悪餓鬼日記帖:なにぃ、文句あっか! |
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2022.04.30:
今日は内科受診の日。
いつも思うのだが、採血してから結果が出るまでに20〜30分かかり、それまで診察室の前で座って待つことになる。読書には中途半端な時間で、いつも悩ましい。なおヘモグロビンA1cだけは外注になるので結果は翌月に聞くことになる。最近は6.0台前半で安定している。
円安が止まらない。対ドル130円も超えてしまった。無能の黒田はそれでも利上げを拒否している。岸田もアベットラーの影におびえているようで、これまた無策。
このままでは本当に餓死者が出てもおかhしくないくらいの状況。値上げとインフレが同時進行している。最近のIMFの調査結果では一人当たりGDOの36の調査対象国のうち日本は最下位。既に完全にお手上げである。今の与党政権と改憲に地道を上げる維新などの補完勢力に任せられない。
2022.04.29:
今日も一日おきの雨。雨が止んだ3時ころからだろうか、低気圧の通過のせいと思われる気温の低下が見られた。
プーチンがまたもや核兵器による威嚇の発言をやった。しかも国連事務総長がキーウを訪問した直後にミサイルが撃ち込まれることまで。
これでプーチンはわずかな妥協さえも拒否して自らの要求を貫くつもりであることがはっきりした。今後経済制裁がじわじわと効いてくることを知ってか知らずか、やがてロシア国民に被害を与えることになるだろう。その時ロシア国民はどう対処するか、注目に値する。
知床の遊覧船が、滝の近くの120mの海底に沈んでいることが自衛隊の掃海艇のカメラで確認された。これからも行方不明者の捜索が続くが、生存者の存在はもはや絶望的である。
昨日書いた話の続編、こんどは船長の責任について書く。
1970年代、私が神戸の会社に就職して数年後だが、神戸港内で船の衝突事故があった。
港内のドックで修理を終えた貨物船が和田岬の関門に向かって航行中、船の前を小さな船が横切ったためにパイロット(水先案内人)が左旋回を指令し、船長と操舵手がそれに従ったところ、今度は別のドックで修理を終えブイに係留されていた別の貨物船のどてっ腹に突っ込んで船体に穴を開けてしまった。
ぶつけられた船は大きく傾き、大惨事になるところだったが、幸か不幸か港の水深が浅かったために船底が海底に着地して辛うじて転覆を免れた。
これはぶつけた側の船に乗船していたドックの関係者から聞いた話だが、パイロットは下船の際に船長に向かって「災難でしたな」と発言したという。
要するにパイロットの指示であっても責任はすべて船長にあるという国際ルールがこういう発言に至ったわけである。
この事故の後、神戸港内では何件か衝突事故があり、遂には神戸港湾局はパイロット協会に対して警告のイエローカードを出した。
2022.04.28:
昨日書いた船長の権限についてだが、飛行機の機長も同様の権限を有していることも書いた。
それに関して気づいたことがある。
以前呉市議が飛行機に乗るときにマスク着用を拒否し、さらには乗務員に大声で暴言を吐いたりして遂には機長から警告書が出されるとともに降機命令によって排除されることがあった。この件についてくだんの市議は損害賠償請求を裁判所に出したという。
残念ながら彼は99%間違いなく敗訴になるだろう。国際ルールに逆らっても得るものはない。
加えて彼は市議会から辞職勧告を出されており、政治生命はもはや実質的に終わっている。
市議の任期が終わったら、みじめな余生を送ることになるだろう。
2022.04.27:
知床の観光船の記者会見が開かれたが、社長は土下座したものの弁護士が用意した原稿を読んだだけ。海上保安庁や事故調査委員会の監査がまだ続いているから余計なことは言わないように指示されているのだろうが、歯切れは悪い。これまでのマスコミ報道から見て、社長も船長もにわか作りの素人に毛が生えた程度のレベルで経営していた印象を受ける。
ご存じの人も多いと思うが、航空業界と同様、船の運航や指揮に関する最終権限と責任はすべて船長が負うというのが世界的なルール。だからそれなりの経験と知識を要求されるのであるが、今回の事故ではGPSが外されていたままになっていたなど、疑問点が多い。
国連のグテーレス事務総長とプーチンが会談したが、マリウポリからの住民の避難について国連と赤十字が関与することに合意しただけ。後はまったく進展なし。明日は事務総長とゼレンスキーの話し合いが予定されている。
2022.04.26:
今日もまた雨。ここしばらくは晴れと雨が交互に来るらしい。
ロシア側がマリウポリの製鉄所攻撃を25日から中止すると言ったが、確認されたという報道はまだない。
それよりもラブロフが第3次大戦の可能性を口にし、核攻撃についてはロシアから先制することはないと発言した。
彼は単純なプーチンの腰巾着だから、国営放送を鵜呑みにしてしまう人は除いて、額面通りに受け取る人はいないだろう。
そもそも核攻撃の可能性を言い出したのはプーチンで、それに対してNATO側は反撃するともしないとも言っていない。実際は裏で何らかの準備をしていることは考えられるが、売り言葉に買い言葉のような子供じみた対応はしないと考えられる。核武装についてわめいているのは日本の極右だけである。
2022.04.25:
阪神高速神戸線の工事が終わって一般道の混雑は解消。
ワクチンの3回目接種がやっと5割を超えた。このままでGWに突入したらまた感染拡大につながる可能性は大。それにしても若者は何故それほどにワクチンを嫌がるのか。接種後の副作用を嫌っているという説があるが、本当のところはどうなのだろう?
