悪餓鬼日記帖:なにぃ、文句あっか!

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2021.06.30

今月もウィルスに始まりウイルスに終わるひと月だった。
丸川大臣が「1回目のワクチン接種で一次的免疫をつけてもらって・・」と発言したことで批判が相次いでいる。
オリンピックのボランティアの2回目接種が開会に間に合わないことを正当化するために、専門家も使っていない新造語をでっち上げた。「文句を言うな。1回で我慢しろ」との意図と思われるが、従来から政府与党が新造語を編み出す癖がまたも出てきた気がする。
古くは消費税導入の際に用いた「水平的公平」、年金引き下げの理由にした「マクロ経済スライド」、近くは生活保護費引き下げの理由のために作られた「生活扶助相当CPI」がある。いずれも国民に痛みを押し付けるために作られた新造語である。
丸川は感染症どころか医学に関してはまったくの素人。そんな人間が平気で勝手な言葉をひねりだすのは専門家に対する侮辱でもある。
さて、2回目のワクチン接種が終わった。明日になったら何らかの副作用が出てくるのか、やや不安である。

2021.06.29

麻生の暴言癖はとどまることを知らない。小池都知事が入院したことを「自らまいた種」とコメントするなど、もはや正気の沙汰ではない。さすがに二階も「問題外だと思いますから、答弁はいたしません」と見放している。そりゃそうだ。まともな人間なら口にできない。
バッハ「男爵」が日本に来たついでに広島と長崎を訪問するという。地元では招かれざる客との声がある。
ウィルス感染拡大が危惧されるこの時期に、お供をぞろぞろ引き連れてくることは迷惑だという意見である。
ノーベル平和賞受賞のためのアピールだという論評があるが、歓迎されない背景にはやはりオリンピック開催についてごり押しする発言が続いていることに、日本人は辟易しているということの表れと言えるだろう。

2021.06.28

香港の「リンゴ日報」が廃刊に追い込まれ、関係者も当局に逮捕され続けている。
「香港国家安全維持法」制定以来、政府に逆らう組織、人物は徹底的に弾圧されているが、その名前も内容も戦前日本の「治安維持法」とうり二つである。
とにかく中国政府=中国共産党がすべて正しく、それに逆らうことは犯罪とみなされるのである。
国内的には内モンゴル、ウイグル、チベットなどの自治区から自治の権利を奪うことが平然と行われ、対外的には領土問題を国内問題と強弁したり、「一帯一路」の名目で他国を借金漬けにして経済支配をねらっているのである。
「中国は世界の中心」とする中華思想を克服できず、逆に習近平政権になってから強化されている。
本来なら国際的な批判とともに、領土問題では外交交渉による解決を要求すべきなのだが、ロシアは旧ソ連時代からの覇権主義を引きずって中国への圧力を弱めるることに腐心している。
だがこれが100年も続くとは考えられない。いずれ克服されるだろうし、されねばならない。

2021.06.27

西村があれこれ緊急事態宣言の予防線を張っているようだが、ウィルスには妥協の選択肢はない。
たとえ確率は低くても感染できるか、できないかのどちらか。
もはや議論は不要。即刻オリンピックを中止すべき。それ以外の方法はない。

2021.06.25

昨日のウガンダ選手の感染をきっかけに改めて調べたが、通常入国者に対して何日かの空港周辺での隔離を要するが、選手とか関係者はフリーパスで目的地に行けることが分かった。当然これはウィルスにとっても「厚遇」となる。

2021.06.24

東京都では昨日の619人に続いて今日も570人の新規感染者。第5波が来たと言っていいだろう。オリンピックをやれば確実に全国に波及する。
ウガンダの選手が2人感染した話の報道を見て驚いた。
COVID19の性質を知っていながら、非常にずさんな水際作戦をやっていたことがわかった。とても「安全安心」などと言える状態ではない。
まず入国時は精度の悪い抗原検査。陽性とわかってからPCRに進む。
そして一人目の感染がわかったのに、他の選手はそのまま目的地に。濃厚接触者かどうかの判断は目的地の保健所、今回は泉佐野市である。それでやっと選手だけでなく、バスの運転手、同行の泉佐野市職員も濃厚接触者と判断され、隔離、検査となった。そこでやっと選手1名の感染が判明。ここまで入国から3日かかっている。
さすがの吉村知事も水際作戦の見直しをすべきと発言している。

