悪餓鬼日記帖:なにぃ、文句あっか!

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2020.08.31

とうとう8月末である。今月の後半は熱中症でボロボロになって、何が言いたいのかわからない日記になった。
同時に猛暑がいつまで続くのか不安になってくる。
この暑さでは午前中1時間弱買い物に出かける以外は、ずっと家にこもり切りで、運動不足。筋肉が激減することを恐れる日が続く。

2020.08.30

日差しが次第に南に傾いてきているが、猛暑が解消する気配はまったく感じられない。
そんな中でもアブラゼミの鳴き声が聞こえなくなってきた。例年はお盆の後涼しい風が吹き始める頃には静かになるものだが、今年は先週あたりから静かになってきた。どうやら気温に関係ないようで、今年の分の羽化が終了したのか、そのあたりは素人にはまったくわからない。
アベットラーの後継が誰になるのかマスコミはやかましいが、私にはまったく興味はない。少なくともこれまでのような国民をないがしろにした嘘や私物化にまみれた人物だけはごめんこうむりたい。同時に早く国会を開いてウィルス対策などの溜まっている懸案事項を決めてもらいたいと思う。

2020.08.29

今日はいつもの通院日。熱中症で入院した病院から報告書が来ていて、主治医から「大変でしたね」と言われた。
今日の血液検査の結果は従来通りで問題なし。
ところで入院した直後の血液検査で白血球の上昇がみられたが、これは水分の減少に伴う白血球濃度の上昇とのことだった。
ということで今日からは100%通常の生活に戻った。もっとも夕食は暖かいご飯を避けて冷えた麺類が主流である。

2020.08.28

アベットラーが辞任した。
やはり潰瘍性大腸炎の再発が引き金になったようだ。私の現役時代にもこの病気で苦しんでいた同僚がいた。治療費は難病に対する公費負担があったが、苦しさは金では補えないと言っていた。辞任によって症状が改善することを祈る。
次の首相は誰になるのか現時点では予想できないが、少なくとも嘘、憲法蹂躙、私物化にまみれた人間だけはごめんこうむりたい。もっとも後継と目されていた人物はことごとく排除され、ろくな人間が残っていない。その責任はもっぱらアベットラーにあるわけだが、これまでの悪政の清算にはいずれ総選挙が必要になるだろう。

2020.08.27

ウィルスの新規感染者数がなかなか減らない。
よく考えたら当然の話で、PCR検査から漏れてしまう陽性者がそこそこいるということに他ならない。検査対象を濃厚接触者に限定している現状では極めて当然のことである。
高齢者の感染を防げということが行政側から叫ばれるが、高齢者以外の感染者、しかも自覚のない人間がいれば、本人も知らないうちに他人に感染させてしまうことは容易に想像できる。それを自粛だけで防げると思ったら大間違いである。
やはり「世田谷モデル」のように網羅的な検査を行って、可能な限り取りこぼしを防ぐしかないだろう。
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アメリカで再び警官による黒人への発砲が起こり、抗議活動が活発化している。テニスの大坂選手も抗議を込めて大会の準決勝をボイコットした。
これに対してトランプは暴動を批判するが、肝心の黒人差別については一言も言わない。実質的な差別容認である。

2020.08.26

お盆を過ぎても猛暑は続いている。我が家でのエアコン設置は遅すぎたかと思ったが、そうでもなさそうだ。
今週も連日の猛暑で、このままでは来月に入っても収まらない可能性が出てきた。当然エアコンはフル稼働で、電気代は8月分だけでも1万円を超え、来月は2万年に達するかもしれない。仕方がないことだが、これほどまでとは思わなかった。とにかく熱風を台風が呼び込んでいるのだから。
今、環境問題で心配されているのが、CO2が海水に吸収されて海水温が上昇していること。当然台風の規模も勢力も大きくなる。
ウィルスも大変だが、台風も懸念される。