今日は福知山線の重大事故から17年目。当時にはなかった言葉だが、儲けのためには労働者を過酷な労働に追い込む「ブラック企業」の体質が招いた事故だった。そういえば今回知床で起こった遊覧船の沈没(たぶん)事故も、儲けのために無理な運航をさせていたことがささやかれている。過労死・過労自殺がない日本社会に一日も早く変えなければならない。
復活祭で、プーチンが教会での演説で「平和」という言葉を使った。
彼の思考回路には自分だけの平和はあっても、他国民の命に平和をもたらす言葉は存在しないらしい。身勝手極まりない。
最後に、フランスの大統領選挙でマクロンの再選が決まった。
極右のルペンはやはり嫌われた。
私の個人的経験からフランス人にはトランプの「アメリカ第一」と同様の「フランスが世界一」的発想があることは承知していたが、極右を大統領候補にまで押し上げるところまで時代が変わったとは思わなかった。
利己主義がEU全体にまで蔓延することは避けられそうだが、プーチンの暴走だけでなく、国際的にも軍事のみで対抗する発想は避けたいもの。
2022.04.24:
今日日中の大半は雨。
近所の人から聞いたが、昨日「これからの王子公園を考える会2」というのが開かれ、市会議員も何人か呼ばれたとのこと。なぜ大学誘致なのかという質問に賛成派の自民や公明などは人口増や景気回復などを述べるだけで、大学でないといけないという積極的理由は示されなかったという。結局共産党だけが動物園の老朽化による改修などは必要だが公園を潰してまで大学を誘致する必要性はないと力説。だから拍手が多かったのは共産党の演説だけだったという。要するに神戸市の大学誘致ありきの計画は一旦白紙にして見直すべきという意見が多かったらしい。
ロシアの侵略戦争は東部を中心とした攻撃が増えている。そんな中でマリウポリの製鉄所の地下にある避難所にはウクライナ軍の他に多くの市民が閉じ込められたままである。いわば兵糧攻めの様相である。
ロシアの侵略開始から今日で2か月。マスコミ報道で触れられているのが5月9日の独ソ戦戦勝記念日になかにか動きがあるのではないかとの予想である。パレードくらいならともかく、私が一番恐れるのは核兵器の使用。
万が一そうなったら戦争の性格は一変するだろう。だから核兵器の使用だけは絶対反対する。
2022.04.23:
ウィルスの新規感染者がやっと減少方向に向かい始めているようだ。だがまだ油断はできない。
国連のグテーレス事務総長がロシアとウクライナを相次いで訪問する予定とのこと。和平についての何らかの進展があることを祈るのみ。
自民党が「敵基地攻撃能力」の名称を「反撃能力」に変更するとのこと。だが中身はまったく変えていないのだから先制攻撃をやることに変わりはない。看板に偽りありである。
また、与党が補正予算を提出するつもりである。だがこちらも実際は使用目的を決めない予備費とのこと。これも看板と中身が異なる。要するに予算をつかみ取りにする悪辣な手法である。数兆円単位の予備費を計上する方法はたぶんスガーリンからだと思うが、従来ならば数億円レベルだったはず。国会での審議にもかけずに巨額の予算を政権が自由気ままに使おうとするのは民主主義の破壊である。
この際だから、「自由民主党」の名前を「自由民主破壊党」に変えることを提案する。
2022.04.22:
プーチンがマリウポリの制圧を宣言したが、ウクライナもアメリカも認めていない。プーチンとしては戦争に勝利したということを示す目的なのだろうが、それを今口にすることの意図はまったく不明。国内向けという線も考えられなくもないが、プーチンの支持率は80%と言えど、言論統制をしても不正義の戦争だとして不支持の人がいることは重要だ。そこは戦前の日本と様相が違う。
猛烈な円安で物価上昇も加速している。
元凶はもちろん「アベノミクス」。大企業の利益を増やすとともに年金を株につぎ込んだり国際を買いまくるなどの意図的な株高をやったが、今になってアメリカの景気過熱と金利上昇で投資資金は日本から離れてしまっているのだが、それでもなお日銀は金利引き上げをやらないから、ますますひどいことになっているのである。