2021.06.23

今日は沖縄慰霊の日。沖縄の人たちにとっては忘れられない日である。沖縄戦では県民の4人に一人が亡くなったのだから。しかも戦後も米軍に悩まされ、なおかつ日本政府にも「捨て石」のような扱いではどうしようもない。今も辺野古も埋め立て用として、本土南部にある遺骨が眠る洞窟の土を使うとあっては、やるせない気持ちになる。
昨日の子供動員の話、目黒区は不参加を決めた。また酒の販売も中止なった。スポンサーになっているアサヒビールがわざわざ決定に同意するメッセージを出している。組織委が忖度したのではないかという疑惑を否定したいということなのだろう。
いずれも国民の声なき声が動かしたと言える。

2021.06.22

昨日の観客数の話だが、実際はIOCとか組織委の関係者や強制動員の子供たちは別枠だという。
詳細は明日公表するととしているが、合計で2万人くらいになるのではないか。
そしてもっと驚くのは、競技場で酒類の許可するという。巷の飲食店で酒は売るなと言っておきながらオリンピックは別格。ふざけるのもいい加減にしてもらいたい。
さて、森友問題での書類改ざんのいきさつを書いた「赤木ファイル」が公表された。但し直接赤木氏に指示した者の名前は黒塗り。
これでは改ざん指示の指揮系統は不明なまま。麻生は個人のプライバシーを盾に取るが、全容解明にはほど遠い。いずれ原告側から開示要求がでると思うが、抵抗勢力はまだまだ手ごわい。

2021.06.21

夏至である。今朝は気温が高くはなかったが、時間と共に上昇、ここ2日は扇風機だけで我慢していたが、午後からは耐えられなくなって冷房運転開始。
平年なら今頃から梅雨入りして、7月中旬、祇園祭の頃に梅雨明けするのだが、近年は温暖化によって従来の「平年並み」がほとんど通用しなくなった。
最近、週刊文春と赤旗がスクープを連発している。取材陣の意気込みはけた違いのようだ。
昨日も子供たちをオリンピック観戦に駆り出す話で、赤旗が、組織委から東京都に送った観戦の確認とキャンセルの有無を問い合わせた文書を、東京都が市区町村に送っていなかったことが判明したのである。
埼玉や千葉、神奈川でキャンセルが多数出ているのに東京都だけがゼロであることを赤旗がつかみ、都に問い合わせたらその事実がわかったのである。
明らかに卑劣な手口を使って子供たちを動員しようという意図である。
折しも組織委が専門家の意見を無視してオリンピック観戦者を最大1万人と決めたが、もし東京都の子供から感染者が出たらどう責任を取るつもりか。口はうまいが本気で都民のための都政をやらないユリットラーはたちが悪い。

2021.06.20

ウガンダの選手団が来日したが、早速PCR検査で一人が陽性と判明、隔離された。
いつ、どこで感染したのかわからない。今回のウィルスはこのようにステルス性が非常に強いから問題なのである。「安心安全」とかの空疎な言葉を並べるだけでは防げない。オリンピックなんぞやっている場合ではないのである。
それにしてもスガーリンはアベットラー以上に政治家として無能であることをさらけだしている。
アベットラーは無能な秘書官の言葉などを丸呑みして「アベノマスク」のようなことをやったが、スガーリンは周囲の助言を一切聞く耳を持たず、自分勝手な思い込みで「7月に高齢者のワクチン接種を終了」とか「1日100万回接種」とかを自治体に強要するのである。「できないとは言わせない、やれと言ったらやれ!」という脅しが通用すると信じ込んでいるところにすべての根源がある。
ウィルスはスガーリンを嗤っている。

2021.06.19

分科会の尾身会長がオリンピックに対する提言を行ったが、「中止」という選択肢は含まれなかった。記者会見では政府が決めたこととして中止と言えなかったことを吐露している。忸怩たる思いだっただろう。学術会議ならば公然と批判できただろうが、政府の下部組織としてつらい選択をさせられた。
この機に分科会を辞めても良かったかもしれないが、すると政府はあからさまな自らに都合のいい人事をやるだろうから、事態はもっと悪化する。
とにかくスガーリンは有観客に固執しているが、感染拡大で悲惨な結果を生めばもはや辞任に至るだろう。スガーリンに対する損害賠償が提訴されるかもしれない。
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ギタリストの寺内タケシが亡くなった。享年82歳。
私が若い頃に人気を博し、あの「テケテケ・・」は何ともいえない音だった。
当時はエレキギターというと不良の象徴のように見られたが、彼はその誤解を解くためにあちこちの学校に出かけて啓もう活動を行ったという。
一つの時代が終わっていくことに一抹の寂しさを感じる。