2020.08.25

連日の新規ウィルス感染者数の報道だが、台風情報よろしく自然現象のように語られているのには閉口する。
専門家でさえ「ピークを過ぎたのではないか」などと発言しているのは完全な他人事である。
もちろん有効なワクチンなどがない現状では、世田谷区のような感染者を抽出して隔離するというかたちで感染拡大を防ごうとはしているが、国とか自治体レベルでは「自粛」をさけぶだけで何もしていない。
せめてPCR検査の拡大とか医療機関への金銭的支援をやるべきだが、あまりにも後ろ向きすぎる。
国際的な比較調査をみてわかったことだが、多くの国では政府のウィルス対策を評価しているのだが、日本だけは政府がまったく信頼を失っている。
それだけ国民の声が無視されていることの証拠だが、マスコミはまずもって批判しない。逆にアベットラー政権が在任最長記録を更新したと伝えるだけで、この間の政治を私物化、破壊してきたことには目をつむったままである。

2020.08.24

最近ウィルスのPCR検査で「世田谷モデル」というのが注目されている。
東京都世田谷区が採用した方式で、感染者が多い地域とか職場の中の全員にPCR検査を行い、陽性者を一網打尽にしようというのである。
この場合、全員の検体をすべて分析にかけるのではなくて、「プール方式」という外国でもやられている方法を使う。
具体的に検査対象100人で陽性率5%(=5人)と仮定したときの手順を以下に書く。
1.全員の検体を採取し、4人分を混ぜた検体を作って分析にかける。つまりサンプルを25個作るのである。
2.陽性者がサンプルの中に均等に分布しているとすれば、25個のうち5個は陽性、残り20個は陰性となる。
3.陰性の25サンプル×4人=80人は全員陰性として解放する。
4.陽性と判定された5個×4人=20人については再度検体を採取し、今度は全員個々について分析にかける。
この方式だと検査にかけるサンプル数は1次の25、2次の20の合計45個で済む。100人全員の検体をすべて個別に分析するよりも半分以下となるのである。
政府は何もしないから、自治体レベルで工夫して検査をするのである。世田谷区では検査費用をすべて負担するという。
費用をケチった「濃厚接触者」だけに限定して検査し、取りこぼしをするよりも「世田谷モデル」の方がずっと合理的である。
政府は「世田谷モデル」を全国に拡大して費用も全額負担すべきである。

2020.08.22

昨夜はエアコンで猛暑から解放されたためか、8時間爆睡。
入院した直後の血液検査結果を見せてもらったのだが、明らかにNa+とCl-の低下、すなわち塩分の不足が顕著にみられた。ただ、白血球の増加がみられたが、どうやら血管拡張の影響と思えるのだが、ネットで調べてもその関連はわからなかった。
本日より食欲が出てきたので普通の食事に戻った。
暖かいご飯と味噌汁がこの季節に食べられるとは思わなかった。

2020.08.21

しばらく日記を更新していなかったのには理由がある。
あまりの暑さでへばっていたこともあったのだが、決定的なのは17日早朝に熱中症で倒れて入院していたからである。
17日未明(未明ということがそもそも異常)、朝食の準備を始めたら前日の寝不足もあって頭が猛烈にふらつき始め、ついには失神して倒れたのである。
私が倒れた時に息子が「ドタッ」という大きな音がしたので様子を見たところ、呼吸はあったものの痙攣して横向きになっているのが発見され、急遽119番通報して病院に救急搬送された。
倒れてから病院のストレッチャーで運ばれる途中に意識は一定程度回復したが、自分がどこにいるか認識できたのは病室に運ばれてからである。その間、血液検査と脳のCT検査をして熱中症と診断された。
その後、運ばれたのはウィルス陽性者の隔離病棟。熱中症とウィルス感染の見分けが難しいための措置で、PCR検査をして陰性と判明した後は一般病棟に移された。
熱中症になった原因は、明らかに賃貸だからエアコンの設置を逡巡していたこと。しかし今年は昨年をはるかに上回る暑さで、扇風機はもはや役に立たなくなっていた。
私が入院中、息子がエアコンを買い、今日私の退院と同時にエアコンが設置され、今夜から熟睡できる。
今回の事態ではっきりしたことは、エアコンの設置を渋ったために、売り手市場の価格で買わざるを得なくなったこと、余計な入院医療費を払わざるを得なくなったという、「高い授業料」を払うことになったことに尽きる。
ともあれ今夜からは安眠できる。