「円安は好ましくない」とかいう「口先介入」で止まるわけもなく、日本経済の根本的テコ入れしか解決法はない。
とりあえずは、遅すぎるとはいえ、金利の引き上げ、賃金の引き上げ、大企業や富裕層への課税強化、そして消費税の引き下げをやらないと冷え切った個人消費を増やすことに注力しないと円安は絶対に止まらない。
浜矩子教授が「アホノミクス」と評したことが正しかったことが証明されている。
2022.04.21:
今日は午後から本降りの雨。現在阪神高速神戸線の大規模による通行止めで43号線や2号線は渋滞しているが、ここに雨も加わってさらにひどくなっている。
ウクライナのマリウポリで人道回廊を通すことで合意されたとしているが、末端には伝わっていないのかまともに進んでいない。そうでなくてもロシア軍が住民を尋問してロシアに非協力的な人間は拘束してどこかに連れ去っているという。
何となく独ソ戦の時にソ連がポーランドの兵士を大量虐殺した「カチンの森」事件(映画化された)を彷彿とさせる。
今日はアベットラーを筆頭に少なくない極右議員が靖国神社を参拝した。
昨日の改憲の話では触れなかったが、平和主義の破壊イコール9条改憲を大きな目標にしている。そこにはいつでもどこでもアメリカが起こす戦争に加わることを合法化する意図がある。そのためにも「お国のために戦った」兵士を祀る施設が必要なのである。そうでなければ兵士が積極的に戦争に参加しないことを危惧しているのである。折しもロシアがブチャで虐殺を起こした兵士に英雄の称号を与える発想と全く同一。急ごしらえの若いロシア兵が戦争に消極的なのを鼓舞したいのと瓜二つである。
2022.04.20:
昨日の改憲の話の続き。
改憲論者の考え方は2012年に発表された自民党改憲案が基本になっている。
現行憲法にある主権在民、基本的人権の尊重、平和主義をことごとく否定し、国民が憲法によって政治を規制するのでなく、最初に国ありきで憲法によって国民を規制するという思想になっている。現憲法の原則は国連憲章、国際人権宣言にも通じるが、改憲勢力はそういった歴史の流れに逆行してでも推し進めたいのである。
国民の多くは現憲法を変える必要がないと考える人が過半数を超えており、それは若者でもあまり変わらない。特に9条についてはこれまでの改憲勢力が古くなった、時代に合わないなどとの思想攻撃をしているが、そう簡単にはいかないのである。
しかし改憲勢力は衆議院での改憲に必要な2/3を越えている今がチャンスと、憲法審査会に改憲とは関係のないことまで含めた「詰め放題」にして必死に策動しているのである。
これは必ず阻止しなければならない。その意味で、夏に行われる参議院議員選挙で改憲勢力を少数派に押し戻す必要があるのである。
2022.04.19:
自民党を含む改憲勢力はロシアによるウクライナ侵略を口実に何とか憲法9条をなきものにしようと必死である。
しかも「敵基地攻撃能力」とか、さらには敵の中枢への攻撃も視野に入れている。ここには日本だけでなくアメリカが起こす戦争も含めている。
だがこれは国連憲章に明白に違反する。国連憲章には憲法9条と同じく外交交渉を優先すべきであると33条で規定し、自衛権については憲章の57条で認めているものの、その条件は限定的であるべきとしている。だからこそ先の国連総会で多くの国がロシアに対して即時停戦と撤退を決議したのである。
だが改憲勢力の「敵基地攻撃能力」はまさにロシアと同じ論理に立っている。ロシアは開戦の理由に「ロシアに対する脅威の除去」としているが、実際にウクライナから攻撃を受けてはいないのに、自衛権の行使と正当化しているのは論外である。それは第2次大戦以前の19世紀レベルの覇権主義の論理であり、侵略戦争がやりたい放題だった時代への逆戻りである。
日本の改憲勢力も同様に、ポツダム宣言を受け入れて新憲法で戦争できなくなったことを「押しつけ憲法」と規定し、やはり19世紀レベルの戦争観に逆戻りさせようとしている。
