらずなりふり構わない我田引水を続けている。
次は所得税問題。
ニューヨークタイムズが、トランプは過去15年のうち10年間所得税を払っていないと報じた。
トランプはフェイクだと「反論」したが、こういう報道が出る背景には、以前の大統領は納税記録を公開していたのに、トランプはずっと拒否し続けていたことにある。
「金持ちほどケチ」とよく言われるが、トランプは不動産取引で巨額の富を築いたことは周知の話で、その彼が所得税を払わず、公開もしないとあれば米マスコミは黙っていない。そのあたりは日本のマスコミと全く違う。
日本でも一時期大手商社などが何年も税金を払っていないことが報道されたことがあったが、日本の税制は大企業に甘く、単年度の損金を複数年にわたって会計処理することが可能など、大幅な優遇税制があるためである。
しかしトランプは毎年のように損金があると口では言うが、その内容を公開しておらず、そこをマスコミが突いてくることは必定だった。
税金問題がどの程度選挙に影響するか今のところ不明だが、あくまでしらを切り続けるならば国民の疑惑の目は収まらないだろう。
2020.09.27:
大相撲は関脇正代が優勝した。
最近は横綱、大関以外の優勝が目立つ。理由はやはりけがの多さだろう。今場所でも横綱以下休場する力士が多い。今年に入ってから地方巡業がないのでけがを治す時間があるはずだが、それでも休場するというのはやはり全体的に太りすぎなのだろう。力士に対するカロリー管理をちゃんとやるべきではないか。
2020.09.26:
月に一度の通院日。今回は特に目立つ話はなし。来月は国保による年に一度の定期健診となる。
杉田水脈がまた暴言を吐いた。自民党の会合で「女性はいつでも嘘をつける」と言ってのけた。後で「そんなことは言っていない」と否定したが、これこそ嘘で、会合の複数の参加者が彼女の発言を聞いたと証言している。
「嘘つき発言」の背景には、セクハラで相手を訴えた伊藤詩織さんに対する反感がある。いわば詩織さんを間接的に嘘つき呼ばわりしたのである。当然男女双方から批判が出ている。
水脈は神戸出身で最初は維新の会にいたが、その後色々渡り歩いて今は自民党に入っている。
彼女の名前が注目を浴びたのは「LBGTは生産性がない」と「新潮45」(その後廃刊)に投稿したことで、この時も猛烈な批判を浴びた。彼女は名だたる右翼で、夫婦別姓反対など古典的な右翼的発言を続けている。戦後生まれの彼女がどういう経緯で極右思想を身に着けたのかはわからないが、今回の「嘘つき」発言で議員辞職を求める声は確実に高まるだろう。
2020.09.25:
今日は一日中雨模様で、気温も上がらず、室内の最高気温も30度を下回った。これでやっと秋の入り口である。
最近ベ^シックインカムという言葉が目立ってきた。海外では既に導入しているところも少なくない。
ただ、問題なのはこの制度で他の社会保障の切り下げが同時に行われるかどうかであるが、現在聞いている話では、態度を明確にしていない。
もっとも竹中平蔵のような新自由主義者は、先日のTV番組でも発言しているように、年金や生活保護の廃止をすべきとしている。
スガッペルスも「自助」を強調しているから、ベーシックインカムの導入には賛成するだろう。足らない分は働くとか投資で稼げという発想である。
憲法25条の精神から言えば福祉の底上げには賛成するが、他の福祉を削ってこれまで以下のレベルに下げようというのならば容認できない。
2020.09.24:
トランプの発言の続き。
今度は何を言い出すかと思ったら、次の大統領選挙で負けても平和的に政権移譲する保証はできないと言ってのけたのである。
根底には郵便投票に対しての不信感があって、バイデンに有利なような不正投票が予想され、選挙を無効にするような提訴を最高裁に行うことを前提にしているのである。
しかし選挙結果を受け入れるつもりがないということを選挙前に公言してはばからないというのは、民主主義の基本を無視してもかまわないという発想に通ずる。
よしんば選挙の不正が疑われるにしても、郵便投票は全投票の一部であり、選挙が無効になるほどの影響力はほとんどない。
そのことを知ってか知らずか、政権交代を受け入れる保証がないとまで言い切るのは常識にある人間にはできない。
さすがに与党民主党からも疑問が出ていて、「一体我々はどこの国に住んでいるだ」との批判もある。もし政権交代に徹底抗戦するというのなら、ベラルーシやベネズエラで起こったような混乱を想起させる。
トランプのおぞましい発言はいつまで続くのだろうか?