2020.08.15

戦没者追悼式で、天皇は前の天皇(現上皇)の流れを受け継いで「反省」という言葉を使った。
これに対してアベットラーは反省どころかこれまで使っていた「歴史と向き合う」も言葉も消え、代わりに「積極的平和主義」を入れたのである。
「積極的」という言葉の実態は、危険な南スーダンへの自衛隊派遣、アメリカから兵器を爆買いし、敵地攻撃能力を高めてアメリカと一緒に戦争することであり、核兵器禁止条約に対しては徹底して後ろを向くことに他ならない。
こういう姿勢だから、「反省」などという言葉は邪魔なのだろう。

2020.08.13

中国による香港の弾圧政策について少し書く。
中国は国連が採択した「世界人権宣言」に署名している。ところが中国政府はこれについて独自の見解を主張している。
人権宣言はもともと「すべての人民とすべての国が達成すべき」ものとなっているのだが、これを「中国の国情に合った」ものと勝手に解釈しているのである。
中国の人権に関する論文をいくつか調べたところ、人権には2種類あり、ブルジョア的人権とプロレタリア的人権があって、社会主義では後者を重視すべきという。
両者の違いについてはもうひとつ理解しづらかったが、実際に中国が行っている行為で見れば、前者は他国から持ち込まれる思想・信条の自由や集会・結社の自由など、中国人民に有害な思想であって、これは政府が主導して排除し、中国人民を守らなければならないということなのである。
こういうことだから、香港での弾圧に対して世界から人権抑圧として批判されていることについて、中国が「内政干渉だ」と反発する背景にはこうした「中国の国情に合った」人権という独自の概念が存在するからである。もちろん「世界人権宣言」は国情による違いを認めていない。
ちなみに、日本国憲法13条は人権宣言に含まれた基本的人権の尊重を規定している。
自民党の改憲草案にある人権の一部制限に賛成する人を除いて、すべての日本国民は人権の尊重を当然のことと考えているはずである。

2020.08.12

いや、猛烈に暑い。
どうやらこの暑さは来週も続くようである。おかげで7月豪雨で高くなっていた野菜の価格が落ち着いたと思ったらまた猛暑で高騰。天候に左右される農産物は農家にとって大変。だけどそうやって苦労してできた野菜には愛着があるという。親父は農家に生まれたから野菜のことはよく知っていた。だから亡くなる直前まで土地を借りてせっせと野菜を育てていた。
特にほうれん草は柔らかくておいしかった。八百屋に並ぶほうれん草は農薬をやりすぎるために芯が硬いのである。
さて、そろそろ盆休みが本格的に始まって、この週末はスーパーの多くが休みになる。

2020.08.11

中国は遂に「香港国家安全維持法」容疑で香港の民主活動家らを逮捕・拘束した。容疑の詳細は明らかにしていない。
もはや中国指導部は冷静さを失い、国内外で無謀な行為を続けている。
そもそも「香港国家安全維持法」は明らかな国民弾圧法だし、イギリスからの返還時に約束した一国二制度を破っている。
中国のやり方にはあるゆる方面から批判が出ているが、日本政府は「懸念」というだけで抗議はしていない。習近平訪日に配慮しているのだろうが、遠慮している場合ではない。
中国の傍若無人はあるゆるところで止まらない。
南シナ海での島の占拠、尖閣諸島での日本への圧力、果ては太平洋でのサンマ乱獲、先日はガラパゴス諸島近辺でのフカヒレ用サメの乱獲と、国際的な納得と合意を得ずに自国の利益追及を追い求めている。
国際関係ではもうひとつ重要な問題がある。それは「一帯一路」計画の関係で途上国へのインフラ投資を通じた巨大な債務を押し付けていることである。
普通、途上国への貸し付ける場合の金利は、1%未満というのが慣例だが、中国は一般企業向けと同様の5〜6%だとされる。しかも中国はどの国にどれくらい貸してているのかを公表していない。しかも中国は相手国の財務状態を無視して巨額の貸付を行っており、気が付いたら返せない金額に膨れ上がることに気づいてプロジェクトを中止することも起こっている。
先進国での新自由主義と同じく「今だけ、金だけ、自分だけ」を中国も行っている。最悪債務国は中国の植民地になりかねない。