このロシアの行為について日本共産党が「日曜討論」でロシアの行為は国連憲章違反だと発言したのに対し、駐日ロシア大使が「脅威」を理由の説明した。しかし共産党は即座に「脅威は侵攻を正当化できない」と発言したが、大使は「本国に伝える」としか言えなかった。
ということは国連憲章違反であることを間接的ながらも認めざるを得なかったのである。
2022.04.18:
JR西が路線別の収支を公表したが、国鉄時代は毎年「営業係数」(100を基準としてそれ以上は黒字、以下は赤字)を公表していた。それが民営化後は一般の会社と同じく有価証券報告書を会社全体のもので出してきた。
JR西はこれで路線廃止を決めないとしているが、実際はどこから先に廃止していくかの材料としていくことは疑いない。
民営化以前、新幹線ができる前は自民党が採算の取れない新線建設に必死で、「我田引鉄」と呼ばれるほどの誘致活動した。有名なのは丸森線(現:阿武隈急行)で、地元の要望を前面に押し出していた。だが民営化で第3セクターとして切り捨てられたのである。
少しだけウクライナの問題に触れるが、ロシア軍はマリウポリを封鎖し、出入りには通行証を出すとした。
それにしても不思議に思うのは、ロシアによる侵略戦争開始以降、東部を中心とした地域でロシア軍を歓迎する動きはまったくない。普段ならロシアの国営放送が住民の歓迎―セレモニーを伝えるはずだが、まったくない。要するにロシア軍は「正義の味方」になっていないのである。
2022.04.17:
個人的には平穏な日曜日。
だがウクライナでは戦闘が続き、ロシア軍はマリウポリで抵抗しているウクライナ軍に投降を呼びかけた。応じなければ(というかそれを見越して)殲滅作戦に出る模様である。
さすがのゼレンスキー大統領も見過ごせない事態だとしてて、マリウポリを完全占領すれば外交交渉を中止すると発言した。
もしそうなってしまえば中東戦争のような長期にわたる持久戦になるかもしれない。それとも短気なプーチンは核ミサイルの発射ボタンを押してしまうかもしれない。胃の痛い話である。
さて国内に目を向けると、国民民主の玉木代表がガソリン税の一部を減税する「トリガー条項」の凍結解除について、「トリガーを全くしないという話だったら、我々は(自公との3者)協議から離脱する」と述べた。
だったら最初から野党共闘に残っていればよかったのだが、予算の政府案にそのまま賛成票を投じているから立民や共産から元の鞘に収まる話を拒否されることは避けられない。
玉木にとって針の筵だけが行く手に敷かれている感じがする。もちろんそれは自ら掘った墓穴にすぎないのだが。
2022.04.16:
今朝は少々風が強かったが、気温は下がって過ごしやすい一日。桜の花は先日来の強風で飛び散ってなくなり、替わりにつつじの花が咲き始めた。
ウィルスの感染者は減るどころか少しづつ増えてきている。そんな中、尾身会長は遂に「感染と経済の両立」ということを言い出した。これによって彼は今までの科学者としての見解を完全に葬って政府の擁護者になり下がった。
ロシアの軍艦が黒海で沈没した。誰の仕業か不明だったが、米がウクライナのミサイル攻撃だと断定した。これを機にロシアは特に東部への攻撃を激化させ、もう少しでマウリポリを陥落させるとの見方が強い。
だがロシアの侵略を止めさせることと人道支援が急務であることに変わりはない。今の瞬間も多くの住民が殺害されているのである。ウクライナ周辺国に自衛隊を派遣している場合ではない。
2022.04.15:
昨夜のこと、突然バーンという轟音と共に青白い光が見えた。瞬停は起こらなかったから、送電網ではなく近所のビルなどへの落雷と思われる。落雷は一度だけで、その後強いにわか雨が降った。電気が専門である私だから震えるようなことはなかったが、前触れの落雷もなくいきなりだったから少々驚いた。
れいわの山本太郎が突然衆院議員の辞表を出し、次の参院選に比例代表として立候補することを表明した。
昨年の衆院選では当初東京8区から立候補しようとして顰蹙を買い、結局比例区で当選することになった。今回の立候補の意図は、現状では参議院に1議席も取れない可能性があるから、衆議院では次点の候補が議席を確保した上での作戦とみられる。