2020.09.23:
この頃のトランプは常軌を逸している。
イランに対する制裁を国連安保理に呼びかけるも誰も相手にせず。
腹いせなのかどうかはわからないが、今度は国連総会の場で「中国ウィルス」という言葉を使って中国を攻撃した。
これとは別に、最高裁判事にできた空席を埋めるために選挙前に次の判事を指名する可能性もある。
もちろん彼の頭の中は大統領選挙で再選できるかどうかがすべてで、そのためには国内の岩盤支持層にうける言動を必死で訴えたいのである。但しそれが支持率上昇につながるかどうかはわからない。
冷静に考えたらトランプの言動は見るに堪えない。しかし彼は本気になって自己の主張に固執し、しかもそれがアメリカの利益であるようにふるまっている。国際的な立場、また国内的な立場としてどうなのかはもはや目に入らないのである。
2020.09.22:
連休も今日で最後。入れ替わるように台風が接近している。上陸の確率は低いようだが、本土をかすめる時に風雨が強まりそうだ。
内閣支持率が高いことで、自民党から解散の観測気球が上がっているが、世論はそう甘くはない。
何よりもジャパンライフの問題で、桜を見る会の再調査をすべきだという声が多い。
マスコミはスガッペルスの本質に触れずに、携帯電話料金の値下げとか政府のIT拡大についての動きを大げさに取り上げるが、庶民は連休で息抜きした後のウィルス感染が止まるのかどうか、その後の景気回復がどうなるかを注視しているのである。
2020.09.21:
久しぶりに梨を食べた。
普段から果物を口にすることは少ない。というのもリンゴ1個くらいですぐにカロリーオーバーンなるので避けているからである。イチゴやブドウも好ましくない。
但しこれは果物の部類になるのかはわからないが、毎朝食にはバナナを1本欠かさない。こちらはカロリーは低い。
連休で、昨年ほどではないが人出が増えているという。ウィルス感染者が増えているかどうかは週末にならないと明らかにならないだろう。
2020.09.20:
ふと思い出した話だが、現役時代の仕事で捺印が避けられない作業はどうしているだろうか?
日常の電話やメール(FAXはほとんど使わなかった)はリモートワークをやるとしても、月末作業として、下請けからの検収書類の認印、乙仲での通関・船積み作業に対する請求書の認印などは出社しないとできない。
逆に月末や期末のデータ作成は自宅からVPNで会社のサーバーに接続すれば完全に遠隔操作できる。
コロナ禍による仕事の混乱は私が退職してからの話なので想像がつかないし、元同僚からも問い合わせがないので知らん顔をしているが、少なくとも今年度末までは苦労するだろう。
それ以降はワクチンが出回って感染者が減るかどうかにかかっている。
2020.09.19:
本日から4連休のところが多いと思うが、GoToトラベルで東京も含まれることになったら爆発的感染拡大は避けられないだろう。
先週、医療関係者が感染拡大を警告しているのに、イベントの観客数を増やすなどするのは危険すぎる。PCR検査の拡張など何らの対策もなしに、「3密」の呼びかけだけで抑え込めると思ったら大間違いである。これまでの経験から、網羅的な検査をやらないとどうしても感染者の「漏れ」が生じる。漏れたところからつぎの感染者が発生するのは明らか。
政府はウィルスをなめてかかり、経済を優先させるのでは必ずしっぺ返しを食うだろう。ヨーロッパなどでは既に一部でロックダウンを再開しているところもある。
さて、安保法制開始から今日で5年、政府は集団的自衛権で米軍を守るだけでなく、敵地への先制攻撃も認めて自ら積極的に戦争を始めることを想定している。そうなったら間違いなく日本は敵からの攻撃を受けることになるだろう。
「いつか来た道」は絶対にしてはならない。
2020.09.17:
猛暑は落ち着いて、高騰していた野菜の価格も下がってきた。最後まで高かった白菜、キャベツも通常並みになった。