2020.08.10

京都の送り火の一つである(右)大文字が何者かに点灯された。薪とかの燃料ではなく、LEDらしい。
本来はお盆最終日の16日、帰ってきた精霊をあの世に送り返す一種の宗教行事で、地元の保存会が管理してきたもの。それが今年はウィルス禍で5点だけの店頭と決まっていたものである。
誰が何のために勝手な点灯をしたのか今のところ不明だが、いたずらにしては度が過ぎる。
大文字がある如意ケ嶽は私有地だが、入山規制はなく、登山をする人もいる。私も小学生の頃に上ったような気がするが記憶はあいまい。
いずれにせよ、度を越えたいたずらは許しがたい。保存会としては警察とも相談して対応策を探るようだが、犯罪として問えるかどうかはあいまい。だが宗教行事のひとつとして永年続けてきたものを、冗談半分でかき回す行為は褒められたものではない。

2020.08.09

75年目の長崎原爆忌で、田上市長は昨年と同じく核兵器禁止条約加盟を訴えていた。
一方でアベットラーは広島でのあいさつと「以下同文」だった。調べたところ、昨年もやはり「以下同文」だった。「核保有国と非保有国の橋渡し」というのは明らかな欺瞞で、もちろん条約反対なのである。
最近のアベットラーは精神的に問題を起こしているのか、会見での原稿の棒読みだけでなく、質問も事前に通告がないとまったく答えられない。しかもその原稿ですら読み違いをする始末。典型は天皇(現上皇)の退位へのあいさつで「願って已みません」を「願っていません」と読んだこと。
彼は既に難病の潰瘍性大腸炎を患って1次政権を投げ出しているから、それも合わせてストレスが相当溜まっているはずである。
もちろんそれは彼自身が招いた国民との軋轢から生じているのであるが。
ところで、今朝のNHKでは長崎市議会議長のルポをやっていた。彼も被爆者だがそのことをあまり他人に語っていない。その彼が親戚のやはり被爆者を訪ね、被爆したために脱脂綿で覆っている右目について公開することを望んだ。するとその親戚の男性は脱脂綿を取ったが、それはむごいもので、議長も思わず顔をしかめた。
自身が被爆者であることを語りたがらない、人によっては申請もせずに被爆者手帳を持っていない例もある。被爆者に対する差別を恐れるためである。今も差別が存在していることは悲しむべきことである。

2020.08.08

臨時国会の開催要求はますます高まっている。だが政府与党は頑として受け付けない。
憲法53条では議員の1/4から要求があれば開く義務があるが、憲法に書かれていない理由をあれこれ並べ立てて拒否している。予備費を10兆円積んであるから国会で審議の必要がないと踏んでいるし、審議すべき法案がないとかの屁理屈も持ち出している。
だが国会は法律の審議をするだけではない、内閣が執行している内容の審査も行う義務もある。
国民の反感がますます強くなることを承知でたてをつくのはいいが、後で強烈なしっぺ返しを食うことを恐れないのは、よっぽどの自信家か無知のどちらかである。
さて、PCR検査で通称「世田谷方式」というのが注目されている。
濃厚接触者であるかどうかに関わりなく、集団で一斉に検査を行うものである。
例えば被験者が100人、陽性率5%(=5人)と仮定した場合、4人分の検体を同じ試験管に入れてPCR検査を行うのである。これでまず25グループの1次検査を行う。
もし陽性者が均等に存在していれば25グループの内の5グループが陽性になり、残り20グループは陰性となる。この結果から陰性の4人×20グループ=80人は陰性として検査終了する。一方の陽性者を含む5グループについては20人全員それぞれについてPCR検査を行い、陽性者5人を抽出するのである。
ということは、100人全員を個別に検査する、即ち100件の検体をチェックする方法に比べ、グループ化することで、1次の25件+2次の20件=45件の検査数に減らすことができるのである。この方式は既に韓国などで実施されている。
この方式によって大規模な検査が実施できる。また、ニューヨークでやっているような「いつでも、誰でも、何度でも、無料で」PCR検査を実施することで感染者を選別し。感染拡大の防止に役立てている。
こうした工夫で感染拡大を防ぐことができるはずだが、政府はまったく動く気がない。まったく信じられない事態である。