山本太郎はどこまでも売名行為に熱心な男だ。
さて、最近共産党の志位委員長が党内の会議で「万が一外国が攻めてきたら自衛隊も活用する」と発言したことについて、右翼マスコミや極右系議員が「これまでの自衛隊廃止の方針が変わった、憲法9条改正を認めろ」と一斉に批判を浴びせている。
だが自衛隊活用の話は以前から言っていた話で、9条に書いてある通り外交交渉を基本に据えながら万が一9条を無視して外国が攻めてきた場合の対処について改めて示したものだ。
考えるに自衛隊創設の当初からこうした憲法とのジレンマは存在していた。というのも自衛隊は米軍の補完を基本任務をしていることは知られていたことで、私自身も若い頃自衛隊の仕事を手伝わさせられた経験の実感でもある、。
だから自民以下与党政権は自衛隊の任務は「専守防衛」とか「非核3原則の堅持」を言葉だけでお茶を濁す必要があったのである。
ところがアベットラー政権になってにわかに本性をむき出しにして、戦争法の成立から敵地攻撃能力など9条の破壊を自ら口にした挙句、必死になって憲法審査会を通じて改憲へまっしぐらに突き進むことをあからさまにしたのである。
そこには外交交渉を最優先にすることもなく、ひたすら米軍と一緒に先制攻撃することを目指している。しかも維新が応援団としている事情もある。とにかく外交交渉と言えばアベットラーはプーチンに対して領土交渉(岸田も外務大臣だった)も失敗し、そのことを頬かむりする事態に、共産党がそれまでの方針を再確認して憲法改悪を批判したのである。
2022.04.14:
台風1号が小笠原を通過するようだ。今頃に1号とは例年よりも遅い気がする。ちなみに2号は発生後に西へ向かい、3号は未発生である。
熊本地震から今日で6年。私はその年の夏に被害の大きかった益城町に行ったが、多くの人が仮設住宅に住んでいた。今も少なくない人が残っているという。
そして今日、先月の地震で大きな損傷を受けた東北新幹線が減速運転ながらも全通した。最も時間がかかるのはコンクリートが破損した橋脚の復旧というか補強。どんな工法を取るのかわからないが、元の強度を確保するのは困難を極めるだろう。
話は変わって滋賀県でペットのトカゲが失踪した事件。
最近は普通の人が飼わない動物をペットにし、しかも管理がずさんなために行方不明になる話が目立つ。
トカゲに危険性はないので周囲の外出禁止とか立ち入り禁止にはしなくていいが、人騒がせであることは間違いない。
これは私の経験だが、昔アルジェリアの建設工事で帰国途中のパリのホテルで、同じ現場で働いていた人物がカメレオンを持ち帰ろうとしたが、ホテル内で行方不明になり大騒ぎになった。カメレオンは無害だし入国検疫でも引っかからないのだが、人騒がせなことであることは確か。
その後無事に見つかって関係者はほっとしたが、人騒がせな行動は慎むのがよい。
2022.04.13:
プーチンロシアはウクライナの土地をロシアの所有物にするまで戦争を止めるつもりはないようだ。
どうやらプーチンの頭の中は中世初頭に存在したキエフ大公国を描き、それをもってベラルーシ、ウクライナ、ロシアが一体となった国を望んでいるようだ。さらにはロシア革命でレーニンがソビエト連邦参加について各国の自由選択、現在は国連憲章にも盛り込まれている民族自決の権利を、プーチンが嫌っていることも明らかになっている。
これに関連するが、国連総会でロシア非難の決議を採択するとき、ケニアの国連大使は「アフリカの国の多くは旧宗主国によって民族も文化も無視して勝手に国境線を引かれた。だからといって我々は元に戻せと要求せず、我慢して現在の国境を受け入れる」と述べている。ロシアの勝手な領土の要求を間接的に批判しているのである。
プーチンは日本でいえば平安時代のような帝国を理想としている。だがキエフ公国はモンゴル族の侵略によって滅ぼされた。モンゴル族は侵略した土地を奪い、住民を皆殺しにし、奪った物資で兵士を養ったのである。