野菜はさておき、今大変なことになっているのがサンマの不漁。海水温が高いためにサンマが南下しないのである。
国際的な調査によれば、今年はやはり私が熱中症で倒れたように昨年よりも気温が上昇したことが観測されている。私の実感でも昨年とは違うとは思っていた。
このまま地球温暖化が進めばただでは済まなくなる。台風も巨大化して、「100年に一度」ではなくて毎年大きな災害が発生するだろう。
2020.09.16:
予定通りスガッペルスが首相に選ばれた。
その後の閣僚の顔ぶれは、誰かが「第3次安倍内閣」と評したように留任、横滑りが多かった。反省も何もなしにアベットラー流の政治を続けるようだ。特に官房長官に加藤を選んだことは、のらくら答弁をするキャラにふさわしい人選だった。
スガッペルス同様、「ごはん論法」を駆使し、「指摘は当たらない」とか「すでに答弁した通り」とかを繰り返すつもりだろう。
こんなことで国民が納得するとは思えない。同時に現状ではマスコミが鋭いツッコミを入れる可能性は低い。
これで解散総選挙の可能性は低くなったと思われるが、下駄をはくまではわからない。
2020.09.15:
今日は自民党の幹部人事が決まったが、明らかに安倍内閣の影が濃厚。
明日の内閣の顔ぶれもアベットラーの意向が受け継がれる見込み。しかも国会の期間は3日間と山積する課題はほったらかし。安倍流の国会軽視の方針を受け継ぐようだ。しかもいきなり解散に打って出る可能性も秘めている。
国民に見えないところですべてを決めていく手法は、いずれ国民から強烈なしっぺ返しを食うだろう。
2020.09.14:
気温が落ち着いてきたので、今日から日中もエアコンを切った。猛暑はもう御免である。
スガッペルスが新総裁と決まった。しかし安倍政治をそのまま引き継ぐし、あろうことか官邸に逆らう官僚は排除すると言っているから、これは再び忖度、ひいては書類の改ざん、虚偽答弁がはびこることになる。
こんな人間は首相にふさわしくない。
2020.09.13:
9日に書いた自民党の憲法破壊の悪業だが、一つ追加しておく。
85条&87条:予算については国会の議決が必要であるが、同時に不測の事態に備えて予備費を計上してそれも国会で議決する。だが今度の第2次補正予算では10兆円もの予備費を計上した。明かに第3次補正予算の議決を省略し、お手盛りで政府が自由に使える金を確保しようという脱法行為である。
こんな手口は過去になかった。巨額の予備費を積んだことは悪しき前例になりうる。その意味で自公政権は罪が深い。
ところで憲法25条について補足しておく。
そもそも自民党は25条に逆らうことを綱領に明記している。2.(3)項で「自助自立する個人を尊重し、その条件を整えるとともに、共助・公助する仕組を充実する」と書いているのである。スガッペルスは正直に自民党の綱領をそのまま政府にやらせようという意図で話している。もちろん国民の合意はない。
自民党の綱領には他にも「新憲法の制定を目指す」とか、「一国平和主義的観念論を排す」という条文があって、明かに現憲法に逆らうことを党是としているのである。だからといって国民が改憲を許したわけではない。
自民党が何を主張しようと勝手だが、改憲を先取りして政府の方針に潜り込ませる策動は絶対に許容できない
2020.09.12:
政界の動きが慌ただしい。
今決まっているのは14日自民党総裁選挙、17日国会を開いて首班指名である。その後うわさになっているのは10月25日衆議院解散総選挙。
しかしこれはかなりの綱渡り。というのも12月に来年度予算の作成をおこなうのが通例だが、選挙が終わるまで何もできないのは必至の状態で、しかも17日に即日首相が解散を宣言してから約1か月で候補者の選定から選挙運動までの準備がほとんどできないからである。
