悪餓鬼日記帖:なにぃ、文句あっか! |
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2020.10.31:
昨夜はこむら返りと同時に低血糖による思われる気分の悪さが襲ってきた。芍薬甘草湯とブドウ糖を飲んでとりあえず乗り切った。最近はこむら返りがしょっちゅう起こるが、たいていは起き上がってトイレに行くくらいで収まり、薬を飲まないことの方が多い。
今日はハロウィン。日本でも仮装して集まるという習慣ができたのは10年くらい前からだろうか。私の子供の頃はそんな行事があることは誰も知らなかった。今年は感染防止のため、渋谷に集まることは避けてくれとの呼びかけが出ている。確かに群集の中で感染が起きたら爆発的になることは容易に想像できる。
ハロウィンで気づいたが、年明けの初詣の密集はどうなるのだろう?
調べてみたら初もうでの習慣が始まったのは明治後期で、江戸時代にはなかった。最初は鉄道が初もうでのキャンペーンをやったことで、首都圏では京浜急行が川崎大師、関西では南海電鉄が住吉大社を対象にしたらしい。
古くからある宗教行事の多くは記録がないのでいつから始まったのかあいまいなことが多いが、初詣の習慣もやがては記録が失われてわからなくなっていくのだろう。
2020.10.30:
今日は今日とてスガットラーはまた新しいネタを提供した。
曰く、「学術会議には旧帝大が多すぎる」と。だが今回任命されたなかった6名のうち、3名は私大出身者である。
こんな嘘をどこから拾ってきたのか、ささやいた官僚がいるのか、はたまたスガットラー自身が勝手にでっちあげたのか、後者のような気がしてならない。というのも一時は「リストを見ていない」と言っており、ということは杉田などが作ったリストを見せられ、6名外したという説明だけを受けただけでめくら印を押したと考えられるからである。
その後あちこちから突っ込まれて、これまた適当な屁理屈を並べたてたことから、右往左往した挙句にでたらめの理由を重ねたという図式が最も納得がいくからである。
それはさておき、憲法15条を持ち出して首相に人事権があるようなことを繰り返していることは非常に問題である。
憲法にある公務員の任命、罷免は「国民の権利」とあるわけだが、これを首相と読み替えてしまえば憲法にある他の条文も首相が勝手に決めることを可能にしてしまう。
それと15条の公務員とは国会議員も含まれるわけで、それを首相が勝手に任命できると拡張すれば、これはもう戦前と同じく、天皇がすべての官吏の任命権を握っていたことと同質になる。これが独裁でなくて何だというのか。
2020.10.29:
スガットラーの「説明」なるものは説得力を完全に失った。
学術会議の人事の勝手な法解釈について、憲法15条を壊れたレコードのように繰り返して、本来は立法府が国会で決めるべきものを時の首相が勝手に決めることができるように主張するばかり。
いずれ多くの専門家が批判をするだろうから、素人の私がこれ以上突っ込むことはやめる。
さて、今度の日曜、11/1は大阪市廃止の住民投票が行われるが、ハシズム、松井、吉村たちは必死になって2重行政の解消などを訴えるが、それも次第に色あせてきている。
これまでなら反対の共産党に集中攻撃すればよかったが、今回は自民党も反対しているから矛先を見失っている。それで毎日新聞が大阪市を廃止したら200億円余りの財源不足になるとの政府の試算を報じたら、あろうことか国会で馬場幹事長が毎日新聞を攻撃しだした。
だが政府は試算に間違いはないと突っぱねてこれも失敗。
大阪市民の目線から考えたら、大阪都構想=大阪市の廃止はやはり無理があると言えるだろう。「市滅の刃」のつもりが、次第に「都滅の刃」に変わりつつある。
2020.10.28:
もうスガットラーの居直りは限界を超えて、法律も憲法も三権分立さえも破壊した。
これまで国会にも諮ってこなかった学術会議の人事の勝手な法解釈について、法律にも憲法にも書いていない理由をあれこれ、それも猫の目のように言うことを変え、6名の任命を拒否した理由を説明もなしに答えないままその場を乗り切ろうとしている。