今ロシア軍がやっていることは、まさにその時代の繰り返しのように見える。とにかく住宅や学校、病院までも破壊し、住民を虐殺、あるいは拉致して自国へ連れ去ることまでやっている。だがウクライナ占領後の廃墟と化した街を再生することは不可能に近い。
そういう戦後処理についてプーチンはまったく無視しているようだ。
戦前の日本軍も中国を侵略して、住民を土地から追い出して日本から「満蒙開拓団」を呼んだが、さすがに町を破棄するようなことはやっていない。住民を奴隷のようにこき使ったのである。
これら一連のロシアの動きを、バイデンは「ジェノサイド」と評したが、そういう言葉で事態をくくることの是非はさておき、蛮行は一日も早く止めさせねばならない。そしてプーチンを戦争犯罪人として裁き、政治の世界から消し去らねばならない。
2022.04.12:
何か日本でもきな臭い匂いが強くなってきた。
自民党の会合では専守防衛を外せとか非核3原則を見直せなどの意見が続出。しかも9条改憲である。これだけ好き勝手なことを言うのは、ウクライナ侵略戦争への便乗と、野党共闘がギクシャクしているためである。
ここは立民がしゃんとしてないといけない。政党と労組は別の組織なのだから連合との関係を断ち切るくらいの覚悟でないと自公・維新連合には絶対に勝てない。
ところでフランスでは大統領選挙が行われたが、ほぼマクロンとルペンの決選投票になるだろう。それにしても私がドイツにいた40年前に比べてここまで極右が欧州を席巻するとは思わなかった。
新自由主義の影響からか、トランプのような「今だけ、金だけ、自分だけ」という利己主義。排他主義(「ポピュリズム」という言葉は上から目線のニュアンスがあるので使わない)の風潮が庶民にまで拡大するのは驚きである。
話は変わってウクライナ情勢だが、プーチンロシアはますます凶暴さを増している。特にシリア内戦に介入したときのロシア軍を率いて無差別攻撃を指揮した男がウクライナ戦争の司令官を勤めるようになったとの話は犠牲者が一層増える恐怖が頭をよぎる。
日本としてはこれからも経済制裁人道支援に注力すべきだろう。この際だから財界に遠慮なく石炭火力も廃止すべきだろう。
2022.04.11:
戦争やウィルス再拡大などの話が出ている中、ロッテの佐々木朗希投手がが28年ぶりの完全試合を達成した。一杯の清涼飲料である。
それはさておき、チェルノブイリでロシア兵が研究所にある核物質を盗んだとウクライナ当局が公表している。
転売のような個人的行為なのか上官からの指示なのかは不明だが、先日も塹壕を掘っていた兵士が病院に担ぎ込まれた話もあり、ロシア軍内部で核物質の危険性が教育されていないことをうかがわせる。兵士が病院に担ぎ込まれた話についても、軍幹部は「独ソ戦を戦った兵士が付近を通過しているが何もなかった」と原発がなかった時代の話を持ち出して無知をさらけ出したが、とにかく日本人には信じられない話である。
その昔、沢田研二主演の「太陽を盗んだ男」という映画があった。
主人公は東海村原発からプルトニウムを盗み、原爆を自作して政府を脅迫するというストーリーで、ラストは逃走したときに被爆の影響で出血が止まらなくなるというシーンが出てくる。
このあたりはほとんどの日本人なら理解できるが、ロシア軍には被爆の危険性すら想像できないようだ。
悲惨としか言いようがない。
2022.04.10:
今日も暑いくらい。しかも湿度が低いから照り付ける暑さである。当然紫外線も増えるらしい。
面白い話を聞いた。
ロシアには1989年に設立された「ロシア兵士の母の委員会連合」(通称:ロシア兵士の母の会)というのがあって、兵士とその家族の権利を守ることを目的にしている。
今回のウクライナ侵略戦争でも、兵士の情報が何も知らされておらず、安否情報の提供を当局に要求している。
軍幹部は将兵の犠牲が多く出ているこを認めたが、個々の兵士の安否を隠したままだとプーチン批判に火が付くだろう。母の会は独自に兵士のデーターベースを持っており、いつまでも放置されたらただでは済まないはず。
わが子に対する母性愛の強さを侮ってはいけない。
2022.04.09:
今日は公園での満開の桜を見ながら買い物に出かけた。
気温も急上昇で暑いくらい。炊事の時の水温も上がってガス量を絞ったくらいである。
ロシア軍の残虐行為は止まらない。
国際的な包囲網で自暴自棄になっている感じがする。多くの将兵の命が失われていることを認めた。経済制裁は即効性はないが、じわじわ効いてくる。日本も渋々ロシア石炭の輸入禁止に向かいだした。
それにしてもロシア軍の犯罪行為が止まらない。乗客が多く待つ駅をミサイル攻撃し、52人の市民が死亡したと報じられている。また虐殺についても、証拠隠滅のために殺害したウクライナ人を焼くこともやっている。日本軍が敗戦前に中国人をはじめとする人体実験用の「マルタ」を殺害・焼却して埋めた行為と似ている。
さらにロシア国会議員が「北海道はロシアのもの」とかわけのわからないことを言っている。
これも戦前の日本が「満州事変」を起こし、世界から批判されてやけくそで国際連盟から脱退し、やがて真珠湾攻撃に突っ込んでいった歴史と類似点が多い。
だが世界大戦に進んでいった悲惨な歴史を繰り返してはならない。
2022.04.07:
ウクライナがブチャにおける住民虐殺を行ったとされる部隊名や兵士1600人の名前を公開した。
個人の責任を問うには少々やりすぎの感もあるが、大統領としては無辜の国民が殺されて黙っていることはできず、かつ兵士に虐殺を命じたのは誰かをあぶりだしたいのだろう。
日本時間の今日遅く、国連ではロシアから人権委員会の理事の座を奪うことが総会に諮られ、賛成多数で可決される見込みである。これを前にして、ロシアがいくつかの国に対して賛成あるいは棄権をしたら非友好国にするとの脅しの書簡を送ったと報じられている。
先の非難決議は140か国が賛成したが、ロシアは必至で減らしたいという意図をあからさまに表明した。もはや最後の悪あがきにしか見えない。
個人情報で思い出したが、数々の評論や書籍で有名な精神科医の香山リカ氏が生まれ故郷の北海道で診療所の医師として働くことになったと新聞が報じている。
香山リカというのはリカちゃん人形の「本名」を使ったペンネームだが、新聞では本名と年齢が書かれている。多分本人も本名が明かされることを承知したものと思われる。
2022.04.06:
気温が上昇気味で、今週から来週にかけて青天続きとのこと。
ロシアのウクライナ侵略の話ばかりだが、今日は市民虐殺の話。
虐殺の証拠が次々に明らかになる中、ロシア側は虐殺の報道は嘘だと必死にわめいている。中でも「死体が動いている」のほか「死後硬直がない」とか言っている。
刑事ドラマが好きな日本人だったらすぐに理解できると思うが、画像だけで死亡推定時刻を判断できるわけがない。日本の警察の場合、不審死については検視官あるいは監察医が死亡原因を判定し、死亡時刻を判断する。
ちなみに私の父が自宅で亡くなったときははかかりつけ医がいなかったために警察が出てきて、普通の「死亡診断書」ではなくて監察医による「死体検案書」をもらった。
それにしてもプーチンをはじめとするロシア政府関係者は平然と嘘をつく。その点は嘘つきアベットラーも顔負け。フランスのオランド元大統領もプーチンの嘘体質に言及している。
これは私の勝手な想像だが、ロシア政府には嘘の指南役がいるとか、伝統的に先輩の嘘を後継者が見習っているとかを感じる。とにかく顔色一つ変えずに喋るから騙されやすい。
次にウクライナの避難民20名が到着した。
マスコミは20名の選定理由に興味津々だが、そんな個人的事情はどうでもいいこと。
私が問題にしたいのは、入管の収容施設で死亡したウィシュマさんのように政府が難民などの受け入れをいやがっていること。国内外から批判されている受け入れをこの際増やすことが重要ではないか。
2022.04.05:
今日は清明節。
現役時代は中韓の企業との取引があったから、旧暦由来の休日は常に頭の中にあったが、今は「ああ、そうだったか」程度の意識でしかない。
ウクライナでのロシア軍による住民虐殺事件、ロシアは知らぬ存ぜぬで押し通そうとしているが、衛星写真で遺体が置かれたのがロシア軍が街を占拠していた期間であることが暴露された。これからロシアはどうするのだろう。