特に与党は派閥間の争いが表面化して候補者が決まらない可能性が高い。野党もそれなりに忙しいが、こちらは以前からの野党連合での調整の経験があるからあまりもめないはず。それとひとつ考えられるのはスガッペルスが消費税増税同様の国民の反感を買う発言をしないとも限らない爆弾を抱えているからである。そうでなくともスガッペルスは安倍政権が遺した方針を維持すると明言しており、こちらも暴走の材料にこと欠かない。
ところでアベットラーはこの期に及んでとんでもないことを言い出した。
例のイージスアショアの代替としての敵地攻撃能力について年末までに検討するよう指示したからである。アベットラーはすでに辞任を表明して何かを決める権限を放棄しており、かつ遅くとも17日には首相としての地位を失う。なのに年末までに何とかしろというのは明らかな越権行為である。同じことを言うとしてもそれはスガッペルスの権限である。
アベットラーは辞任表明後病院には行っておらず、知り合いと夜の会食をしたりしている。これでは仮病を疑われても仕方がない。
アベットラーは一体何様のつもりなのだろうか。
2020.09.11:
9.11で思い出すのは2001年に起こったメリカでの同時多発テロ。
詳しいことは当時の日記に書いたが、事件直後はとにかく何が起こったのかまったく想像がつかなかった。概要が判明したのはオランダからイギリスに移動後、ホテルのテレビを見てから。それ以降は映画も見たしあれこれ情報を得て全体像をつかむことができた。
事件後、アメリカは報復と称して中東で戦争を起こし、それが尾を引いて今も紛争は一向に収まらない。その意味でアメリカの責任は重い。
だが残念ながらトランプはそうしたいきさつも関係なしにひたすらイランなどを敵視する政策を改善する気はない。あきれたことにそんなトランプにノーベル平和賞の推薦を行ったとされる話が報道されている。
テロは許されないが、報復合戦はもっと許されない。
2020.09.10:
気温が落ち着いてきたので、昨夜はエアコンを切った。しかし昼間はコンクリートに蓄積された熱のために外気温ほどには下がらず。エアコンはフル稼働している。
合流した野党は149名でスタート。党名は「立憲民主党」、代表は枝野氏。党名だが、「民主党」でなくてよかった。そうでないと自民党からは昔の民主党のイメージで攻撃してくるだろうし、国民の間でも悪いイメージが残っていると考えられるからである。
合流に加わらなかった玉木氏など14名はこれからどうするのだろうか?現状では統一した方針、綱領を持つことは困難に見える。
それはともかく、新しい立憲民主党はこれから自公政権と対決し、共産党や社民党と一緒に野党統一政権を目指してもらいたい。
2020.09.09:
現在の自民党総裁選で、いくつか憲法をないがしろにする発言がみられる。この際だから改憲しなくても実質的に憲法違反の政治が行われていることについて以下列記する。もちろんこれまでの自民党によるものはあるが、安倍政権になってからが甚だしいことは言うまでもない。
9条:自衛隊の創設については憲法の条文の中にあいまいな点があるので今は触れない。しかし集団的自衛権は明らかな違憲。アベットラーが内閣法制局長官の首をすげ替えてでも解釈をごり押ししたことは絶対に許されない。
15条の2:「公務員は一部の奉仕者ではない」となっているが、「桜を見る会」は私物化の典型である。
25条:「健康で文化的な最低限度の生活」とあるが、自民党は生活保護に対する攻撃を何度も繰り返している。
25条の2:国は社会保障や福祉の向上に努める義務があるが、スガッペルスは「自助」が最優先と憲法を無視する発言をしている。
53条:議員の1/4以上の要求があれば国会を開かねばならないが、自民党は開会までの期限の定めがないこと、条文にない条件をあれこれ持ち出して野党からの要求を拒んでいる。
63条:首相を含むすべての大臣は、求めがあれば出席しないといけない。ところが今回の総裁選の中で首相の出席を限定しようという発言が出ている。