それがどのような問題をはらんでいるのかは一顧だにせず、ひたすら独裁主義の道を進んでいるのである。もちろん自分がとれほど無茶を言っているのか、法治主義に関する勉強もせず、ひたすら独裁の道を進むのである。
これほどひどい首相は過去にいない。アベットラーもそこそこひどかったが、スガットラーは官房長官の時代の経験に酔いしれて冷静さを失っているとしか考えられない。
狂気にまみれた指導者が、ヒットラーの例を引くまでもなく、国を崩壊の道へ導くことでどのような結果を招くか、これ以上の説明は不要だろう。
2020.10.27:
壊れた補聴器の修理が終わったので取りに行ってきた。
幸い耳穴のアダプタ兼電子回路のカバーの交換だけで済んだが、それでもン万円かかった。
今年は入院、エアコン購入、補聴器修理と予定外の出費が続いて、コロナによる定額給付金は全部飛んでしまった。
当面は年金と退職金で食いつなぐ日々が続くが、いつ何があるかわからないのが人生。万が一寝たきりになった場合のことを今から悩んでも仕方がないが、入院の時に色々動いてくれた息子は頼りになると思った。
その息子は今やアラサーである。
2020.10.26:
スガットラーがやっと国会に出てきた。アベットラーがそうだったように、国会で追及されることを嫌い、就任から1か月以上も国会を開かないというのは歴代の首相でもほとんどないという。やましいことだらけということの反映に感じられる。
さて、所信表明演説全体についてはマスコミなどに任せるとして、私が注目したのは以下の2点。
1.スガットラーは学術会議の「ガ」の字も言わなかった。
任命拒否については触れたくないということだろうが、アンケートで国民の7割程度が説明不足としてるのだから逃げるわけにはいかないはず。
しかしそれでも頬かむりをするとなれば、後ろめたいことがあるのだということをさらに印象付けることになる。もはや逃げ場を失ったと言っていいだろう。
2.温室効果ガスの排出を2050年までに実質ゼロにすると宣言したが、本気だろうか?
抜け道なしで実現しようとすれば、神鋼の神戸石炭火力増設は完成しても30年に満たないまま運転を停止することになる。
裁判になっても終始強気だった神鋼、抜け道がなければ発電所の撤去費用を加えて猛烈な赤字を抱えることになる。
2020.10.25:
昨日書いた核兵器禁止条約、50番目のホンジュラスの批准が国連に受理され、遂に来年1月22日に発効することが決まった。
被爆地広島、長崎でも喜びの声が上がっている。
そんな中で苦虫を噛んでいるのが日本政府。「核保有国が参加しないので条約に有効性がない」とほざいているようだが、「核保有国と非保有国の橋渡し」と言いつつ、何もせずに批判だけするのは核兵器を持って当然と言っているのと同じ。チャンスがあれば学術会議を潰して核兵器の開発を始めるつもりなのかもしれない。何しろ原発の使用済み核燃料が処理できず、プルトニウムが大量に残るからである。
戦前核兵器の開発に加わったことがあり、戦後は核兵器廃絶に努力してきた故湯川博士が日本政府の言い分を聞いたら激怒するだろう。
2020.10.24:
冷たい風が吹いて本格的な秋ムード。
いつもの通院日だが、今日は国保が実施している年に一度の検診と兼用。と言っても中身は変わらずで、血液検査の結果も変化なし。
核兵器禁止条約の批准国が49に達し、残り一か国が批准すれば条約が実際に発効する。
それでも日本が横を向けば世界の恥となる。アベットラーが毎年言っていた「核保有国と非保有国の橋渡し」という言葉はますます空虚なものになっていく。もしスガットラーも同じ言葉を使うなら、これは「日本も核兵器を保有している」と宣言するに等しい。
2020.10.23:
米大統領選挙は最終盤になり、バイデン、トランプ両候補の最後の討論会が開かれた。
さすがにトランプは不規則発言の嵐を封じられ、前回よりも若干大人しかったが、ウィルス感染拡大の責任を中国になすりつけて、自分が無防備だったことを棚上げにした。
いずれにせよ、個人的にはトランプだけには勝ってほしくないという心境である。バイデンが素晴らしいとは思わないが、国内の分裂や差別を助長するのは、やはり国を代表する資格はないと思う。