2021.06.18

公明党の山口が「五輪反対派は現実を見ない」と発言して批判を浴びた。
山口にとっての現実とは「推進派の窓」からしか物事を見ない極めて偏った見解である。
公明党が自民べったりの姿勢になってから久しいが、公明党はそもそも「創価学会政治部」として発足したものである。当初は国立戒壇(政府が設立する仏壇)をスローガンとしていたが、政教分離を定めた憲法に反するとの批判を浴びて引っ込めざるを得なくなった。目的を失った学会・公明党は宗教政党としての性格から権力に弱く、そのうちに権力を持つ勢力にすりよるという方針を身に着けたのである。
よって今は国政では自民党と手を組み、大阪では維新と、東京では都民ファーストと組んだ。都議会では小池知事が当選するまでは自民党と組んでいたが、都民ファーストが優勢になるとそちらに乗り換え、今回の都議選では再び自民と手を結ぶという、とにかく権力のおこぼれにあずかりたいということで動いているのである。
前回の参議院選挙では兵庫選挙区で自民票の一部を公明党に回し、広島で公明党の票を河井案理に回すというバーターを行った。
内閣では歴代の国交相の椅子をもらって喜んでいるだけで、最近ではGoToトラベルで感染拡大に寄与したことで国民から批判されている。
今回の山口発言も、菅内閣の支持率低下の歯止めと自らの存在感をアピールする目的があるものと思われる。
ところで創価学会・公明党にはその存続にかかわる重大問題が横たわっている。それはそう遠くない時期に来る池田大作の"Xデー"で、それをきっかけに長期低落傾向の学会員数が激減してしまうことである。
それに伴って「現世利益」とされる学会の公明党の選挙活動ができなくなる可能性をはらんでいるのである。

2021.06.17

緊急事態宣言について政府は、沖縄は延長、岡山、広島は完全解除、残る北海道、東京、大阪、愛知、大阪、京都、兵庫、福岡は蔓延防止に切り替えた。
なお、分科会としてはイベントの観客数を最大1万人にすると同時にこれがオリンピックとは別物であることを強調した。
オリンピックについてはいずれ発表するとのことだが、無観客を提言するかどうかははっきりしない。
分科会は妥協の産物みたいなことをやったわけだが、これで感染再拡大が止まることはありえないだろう。たとえオリンピック開催中に再宣言しても、感染拡大が止まるわけではない。もし選手やコーチなどが感染したら、その責はすべてIOCや政府など開催推進派が負うべきものである。
ところで、インド料理店やカレー店の客が激減しているという。原因はインド株の蔓延による風評被害である。
もし店でインド人が働いているとしても、このご時世に帰国するわけもなく、非常識な思い込みによるものと考えられる。もう少し冷静になるべきではないか。

2021.06.16

国会が閉会した。
ウィルス対策などの審議がまだ色々残っているにも関わらず。与党は内閣不信任案も否決して無理矢理閉じたのである。しかも閉会直前に土地利用を制限する法律も強行採決。これには自公の他、維新や土地利用法案は基地や原発周辺の土地利用を制限するもので、国民の財産を自由に使うことをできなくするものである。しかも指定は政府が恣意的に運用することが可能で、与党側の参考人も条文に歯止めがないとして批判したものである。
20日に期限が来る緊急事態宣言、政府はオリンピック開催に合わせて解除の方向で動いている。だが感染は下げ止まってきていて、しかも解除の条件であるすべての指標がステージ3以下になっているのは京都、岡山、広島の3県だけである。
人出は現在増える方向にあり、専門家の予測ではオリンピック開催中に第5波が来るとの見方をしている。
もはやオリンピック開催は不可能な客観的条件にあるのだが、金と権力に汚染された連中は国民の命を犠牲にしてでもその野望をかなえようとしている。