7条および69条:7条では内閣の助言と承認で天皇が週銀の解散を行うとあるが、自民党はこれを首相の専決事項と解釈している。だがここは少々あいまいなところがあって、解散できる条件としては69条で内閣不信任案が可決されたら内閣総辞職か衆議院の2択とあるのみ。それ以外についての規定はどこにも書いていない。だから首相が任意に解散できると解釈するのはおかしい。
すっと以前、私は自民党には憲法を守ろうとする行動もなしに、「押しつけ憲法」として改憲を叫ぶことを批判してきた。
だが事実上の改憲をやっていることにはさらに怒りを覚える。このような自民党の態度をこれ以上許していたら、日本は破滅する。
2020.09.08:
台風10号による人的被害は、現在死者2名、行方不明4名と発表されている。物的被害はまだこれから。
台風の中心は海上を通過し、かつ台風9号が先に海水をかきまぜたために勢力が少しそがれたと専門家はみている。
今回の台風による大きな教訓は、満員の避難所が多く出たこと。気象庁が早めの避難を呼びかけたことで集中したこともあるが、根本的にはウィルス対策で定員を減らしたこと。
今後は避難所の増設、それに見合った自治体職員の増員が緊急の課題となる。早く手を打たないとこれから11月ころまで複数回襲ってくると予想される台風に対処できなくなる。
2020.09.07:
台風10号の中心は朝鮮半島に行ったが、その「しっぽ」が豪雨を招く可能性がある。明日になるまで油断は禁物である。
昨日の「サンデーモーニング」で種苗法改正の話をやっていた。
先の国会では審議されず、継続審議になっている。しかしこの法案は日本の農業を壊滅させるものである。簡単に言うと、国や自治体、個々の農家が開発してきた新品種の販売権を、「タキイ」とか「サカタ」などの民間に売り渡し、独占販売させるというものである。同時に、これが最悪なのだが、個々の農家が翌年以降の作付けのための種の保存「自家増殖」を禁止するというのである。
これによって、その土地の気候や土質に合った品種が開発できなくなる。要するに新しい種は民間から買えというのである。しかし実態としては自家増殖をしても何年かすると種が劣化するので新しいものを買うことになるのだが、新しいものが必要になるまでの保存すら許さない、しかも罰則まで作るのだから、農家は自分で品種改良する意欲を完全に奪われ、大手メーカーいいなりの農業しかできなくなるのである。
これで農家を廃業するところは激増するだろう。民間企業の金儲けのネタのために農家の首を絞める法律を通そうとする政府・与党の神経は信じられないものである。
2020.09.06:
台風10号本体がやってきた。九州では今夜から明日にかけて暴風雨が吹き荒れる。
気象庁は巨大な台風ということで早めの避難などを呼びかけている。過去にない規模の甚大な被害を恐れているのである。確かに球磨川などは7月豪雨で既に大きな打撃を受けているので、それに追い打ちをかけるような被害は地元ならずとも気になるのは当然。
我が家でもそろそろ風が強くなり始めているが、風雨は今夜遅くから明日午前中にかけてピークになるだろう。
今のところ大規模被害の報告はないようだが、用心するに越したことはない。
2020.09.05:
昨日の話をまだ引っ張る。
というのも、よく考えたらスガッペルスの言う「国の基本」とはとりもなおさず憲法のことであり、憲法では社会福祉をどう書いているかが問題になるからである。
憲法25条は以下のように書いている。
すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。
国は、すべての生活部面について、社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない。
「最低限度の生活」とは何かという議論はさておき、国は社会福祉の向上を義務付けているのである。ということはスガッペルスの言う「国の基本」の優先順位は逆なのである。