2020.10.22:
内閣広報室がTVの報道番組での出演者の発言を事細かに記録していることを「赤旗」が報じた。学術会議の推薦6名を任命拒否した話もやはり「赤旗」が最初に報じた。今や「赤旗」はジャーナリズムの先頭を走っていると言われる。
「桜問題」も、他の新聞が知っていても問題にしなかったのが、共産党が「赤旗」の記事を元に国会で政治の私物化と追及したのが始まりである。この報道で「赤旗」はジャーナリストの賞をもらっている。
さて、日弁連も除外された6名の任命を求める声明を出した。
この中で、昨日私が懸念を示した点についてもっとストレートに書いている。曰く、
「政府は、人事の問題であるとして、任命拒否についての具体的説明を避けている。しかし、問われているのは人事にとどまる問題ではなく、憲法の根本原則である三権分立に関わる問題」
「政府の政策を批判したことを理由に任命を拒否されたのではないかとの懸念が示されている。このような懸念が示される状況自体が、まさしく政府に批判的な研究活動に対する萎縮をもたらす」
来週には国会が開かれるが、所信表明を皮切りに、スガットラーがどのような態度に出るかが注目される。
ハンコ行政の廃止とか携帯電話の値下げとかを隠れ蓑に、もし嘘とごまかしを続けるならば、国民は痛烈なパンチを与えるだろう。
2020.10.21:
スガットラーは相変わらず学術会議の任命拒否問題でごまかしの理由を続けている。どんな理由であろうと、6名を任命拒否したことそのものが違法である。
今日もジャカルタの記者会見で「前例踏襲をしてよいのか考えた結果」とし、本当の理由は言わなかった。
これまでリストを見ていないとか総合的判断とか二転三転し、本当の理由は口を割らない。おそらく本当のことを言えば国内外を含めて大騒ぎになるし、自身の首も危うくなることを知っているからだろう。有体に言えば「政府の方針に反対する奴は許さない」なのだろうが、それを口にしたらファシズムとの批判が沸き上がることは必至。
それだけは避けたいから右往左往するしかないのである。
そもそもアベットラーの時代のブレーンを引き継いだのはいいが、スガットラーに対する忠誠心はアベットラーに対するそれよりも強くないから、どこかでぎくしゃくする。
だから杉田の名前が出てきてしまい、スガットラーは抑え込むのに失敗しているのである。
それはともかく、スガットラーはアベットラーよりもより露骨かつ強引に右傾化路線を突っ走っている。
こんな人間を首相として存在させていることが日本にとっての不幸なのである。
2020.10.20:
スガットラーの著作の改訂版が出たが、それまであった公文書の保存は必要と強調していた部分が削除された。
公文書に対するスガットラーのこれまでの主張とは、民主党政権が東日本大震災に関する会議の議事録を作成していなかったことを批判したものだった。
だがアベットラー政権になって、公文書を改ざん、隠ぺいしていたことが常態化してきた。
本来なら元の著作の通りに、政府として襟を正すことが必要であるが、改定本では逆に該当部分を削除するという極めて不誠実な行為を行ったのである。
さすがに各マスコミはこのスガットラーの態度を批判的に取り上げている。NHKも削除の事実を報道した。
スガットラーは安倍政治の継承ということをスローガンにしているが、学術会議の任命拒否をはじめ、最も悪い部分を引き継いでいる。このことを反映して、当然内閣支持率は急落している。
2020.10.19:
フランスでまたイスラム過激派と思われる殺人事件が発生したが、5年前のパリでの週刊紙襲撃事件を思い出させる。
というのも、テロに対する抗議デモで、"Je
suis prof"というプラカードが掲げられていたからである。
前回の抗議デモでは"Je suis
Charlie"「私はシャルリ(英語読みではチャーリー)」と新聞社の社名を使ったものだったが、今回は"Je suis
prof"、すなわち「私は教師」と同様の表現になっていることが私の目を引いた。
"prof"とはフランス語で"professuer"、すなわち「教師」の略語である。
それにしてもイスラム過激派のテロはいつになったら鎮静化するのだろうか?