2021.06.15

今日は年金支給日。現金を下ろす予定はなかったがATMを眺めたらいつもより多めの人が並んでいた。私のようにネットバンキングをやっている人は引き出し手数料が無料なのでなるべく現金を持ち歩かないようにしているが、高齢者の多くは手数料がかかるのを嫌って一度に多めの現金を出すのだろう。
今朝はどうやらインスリン注射の量を少なくしていたようで、夕食前の血糖値は異常に高い値になっていた。
注射そのものを忘れたことはまだないが、歳と共に物忘れがしばしばあるこの頃、要注意である。
物忘れを防ぐ決定打はないが、ルーチンの行動でも慌てすにゆっくり動作すること。それ以外に最善策はなさそうである。

2021.06.14

G7が終わって共同声明が発表されたが、オリンピックに関する部分は25ページの最後の2行だけ。これを日本政府が無理矢理押し込んだ結果と評する報道もある。
しかも内容は日本政府が目論んだ「コロナに打ち勝った証」ではなく、「新型コロナウイルス克服に向けた世界の団結の象徴として、安全、安心な形で開催することへの支持を改めて表明する」とあくまで目標であると表現した。
日本政府はこれから色々宣伝するだろうが、感染がどうなるかは事実が示すだろう。最近は人出が増えて感染者数の増大が懸念されているだけに、リバウンドが非常に懸念される。
また政府は緊急事態から蔓延防止に切り替えるつもりのようだが、どちらでも飲食店などを圧迫することに変わりはなく、感染者数増減への影響はほとんどないだろう。
それよりも国民は、選手や外国訪問団には至れり尽くせりなのに、国民に向かってはあれこれ命令することに怒りを強めている。

2021.06.13

今年の年金支給額の通知が来たが、昨年より1000円程度引き下げ。
例の「マクロ経済スライド」で物価が下がったというのが理由だが、この物価下落のトリックがあきれる。昨年GoToトラベルで政府から補助金が出たことにより旅行代金が下がったというのである。消費者物価指数に補助金を算入するというのは政府による意図的なトリックとしか考えられない。
最近政府による数値の操作があちこちにみられる。ひとつは生活保護費の計算根拠に普通の物価指数ではなく、勝手な計算式を作って物価が下がったように見せかけるのである。
そして先日は医療のひっ迫を示すステージの計算方法も変えた。どう考えても緊急事態宣言を解除するためである。
こういうことをやる政府を信用する気にはとてもなれない。

2021.06.12

三菱総研が組織委に出したシミュレーション結果によると、7月から感染者が増加していくが、オリンピックを開催すると、いない場合よりも200人くらい感染者が増えるとのこと。
オリンピック推進勢力は中止論を抑え込むのに必死だが、事実はますますその無謀性を明らかにしつつある。
スガーリンと政府はG7で開催を訴えて一部の賛同を得たと言っているが、最終的な合意文書を見るまでは信用できない。貿易交渉でも文書を意図的に誤訳する前科があるからだ。
さて、スガーリンがワクチン接種を切り札のように見なしているが、感染者数は最近わずかにしか減らず、むしろ最近の外出者数の増加の結果が来週から再来週にかけてどれくらいのリバウンドを見せるのかを注目したい。
ワクチンによる個人的な免疫の獲得は最低でも1か月くらいかかるだろうし、集団免疫となると2か月あるいはもっとかかるだろうから、オリンピックにはまず間に合わないだろう。
最近この無理矢理オリンピックにのめりこむことについて、戦前のインパール作戦になぞらえる論が出ている。
インパール作戦は補給を無視してビルマからインド東部に侵攻する作戦で、作戦本部は反対論者を切り捨てて突入した結果、大量の死者を出して失敗したことが知られている。
今回も科学的裏付けなしの精神論を振り回し、さすがの尾身会長も批判したことさえ無視して突き進むのである。
もし大変な事態を招いたら、IOCを含め、推進派の責任は重大になる。