彼は憲法25条についてどの程度意識されているかは不明だが、「公助」はやりたくないというのは憲法が定める国の義務を放棄すべきという立場をあからさまに語っているということになる。
このような発想はスガッペルスのみならず、自民党全体に巣食っていると断言していいだろう。というのも自民党内部から彼の発言に対してのクレームはまったくないからである。
次の総裁が誰になろうとも、安倍政治を引き継ぎ、国民を苦しめる政策を続ける限り、あらゆる問題が再燃するだろう。
2020.09.04:
昨日新自由主義と自己責任について少し触れたが、スガッペルスは総裁選の出馬記者会見で「国の基本は、『自助、共助、公助』だ」という発言をしている。最優先は自助という意味も含まれる。
これほど国民に冷たい言葉はない。
自助というのは明らかな自己責任論で、共助というのは家族や自治来による支援、最後の公助は国が支援すべきということである。しかし公助の実際は大企業・金持ちに対するものばかりというのがこれまでの実態だった。
アベットラーがアベノミクスを打ち出した時、「企業が最も活躍しやすい国」と言ったが、「国民が」とは決して言わず国民をないがしろにしてきた。そしてスガッペルスも同じ路線を引き継ぐと宣言したのである。
これまでアベットラーは「雇用が増えた」と自慢していたが、増えたのは非正規ばかりで、ここ20年ばかりは賃金が増えるどころか下がり続けている。またGDPもほとんど伸びていない。それどころか今年はウィルス禍で大幅なマイナスが予想されている。
ウィルス対策での的外れの対応をきっかけに内閣支持率が下がり続けた今、臆面もなく同じ路線を歩むと語る厚顔無恥には、もはや自民党政治の命運も尽きたのではないか。
2020.09.03:
台風9号がが呼び込んでいる雲のせいで、神戸でも生ぬるい風と共に小雨が降る曇り空の一日だった。
つぎは10号がやってくる。
最近SNS上で誹謗中傷の書き込みが頻発している。
主なターゲットはウィルス感染者とその家族、クラスターを出した組織、さらには安倍政治を批判したタレント、はては障碍者や生活保護の受給者に至るまで、あらゆる方面にわたっている。
誹謗中傷で問題は解決しないし、相手を傷つけるだけで何もいいことはない。だが攻撃する側は身を隠したまま自分よりも弱い立場の人間を攻撃することで満足しているのである。
このような卑劣な手口がどうして増え続けるのか?
そこには貧富の格差が拡大する中で、不満のはけ口を「勝ち組」と目される連中に向けるのでなく、自分よりも弱い人間をさげすむ、いわば「いじめ」の構図が垣間見える。特に最近の新自由主義の下で、失敗はすべて自己責任という風潮は、問題の拡大こそすれ解決の方向には進まない。
今自民党の総裁選の最中だが、いずれの候補も安倍政治の継承をスローガンにしていて、ウィルス対策はもとよりあらゆる国民生活の改善を図るという発想はまったくない。逆にGoToキャンペーンのような大企業優遇策を進めるつもりである。
もはや自民党政治全体が劣化して、国を救うという力はなくなっていると判断せざるを得ない。
2020.09.02:
台風9号が九州の西側を通過中だが、次の10号が本州直撃と予想されている。
今のところ週末に来ると言われているが、相当巨大らしく大きな被害が出るかもしれない。最近の台風は海水温の上昇で巨大化する傾向なので、やってきたら買い物も控えて家の中にこもってやり過ごすしかなさそうだ。
2020.09.01:
どうやら自民総裁選はスガッペルス、イシバムラー、岸田の3名が立候補するようだ。
正直なところ3名ともあまり違いはないように感じられる。アベットラーほど嘘や政治の私物化はしないと思うが、それでも絶対にやらないという保証はない。特にスガッペルスは現在裁判になっている河井夫妻とつながりが深いようで、胡散臭いかんじがする。
もちろん実際の行動はこれからだが、過度な期待はしないに限る。