口先だけで「やめろ」と言っても効果は薄いが、少なくともトランプのような好戦主義者だけは政治の舞台から消えてほしいものだ。
2020.10.18:
スガットラーは海外に遊びに行ったが、その間も学術会議対応の批判が止まらない。
自由法曹団は「法律違反」とした抗議を決議。83年の法改正で公選制から任命制に変わった時の最後の公選制委員が当時の状況を証言し、学術会議から推薦したものをそのままま任命することで学術会議の会長が妥協したいきさつを語っている。
こうした批判の流れが反映し、共同通信の世論調査では首相の説明が不十分とするものが72%。内閣支持率も60%に下がった。
そうした中で自民党他の学術会議攻撃勢力の嘘がひどい。
特に自民党甘利やフジTVの平井などによる明らかな嘘が出てくるのはひどく、当然「嘘はダメ!」批判が起こったが彼らは謝罪をしないのである。
こんな状態のまま、スガットラーが国会でも明確な説明をせず、除外したメンバーも追加しないという態度に出るなら、政治の混乱はさらに加速するだろう。
本来なら5年前の安保法制と同様の大規模デモが起こっても不思議はないが、ウィルス感染を恐れて人が集まっていないだけである。
2020.10.17:
昨夜はどんでもないことが起こった。
風呂上がりに補聴器を着けようとしていたところ、左耳の分が床に落ちた。床にはカーペットが敷いてあって色が紛らわしく、落ちた補聴器を探すのにはいつも苦労する。
よっていつものように後ずさりしながら探し始めた途端「バキッ」という音がした。見ると足元に割れた補聴器があって、中の電子回路が見えた。非常にまずい状況である。
誤って踏んだらしく、それでも気を取り直して拾い上げ、割れたところをくっつけてセロテープで固定。耳に当てたら何とか音は正常に聞こえた。
しかしこのまま放置するわけにもいかないので、今日は補聴器の販売店に持っていて修理・交換を依頼した。
電子回路などの健全な部分を再利用できるかを含めて検査するため、メーカーに送るとのことで、結果の報告と修理(?)品は2〜3週間後返却になるという。よってそれまでの間、仮の補聴器を貸してもらって付けることになった。
いやはや、またもや余計な出費がン万円出ていくことになる。嗚呼。
2020.10.16:
閑話休題。
以前からずっと気になっていたことだが、日本女性にだけしか見られない内股歩き、原因がはっきりしてきた。
左の画像を見ればわかるように、子供のころからこのような「とんび座り」を続けていると骨格がゆがんで内股になるらしい。
そうでなくても内股の方が「おしとやか」という先入観がいつごろからか蔓延していて、小さい頃から電車に乗っていても母親から「女の子だから股を閉じなさい」としつけられるのである。
当然骨盤から股関節にかけての骨は変形して元に戻らなくなる。
この「おしとやかに見える」というのがいつから始まったのかは調べても判然としなかった。ある人に言わせると松田聖子の姿勢からではないかというが、私の元ヨメは子供のころからずっと内股だと言っていたから結構古い気がする。
ちなみに男性は国家の構造上「とんび座り」ができない。無理にやろうとするとものすごい違和感を感じる。
国際的には、日本人以外でこれほど蔓延しているところはなく、縮こまっているように歩く姿勢はJapanese
Walkと呼ばれて不自然だと考える人が多いようである。
個人的にも無理な歩き方をしているとしか見えず、早く克服してはどうかと考える。
2020.10.15:
大変なことになってきた。
自民党の中から学術会議の廃止を主張する意見まで飛び出してきたのである。
ここで原点に戻ってなぜ学術会議ができたのか見てみよう。学術会議法の前文にはこうある。
日本学術会議は、科学が文化国家の基礎であるという確信に立つて、科学者の総意の下に、わが国の平和的復興、人類社会の福祉に貢献し、世界の学界と提携して学術の進歩に寄与することを使命とし、ここに設立される。
ここで「科学が文化国家の基礎である」ということが重要で、学術会議は自民党の都合で作られているのではないことを認識すべきなのである。
しかし今の自民党は小選挙区制と政党助成金のもと、かつアベットラーによる長期政権によって活力を失い、遂には学術会議さえ完全な支配下に置こうと画策しているのである。これが日本の科学振興にとっていかに有害であるかは言を待たない。
しかもいま焦点として浮かび上がったのが、故中曽根総理の葬儀に対して大学への弔意の強制。早速あちこちから批判が出たことから「強制ではない」と言い訳しているが、本音は強制である。
特に国立大学の場合、学長の任命は学術会議と同様、大学からの推薦に基づいて文科大臣が任命する方式になっているため、弔意を出すかどうかが踏み絵にされる可能性が極めて高いのである。