2020.08.07

立秋ということで、暦の上では秋。もちろん暑い夏がまだまだ続く。もっとも今日は台風から変わった温帯低気圧の影響で、日本海沿岸から道北にかけては雨が降った。神戸でも風が吹いて、昨日よりもわずかに気温が下がった。
昨日の原爆追悼式の後の記者会見で、アベットラーに対して朝日新聞の記者が追加質問しようとしたら、官邸の職員が記者の腕をつかんで制止したと、朝日新聞が抗議した。事実ならゆゆしき事態である。
そうでなくてもアベットラーは国会にも顔を出さず、記者会見を1.5か月にわたって開かないことが問題になっている。しかも官邸に出入りする際のぶら下がり質問も、実は報道各社から事前に質問内容を通告することが義務付けられているという。ここまで報道統制をやっているとは思わなかった。
アベットラーの無策ははなはだしく、ことごとく国民から批判を浴びてきたが、報道を通じてまでも言論を封殺して居直る姿勢は、もはや国民の声を聞く気はまったくないということを宣言しているに等しい。
これまで政敵をことごとく排除して「自分ファースト」を築いてきたが、残ったのは今井とか和泉のような世間知らずのブレーンとか、これまた官僚出身で国民を馬鹿にする西村や加藤のような人物を重宝するしかないのである。
だが国民は愚かではない。マスコミ各社の幹部と会食を重ねるアベットラーとは関係なく、ネットを通じた言論で直接声を上げる人達が大勢出てきたのである。
ネット上は玉石混合で必ずしも真面目なものばかりではないが、アベットラー流の個人補償をひっくり返したり、検察官法を引っ込めさせるような力を持っている。今も「国会を開け」という意見がネットであふれていて、あと一押しというところまで来ている。
アベットラーvs.国民の闘いはアベットラーが力尽きるまで続く。

2020.08.06

75年目の原爆忌、昨年と同じく広島市長は日本が核兵器禁止条約に加わるべきと訴えたのに反し、アベットラーはそのことにまったく触れず。
先日広島地裁で「黒い雨」に打たれた人たちを正式に被爆者と認めるべきとの判決があったが、被爆者救済の実務を担う県と市は被告である国に控訴しないよう求めているが、アベットラーは「相談してから」と回答を避けた。アベットラーは世界の恥である。
それにしても一昨日発生したベイルートの爆発事故、動画を見ると最初の爆発で白い煙が発生し、その後大爆発と共にきのこ雲が立ち上って茶色い煙(硝酸アンモニウムらしい)が出てきた。あのきのこ雲は原爆を想起させるものだった。
きのこ雲は別に原爆だけが原因で発生するものではないが、気持ちのいいものではない。多くの犠牲者が出た悲惨な事故だった。レバノン政府は爆発原因の究明と責任者の追及を始めた。
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「イソジン吉村」はあちこちから批判を浴びることで、「予防効果があるということは一切ない」と言い訳をした。謝罪はしていない。
ポピドンヨードの効果についてはWHOまでもがウィルス感染予防の効果はないと正式アナウンスをした。これで買い占め騒ぎは終息するだろう。息子が勤める店でも薬を扱っているが、今日は売れ行きが落ちたとのことである。

2020.08.05

大阪府の吉村知事が「ポビドンヨードで新型コロナに打ち勝てる!」などと発言したことが波紋を呼んでいる。
大阪はびきの医療センターによる調査では、大阪府の宿泊療養施設で軽症患者41人に対し、1日4回、ポビドンヨードによるうがい薬でうがいを実施し毎日、唾液によるPCR検査をおこなったところ、4日目にはポビドンヨードを含むうがい薬を使わなかったグループの陽性率は40%だったのに対して、ポビドンヨードを含むうがい薬を使ったグループは陽性率が9.5%に低下した、という。
これは事実としてはそうなのだろうが、ポビドンヨードの殺菌作用で口腔内のウイルスが減っただけとも考えられる。というよりもサンプル数が少なすぎて大騒ぎするような結果ではないのである。ところが吉村の「ポビドンヨードで新型コロナに打ち勝てる!」という会見での煽動的言葉を盲信した人たちが、うがい薬で有名な「イソジン」を中心に薬局へ買い占めに走るという事態になったのである。
この過激発言には多くのクレームがついている。ある医師は「消毒薬の成分だからウイルスは減る。だけど、うがいするまでにはウイルスは細胞内に入り込んでいるから、感染を予防したり重症化を阻止する効果は無い」と指摘している。
要するに「ポピドンヨード」は一般的な消毒液以上でも以下でもないのである。昔懐かしい傷に塗る「ヨードチンキ」は今、病院ではほとんど使ってない。それを吉村は突然画期的な発見のように語るから問題を起こすのである。だが彼には反省は感じられない。逆に「また吉村がおかしなこと言い出してるとネット上の大批判がありますが、構いません」と居直る。
中身はなくても突飛な発言で目立とうとする維新の会、巷では「維ソ新の会」と揶揄する発言もみられる。