虐殺事件を受けた動きが出ている。
アメリカやEUは追加の経済制裁を出そうとしているし、国連でも米提案でロシアを人権理事会から外す動きがある。この案は総会での2/3の賛成で成立するから、まず採択されるだろう。これでプーチンロシアの孤立はますます強まる。
もし中国もこのままロシア擁護を続けるなら、戦前の日独伊3国同盟のように世界から孤立してくだろう。
それが第3次世界大戦にエスカレートするかどうかは素人の私が口にすることは差し控える。
2022.04.04:
ロシアによる戦争で恐ろしい話が飛んでいる。
政府の発表で410人のキーウ(キエフ)近郊の住民が殺害されたという。他にも人権擁護団体が掘られた穴に多数の住民が埋められているという情報を伝えている。国連の事務総長は独自調査を行うと述べた。
このニュースを聞いて、旧日本軍が行った南京大虐殺あるいはベトナム戦争での米軍によるソンミ村虐殺事件を想起させた。
戦争はいつもこのような軍による狂気を生む。今回の場合、プーチンは戦争犯罪者として責任を問われることは必至。「軍が勝手にやったこと」と言い訳をするかもしれないが、戦争の最高責任者であることは紛れもなく、逃げ得は絶対に許されない。
マスコミは色々戦況を伝えるだけで、どのようにプーチンが始めた戦争を止めさせるか、冷静な分析を求めたい。
2022.04.03:
ウィルス感染者はあまり減らず、閣僚にまで感染者が及んでいる。
感染者が一向に減らない原因は政府の対策が後手に回っているからである。
特に厚労省のサボりは犯罪的ですらある。検査不足、ワクチン接種遅れ、保健所を筆頭に人員不足、そして病院支援が不充分などが目立つ。
さて、ウクライナ情勢だが、ロシア軍は北部から順次撤退して東部への攻撃を強めている。そのためにマウリポリで押し止めされている10数万の市民の内、脱出できたのは3〜4千人程度。脱出支援の赤十字も行く手を阻まれ、なおかつ赤十字の倉庫も爆撃されている。
ロシア軍は国際法もきちんと守っていない。戦前の日本軍と同じである。またマスコミ弾圧もまた同様。
TVでも今回の戦争がロシア側から国際法違反の侵略であることをはっきり言わない。何に遠慮しているのかさっぱり理解できない。
2022.04.02:
今日は定例の内科を受診。睡眠導入剤は1か月分をもらった。依存性のリスクはあるが、止むを得まい。
病院からの帰り道、公園では満開の桜の下でシートを広げて座っている家族を見かけた。うすら寒い一日だったが季節は着実に進んでいる。
EUと中国の首脳会談がオンラインで行われた。相変わらず中国はロシア擁護の屁理屈を並べ立てるが、EUからは「制裁を支持しないなら、少なくとも邪魔しないようにすべきだ」と発言している。座布団1枚!
アベットラーはもちろん、岸田もこのような言い回しはできない。
2022.04.01:
今日から成人の年齢が18歳からとなるので高校生などが詐欺商法の被害に遭わないよう注意喚起を行っている。
思い起こせばわが息子が高校生の時、読売新聞の販売員が来て私のいない間に息子に購読申し込み書にサインをさせるという違法行為を行った。私が帰宅後にその事実を息子から聞き、販売店に抗議と契約無効を伝え、玄関ドアに契約不成立の張り紙をした。
これから悪徳商法の被害者が出ないことを祈るのみ。
ウクライナでは、チェルノブイリ原発にいたロシア軍が撤退したとのこと。だがロシア兵士は立ち入り禁止区域、被爆で枯れた樹木がある「赤い森」で塹壕を掘ったり装甲車で走り回って汚染された土をかき回していたとのこと。ロシア兵が病院に運ばれた話もある。
ロシアでは現地の司令官のみならず一般兵士ではなおさら被爆の危険性を知らされていないと考えられ、第5福竜丸や福島事故どころではない悲惨な結果が今後出てくることを憂慮する。
それにしてもTVには物知り顔の解説者、わけても軍事評論家みたいなのが戦況の解説をやるが、肝心の人道支援、日本での反戦活動などはほとんど取り上げられない。
マスコミの劣化目立つこの頃である。