学問の世界が政治の世界によって左右されれば、若者が学究の道へ進む意欲は失われていく。そうでなくても現在の大学での研究体制は大企業向けに偏重した仕組みに代わってきており、研究費も次第に減っていることから日本のノーベル賞受賞者は出なくなるだろうと言われているのである。
人事問題を解決せずに学術会議の組織をこねくり回しても何もいいことはない。
2020.10.14:
本当は非正規雇用に対する最高裁の判決とか、森友問題で改ざんを強制されて自殺した赤城さんの話を書きたかったが、長くなるので今日も学術会議問題について書く。
抗議の炎はずっと炎上中で、ノーベル賞受賞者とか「野鳥の会」にまで広がった。もちろん国際的にも注目されている。
こうなった根源には杉田やスガットラー他、自民党も含めて事の重大性を認識しないまま、単なる政府関係の人事問題として「官邸に逆らうやつは排除すべき」という論理で行けると見込んでいたこと。
しかしそれは甘い見通しだった。
83年の法改正の際に「推薦された全員をそのまま任命する」とした政府答弁はずっと生きており、実際に今回まで推薦された人間をあからさまに除外することはなかったからである。
それを慌てて憲法15条の公務員に関する規定を持ち出しても説得力はない。だから野党の追及に加えて学会からも猛烈なクレームを出されて慌てふためいたのである。
また人事問題を行政改革の話にすり替えようという動きもあるが、これも成功することはないだろう。
法律の専門家や名だたる学会の論者を相手に杉田のような警察官僚が理論武装して対抗できる能力はまったくない。
勝負はもうついている。後はどうやって除外された6名を任命しなおすかだ。
2020.10.13:
学術会議推薦の6名が任命されなかったプロセスは、官房副長官の杉田(元公安警察)が主導し、スガットラーが決裁したという構図が見えてきた。
この場合両者とも主犯格である。
誰を除外すべきかを指定したのは杉田だろうが、スガットラーが一旦は「総合的、俯瞰的に判断」と述べている通り、6名を除外したことを知りつつ決裁されたことは疑いない。
そうなると両者は違法と知りつつ任命を行ったことは明白で、その責任は重大である。
それが刑事罰に問われるのかどうかは知らないが、法律で定められた手続きを踏まずに人事を決めたことは行政をゆがめる重大な問題である。しかも違法行為を行ったのは行政の長、すなわち総理大臣であることは、政治をゆがめる大事件であることは疑いない。また憲法に抵触する恐れのある行為でもある。
今後この問題は徹底した原因究明と是正は不可欠であり、それを国会の場で明らかにすべきものである。単なる政府人事の自由裁量の問題では決してない。
2020.10.12:
学術会議問題で、政府の説明は二転三転、支離滅裂の状態にある。
しかもスガットラーは名簿を見ていないと言っており、そうなると決裁そのものが違法に行われた可能性、あるいは学術会議が提出したリストが決済に回るまでに誰かが書き換えたという公文書改ざんの可能性もある。
いずれにせよ、6名が拒否された理由をはっきりさせること、もし違法な行為があれば是正されるべきだろう。
日替わりで情勢が変わる現状では、まだ様子を見る必要がある。
大坂「都」構想の住民投票が公示された。
松井・吉村の維新軍団は「府と市の違いの解消」「二重行政の解消」言うだけで、具体的にどういう改善が行えるのかは説明せず。しかも公明は5年前に反対していたのを何故賛成に変えたのかをまともに説明していない。
しかし住民投票で決まるのは「大阪市の廃止」がメインで、住居表示や公文書では「大阪府〇〇区」となるだけで「大阪都」が使えるようになるには法律の改正が必要になる。しかも一旦大阪市を廃止すると後で復活できない。復活する法律がないのである。
ということで、あくまで部外者の意見だが、住民投票には「反対」とするべきと思う。
2020.10.11:
神鋼の石炭火力発電所増設反対の運動に加わっているが、聞き捨てならない話を聞いた。
経産省が発電所の建設計画の許可を出すにあたり、環境問題での意見を環境省から得ることが定められているが、環境省が意見書を出す前に、経産省が事前にその原稿を出させて逐一コメントを付けていたというのである。
しかもそのコメントは細部にわたっていて、CO2排出量やPM2.5などで疑義があると読める部分はすべて書き換えたり削除したりさせていたのである。
早い話が「事前検閲」である。こんなことをしたら環境省の意見は最初から骨抜きで、かつ客観性は完全に失われる。
一体誰が環境省の評価書を事前に書き換えさせろと命じたのだろうか?