2020.08.04

梅雨が明けて豪雨災害の被災地では復旧作業が続いている。
そこで鉄道被害がどうだったのか整理してみた。
芸備線(三次―下深川) ―路盤崩壊
福塩線(府中―三次) ―斜面崩壊
くま川鉄道 ―橋梁流出、全車両浸水
久大本線(日田―向之原) ―橋梁流出他
肥薩おれんじ鉄道(八代―水俣) ―土砂流入、道床流出他
肥薩線(八代―吉松) ―橋梁流出他、被害多数
これらのうち、久大本線は3年前の豪雨からの復旧が終わったばかりで、再度の被災はJR九州だけでなく沿線の観光にも大打撃となっている。
これから国の支援も受けながら、根本的な災害対策が求められる。
なお、最上川の氾濫関連では鉄道の大きな被害は発生していない。

2020.08.03

JNNの世論調査で以下の数字が出た。
 政府のコロナ対応を「評価しない」61%
 GoToトラベルを「評価しない」66%
 臨時国会を「早期に開くべき」80%
国民の意思は明確にアベットラー政権の施策にノーを突き付けている。
それでもなお現政権は態度を改めようとしない。GoToトラベルで観光に行けと言いながら、盆休みには高齢者のいる実家に帰省するなと完全にダブルスタンダード。
実際は、帰省したら親だけでなく親族が集まってお盆の法要とか宴会をやることもあるはず。一方で、観光地や宿泊施設で働いている高齢者は少なくないし、共同浴場では幼児から高齢者までが一緒に利用するのである。
政府やマスコミなどは一生懸命若者バッシングをやっているが、PCR検査の拡大を含む効果的、網羅的な対策をやらないと感染拡大は防げない。ニューヨーク市では街角で無料かつ何度でもPCR検査を受けることができるという。
政府の言うことを真に受けていたら、感染者は爆発的に増え、経済も破滅的になるだろう。国民は既に気づいていて、この週末に外出する人が減ったという。そのうちに飲食業や旅行、宿泊業をはじめに個人消費はさらに冷え込み、不況で倒産と失業者が増えていくことは間違いない。
その時、政府はどうするだろうか?「自己責任」で国民が納得するとは到底思えない。

2020.08.02

本格的な夏に入って、強い日差しになった。少し風があったので汗が流れて止まらないということはなかった。
大相撲は照ノ富士が5年ぶりの優勝を果たした。けがで序二段まで陥落し、その後復活したのは立派である。
大相撲はウィルス対策で心配されたが、名古屋までの移動を避けるために東京で行われ、観客数も減らして何とか感染者を出さずに済んだ。これも立派である。
惜しむらくは2横綱、1大関が休場してしまったこと。地方巡業もなかったのだから、体調を整えて出場する努力をしてほしいものだ。

2020.08.01

東海・関東も梅雨明け。報道で気づいたのだが、7月の台風発生はゼロ。太平洋高気圧の勢いが弱いせいか?
ウィルス感染は相変わらず多い。ついに愛知県も名古屋の繁華街の営業時間短縮を打ち出した。これに反して政府は知らん顔。自治体に責任を丸投げしてひとすらGoToに前のめり。
景気でも政府の嘘がバレた。景気後退は本当は2018年10月に始まっていたのである。それを「景気は回復基調」とごまかして2019年10月から消費税増税をしたのである。
ウィルス対策では、昨日の分科会でも専門家の感染のクラス分けを拒否。数字が明確化することで、経済優先をしたいのが数字によって縛られることを嫌ったとされている。
繰り返して言うが、こんな政府はもういらない!!