2021.06.11

神戸市でも64歳以下のワクチン接種が始まるので、そのための接種券の郵送が始まった。
まずは60代と基礎疾患のある人の接種を最優先と言っているが、気になるのは基礎疾患の有無をどうやって確認すのかは不明であること。
神戸市のHPでは予約の時に確認すると書いてあるだけで、詳細は分からない。まずはかかりつけ医での接種をやってもらってくれとの意向だが、カルテがあって確認可能な場合はともかく、それ以外の集団接種などでは希望者が基礎疾患ありと申告してもそれを裏付けるものがなければどうしようもない。
嘘をついてでも優先的にワクチンを注射してもらいたいという人がどれだけいるのかは不明だが、神戸市のような大都市はどうするのだろうか?
もちろん診断書の提出などを義務付けたら、それはそれで手間のかかる話だが、何らかの裏付けを取ることは必要ではないか。

2021.06.10

昨日の党首討論、スガーリンはわけのわからない態度に終始した。
ワクチン接種が1日100万回を超えたとの嘘(加藤が後で間違いと述べた)、聞かれてもいない1964年東京大会の思い出を延々と語る、感染拡大のリスクが残るのに、「そうまでして、五輪を開催しなければならない理由は?」と聞かれても「国民の命を守るのが私の責任」と筋違いの答えしかできない。
もはやスガーリンは国民にきちんと説明する意欲も能力もないことがこれで明らかになった。
このことを受けて、野党4党は内閣不信任案の協議を開始。
一方のスガーリンはG7という宴会のためにイギリスへ遊びに行く。

2021.06.09

今日も猛暑で、神戸の気象台の発表では最高30度を超えた。もちろん冷房はフル稼働。
遂に私もワクチン接種の1回目を受けた。副作用らしきものはなし。知り合いも言ってたが、パンフレットには2回目の方が副作用は出やすいとのことである。
2回目は6/30.の予定。

2021.06.08

昨日の予想よりわずかに下回ったが、気温は29.8度を記録。冷房を起動した。
京都府伊根町で未成年のワクチン接種を募集したら、集団によるものとの思われる妨害の電話、メール、FAXなどが殺到してコールセンターを閉鎖した。
モデルナからは未成年の接種をすべきでないとの見解は出ていないが、日本での接種実績があまりないために一部から不安視する向きもある。
しかしワクチン接種は任意だから妨害する意図がわからない。単なる嫌がらせかもしれないが、電話をパンクさせるほどの妨害だから、これはもう「威力業務妨害」に該当する。町当局も警察と協議中とのことだが、被害届を出して早く対処した方がいいだろう。
田村が尾身会長の発言を「自主的な研究」と発言して批判を浴びたことについて、「誤解を招いたのなら、言葉の使い方を改めたい」と言い訳をしている。しかし謝罪はしていないし、スガーリン同様分科会にオリンピックについての諮問をする気はない。
オリンピックありきの姿勢を変えない限り何も解決しない。

2021.06.07

最近赤十字の車をよく見かける。
スピーカーでワクチンの集団接種の宣伝を行っているのだが、なぜ赤十字が積極的にやっているのかはわからない。
今日は朝から気温が上がって室温は28度に達した。明日はもっと上がるとの予報で、もし30度に達するようならいよいよ今年初の冷房の出番となる。

2021.06.06

主治医について。
彼はワクチン接種に駆り出され、連日「ノエビアスタジアム神戸」で打ち手として活動しているという。ご苦労様である。
閑話休題。
先日の高速新線の話から派生するが、ヨーロッパの駅名(=町の名前)に一つの特徴がある。
例えばドイツの大都市でフランクフルトという名前は誰でも知っているが、正式にはFrankfurt am Mainという。am Mainというのは「マイン川(ライン川の支流)のそば」という意味である。
ではなぜ川の名前が出てくるかというと、実はドイツにはもう一つFrankfurtという町がポーランドとの国境にあって、それと区別するためである。こちらはFrankfurt an der Oder(オーデル川のそば)という。ヨーロッパでは同一の町の名前が存在する場合、川の名前で区別することが圧倒的に多い。
日本の場合は陸前高田と大和高田のように旧国名を使う。
ヨーロッパで川の名前が重視されるのは、飲料水の水源、水運ということが重視されるからだろう。

2021.06.05

今日は通院で、主治医に「5月初めから血糖値が高いまま安定していてインスリンの注射量が増えている」と話したら、巣篭りが続いて運動不足になっているのではないかとの意見だった。そうかもしれない。
尾身会長の一連の発言について、田村厚労相が「個人的発言」だと決めつけた。分科会に諮ることもせず、オリンピックへの危険な賭けに対して警告されたら、相手を貶めるという最悪の暴言を吐いたのである。
自民党は田村のような品性も良心のかけらもない人間を育てる組織にまで堕ちたと言えるだろう。
自民党にもはや未来はない。