アベットラーが若い頃神鋼で働いていたことによる「安倍案件」として官邸からの指示によるものなのか、電力会社の横槍なのかは不明だが、非常に腹の立つ話である。
折しも学術会議で、政府から会議メンバーの推薦者のリストを事前に要求したことがあると報道されているが、政府・官邸による支配を強めているアベットラーからスガットラーにかけての動きは、日本社会を危うくするものである。
2020.10.10:
今日は一日曇り空。かつ風も強かった。特に最近は高層マンションが増えてきているために、そばを通ると強いビル風で吹き飛ばされそうになる。
さて、スガットラーの学術会議に対する人事問題は迷走するばかり。
問題が発覚した当初は内閣府から官邸に105名の推薦リストが送られたとの証言があったが、それが意味不明の日本語で6名除外の事実を認めた。ところが今度はスガットラーが99名のリストしか見ていないと言い出した。一体何が正解なのか二転三転する説明は疑問だらけ。
自民党からは「会議の活動が見えない」とクレームがついたが、元会長から「諮問がないのに答申はできない」と逆襲されて終わり。
しかし政府からの攻撃は止まらない。今度は会議を行政改革の対象にすると脅しをかけ始めた。しかしことの発端は6名の任命拒否という人事問題。学術会議がいまのままでいいとは言えなくても、ほかの問題にすり替えるのは姑息極まりない。
そして6名を除外した理由について政府側は絶対に口を割らない。
「回答は差し控える」というが、よく考えたら理由はあるが絶対に言いたくないということの別の表現である。しかし国会には政府に対する調査権があって、政府側は求められたら回答する義務がある。これを拒否するというのはあってはならないことである。
アベットラーの時代から、官邸を頂点とした日本の支配体制を築くことに全精力を傾け、スガットラーがこれを踏襲して立法、司法を支配下に置くつもりである。その手始めが学術会議で、御用学者ばかりの組織に作り替え、研究、教育の世界を傘下に置くのである。その次はマスコミ・情報の世界と考えられる。
「いつか来た道」の再来は絶対に許してはならない。
2020.10.09:
台風の速度が遅いためか、風がゆっくりにしか強くならない。ピークは明朝らしいが、さっさと通過してほしい。そうでないと大雨の被害が出るかも知れない。
池袋で起きた交通事故で母子がはねられ死亡した事故の裁判が始まった。
罪状認否で元高級官僚だった80代の被告は謝罪を口にしたものの、車の異常として無罪を主張した。検察はブレーキとアクセルを間違えた証拠があるとしているが、真実は如何?
傍聴していた遺族の夫・父親は怒りをあらわにしていた。
無罪を主張するのはもちろん被告の権利であるが、現場検証の時に被告がよれよれになって歩いている姿を見ると、車の運転にはとても耐えられない姿に思えた。また、逮捕拘留されなかったことから「上級国民」と揶揄する声もあった。ちょうど政治の私物化が問題になったころである。
高齢者の運転免許についてはいろいろ議論があるが、個人差が大きいので一律の規制は困難である。
昔、私の兄の義父が高齢になって家族から農作業用の軽トラックの運転をやめるよう言われて代わりにバイクを運転するようになった。ところが高齢で不安定なものだから転倒して足を骨折した。そしてそのまま寝たきりになり、体も衰弱してあっという間に亡くなったのである。
高齢者の希望と現実の見極めは難しい。そして事故のリスクをどうやって自覚してもらうかはもっと難しい。
2020.10.08:
台風が近づいてきて次第に風雨が強くなる傾向である。直撃はなくても土曜日あたりがピークになるようだ。
学術会議の問題はあちこちに延焼し、ハシズムまでが「説明できないのなら、誤りを認めろ」と発言している。
もうスガットラーは火だるまで、今日は今日とてGoToイートで座席のみのネット予約だけで実際は少額の食事をし、1000円分のポイントをゲットするという手口までが現れた。
不備だらけのシステムをあわてて作ったことによる弊害で、今から手直ししても急には変わらない。要件定義すら外注するしかない役所レベルの開発では、開発会社とかポイント受付業者に税金を奉仕するのみである。
被害が拡大しないうちに、すべてのGoToキャンペーンは中止すべきである。代わりに旅行業、宿泊業、飲食業などに直接支援をすればよい。
2020.10.07:
きょうの閉会中審査で、政府は「人事権の解釈を変えていない」と居直った。
85年の政府答弁は人事権について学術会議からの推薦に手を付けないとしていたが、実際は今回6名の任命を拒否しており、事実として解釈を変えているのである。
このことに平気でうそをつき、壊れたレコードのように事実と異なることを繰り返すのは、もはや「ごはん論法」とか「信号無視話法」を通り越して、「国会愚弄攻撃」にまでエスカレートしている。
政府には真面目に国民に向き合うという姿勢はなく、戦前の軍部のように「独断専行」で国民を蹴散らす作戦に出た。
これから野党は以前の学術会議の幹部から事情聴取をし、次の国会でスガットラーに猛攻撃をかけるだろう。
局面はスガットラーVS野党・国民連合の全面衝突に発展する。
2020.10.06:
日本学術会議の問題で、昨日スガットラーが意味不明の「理由」を持ち出した。
曰く、「総合的、俯瞰(ふかん)的活動を確保する観点から今回の任命について判断した」と。
意味不明の日本語である。理解できたという人はぜひ「ゲストのための落書帖」に書き込みをお願いする。
それはともかく、学術会議法には「会議の推薦に基づいて内閣総理大臣が任命する」とあるだけで、「任命できる」とか「任命できない」という条件は何もない。
ところがである。今日の野党合同ヒアリングで、内閣府と法制局の間で「推薦のとおりに任命すべき義務があるとまでは言えないと考えられる」という見解をまとめていたのである。明かに政府内部でこれまでの政府見解を覆す解釈を勝手に決めていたのである。
こうなると、国民に隠れて裏合意があったことになり、スガットラーはもとより政府の責任が問われる事態になる。
明日の国会閉会中審査の議題としてもめることは必至である。というか徹底してこの問題を明らかにすべきである。
2020.10.05:
トランプの行動がまたもや問題になっている。
そうでなくてもバイデンとのTV討論会で司会者にたしなめられるほど一方的発言を続けて唾液を飛ばしまくったのに、今度は勝手に病院から自動車で外に出て支持者に手を振ったのだ。
これには医療関係者が、政府のガイドラインの違反行為で同乗の運転手や警備担当者を感染の危険にさらしたとしてトランプを批判した。同乗者は今後2週間程度隔離する必要があるという。
早い話が、トランプはウィルスについて何も学んでいないし、最低限のルールすらも守らない極めて悪質な患者ということになる。
まあ、ルールを守らない、法を守らない、という意味ではスガットラーと双璧をなすことに変わりはないが。
2020.10.04:
今日は終日どんよりとした曇り空。
たばこの値上げで、これを機に禁煙を始めようと思う。手始めにたばこの代わりに飴(ノンシュガー)をなめたり、水を飲んだりしているが、今のところ体調は変わらないし血糖値にも影響は出ていない。もっとも本日は朝から5本吸ったが、強い禁断症状が出ているわけではない。
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日本学術会議の6名を任命しなかった問題、一般国民の一部に(というか政府自民党は)学術会議のような独立した組織を官邸の意のままに動かすのは当然とする傾向がある。