2021.06.04

尾身会長の発言に対して自民幹部が「言いすぎだ」とクレームしている。
どうやらスガーリンをはじめ自民は科学者を単なる下請けで「文句を言うな」という立場に立っている。こんな調子だから組織委までが「安心安全の大会」との竹槍主義を繰り返し、具体的な対策を何ら打ち出さない。非常に危険な連中である。
そもそも当初の専門家会議を分科会にまで格下げし、尾身会長もあまり政府の機嫌を損ねないような物言いをして気遣っていたのだが、ここに至っては科学者としての良心を示すべきとの姿勢を表明したのである。
にもかかわらず、無理にでもオリンピックを開催するというのは許せない態度である。
科学を無視して大量の死者を出したトランプの二の舞は御免蒙る。

2021.06.03

尾身会長がオリンピック開催について「こういう状況の中でいったい何のためにやるのか目的が明らかになっていない」と述べたことが波紋を呼んでいる。NHKもこの発言を伝えた。また尾身会長は「本来はパンデミックでやることが普通ではない。それをやろうとしているわけで、やるのなら強い覚悟でやってもらう必要がある」とも述べている。
要するに国、東京都、組織委のいい加減な対応に警告を発しているのである。そして分科会として「なるべく早い時期に、われわれの考えを正式にしかるべきところに表明しようと思っている」とも表明している。
これに対してスガーリンは東京都と組織委の調整会議に専門家が出席しているから(実際はオブザーバーである)問題ないとして開催の可否を分科会に諮らないつもりである。これについて立民の蓮舫議員は尾身会長からの苦言を聞きたくないからだろうとその意図を見抜いている。
組織委の橋本聖子はもっと露骨で、中止すると関係先に迷惑がかかるとあけすけに語っている。要するに選手や国民が感染拡大に巻き込まれることは迷惑ではないとの立場である。
IOCを含め、オリンピック開催に固執する連中は、新自由主義的発想で「今だけ、金だけ、自分(たち)だけ」にはまったまま抜け出せないのである。

2021.06.02

政府から65歳未満で基礎疾患のある人に優先的にワクチン接種を行うとか、企業や学校での接種を行うことを考えているようだが、どうしても???が付いてしまう。
まず、基礎疾患があることをどうやって証明するのか。自己申告だけでは虚偽申告が出てくる可能性があるから、どうしても主治医などによる診断書などの提出が必要になる。そうすると診断書の作成だけで病院の事務処理は増大する。
例えば国内の糖尿病患者は300万人以上。その多くは高齢者だが65歳未満は概算でも100万人は下らないと思われる。
自治体でも書類のチェックに手間がかかるから大変である。そうでなくても今はワクチンの入荷量がはっきりしない状態で日程を考えている自治体が少なくなく、政府からあれこれ指示されても困るのである。
これに加えて企業・学校で接種券なしでやられたら自治体で確保すべきワクチン量が変わってますます混乱に拍車がかかる。
そして企業・学校での接種には打ち手の不足が表面化する。既に「場所は提供するが打ち手が不足する」とのの声が出ている。大企業でも常駐の産業医と看護師がいるところは極めて少ない。実際、私が勤めていたところでも年1回の定期検診では外部から人を雇わないと処理できなかった。月に1度くらいしか産業医が顔を出さないような中小企業での接種はほぼ不可能に近い。
私のような素人でもわかる問題点がこれだけあるのだから、オリンピックに固執せんがためにあれこれ無理難題を現場に押し付けるのはもう無理である。
尾身会長もついに「オリンピック開催は無理」と受け取れる発言をした。

2021.06.01

スガーリンが国会で「5輪よりも国民の命が大事」と言ったそうである。本心からそう思っているかは不明。
政府は緊急事態の延長とワクチン接種の拡大でステージ2まで持っていけると考えているようだが、実現できるかどうかはまだ誰にもわからない。
政府分科会の有志が5輪中止のメッセージを出す方向で動いているし、代々木のパブリックビューイングも取りやめることでほぼ決まりであることから、スガーリンの選択肢はますます狭まりつつある。
今後の動きを注視しよう。