そのことは検察官の人事で表面化した。
検察官は公務員ではあるが司法権を持つ特殊な存在である。
同様の独立性は学術会議にもある。理由は戦前に科学者が戦争に協力させられ、批判することさえ許されなかったという経験から来ているものである。
学術会議は単なる公務員の集団ではないのである。
だがスガットラーをはじめ政府自民党は、学術会議が軍事研究を拒否していることを覆し、科学者を自衛隊の研究に組み込むことを狙っている。
ちなみに国会が指名した首相候補を天皇が任命拒否したらどうなるか考えてみればよい。
天皇が禁じられている政治に関与したとして大騒ぎになるだろう。だからといって天皇は任命拒否できるとも書いてないが、無条件に任命することが前提として扱われているのである。
2020.10.03:
トランプが入院してレムデシビルを投与されたという。発熱があると考えられる。
またホワイトハウスで集団感染が起こっている可能性もある。
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日本学術会議の6名を任命しなかった問題、少なくとも内閣府からは全員を出したというから、首相官邸で最終決定がされたとみられる。
しかも任命拒否の方針は、6名が安保法制に反対していたことに対する報復としてアベットラーの時代に決められ、スガットラーが引き継いだとの情報がある。
いずれにせよ科学者・学問への政治介入は許されない。ただちに6名の任命を求めるものである。
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核兵器禁止条約の発効まで残り4か国になったが、その4か国での批准が近く行われるとの見通しになった。
これで核保有国、日本のように「核の傘」にしがみつく国は国際的に孤立することになる。
もはやこの流れは戻らないのだから、日本政府も早く条約に加盟、批准をすべきだろう。それは同時に被爆者に報いる道でもある。
2020.10.02:
色々なニュースが飛び交っている。
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トランプ夫妻がコロナウィルスに感染した。どうやら秘書からうつされたもののようである。
これまでウィルスを軽視し、マスクを嫌っていた結果である。ブラジルののボルソナロ大統領もやはりウィルスをなめていて感染した。
とにかく今回のCOVID19は感染力が非常に強い。こうなると唾を飛ばされたバイデン候補も危ない。
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日本学術会議の改選105名のうち、政府は6名を任命しなかった。政治介入の疑いは非常に濃い。
学術会議は、任命しなかった理由の開示と、外された6名の任命を求める要望書を政府に出すという。
今の法律は1985年に選挙から任命制に変えられたのだが、学会からの推薦を政府が任命するという条文になっている。ちょうど憲法7条で国会の指名で天皇が首相を任命するのと同じ仕組みである。この点について当時の政府見解は「手続き上の任命であって、推薦された人を任命しないということはない」と国会で答弁している。
それを今になって加藤官房長官は法律にはない「監督権」なるものを持ち出して、勝手な法律の解釈を行っている。当然これには学会はもとより野党からも批判が相次いでいる。
菅政権は、安倍政権の時の検察官の人事を官邸の意のままにしようとして国民からの猛反対で引っ込めた経緯があるが、今度は学問の世界にまで政治介入をしようとしている。これでは憲法23条に定める学問の自由さえもないがしろにするものである。
この事実を持って、私は「スガッペルス」の命名を変えて、「スガットラー」に改称する。
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杉田水脈が「女は嘘つき」の発言を認め、謝罪した。
議員は辞職しないらしい。だが次の選挙では当選は無理だろう。たとえ再び比例区で出ても、個人名の記載は禁止されている衆議院では自民党と書く人は激減するだろうし、自民党自身も票が減るの知っていながら名簿に載せることはためらうだろうからである。
アベットラーの擁護もなくなった現状で、これで彼女の政治生命は終わった。
2020.10.01:
先月分の日記破損、原因は不明だが現象としてはテーブルが多数入れ子になっていてかつ変なタグが挿入されていた。ファイルを保存する直前の外見はいつもと変わらなかったために壊れたままのファイルがアップロードされてしまった。
とにかくこんな「交通事故」は初めてでかなり焦ったが、テキスト部分は壊れすに残っていたため回復できた。